「キャンプをしてみたい!」と考えて、実際に体験してみると、これがかなりよくて大ハマりしてしまった・・・なんて人はどれだけいるんでしょうか?
僕の周りには、このように1回のキャンプでドハマリしてしまう人だらけなのですが、逆に全くハマらなかった人もいるはずですよね。
キャンプにハマらなかった理由は様々あると思いますが、例えばキャンプにはお金がかかちゃうこと。
さらには、準備やメンテナンスにも手間がかかっちゃいます。
肉体的な疲労や、キャンプ場の天気や気温も心配したりと精神的な疲れもあるかもしれません。
そんな事があることを、まだキャンプをまだしたことがない方が想像できるか分かりませんが、楽しそうだけどちょっと大変そうだとは考えるはず。
色々とわからないことも多いし、不安だって沢山抱えてしまうと思います。
そうなると、初めの一歩を踏み出すのって結構勇気が必要になってしまいますよね。
そんな時に、うってつけなのが「デイキャンプ」。
宿泊しない日帰りキャンプなら、ハードルが低く感じませんか?
寒さ対策や暑さ対策にも不安を感じていても、それが日帰りなら大丈夫そう。
そこで今回は、キャンプに興味はあるけれど不安があるという方に向け、デイキャンプとはどんなものなのか、デイキャンプとは何をするのか?そのメリットや必要な持ち物、簡単な初め方について詳しく紹介し、初心者キャンパーに成るための第一歩を踏み出せるように、背中を押せればと思います。
目次
初心者キャンパーへの第一歩はデイキャンプから始めよう
デイキャンプとは
キャンプといえば、テントやタープ、テーブルやチェアなど、さまざまなキャンプギアが必要になり、ファミリーキャンプならそれを家族の人数分揃える必要がありますよね。
しかもキャンプ場へ泊まることになるので、寝るためのシュラフやマットなどが必要になり、何かと準備も大変です。
キャンプ場の標高によっては夏場でも寒く感じることはあり得ますし、慣れないうちは寒い思いをしたり暑い思いをしたりとするので、服装にも気を使わなければなりません。
さらには、キャンプといえば急な天候の悪化も心配になりますよね。
キャンプを1度でも経験しておけば違うのかもしれませんが、キャンプを全くしてこなかった人にとって、この悩みや心配事は大きなハードル。
実際にキャンプをする前に、遠足に行く前に先生が下見をする的な、運動会の予行練習的な事が、キャンプにもあったらいいのになと思ったりしたことありませんか?
実はそれができるんです。
それはデイキャンプ、宿泊しないキャンプなんです。
全くのキャンプ初心者で初心者キャンパーにもなっていない方や、1度や2度キャンプを経験した初心者キャンパーの方でも、キャンプの経験値を積むことができるんです。
日帰りでキャンプを楽しめるので、多分最大の不安に思っている「宿泊」をしないで、気軽に楽しむことができます。
デイキャンプでキャンプデビューを始めるメリット
まずデイキャンプを始めるデメリットからご紹介したいと思います。
実は大きなデメリットって・・・特にないんです。
デイキャンプで使う道具を揃える必要はありますが、宿泊するキャンプよりは荷物は少なくて済みます。
宿泊分の食料や着替えまでの心配は必要しなくてもいいし、シュラフなど寝具もなしで大丈夫。
荷物は少なめで、キャンプの基本、キャンプのいろはを楽しみながら学ぶことができちゃうのがデイキャンプ。
未経験の方にとって不安要素の1つでもあるキャンプのスケジュールも、ほぼ半日ですが経験できます。
また、必要になるであろう道具も、デイキャンプを体験して確認しながら買い足ししていくこともできちゃいます。
いずれするであろう本格的なキャンプデビューを、徐々に目指せるというのも良いですね。
子供連れやキャンプ慣れしていない初心者の方、さらにはグルキャンやファミキャンからデビューして次はソロキャンプをしてみたいと考えている方にも、デイキャンプで試してみるのはおすすめです。
それに何よりこの後に挑戦する本格的なキャンプをするキャンプ場の下見にもなるし、とりあえずキャンプの開放的な雰囲気を楽しんでみる・・・なんて楽しみ方もできちゃいます。
しかもデイキャンプとなると、利用料金が宿泊キャンプよりお得になるのも見逃せないポイントの1つです。
デイキャンプの始め方
デイキャンプを始めるには、まず場所を選びましょう。
デイキャンプは、宿泊しないのでデイキャンプを許可している場所なら基本的にはどこでもできます。
河原でのバーベキュー的な感じでも良いかもしれません。
本格的なオートキャンプ場や、都心からアクセスしやすいおしゃれなキャンプ場まで候補地は沢山あるので、目的や移動時間などの都合を見て場所を選ぶと良いと思います。
今後宿泊してみたいと考えているキャンプ場で、デイキャンプをしてみるのもおすすめです。
