今流行っているテントって何でしょう?
色々な流行があったり、オシャレなテントが毎年発売されているので、もう何が一番いいのか、何が最も人気なのかよく分かりません。
今人気が高いと思われるのは、ゼインアーツの新しいテントのオキトマ2。
ファミキャン用というよりもソロに使えそうなサイズ感なんですが、これがめちゃカッコいい!
しかし、予約もできず、抽選も外れてしまったので、初期ロットは購入することができませせんでした。
ちょっと前にはノースフェイスのエバカーゴが発売になって、それも話題になっていましたよね。
このように、どんどんオシャレで人気が高いテントが発売されるので、現在の流行りというのもが、以前よりも薄れてしまっていると思います。
トンネル型やドーム型、パップテントなど様々な形のテントがある中、ワンポールテントは長い間一定のシェアがあるテントだと思います。
ワンポールテントと言ったら、その代表格はテンマクデザインのサーカスTC。
発売から数年経過していますが、キャンプ場でよく見かけるワンポールテントです。
その他のブランドでは。。。ロゴスやDODなどがワンポールテントを出していましたよね。
僕がよく覚えているのが、DODのビックワンポールテントです。
大人8人が寝ることができる大きなサイズで、3年ぐらい前に発売されたテントです。
今ではワンポールテントLとなって販売されていて、多分ワンポールテントを選ぶ時には、サーカスTC以外のテントでは有力候補の1つ担っているんじゃないかなと思います。
そんなDODのワンポールテントに、ワンポールテントRXがラインナップに加わります。
設営のシンプルさを突き詰めたワンポールテント究極形と謳っている、そのDODのワンポールテントRXの特徴と魅力を紹介したいと思います。
目次
DODのワンポールテントRXは設営がシンプルで分かりやすい?!
ワンポールテントRXは究極形
出典:DOD
DODから発売されるワンポールテントRXは、ワンポールテントの究極形と書かれています。
ワンポールテントの設営において究極形、または最終形態とされてるワンポールテントRX。
設営方法がシンプルになっていて初心者でも分かりやすく、組み立てが容易にできちゃうらしいんです。
そもそもワンポールテント自体が設営が簡単なんですが、今販売されているワンポールテントLと違いがあるんでしょうか?
フロアの形
出典:DOD
DODのワンポールテントの設営方法を簡単に言えば、インナーテントをペグダウンして、そこにフライシートをかぶせて中からメインポールを立て、フライシートのロープをペグダウンして完成という流れになると思います。
これはワンポールテントLでもワンポールテントRXでも、流れは同じです。
そこで、何が違って設営がシンプル(簡単)なのかと比べてみると、フロアの形のようです。
出典:DOD(ワンポールテントLフロア)
ワンポールテントLではフロアの形は八角形、ワンポールテントRXは四角形となっています。
折りたたまれてあるテントを地面に広げて設営していくので、複雑な形をしていると、ちょっと戸惑ってしまうことがありますよね。
テントの設営に慣れていても、多々あることなので、これが初心者さんなら更に戸惑いは大きくなると思います。
しかしフロアが四角形なら、広げればほぼどんな形状なのか、向きはどうしようとか判断できると思います。
ワンポールテントRXは、フロアの形が四角形でシンプルということから、設営がシンプルだとされているようです。
ペグダウンの本数
出典:DOD
ワンポールテントのフロアの形以外に、シンプルさを求めるとしたら、ペグダウンの本数なんじゃないかなと思います。
これが少なければ、手間が減る分、設営が簡単になるはずです。
まず、インナーテントをペグダウンする時に角をペグダウンするのですが、ワンポールテントLではインナーテントが八角形の為、8ヶ所のペグダウンが必要になります。
ワンポールテントでは、インナーテントが四角形なのでペグダウンは4ヶ所だけになります。
ここだけでペグダウンは4本の差があります。
出典:DOD(ワンポールテントLロープのペグダウン)
その後、ループやロープをペグダウンするのですが、ワンポールテントLでは説明書を見る限り8本のロープが付属していることから8ヶ所のペグダウンが必要になると思います。(違っていたらすいません)
ループのペグダウンは無いようです。
インナーテントとロープのペグダウンで合計16ヶ所です。(付属のペグは20本)
出典:DOD
ワンポールテントRXでは、ループが4ヶ所と8本のロープで、インナーテントと合わせて16ヶ所のペグダウンが必要です。(付属のペグは16本)
どうやら、説明書を見る限りでは、ペグダウンする本数には違いがないようです。
設営にかかる手間や簡単さという点では、どちらも同じようです。
