キャンプ中のバーベキューや炭火焼き調理の様子は、棒の先端に食材を突き刺して焼いている姿を写真や映像で見かけることがあります。
お肉やソーセージ、野菜、あるいはマシュマロを先端に突き刺し、なんだか美味しそうに焼いていますよね。
長いフォークのような「アレ」で、火に近づけて焼いたり、食材を突き刺してチーズフォンデュのように使用しているんですが、「アレ」って何なんでしょう。
じつはあれ、串じゃなくてBBQフォークと呼ぶんです。
今回詳しく紹介したいのは、そのBBQフォークについて。知ってるようで案外知らない、あると便利なBBQフォーク。
使うと子どもでも安全にバーベキューや炭火焼きが楽しめるアイテムなので、今まで知らなかった人やまだ使ったことがない人は、是非今回の記事をチェックしてみてください。
BBQフォークのメリットや選び方など、紹介します。
目次
バーベキューには安全なBBQフォークが便利!
今日は楽しいバーベキュー!
バーベキューと言えば、鉄板や網の上に食材を乗せて焼くのが定番ですが、もう1つ楽しい定番がありますよね。
そう、焼き棒や串に食材を刺して焼く料理です。
別に専用のものを使わなくてもいいんじゃない?なんて思って、割り箸や竹串、なんなら食器のフォークに突き刺して焼いてしまった人はいませんか?
かつて僕もやってしまったことがあります。
竹串や割り箸ににマシュマロを突き刺して、子どもと一緒に炭火で焼いたのですが、見事に竹串や割り箸がマシュマロごと炎上してしまいました。
何とかマシュマロは食べることができましたが、使った割り箸は真っ黒焦げ。マシュマロに突き刺した部分は炭化してしまったので、食べにくいというか、失敗感がありました。
失敗しただけならまだ良かったのですが、これが事故や怪我に繋がっていたらと思うと・・・。
今思えば、あの時は何もなくて良かったのですが、子供でも安全に使える串やフォークを使えば良かったなんて後悔しました。
BBQフォークとは?
出典:楽天
BBQフォークとは、突き刺した食材が抜けにくいように先端が二股、またはそれに見合った形状をしていて、突き刺したまま食材を焼けるフォークのことを言います。
耐熱性があり、丈夫なステンレスを使用している製品が多く、食材を火や熱に当てながら焼いても熱源から手元が遠いので火傷の危険性がありません。
しかしステンレスは熱伝導率が高く、食材を焼いているとどうしてもBBQフォークが食材ごと温まってしまいます。
それを防ぐためにBBQフォークには熱を通しにくい木材などを使用した柄が付いているのが特徴です。
BBQフォークを使うメリットとデメリット
出典:楽天
前述した通り、BBQフォークは長いので、食材を温めたり焼いたりする熱源から手元までの距離を持ち、安全に調理することができます。
また、BBQフォークは通常のフォークよりもしっかり突き刺して固定することができるので、食材を熱源や油、熱くなったチーズやソースの中に落としてしまうこともありません。
BBQフォークを使うことで、食材を突き刺している串やフォークが燃える、焦げる、熱源に近づいて火傷をするといった危険性から遠ざけ、子供でも楽しく調理に参加できるようになることは最大のメリットです。
逆にBBQフォークを使うことで発生するデメリットとしては、特筆すべきことはあまりないです。
ただし、火を使いますし、先端はかなり尖っていて危ないので子供が使用する時は目を離さず、大人が手助けしてあげて下さい。
また、BBQフォークはグリルに乗せて串焼き用にも使用できます。
ベストなBBQフォークの選び方
①先端の形状
BBQフォークは先端に食材を突き刺し、炎や炭火に当てて直接焼いて調理を行います。
その先端の形状は調理中に食材を動かしたり、BBQフォークを回して食材に満遍なく火を当てて熱を通しても抜けにくいように工夫されているんです。
一般的なBBQフォークは二股に分かれているものが多く、二股に分かれた先の長さは製品によってそれぞれ違うので、自分が使いやすい、または焼きたい食材に合わせて先端の形状を選ぶと良いでしょう。
②全体の長さ
出典:楽天
BBQフォークは、長ければ長いほど、炎や炭火などの熱源から離れて焼くことができます。
子供が使用する場合は、長めのBBQフォークのほうがより安心だし、大人が使う場合もやけどの危険がなく安全です。
しかし、あまりに長すぎるものだと、火に当てて焼く以外の用途(チーズフォンデュなど)では少々使いにくいと感じるかもしれません。
そこで便利なのが、伸縮性のあるBBQフォーク。
伸び縮みするBBQフォークなら、必要に応じて自分で長さを決めることができます。
③耐久性・耐熱性
BBQフォークに主に使われる素材は、丈夫で耐久性の高い金属であるステンレスやスチール。
特に使用されることの多いステンレスは耐熱性も高い素材なので、食材を突き刺して火や熱に当てて調理するBBQフォークに使われる素材としてうってつけです。
一般的なステンレスの耐熱温度は700〜800度くらいなので、安心して使用することができるでしょう。
④持ち手
前述した通り、ステンレスは丈夫で耐久性が高く耐熱性が高いなどの特徴のほかにも、熱伝導率が高いという特徴を持ちます。
これはフライパンやケトルなどのクッカーに使われる場合は早く熱が通る長所となりますが、手に持って焼くBBQフォークとしてはちょっぴり心配かも・・・。
BBQフォークの持ち手には熱を通さず、手を熱から守る持ち手がついているものを選ぶようにしましょう。
調理中は金属部分に触らないように!
