この商品いい感じ!そう思っても、ロゴやシンボルマークの位置やデザインが気になってなんだか使えない・・・なんてこと経験したことはないですか?
可愛いロゴマーク入りだったり、カッコよくて印象的なシンボルマーク入りのキャンプ用アイテムっておしゃれに見えますよね。
人気のブランドやアイテムの中には、幅広いおしゃれキャンパーから支持されている反面、なんとなく気になってしまって購入するには気が引けるなんて物も存在し、買うことを躊躇ってしまう人もいるようなんです。
そんな時には、同じ性能、同じデザイン、同じような製品があったらいいのにな〜と考えてしまう人も多いはず。
その一例として、今回取り上げるのは大人気ブランドのDOD。
DODの大人気商品に、取っ手が取り外せたり、蓋が皿として使えたりもする機能的なホーローグッズ「放浪シリーズ」があります。
このシリーズは放浪フタリパンや放浪ソロリマグなど、おしゃれで機能的なデザインで人気の商品なのですが、ドーンと入った可愛らしいあの娘(ウサギさん)が印象的。
使ってみたいんだけどウサギのマークがどうしても気になるんだよなぁとか、DODの放浪シリーズが欲しかったのに売り切れてしまった!なんて思っていた人もいるはず。
確かに、年齢を重ねるとかわいいウサギのマークがあるものを使っていると、自分の中でもちょっと違和感を感じてしまうこともありますよね。
特にそれがソロキャンプだったりすると・・・。
しかし、ウサギのマークが入っていないほうろうシリーズがあったらどうしますか?それなら是非使ってみようかななんて思っちゃうこともあるかも知れませんよね。
それが、Ovjectのほうろうシリーズなんです。
今回は、OvjectのほうろうシリーズとOEM製品のDODの放浪シリーズの魅力や違いについて詳しく紹介したいと思います。
OvjectのほうろうシリーズのOEM製品がDODの放浪シリーズ?
OEM商品って何?違法じゃないの?
出典:DOD
DODの放浪シリーズは、OvjectのほうろうシリーズのOEM製品として販売されています。
ではまず本題に入る前にOEM商品について、一度さらっとおさらいしておきましょう。
例えばコンビニやスーパーで、そのお店のロゴが入ったお菓子って見たことないですか?
食べてみたらというかもう見た目から、あの定番のスナック菓子やチョコレート菓子、クッキーだったなんてことありますよね。
「これってパクリじゃないの?」なんて考えて裏面の製造元を確認すると、その有名メーカーが作っていた・・・ってことを体験したことがある人もいるかもしれません。
このようなコンビニやスーパーの場合は独自のPBの場合もあるので一概に全てOEMだというわけでもないのですが、OEMとはOriginal Equipment Manufacturingの略であり、OEM商品とは、製造メーカーが他社ブランドの製品を生産し販売している商品ということになります。
アウトドアブランドの場合、ネームバリューのないメーカーが作った優れた製品を、ネームバリューのあるメーカーに売ってもらうというイメージが一番近いかもしれません。
なのでOEM商品であれば元の製品とOEM製品はデザイン違いの同じ製品ということが多いので、どっちを買っても両方本物なんです。
今回紹介する製品の場合、DODで出している放浪シリーズと同じ製品をOvjectが出している、ということになります。
Ovjectの関係会社には阪和ホーロー株式会社の名前があり、Ovjectはこの阪和ホーローの関連会社であるハースデザインズ株式会社のブランドです。
一方DODは自社拠点を持たないファブレスメーカーです。
放浪シリーズはOvjectのほうろうシリーズのOEM製品なので、どちらを購入してもほぼ同じ性能とデザインということになるので、キャンプに持ってい行く時には安心して使えるんです。
DODの放浪シリーズとは
出典:DOD
DODの放浪シリーズは2020年発売の放浪ソロリマグから始まって、放浪コロリマグ、放浪フタリパン、放浪フタリザラ、放浪ヒトリガマ・・・と続々登場した人気商品です。
これらに共通するのが、ホーロー製であるということ。
DODの放浪シリーズに採用されているのは軽量性と熱の伝導率に長けた鋼板です。
一般的な鋼板ホーローは鉄型にホーローの釉薬をそのままコーティングするのですが、阪和ホーローのホーローは鉄型の上に2重に釉薬をコーティングします。
この2重加工のメリットとしては、まずホーローの加工が剥がれても鉄が剥き出しにならず錆びにくいこと、商品の色が綺麗に出やすくなること。
