高校の時からの友達2人が、テントを買いたいんだと、しばらく前にLINEで言っていました。
その内の1人は、話をした後に欲しがっていたテントを購入しました。
その時、何度か相談に乗っていたんですが、自分で調べたり検討しているうちに、何故か僕もテントが欲しくなってきてしまいました。
いつもの悪い癖なんですが、買う買わない別として、色々と比較したり検討したりする時間って、楽しいものですね。
テントを購入した友達は、サバティカルのモーニンググローリーTC買いました。
買いたいと思った時には、やはり人気があるテントなので在庫はなかったんです。
人気がありすぎてか分かりませんが、メルカリなどでは定価の倍ぐらいの価格で取引されていました。
流石にそれを友人にすすめるワケにはいきません。
しかし、その後すぐに2ndロットの販売がタイミング良くありました。
発売当日は、15分前からパソコンの前でドキドキしながら準備して、無事購入できたようです。
どうやら友人は、小学生の息子さんと2人でキャンプに行きたいようです。
もう1人の友達は、まだ買ってはないのですが、ゼインアーツのギギ1を検討中です。
ギギ1も人気のテントですよね。
センターポールと2本のポールで簡単に設営できるのも魅力的です。
もしテントを買うとしたら、友達と同じテントを買えますか?
僕は学生の頃から、友達と同じ服装になると少し気まずい思いをしました。
トップスとパンツの色が同じになっただけで、どこか恥ずかしかったです。
それがテントになっても、やっぱり恥ずかしく思ってしまうんです。
しかし世の中には、双子コーデをはじめ、仲が良くて同じ物を揃える方もいます。
同じテントを持っている人で集まってキャンプをする方もいます。
そんな事を考えてしまい悩みますが、やっぱり僕がテントを買うとしたら、親しい友人とは違うテントにしたいと思うんです。
だから、モン−ニンググローリーTCとギギ1以外で探さなければりません。
そして今悩むのが、サバティカルの新しいテントのギリアか、7月に発売が延びたゼインアーツのギギ2。
ギリアは2人で使うのにちょうど良さそうなトンネル型のテントなので、子供と使ってもソロでも使えそうです。
ギギ2は、ソロ用としては大きいし値段も高いので現実的ではないなですが、凄くカッコいいので気になります。
確かにそうですよね。
現実をみたら、お財布事情が厳しいんです。
でもそんな時、比較的値段の安いテントがありました。
友達とも被らない、ハイランダーのポップワンポールテント「フィンガル」。
現在予約受付中なのですが、もし間に合えばインナーテントが1つ付いて2万円弱で購入できるんです。
値段的にかなり魅力があるハイランダーのフィンガル。
しかし本当にこのテントを買って良いのか気になります。
今回は、ハイランダーのポップワンポールテント「フィンガル」の魅力と気になる点を挙げてみたいと思います。
目次
ハイランダーのポップワンポールテント「フィンガル」
フィンガルとは
ハイランダーの新しいテントは、ポップアップテントです。
ポップアップテントなので、設営が素早くできるのが魅力です。
しかも、フィンガルは今まであったポップアップテントと違い、サイズが大きく高さもあるんです。
その秘密は、センターにポールを立てること。
普通、ポップアップテントってフレーム部分に弾性のあるワイヤーのような物が入っているので、開いた後はペグを打って完成というイメージですよね。
しかしフィンガルは、開いた後に、フレームワイヤーと共にセンターにポールを立てることにより、ポップアップテントではあまり考えられない高さを実現しているんです。
そして別売りのインナーテントを設置する事ができるという点でも、他のポップアップテントと違う所です。
そんなフィンガル、既に予約(4月30日発送分)が始まっているんですが、予約購入すると専用のインナーテントが1つ貰えるようです。(数に限りがあります)
今なら、インナーテントが付いて税込価格で19,900円って、かなり安く感じてしまいます。
設営
ポップアップテントの便利さは、設営が早く出来る事。
僕は、歳を重ねる毎にテントの設営が簡単な物を選んでしまう傾向があるあります。
設営にかかる時間が勿体ないと感じてしまうし、体力的にも、キャンプの始めから疲れてしまいたくないんです。
それを考えると、ワンポールテントはフレームワークがない分、設営が簡単で早いので好きなんです。
しかし、ポップアップテントの楽さにはかないません。
普通のポップアップテントは、折り畳んだ状態からパッと広げてペグを打つだけ。
ケシュアのポップアップテントは、その代表格で2秒で設営できるとされています。
ハイランダーのフィンガルは、開いた後にセンターポールを立てるという作業が追加されますが、それでも設営にかかる時間は短いんです。
ナチュラムの商品説明では、フィンガルの設営にかかる時間は約10分とされているんです。
こんなに早く設営できるのなら、遊ぶ時間やご飯の時間など多めに取ることができ、キャンプも楽しくなりますよね。
そして、撤収における時間も短いのも魅力なんです。
フレームをループ状に折り畳む作業なのですが、多分慣れたら素早く撤収する事ができそうです。
公式ページに女性が撤収作業をしている動画がありましたが、多少手こずってる感はありますが、それでもかなり早く撤収する事ができていました。
公式ページでは、撤収にかかる時間を5分としていますが、それならかなり早くできるので良いですよね。
広い室内
ポップアップテントには、寝る為だけと、背が低めのテントが多いような気がします。
しかしフィンガルでは、高さが約240cmもあり窮屈に感じないと思います。
そして、テントのサイズは500×400cm。
形状的に床部分が正方形ではないので、その全てを使えるわけではないのですが、ポップアップテントとして考えたら、かなり広いと思います。
2人用のインナーテントが2つ取り付けられるので、使用人数は4人。
ファミリーでも使えるテントとしては、ポップアップテントなのに室内空間もちゃんとしていそうです。
さらに、別売りのトラピゾイドタープが入口部分に連結する事ができます。
タープを連結する事で、より広く居住空間が広がるのが良いですよね。
フィンガルの気になる事
生地が薄い?