また、テントでの宿泊に不安を感じている人や小さな子供連れ、キャンプ慣れしてなく野外での宿泊に不安がある女性などは、水道やトイレなどの施設が整っているキャンプ場に日帰り旅行気分でお出かけしてみると、心理的なハードルがだいぶ下がると思います。
荷物も少なくて済むので電車での移動も容易です。
本格的なキャンプでは、スケジュール的にも心理的にも余裕がなくなってなかなか楽しめないんじゃないかとお考えの方も、デイキャンプでは荷物が少ないので準備や片づけが簡単な分スケジュール管理がしやすくなります。
キャンプ場の近くで、釣りや川遊びなんてアクティビティを楽しむ余裕ができちゃったりするのではないでしょうか。
デイキャンプで何をする?
デイキャンプの楽しみ方をいくつか紹介してみたいと思います。
①料理やバーベキュー
デイキャンプでは、やっぱり食べること!これが一番楽しい事かもしれません。
デイキャンプと言えば、家ではできない炭火を使った肉料理を楽しむのがおすすめです。
定番のバーベキューはもちろん、ダッチオーブンを使った煮込み料理にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
焚き火を使った鉄板料理も、キャンプっぽくて良さそうです。
家では煙やニオイが気になってしまいますが、キャンプ場でなら大丈夫。
そんな料理にチャレンジしてみるのが、キャンプの予行練習にはピッタリだと思います。
食材も基本的にはお昼ごはんの分を用意するだけでいいので、幾つも重たいクーラーボックスを持参しなくて済むのも楽ですよね。
また、炭火と同様に匂いが出てしまう燻製も、キャンプならではのもの。
短時間でできるチーズやうずらの卵の燻製にチャレンジでしてみるのもおすすめです。
本格的な燻製器でなくても、使い捨てで燻製が楽しめるキットもあります。
炭火のバーベキューキットも同様に使い捨てなら、お手軽で便利に使えると思います。
②実際のキャンプの予行練習をする
準備や練習もしないで、やったことないことがいきなり出来ちゃうなんて器用な人は少ないと思います。
テントやタープを持参して、デイキャンプで設営・組み立てる練習をして1日過ごしてみてはいかがでしょうか?
なんとなくぼやけていたキャンプのイメージやスケジュールが一気に明確になり、わかりやすくなりますよ。
どのくらいの時間で設営ができるか、または撤収作業の時間もおおまかに把握できれば、帰りの時間の調整にも役立ちます。
また、体験してみることで自分のキャンプに必要なキャンプギアが見えてくることもあります。
その上デイキャンプなら宿泊の準備がいらないので荷物少なめにでき、ソロならバイクや電車でだってお出かけすることができます。
③自然の中で遊んでみる
宿泊するキャンプではなんとなくスケジュールに追われてアクティビティを楽しめない、なんて人でも気軽に自然の中で遊ぶことができます。
スケジュールに追われなければ、釣りや川遊びなどのアクティビティも楽しめます。
子供連れのファミキャンなら、虫取りやバードウォッチングなんてのも良さそうです。
自分のキャンプサイトでバドミントンやフリスビーなど気軽にできるスポーツを楽しんだり、木がある場所ならスラッグラインに挑戦してみるのもいいと思います。
また都会にはない広い場所を利用して大きなシャボン玉に挑戦したり、夏場であれば水鉄砲なんかも楽しいです(周囲に迷惑をかけないようにしましょう)。
日帰りで夜の宿泊の心配をしなくて良いからこそ、楽しめること、チャレンジできることはたくさんあります。
キャンプ場で体験できることもあるので、色々調べてみるのも楽しいですよ。
④焚き火をしてみる
最近はキャンプ場でも焚き火を禁止していたり、直火NGとしている場所もありますが、薪をたくさん準備せずととも気軽に焚き火が楽しめるところもデイキャンプの良いところです。
自治体にもよりますが、都内では自宅の敷地内であっても焚き火はNGとする場所も多いので、キャンプならではのものですよね。
火の起こし方や後始末の方法などを学べる、練習できるのもデイキャンプの焚き火の良いところ。
焚き火をしてみたいけど、夏はちょっとね・・・だからと言って冬のキャンプもちょっと勇気が・・・なんて人もまずはデイキャンプで挑戦してみるのもおすすめです。
焚き火好きのデイキャンパーさんって意外とたくさんいるものです。
デイキャンプのチェックアウト時間は17時ごろなので、焚き火をするとなると昼間の明るい時。
しかし、焚き火は夜だけというのは、ちょっとした固定観念なんです。
もちろん、日が昇っている日中でも、焚き火をしても大丈夫。
天気が良い日に思い立ったらすぐ出かけられるのも、デイキャンパーの焚き火のメリットです。
⑤ゆっくり過ごす
なんて思ってませんか?