そしてこの加工により一般的なホーロー製品に比べ約2倍の厚みになるので、ただ耐久性が上がるだけではなく熱への耐久性もアップします。
熱での歪みや破損に強くなり、高い温度に当てられるとヒビが入ってしまいがちなホーロー製なのに直火も使えるようになったんです。
Ovjectのほうろうシリーズとは
出典:楽天
阪和ホーローは、ホーロー加工の老舗メーカー。
前述した通りOvjectは阪和ホーローの関連会社のブランドで、そこでもホーロー製の調理器具や食器を出しています。
その中でラインナップされていた「ほうろうフックマグ」は取手の取り外しができ、スタッキングできる優れた製品です。
この点に注目したDODは阪和ホーローにコンタクトを取った、とインタビューにはあります。
現在Ovjectには、さまざまなホーロー製の調理器具や食器がラインナップされています。
ほうろうシリーズはDODの放浪シリーズとどう違うのか、次の項目で詳しく見てみましょう。
OvjectとDODに違いはある?
DODの放浪ソロリマグとOvjectのほうろうフックマグには、大きな違いはあまりないといって差し支えないはすです。
両者ともに丈夫な阪和ホーローのホーロー加工が施され、全く同じに見えます。
違いといえばカラーやロゴマークくらいです。
しかし他の製品はどうでしょうか?
DODとOvjectの両シリーズ内で、他にも何か違いがあるのか調べてみました。
①ロゴマークの有無
出典:DOD
カップと同じく、まず注目しておきたい最大の違いはDODの象徴であるカワイイあの娘。そう、うさぎのロゴマークの有無なんです。
ドーンと入った大きめロゴマークはおしゃれで可愛くて人気なんですが、男性1人にはちょっと・・・。
特に僕のようなおじさんキャンパーさんには、自分には似合わないよなと気が引ける人もいるかもしれませんよね。
そんなことで、うさぎのマークのロゴマークの有無で、どちらか選ぶのも全然ありだと思います。
②カラーリングの違い
出典:楽天
またマグの話になってしまうのですが、DODもOvjectともに落ち着いたカラーバリエーションで揃えられていますが、取手や蓋の色が違うという点にも注目してみましょう。
ほうろうフックマグは取っ手の色を選ぶことができるんです。
例えば、カップ自体をブラックにしたとしても、取手をホワイトやテラコッタ(ブラウン)・グレー・パープル等の別の色にすることができます。
これなら、ファミリーキャンプで使用する場合などは、カップと取っ手、蓋の色の違いで使い分けることができるのおすすめです。
自分のカップだと見分けやすくもなりますね。
DODの放浪コロリマグと放浪ソロリマグは、取手はブラックで統一されていて、他の色の取手はラインナップされていないので選択できません。
③ツヤの違い
出典:楽天
一般的なホーロー製品は、ツヤっとしたガラスっぽい加工が特徴ですよね。
阪和ホーローでもそういった製品が多いのですが、DODが注目したOvjectのほうろうフックマグだけはツヤを消したマットなイメージなんです。
出典:DOD
この陶器のような質感が気に入ったというDODは、当初はツヤっとした加工を予定していたフタリパンやヒトリガマもマット加工に変更しました。
ツヤツヤしたホーローっぽさが気に入ったのならOvject、マットな陶器のような質感が良ければDODと見た目の印象で選び分けるのもいいと思います。
④サイズの違い
出典:楽天
フタや取手のカラーリングの違いと同じく、製品によってサイズが異なる場合があります。
例えば、Ovjectのほうろうスキレットプレート。
DODの「放浪フタリパン」には25cmのサイズしかラインナップされていませんが、Ovjectには25cmの他に18cmの違うサイズも用意されています。
同じようなスキレットでも、サイズや使い勝手を考えてどちらを選ぶか決めても良いかもしれません。
⑤価格の違い
以前までは価格をざっと確認してみると、全体的にDODの方が高くなりがちだったんです。
それにはOEMを制作するコストやDOD製品として販売する時の利益などなど、大人の事情が色々絡んでいたはずなので仕方ありません。
しかし昨今の円安による原材料の高騰、さらには物価の上昇の波に乗り、Ovjectの製品も9月頃から値上げされています。
なので、今のところ価格差は逆転してしまっているようで、DODの方が安くなっている場合も多々あるようです(2022.9.22)
Ovjectのほうろうシリーズの特徴と注意点とは?
