先日まで、コスパの良いハイランダーのテントを買おうか迷っていると言っていましたが、思わずサバティカルの新しいテントのギリアを買ってしまいました。
ちょっと前まで色々と悩んでいたし、厳しい懐事情から、現実にテントを買うとは自分でも思っていませんでした。
しかし、4月13日(月)に発売が迫るサバティカルのギリアに、いつの間にか夢中になっていました。
何度か公式ページの写真を見ているうちに、ソロキャンプで使う姿を想像していたんです。
取り敢えず奥様には、あれもこれも使ってないキャンプギアを売るからと、一方的に理由を付けて説得しました。
そして、発売日を迎え、運良くを購入する事ができたんです。
購入できた安堵感と共に、お金の工面をどうしようと少し焦る僕がいます(笑)
しかも、欲しいと思ってたギリアですが、よく考えてみると、大部分がおしゃれに撮られた写真に惹かれていたんです。
設営方法は?2種類あるインナーテントはどうする?どうやって使う?なんて、ほとんど考えていませんでした。
今回は、購入後の今更、現物が届く前にサバティカルの新しいテントGILIA(ギリア)の機能や設営方法とメリットやデメリットなどを再確認したいと思います。
目次
サバティカルの新しいトンネル型テントのGILIA(ギリア)を購入
ギリアの購入まで
出典:サバティカル(モーニンググローリーTC)
元々は、友人2人のテントの購入の相談に乗っているうちに、いつの間にか僕が新しいテントを欲しくなってしまったところから、この話は始まります。
友人が欲しいと言ってたのは、ゼインアーツのギギとサバティカルのモーニンググローリーTC。
僕も、そのどちらも購入を何度か悩んだ事がありましたが、友人と被ってしまうので他のテントを探しました。
出典:ゼインアーツ(ギギ2)
そこで候補に挙がっていたのが、ゼインアーツのギギ2とサバティカルのギリア(アルニカはやはり値段が高いので候補にあがらず)。
大きさの違う2つのテントですが、見た目がオシャレでカッコ良かったんです。
しかし、ギギ2は発売がまだ先(7月予定)だと言う事と、今使っているサバティカルのスカイパイロットTCと同じ大型のシェルターだということもあり、何となく候補から外れていました。
何より値段が、約6万5千円と高かったんです。
値段で考えたら、先日紹介したハイランダーのフィンガルが、今ならインナーテントが付いて2万円弱とかなりお買い得な気がしました。
しかも、ほぼポップアップテントなので設営が早く簡単だという事に惹かれていました。
ですが、生地が薄そうな気がする事と、デザインにあまり惹かれていなかった事もあり、一歩踏み出すことができていませんでした。
そんな折、欲しかったテントの1つ、サバティカルの新しいトンネル型のテント「ギリア」の発売日があったんです。
フィンガルに比べたら値段は高いし、奥様の許可ももらっていませんでした。
しかも、絶対人気が出るテントなハズなので、購入しようと思っても買えないかも知れません。
今の懐事情では値段が気になりますが、発売日が迫っている事、やっぱりカッコいいテントなので使っていたいという事もあり、買うことに決めました。
奥様には、色々使っていないキャンプギアを売ってお金を工面するから〜と言って許可を得ました(笑)
ハイランダーのポップアップテント「フィンガル」はコスパ抜群?!