⑤本数
BBQフォークには1本で売られているものと、5本10本とセット販売されているものとがあります。
これはキャンプの参加人数や、調理内容によって選ぶと良いでしょう。
ソロキャンプなら1本で十分だし、お試しで1本から購入してみるのもおすすめ。
家族やグルキャンでは、みんなで焚き火を囲んで楽しむシチュエーションとなるので、BBQフォークは人数分または複数あると便利です。
複数セットにはケース付きのものもあるので、シチュエーションや人数をイメージしながら本数を選ぶのもおすすめです。
おすすめのBBQフォーク
VICTORINOX(ビクトリノックス)バーベキューフォーク
出典:楽天
ビクトリノックスのバーベキューフォークは、1本での販売となっています。
長さ調節が可能な製品で、65.4cmまで伸長可能です。
持ち歩く時には、ケースに入れてコンパクトすることができて便利。
全長のうち15cmが木製の柄となっていて、火に当てての調理中も手元が熱くなることはありません。
ビクトリノックス バーベキューフォーク スペック
- サイズ:高さ34mm×長さ150mm
- 重量:77g
- 材質:ステンレススチール製
キャプテンスタッグ BBQフォーク 3本組
出典:楽天
キャプテンスタッグのBBQフォークは、便利な3本セットです。
素材は金属部分がクロムメッキされた鉄製、ハンドルは天然木でできています。
先端が二股に分かれているので、突き刺した食材を動かしても回ってしまったり、外れてしまう心配がありません。
実は、僕もこれを買って使っています。
それは値段が安かったから。お手頃価格でBBQフォークが欲しい方におすすめです。
でも縮めることができないので、持ち運びや収納時はちょっと邪魔に感じるかも知れません。
キャプテンスタッグ BBQフォーク 3本組 スペック
- 全長:約350mm
- 素材・金属部分:鉄製(クロムメッキ)
- 素材・ハンドル:天然木
GWHOLE バーベキューフォーク
出典:楽天
最長780mmまで伸ばせる伸縮性のあるBBQフォークです。
材質は304ステンレス製で、熱伝導率がよく食材の中までよく火が通ります。
ステンレス製のスティック部分は二股に分かれたU字型で、刺しづらい鶏肉や薄切り野菜もしっかりすっきり突き刺して離さず固定。
しかし持ち手であるハンドルは木製になっているので、安全に手に持って調理することができるでしょう。
全8本、カラーリングが違う目印がついているので見た目にも楽しいです。
GWHOLE バーベキューフォーク スペック
- サイズ:長さ310mm、最長780mm
- 材質:304ステンレス製
焙煎棒 BBQフォークグリルツール
出典:楽天
ステンレス製の2本セットのBBQフォークです。
こちらの焙煎棒の最大の特徴は、その先端。
二股に分かれた突き刺す部分には角度がついて曲げられていて、食材を突き刺した時外れにくいようになっています。
全体がシルバーで高級感溢れるステンレス製なので、その分お値段も他の製品より高くなりますが、見た目にこだわりたいキャンパーさんには是非是非おすすめの製品です。
焙煎棒 BBQフォークグリルツール スペック
- サイズ:全長470mm×幅、最大47mm
- 素材:ステンレス製
伸縮バーベキューフォーク
出典:楽天
こちらは1本販売の製品で伸縮性があり、収納時が315mm、最大825mmと今回紹介するBBQフォークの中では最大長となります。
本体はステンレス製、ハンドルは天然木。
ハンドルの根元のカラーが黒と赤の2色から選ぶことができます。
先端は長めのU字型。しっかり突き刺して固定できます。
伸縮バーベキューフォーク スペック
- サイズ:最大825mm
- 収納時サイズ:315mm
- 素材・本体:ステンレス製
- 素材・ハンドル:天然木
BBQフォークにおすすめ食材・料理とは?
定番としてはソーセージや肉がおすすめ。
甘いものならマシュマロも定番です。
野菜ならとうもろこしなども美味しいですね。
とりあえずその場にあるものを突き刺して焼いてみるのも盛り上がりますよ!
冬場はチーズフォンデュに挑戦してみるのもおすすめです。
バゲットや芋などを突き刺し焚き火などで軽く炙ってチーズに絡めて食べても、バーベキューフォークがしっかり食材を固定していてくれるので小さいお子さんでも安心です。
まとめ
BBQフォークは金属(主にステンレス製)の長ーいフォーク。
食材に突き刺して、炭火や薪、ガスなどのBBQの火に当てて食材を焼くために使用するBBQ用の調理器具、BBQ用のフォーク型の串です。
マシュマロを割り箸に突き刺して焼いてみたら、割り箸ごと炎上してしまった、なんて経験ありませんか?
こんな熱いのにヒヤリとしてしまうような大事件は、BBQフォークがあればなくなります。
手元が熱くならないように木製の柄がついていて、手を熱や火から守ってくれます。
熱源から遠くなるので小さな子供でも、大人の手助けがあれば調理に参加できるので、大好きなソーセージやマシュマロを一緒に焼いてみて下さい!
BBQフォークには伸縮性があり伸び縮みするものもありますし、BBQに使わない時はチーズフォンデュなどにも使えます。
1本で販売しているものから家族やグループで使える複数セットまで色々販売されているので、用途や人数に合わせて色々チェックしてみて下さい。
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