Ovjectのほうろうシリーズ、DODの放浪シリーズのみならず、ホーロー製品に共通して言えるのですが、ホーロー製品は総じて高い耐久性、耐熱性、耐酸性を持ち、臭いもつきにくい製品だと言われています。
またフッ素加工の施された調理器具には焦げ付きにくい傾向にあるのですが、ホーローにはそれがないのでしっかり油を敷いて焦げ付きを予防する必要があります。
こびりついた汚れや焦げを落とすため、タワシなどで擦ったりなどは絶対にNG。
重曹を入れたお湯で汚れを浮かせて落としてあげましょう。
Ovjectのほうろうシリーズを紹介!
Ovject ほうろうフックマグ 240ml・360ml
出典:楽天
Ovjectの取っ手が取れるホーロー製マグカップは便利な2サイズ展開。
オーブン使用や直接火にかけられるためさまざまな用途に使いやすい大きめサイズの360mlと、ちょっと一息入れたい時に便利な240mlがあります。
陶器のようなマットな質感が特徴で、割れにくく丈夫なところが特にアウトドアやキャンプに超おすすめ。
取っ手を外すとスタッキングして持ち歩くこともできるので、多人数のファミリーキャンプでも便利だと思います。
たくさんのカラーと取手の色変えで、マイカップを判別するのも楽にできちゃいます。
IH、電子レンジ、食洗機の使用は不可となっております。
Ovject ほうろうフックマグ スペック
- サイズ:240ml・直径9.4×H7.1×W13cm/360ml・9.4×H10.5×W13cm
- 素材:ほうろう鋼板、釉薬、ABS、シリコン、磁石
- 重量:240ml・190g/360ml・220g
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Ovject ほうろうスキレットプレート18cm
出典:楽天
スキレットといえば、キャンプ料理で定番となった直火で使えるフライパンです。
調理してそのまま食卓に置いたらおしゃれに見えますよね。
そのまま使えるってことなら、その分他の食器や取り皿を必要としないので、ずぼらな人にもおすすめです。
Ovjectの18cmのスキレットプレートはサイドメニューの調理としてや取り皿、ソロキャン用にも便利なお手頃なサイズ感。
メインで使う深皿は直径25×H3.8cm、お皿としても使用可能な蓋は直径22.1×H2.4cm、付属のハンドルは5.7×3.1×16.5cmとなっています。
汚れや錆にも強く衛生的で、調理や加熱後の料理の移動には付属のハンドルを使用しましょう。
このハンドルはマグネット内蔵のパーツの一部を取り外し、蓋に吸着させるとそのまま加熱状態の蓋を持ち上げることもできます。
Ovject ほうろうスキレットプレート18cm スペック
- サイズ・深皿:外径Φ250(内径Φ212)×H38mm
- サイズ・蓋:外径Φ221(内径Φ209)×H24mm
- サイズ・深皿+蓋セット時のサイズ:外径Φ250×H58mm
- サイズ・ハンドル:W57×H31×D165mm
- 重量・深皿:280g
- 重量・蓋:170g
- 材質・深皿本体・蓋:ほうろう用鋼板(全面ほうろうコーティング)
- 材質・ハンドル:ステンレス、シリコン、ネオジウム磁石
ソロキャンプには1つは欲しいですよね、小型のスキレットが。
僕のBASEのショップでも販売しています!