購入
今回のギリアの発売は、新型コロナウイルスの影響でA&Fのオンラインストアのみで4月13日の12時からとなっていました。
同時に、大型のトンネル型テントのアルニカやタープ2種類も発売予定になっていました。
アルニカとギリアのどちらが人気があるのか分かりませんが、アクセスが殺到するハズです。
人気のキャンプギアが発売になると、アクセス過多でサーバーが重たくなったりダウンする事がよくあります。
今回も、そんな風になると思われたので、事前にA&Fにログインして住所やクレジットカード情報など確認しておきました。
そんな事で15分前には、パソコンの前で待機していたんです(笑)
発売時間になると、案の定アクセス過多でページを読み込みません。
何度も何度も再読み込みします。
しかし、ページはなかなか表示しません。
次第に緊張からか、指先の血の気が引き冷たくなってくるのが分かります。
マウスをクリックする指先が硬直してきました。
と、突然ページが表示されあれよこれよとスムーズにページが進み、遂に確定ボタンを押す事ができました。
発売開始から、約3分ぐらいで購入することができました。
結果、アルニカもギリアも、発売開始から約5分で完売となりました。
ページを読み込めたのは、運が良かったようです。
メリット
出典:サバティカル
購入できた喜びから1日が経ち改めて考えてみると、ギリアって見た目は良いけど使い勝手はどうなの?って不安になってきちゃったんです。
ブログでさわりだけ紹介した事はありますが、設営方法とかは全く調べずにいました。
なので、今回はメリットとデメリットをもう少し掘り下げで再確認してみたいと思います。
ギリアとアルニカのさわりに触れた記事はこちらです。
コンパクトサイズながら収容人数が多い
出典:サバティカル
サバティカルのギリアは、コンパクトサイズながら、インナーテントが2人用と5人用の2つが付属しているので、少人数でもファミリーでも使えるようになっています。
2種類のインナーテントを取り付ければ、最大で7人で寝ることもできるようです。
ギリアのサイズは、520×280×170(h)cmです。
そこに2人用のインナーテントを取り付ければ、全体の約3分の2がリビングスペースとして使えます。
出典:サバティカル
5人用のインナーテントを取り付けたら、約2分の1をリビングスペースにできるようです。
出典:CAMPHACK
2つとも取り付けたら、インナーテントとインナーテントの間に少しスペースができる程度なのでリビングスペースは出来ませんが、7人用の寝室テントとして使う事ができます。
もちろん、両方とも取り付けなければ、小型のシェルターとして使えます。
出典:Amazon
ギリアはコンパクトだと言いましたが、僕が持っているテントと比べてみると、まずスノーピークのトルテュライトでは580×360×205(h)cmなので、幅が60cm奥行きで80cm高さで35cm違いがあります。
これだけ違えば、かなりコンパクトに感じると思います。
出典:Amazon
ノルディスクのユドュン5.5は、260×210×150(h)cmです。
ユドュン5.5と比べたら、コンパクトとは言えず、ひとまわり大きく感じます。
出典:サバティカル
サバティカルのスカイパイロットTCは、サイズが720×380×270(h)cmなので、並べたら大分コンパクトに感じそうです。
ギリアは、僕が所有しているテントの中では、2番目にコンパクトサイズになるようです。
出典:Amazon
では同じトンネル型のテントのノルディスクのレイサ6とではどうでしょう。
レイサ6も、2人用のインナーテントと4人用のインナーテントの2つを取り付ける事ができるテントです。
サイズは、645×295×210(h)cmなので、幅が125cm奥行きで15cm高さが40cmギリアの方が小さいです。
出典:Amazon
もう一回り小さいレイサ4は、495×230×190(h)cmでインナーテントを2つ付けて4人で使用できます。
サイズを比較したらギリアの方が少し大きい感じですね。
出典:DOD
DODで言えば、カマボコテント3Sが500×250×185(h)cmの3人用なので、比較的近いかギリアの方が少しだけ大きいという感じです。
人数的には、ギリアはインナーテントが2つ付属している分多くなります。
ギリアは、トンネル型テントの中でも比較的コンパクトな部類に入りますが、2つのインナーテントを使うことにより大人数が寝る事ができます。
ギリア | 520×280×170(h)cm |
トルテュライト | 580×360×205(h)cm |
ユドゥン5.5 | 260×210×150(h)cm |
スカイパイロットTC | 720×380×270(h)cm |
レイサ6 | 645×295×210(h)cm |
レイサ4 | 495×230×190(h)cm |
カマボコテント3S | 500×250×185(h)cm |
素材と重量
出典:サバティカル
最近、TC素材のテントばかり重量使っていて、その重さが腰にきてます。