広い空の下、気持ちの良い開放的な場所。
居心地の良い椅子を置き、タープの下でお気に入りのコーヒーを飲んだりしながら本を読み、眠くなったら昼寝する・・・。
家にいるとなんとなくみてしまうスマホやPCから離れ、時を忘れてゆっくり過ごすことだって、デイキャンプの醍醐味のひとつなんです。
美味しい空気を吸ってゆっくり過ごしてリフレッシュしましょう!
デイキャンプの基本的な持ち物
デイキャンプに必要な基本的な持ち物は、タープ、テーブル、チェア。
タープは日差しを遮るものがないキャンプ場で日陰を作り、居心地の良いリビングスペースを作るのに役立ちます。
テントはなくてもデイキャンプは楽しめますが、タープがあればプライベートなスペースが作れるので子供連れならあるととても重宝します。
ワンタッチテントなら、設営が簡単なのでおすすめです。
座る場所はレジャーシートでも良いのですが、デイキャンプでもキャンプっぽさを満喫するならテーブルとチェアもあった方が気分が上がります。
ここで個人的な見解というかアドバイスなんですが、ホームセンターに売っているテーブルとチェアが一体化した物は避けたほうが良いと思います。
デイキャンプやキャンプの経験がないと、ちょっとリゾートっぽい感じで真ん中にパラソルが立てられるようなものに、惹かれがちなんですが、それだとキャンプでは使えません。
正確に言うと、使えないと言うか使わなくなり、キャンプ用のテーブルとチェアを買い直すことになると思うので、購入は止めておきましょう。
キャンプ用のテーブルとチェア以外には、必要に応じて鍋やフライパン、包丁やまな板などの調理器具やバーナー、カトラリーや食器類などの調理関係のグッズ、食材や飲み物があれば体裁が整います。
長時間使用しないので、持ち運びや保冷用のクーラーボックスは、とりあえずソフトタイプの折りたたみ可能なものでも対応できます。
バーナー以外にも、家で使っているカセットコンロもおすすめです。
アウトドア用に持ち運びしやすいコンパクトなものならなお良いのですが、風対策ができれば家庭用のものでとりあえずは使えると思います。
バーベキューをしたい人は、バーベキューグリルや燃料となる炭なども必要となります。
調理器具の中にトングなど、必要なものを追加しておきましょう。
キャンプ場で貸し出しを行なっている場合もあるので、チェックしてみて下さい。
あとはキャンプの後片付けをするためのグッズ・・・ゴミ袋やビニール袋は多めに持参しておくと安心です。
キッチンタオルもあると良いですよ。
食器を現地で洗うのならスポンジや洗剤も持参する必要があります。
ジップロックやアルミホイル、サランラップもあると便利なので自宅にあるものをそのまま持って行ってしまいましょう!
キャンプの時期に合わせての服装や靴も最低限必要になります。
急な天候悪化に備えてレインコートや折り畳み傘、夏場は虫除けグッズも必ず持参しましょう。
野外でのアクティビティといえど、感染症対策もきちんと行なって下さいね。
アルコール除菌グッズ、手洗い石鹸はもちろん、キャンプ場の共有スペースではマスクの装着をルールとしているキャンプ場が多いので、忘れないでください。
取り外した時首から下げておけるマスクコードなどがあると便利ですよ!