フィンガルは、ポップアップテントです。
収納時には、直径約80cmの円盤状に折り畳んで収納する事ができます。
重さは約4.8kgと、とても軽くて持ち運びもしやすそうです。
しかし、そんなコンパクトで軽量になるということは、生地が薄いんじゃないかなと心配になってしまいます。
生地には、ポリエステルを使っているので、TC素材などに比べたら軽いのは分かります。
僕が今使っているサバティカルのスカイパイロットTCは、テントの大きさも違いますが、本体だけで14.7kgあります。
もう少しコンパクトなノルディスクのユドュン5.5でさえ約13kgです。(テクニカルコットン)
フィンガルの重量約4.8kgは、68Dポリエステル(190T)という素材だから軽量にできたんだと思います。
軽い事は良いのですが、キャンプ用のテントでは最近あまり見かけない68D(デニール)という物を使っています。
オートキャンプでは一般的に、68D、75D、150D、210Dなどを使っているのを目にしますよね。
これは糸の太さを表しているので、数字が大きくなるにつれ生地が厚くなり、その分強度が増します。
ビーチなどで使うポップアップ式のテント(シェード)は、68Dのものが多いような気がします。
68Dのテントを少し探してみたら、ニュートラルアウトドアのGEテントがそうでした。
他のテントだと、例えばスノービークのエントリー2ルームエルフィールドだと75D、DODのカマボコテントは150D、ogawaのアポロンやダラスブルバのテントは210Dだったりします。
そもそも、比較するテントが違うということもありますが、それらと比較したら少し見劣りはしてしまうと思います。
そして薄い生地だと、日が暮れた後にテント内が透け過ぎちゃうんじゃないのかという不安もあります。
テント内に吊るしたランタンにより、中の様子が分かり過ぎてしまうのも恥ずかしいですよね。
薄い生地は、軽量という良いこともありますが、反対にデメリットもう少しあるように思えます。
68Dが悪いという事ではないのですが、少し心配はあります。
シワ
68Dと薄いポリエステルの生地のテントを収納する時、ポップアップテントなので、生地をしっかりと折り畳む事が難しいじゃないかなと思います。
撤収動画でも、生地を綺麗に折り畳んでいる様子はありませんでした。
そうなると次に使う時、細かなシワがついてしまいそうな気がします。
実際に使ってないので単なる予想になってしまいますが、2度目からは少し使用感が出てしまいそうです。(違ってたら良いのですが)
3シーズン用と分かってはいるけど
ハイランダーのフィンガルは、3シーズン(春・夏・秋)に使えるテントです。
比較的暖かい時期を想定しているためか、ベンチレーターがたくさん付いています。
ベンチレーターがあることで、テント内の通気が良くなり、涼しく過ごすことが出来ると思います。
しかし、3シーズン用ということでスカートが付いていません。
春や秋と言っても、初春や晩秋は結構冷え込むときがあります。
そんな時に、テントの下から冷たい風が入り込んできてしまうと、体が冷え込んでしまう恐れがあります。
夏の時期をメインに使うなら全く問題ないのですが、もう少し長い期間使いたいと思っていると、意外に困ることがあるかも知れません。
ハイランダー フィンガル スペック
サイズ | 500×400×240cm |
収納サイズ | 直径約80×8cm(円盤状) |
本体生地 | 68Dポリエステル(190T) |
フレーム素材 | スチール、グラスファイバー |
重量 | 約4.8kg |
本体耐水圧 | 2500mm |
付属品 | ガイロープ(6本)、ペグ(17本)、ポール(1本)、結束用ベルト、収納袋 |
カラー | ベージュとダークグリーンの2色展開 |
まとめ
良いことも悪いこともあると思えるハイランダーのポップワンポールテントのフィンガルですが、値段が安いという大正義がやっぱり1番の魅力です。
僕が欲しいと思ってるサバティカルのギリアも、ゼインアーツのギギ2も、この値段には敵いません。
予約特典のインナーテントのプレゼントを逃して、別途買うことになったとしても、それでも2万5000円ぐらいでテントもインナーテントも購入することができます。
厳しいお小遣い事情を考えると、安いのに設営が簡単でしかも広いポップアップテントはかなり僕の気を引きます。
しかしデザイン製や生地などと作りでみると、ちょっと弱いような気もします。
僕としては、予算に限りがあれば買ってみても良いんじゃないかなと思います。
しかし、生地が薄いことは覚悟した上です。
もう少し予算がだせるなら、生地が厚い別のテントの方が良いと思います。
もちろん、生地の厚さにこだわらないのであれば、設営と撤収が早いというのはかなり魅力的です。
お金の問題もありますが、新型コロナウイルスの影響もあって、いつキャンプに行けるか分からないというのも問題ですよね。
今はお家に居ながら、買う買わないを別として色々と考えたり悩んだりするのが楽しいですよね。
まずは「ステイホーム!お家にいて」と小池知事の言葉に従って、いつかキャンプに行ける日を楽しみに待ちましょう。
とりあえず僕は、メルカリであれも売ってこれも売って。。。と企んでみたりして(笑)
僕が購入を悩んでるテントはこれ。
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アイキャッチ画像 出典:アウトドア&スポーツ ナチュラム