Ovject ほうろうスキレットプレート25cm
出典:楽天
メイン料理やワンプレート料理に適した25cmサイズはファミキャン、グルキャンにも適した大きめサイズ。
18cmと同じくこちらも皿としても使える蓋とフライパンにもなる深皿、ハンドルがセットで付属しています。
ハンドルの一部のパーツを取り外して蓋の持ち手として使うこともできます。
本体はツヤツヤで高級感のあるホーロー製で、作ったらそのままテーブルへ置いてもおしゃれです・・・というか、置いちゃいましょう。
荷物や洗い物を増やしたくないキャンプには、一石二鳥で重宝すること間違いなしですよね。
Ovject ほうろうスキレットプレート25cm スペック
- サイズ・深皿:約 Φ25(内径21.2)×H3.8cm
- サイズ・蓋:約 Φ22.1(内径20.9)×H2.4cm
- サイズ・深皿+蓋セット時のサイズ:約 Φ25×H5.8cm
- サイズ・ハンドル:約 W5.7×H3.1×D16.5cm
- 重量・深皿:520g
- 重量・蓋:400g
- 材質・深皿本体・蓋:ほうろう用鋼板(全面ほうろうコーティング)
- 材質・ハンドル:ステンレス、シリコン、ネオジウム磁石
Ovject セルフポット650ml
出典:楽天
Objectのセルフポットは、金属にガラス質のコーティングを施した美しい光沢が特徴のホーロー製の器です。
光沢のある黒がどんな食材の色も引き立て、料理を華やかに彩ります。
こちらのセルフポットは家庭用にも便利なんですが、おすすめなのはやはりキャンプ用。
平皿も深皿も直火、IH、オーブンと多くの熱源に対応し、キャンプでも大活躍です。
付属のハンドルを引っ掛けて片手鍋状態にもできるので、調理したそのままを食卓に出すこともできますし、冷めた料理の再加熱も楽々。
底が深くスープや煮込み料理に便利な深皿、調理時に深皿の蓋としても使える平皿はハンドルをつければそのままフライパンのように料理を再加熱することができます。
セルフポットの皿に取り付けるハンドルは付属しているので、そのまま即調理に使うことができます。
また、このハンドルのシリコンパーツにはマグネットが内蔵しているので、平皿に吸着させて蓋の持ち手にすることができ、それも凄く便利そうです。
Ovject セルフポット650ml スペック
- サイズ・深皿:約 Φ18(内径14.3)×H6cm
- サイズ・蓋:約 Φ15.2(内径14)×H2.3cm
- サイズ・深皿+蓋セット時のサイズ:約 Φ18×H7.9cm
- サイズ・ハンドル:約 W5.7×H3.1×D16.5cm
- 重量・深皿:約340g
- 重量・蓋:約170g
- 材質・深皿本体・蓋:ほうろう用鋼板(全面ほうろうコーティング)
- 材質・ハンドル:ステンレス、シリコン、ネオジウム磁石
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まとめ
キャンプで使うマグやフライパンに、軽量で丈夫、しかもおしゃれなホーロー製のキッチングッズはいかがですか?
DODの放浪シリーズは、直火で加熱できるほど丈夫なホーロー製のマグやお皿として有名です。
マットで陶器の様な質感の、高級感あふれるホーロー製クッカーはどんな料理にも馴染み、調理したそのままをテーブルに出してもとってもおしゃれ。
誰にでもおすすめしたいところなのですが、可愛らしいウサギのロゴマークで気が引けてしまったり、そもそもDODの放浪シリーズが品切れで買えない!なんて人がいるようで・・・。
でもあきらめてしまうのはまだ早い!
DODの放浪シリーズって実は関西の阪和ホーローという会社で作られていて、同社の関連会社が立ち上げたOvjectというブランドのほうろうシリーズというキッチングッズのOEM商品なんです。
違いといえば、DODの方にはかわいらしいウサギのロゴマークが入っていて、Ovjectにはそれがないこと。
DODの放浪シリーズは全部の製品がマットな質感でいてそれがカッコいい、一方Ovjectはスキレットなどがホーローならではのツヤツヤ質感でおしゃれなんです。
ほぼ同じ商品なので、DODで目当ての購入できなかった人や、DODのウサギのロゴマークにどうしても抵抗がある人は、是非Ovjectの製品を手に取ってみて下さい。
その確かな品質に、きっと驚いてしまうことでしょう。
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アイキャッチ画像 出典:楽天
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