レンタルを活用しよう!
出典:hinataレンタル
デイキャンプはこのように、少ない準備で気軽にキャンプ気分を楽しめるのが魅力なんです。
とはいえ、やはり軍資金が必要な趣味であることには変わりありません。
初めてのキャンプだったり日帰りのデイキャンプだったり、今後続けるかわからない趣味に高額のお金を投資するのは躊躇しちゃいますよね。
また、どのキャンプグッズを買ったらいいのかそもそもわからないかったり、家にキャンプグッズを置くスペースがあるのかも心配です。
キャンプを楽しむ第一歩を踏み出すその直前まで、ちょっと抵抗があるなと感じてしまったり、二の足を踏んで結局飛び込めなかったなんて経験もあるでしょう。
そんな人におすすめしたいのがキャンプグッズのレンタルです。
複数の会社が、キャンプギアをレンタルできるサービスを展開していて、手ぶらでキャンプを楽しめるキャンプ場、最近ではグランピングも人気がありますよね。
ネットのレンタルサービスでおすすめしたいのはズバリ「hinataレンタル」。
hinataといえばキャンプやアウトドアのお役立ち情報を集めた国内最大級のアウトドアメディアなので、キャンプに興味がある人なら一度は目にしたこともあるかもしれませんね。
その「hinata」が運営するキャンプグッズのレンタルサービスなんです。
人数、目的、季節、日数などに合わせたキャンプグッズのセットのレンタルがとても便利だし、そもそもネットのキャンプグッズのレンタル料金が相場よりリーズナブル。
レンタル品はキャンプ場のフロントで受け取り、フロントに返却することもでき、経験豊富なスタッフがキャンプギア選びの相談にも乗ってくれます。
バーベキュー用のセットや焚き火セット、冬用のキャンプギアセットの貸し出しも行なっているので、活用してみるのもおすすめです。
まとめ
キャンプを始めたいと思っても、いきなりの野外、いきなりの宿泊ってちょっとハードルが高いですよね。
キャンプギアもきちんとしたものを購入すると高額になっちゃうし、宿泊するにはそれなりのテント、それなりのシュラフ、それなりの装備が必要です。
キャンプ初心者なら多少の道具は持っているかもしれませんが、まだキャンプを経験したことがないという方には、さらに何を準備したら良いのかわからないと不安があるはず。
もっとキャンプはお手軽に楽しめないの?って、思ってしまうのも当然です。
そこで初心者のキャンプデビューとしておすすめしたいのが「デイキャンプ」です。
デイキャンプは、宿泊しないでその日に帰る日帰りキャンプのこと。
宿泊しないのでテントはあってもなくても大丈夫ですし、シュラフも不要です。
タープとテーブルとチェアがあればとりあえずの体裁は整います。
必要な分の食材とキャンプギアを持参するだけで思い立ったらすぐ行けるのも良いところ。
しかしキャンプ場はデイキャンプでも予約が必要な場合があるので事前に確認しておきましょう。
宿泊するキャンプより利用料が安いところが多いのも見逃せません。
また、グルキャン、ファミキャンでキャンプデビューを果たしたキャンパーさんが、ソロキャンプ体験をしてみるのにもデイキャンプはおすすめです。
準備が少なくて済むので早めに出かけて川遊びや釣り、スポーツなどを楽しんだり、キャンプ以外のことにもチャレンジできます。
またちょっとこだわったキャンプならではの料理やバーベキューができるのもポイントです。
さらに、新しいテントやタープを設営してみたりと、初心者さんがキャンプの予行練習をする場にももってこい。、
なんなら、未経験の焚き火に挑戦してみるというのも良いかもしれません。
心に余裕があるのなら、旅行気分でのんびりしてみるのにもデイキャンプはおすすめです。
あまり予算をかけたくないお試しキャンパーさんはキャンプギアのレンタルサービスや、キャンプ場が準備をしてくれる手ぶらのデイキャンププラン、グランピングなどを活用してみると良いですよ。
このようにメリットの多いデイキャンプ、大きなデメリットはこれといってないのでキャンプに興味があるのならこの夏1度試してみてはいかがでしょうか?