特にスカイパイロットTCは、幕の重さだけで14.7kgあり、ポールを含めると約20kgあります(ペグは他のを使うので付属の物は保管してあります)
これを持ち運ぶのには、腰痛持ちには結構大変なんです。
しかし、ギリアはTC素材ではなくポリエステル素材を使用しています。
その上、サイズもスカイパイロットTCと比較するとコンパクトなので、幕の重量が約9kg、ポールを含めて約12kgと軽量です。
出典:サバティカル
ソロでキャンプに行くなら、なるべく軽い方が助かるので、ギリアは良いと思います。
同じぐらいの大きさのカマボコテント3Sと比較すると、総重量的にはギリアの方が600g軽いです。
そしてTC素材とは違い、水を吸い込まないので雨が降っても重さがあまり変わらないのが良いところです。
表面にフッ素加工をし裏側にはPU加工もされていて、撥水加工もバッチリです。
ギリア | 総重量13.8㎏(ポール3.1㎏、ペグ1.76㎏) |
トルテュライト | 15.8kg |
ユドゥン5.5 | 13kg |
スカイパイロットTC | 総重量22.4kg(本体14.7㎏、ポール5.6㎏、ペグ2.1㎏) |
レイサ6 | 17kg |
レイサ4 | 10kg |
カマボコテント3S | 14.4kg(付属品含む) |
インナーテントでアレンジ
出典:サバティカル(2人用インナーテント)
サイズところで触れましたが、ギリアには2人用のインナーテントと5人用のインナーテントが付属します。
それぞれ取り付ける位置は決まっているのですが、色々とアレンジができそうです。
例えば僕の場合、家族全員でキャンプに行く機会が減ってしまっています。
長男と2人で行く機会も少し減り、長女と2人で行くことが増えています。
そんな時には2人用のインナーテントで十分だと思います。
出典:サバティカル(5人用インナーテント)
しかし、友人と2人となると2人用では狭いと思います。
40歳を超えたおじさん2人が、幅150cmに寝転がると、1人75cm幅でかなり近くて傍から見たら気持ち悪いと思います。
大人のおじさんが2人で使うなら、5人用のインナーテントを持っていきたいと思います。
出典:サバティカル
男友達3人で行くことも多いので、その時はもちろん5人用。
正面パネルを跳ね上げれば、リビングスペースが広くなります。
しかし跳ね上げたとしても、写真で見る限りリビングスペースは凄く広いという感じではありません。
少し肌寒い時など室内に長くいるようなら、ギリアではなくスカイパイロットTCを使った方が快適なのかもしれません。
その他、ソロキャンプにも2人用のインナーテントか、インナーテント無しでコットで使うことができそうです。
2種類のインナーテントを取り付けたり、または外したりして色々とアレンジが効くのも好印象です。
張り綱が少ない
出典:サバティカル
ギリアの商品説明に、「少ない張り綱で設営も簡単で、シワも少なくきれいに張れます。」と記載されています。
説明書を読むと、実際に使用する張り綱は、全部で10ヶ所です。
張り綱とそれ以外を合わせて、20ヶ所ペグダウンが必要になります。
出典:DOD
同じトンネル型のDODのカマボコテント3Sで見てみると、張り綱は全部で14本、その張り綱の固定で10ヶ所にペグダウン、そしてテントの固定で14ヶ所にペグダウン、合わせて24ヶ所にペグダウンが必要です。
カマボコテント3Sと比較すると、張り綱は説明通り数が少ないようです。
そして設営に関わるペグダウンも比例して少なくなっているようです。
ブリッジフレーム
出典:サバティカル
カマボコテント等をみると、トンネル型テントは基本的にアーチ状の3本か4本のフレームで設営されているようです。
しかしサバティカルのギリアは、アーチ状のフレームを繋ぐブリッジフレームがあります。
これにより、高い耐風性を有しているようです。
それと共に、ブリッジフレーム構造により、サイドパネルを大きく開くことが可能になっています。
開放感や通気性の面で、かなり役立っている構造のようです。
デメリット
高さが低い
出典:サバティカル
これは腰痛持ちの僕がデメリットに感じた事なので、他の人には当てはまらないかも知れませんが、テントの高さが低いんです。
ギリアの高さは、1番高い場所で170cmです。
天井部分の隅では140cmになっています。
これだと僕は、テントの中で背筋を伸ばして立ち上がる事ができません。
必然的に腰を曲げて動くことになります。
これは写真を見ていて分かっていた事ですが、やはり腰に負担が出るんじゃないかと不安が残ります。
あまりテント内にクーラーボックスや棚などの荷物を置いてしまうと、動き回る事で腰に痛みが出てしまいそうです。
生地が薄いかも
出典:サバティカル
ポリエステル素材が軽量で持ち運びに便利だとメリットに書きましたが、フライが75Dと少し細目の糸を使用していて薄いような気もします。
オートキャンプでは、少し前まで68Dや75Dが主流でしたが、最近では150Dや210Dのテントも増えてきました。
それらと比較しちゃうと、少し物足りなく感じる気もします。
ちなみに、トルテュライトが同じ75D、カマボコテント3Sが150D、レイサは記載がありませんでした。
そしてポリエステルなどの化学繊維は、折りジワが目立つ特性があります。
何度か使っているうちに、ピンと張ったつもりでもシワシワに見えてしまうかもしれません。
設営が複雑
出典:サバティカル
長らくキャンプをしてきて、いつの間にか設営が楽なテントが好きになってきました。
スノーピークのトルテュライトは、フレームワークが複雑で、組み立て方を覚えるのにも、設営するのにも少し時間がかかり大変でした。
その点、スカイパイロットTCは、大雑把に言うと幕の4隅をペグダウンした後にセンターポールを立て、残りの4つの入り口にサブポールを立てるという感じで、複雑ではなく簡単に設営する事ができます。
ワンポールテントの派生型という感じです。
ギリアはトンネル型のテントです。
ワンポールテントよりも、設営に時間がかかる可能性があります。
出典:サバティカル
取扱説明書を見ると、長いメインフレーム1本と短いメインフレーム2本、そしてブリッジフレーム2本と、5本のフレームを使うようです。
設営の手順は
①3本のメインフレームをスリーブに差し込む
②フレーム下のコーナー(2ヶ所)にペクダウンし幕を引っ張って自立させ、残りの4コーナーにもペグダウン
③3本のメインフレームフレームを繋ぐブリッジフレームを2本取り付ける
④残りの4コーナーをペグダウン
⑤張り綱10本をペグダウン
⑥インナーテントを取り付ける
簡単に書きましたが、フレームワークが多い分少し複雑で設営時間がかかりそうな気がします。
スカイパイロットTCのように、真ん中と4隅にポールを立てるだけと単純ではありません。
そうなんですけど、この歳で覚えられるか、今になって不安です(笑)
3シーズン用
出典:サバティカル
ギリアは、3シーズン用のテントです。
寒さ対策になるスカートは付いていません。
もし、春先や晩秋にキャンプをする事があれば、冷たい冷気が吹き込んで来るかもしれません。
そして、寒いからと言って、ストーブは禁止です。
生地にポリエステル素材の化学繊維を使っているので、熱には弱いハズです。
もし燃えてしまったら、液化し皮膚に付着してしまうかも知れないです。
そうなると、大火傷の恐れがありますよね。
薪ストーブや石油ストーブは使えないし、スカートによる冷気対策もありません。
真冬に使うつもりなら、ギリアはやめた方が良さそうです。
サバティカル ギリア スペック
サイズ | 520×280×170(h)cm |
収納サイズ | L67cm×W35cm×H30cm |
重量 | 総重量13.8㎏(ポール3.1㎏、ペグ1.76㎏) |
素材・本体 | フライ 75Dポリエステルタフタ・PU加工(耐水圧1,800mm)・撥水加工・UV加工 |
素材・インナーテント | ウォール 68Dポリエステルタフタ/ボトム 210DポリエステルオックスPU加工(耐水圧1,800mm) |
素材・メインポール長 | A6061・Φ13mm/Φ13.4mm |
素材・メインポール短 | A6061・Φ13mm |
素材・ブリッジポール | A6061・Φ11mm |
素材・ペグ | スチール・20cm |
まとめ
サバティカルのギリアを購入してしまいました。
まだ手元に届いてはいませんが、色々と思うところがあります。
見た目はかなりカッコよくてオシャレ。
そこに惚れて欲しくなってしまったのですが、よくよく考えると、背が低いので僕には腰痛の恐れがあります。
そして、日頃から設営が楽なテントを求めていたのに、ギリアはちょっと複雑なのかも知れません。
これは一回設営してみないと分かりませんが、手順が複雑だと設営に時間がかかってしまいそうです。
逆に、やってみたら意外に簡単なのかも知れません。
自粛中なので、届いたとしてもすぐに試せるか不明ですが、そこを早くハッキリさせたいです。
本当に買っちゃったけど大丈夫?という気持ちが今はありますが、やっぱりデザインに惚れて欲しくなったテントが届くのが楽しみです。
僕的なデメリットもいくつかありますが、逆にメリットもたくさんあると思います。
第2弾の発売が、4月18日(土)の12時からとなっていますが、もし購入を検討している方がいれば参考にしてください。
確かにそうですよね(笑)
購入に当たって僕が確認した事は以上になります。
とりあえず、後は何か売るとかして少し金策を考えなきゃです。
そして、Facebookで繋がりのある方が「俺は、飲み会1回で2〜3万円使うから大したこと無いよ!」という言葉に心打たれました。
飲み会に使ったと思えば、税込み4万円ちょっとのテント代なんて。。。。いや、高いっす!
次回の販売日は、第2弾で4月18日(土)12:00〜です。
A&Fのオンライストアのみの販売となっています。
同時に大型トンネル型テントのアルニカも発売予定です。
ギリアを設営してきてのレビューをアップしました。
もう1つ、今気になっているテントはゼインアーツのギギ2。
アイキャッチ画像 出典:サバティカル