以上のことを考えると「設営の簡単さ=シンプル」と言っているのではなく、ワンポールテントRXではただ単にフロアの形が四角形で分かりやすいと言うことなのかも知れません。
ベンチレーター
出典:DOD(ワンポールテントLベンチレーター)
ワンポールテントRXでは、フロアの形が四角形でシンプルだということが究極形とされているのかなと思ったのですが、それだけではありませんでした。
通常テントにあるベンチレーターは、換気のために広げて置く必要がありますよね。
ワンポールテントの多くでは、天井部分だけにベンチレーターが配置されているので、ポールで立ち上げる前に手で広げておきます。
ポールを入れる前に広げ忘れてしまうと、ちょっと面倒くさいことになったりするので、この手順を忘れないようにしておく必要があります。
出典:DOD
しかしワンポールテントRXでは、天井部分とテントの両サイドに大型のベンチレーターが配置されています。
テントの天井部分と両サイドの低い位置に大型のベンチレーターが配置されているので、天井部分を広げ忘れても大丈夫かも知れません。
しかしサイド部分の大きなベンチレーターは、広げ忘れないように設営の手順の一部に組み込まれているんです。
簡単に言うと、ロープを引っ張ってペグダウンすれば、自然とベンチレーターが開くような構造になっているんです。
その為、設営時にロープをペグダウンすることを忘れなければ、ベンチレーターのことを忘れていても問題ないんです。
しかし、ロープをペグダウンすることが面倒くさいと省いてしまうと、ベンチレーターも開かないので、テント内の換気はできなくなっちゃいます。
オールシーズン対応
出典:DOD
ワンポールテントRXは、インナーテントと組み合わせて使えば、前後の出入り口をオールメッシュにして使うことができます。
インナーテントは、設営の時にポールを中にしてフライシートと同時に立ち上げるので、ドアパネルの上の方までしっかりとメッシュになっています。
夜間や寒い季節には、フライシートを閉じてフルクローズにして過ごすことができます。
しかもスカートで下からの冷気に侵入を防ぐことができるし、ベンチレーターもフルクローズすることができるようになっているので、秋冬キャンプでも便利に使うことができそうです。
カンガルースタイルにも対応
出典:DOD
設営時に同時に立ち上げたインナーテントとフライシートですが、インナーテントなしにしておけば、フロアがないシェルターのようにして使うことができます。
インナーテントがないのでメッシュやフロアはありませんが、その分開放感が増すはずです。
そんな時には、コットを入れたり、コンパクトなテント入れて寝室として使いたいですよね。
上記の写真ではDODのワンタッチカンガルーテントSを使用していますが、かなり余裕がありそうな感じです。
ランタンフック
出典:DOD
ワンポールテントRXのメインポールには、ランタンフックが配置されています。
ランタンフックがあれば、そこにLEDランタンを吊るしておけばテント内の照明として役立ちますよね。
しかし写真のようにワンポールテントRXのメインポールに取り付けられているフックでは、まっすぐに吊り下げることができません。
その点がちょっと残念な気もしますが、フックが無いよりはあった方が便利なはず。
どうしても気になる方は、ランタンハンガーを買って対応が必要です。
ワンポールテントRXのサイズ
出典:DOD
DODのワンポールテントRXのサイズは、370×370×260(h)cmで大人6人が寝ることができるようになっています。
そこに先述のように(約)W220×D150×H128cmの大きさのワンタッチカンガルーテントSを入れても、半分以上をリビングスペースとして使えるのは嬉しいですよね。
一般的なコットの約65×190cmを置くとしても、かなり余裕を持てると思います。
インナーテントで大人6人が寝れるとしても、上記の絵のように寝るとしたらちょっと狭いですよね。
僕的には4人家族のファミリーが丁度いいのかななんて思います。
カンガルースタイルやコットで使うなら、サーカスTCのようにソロで使うのも有りですよね。
ちなみにサーカスTCのサイズは、(約)420×442×280(h)cmで、ワンポールテントRXよりも大きめ。
先程比較したDODのワンポールテントLのサイズは(約)W460×D460×H300cmなので、ワンポールテントRXの方がコンパクト。
サイズ的には少し小さいワンポールテントMの(約)W370×D325×H200cmが、近いという感じです。
商品名 | サイズ |
ワンポールテントRX | (約)W370×D370×H260cm |
ワンポールテントM | (約)W370×D325×H200cm |
ワンポールテントL | (約)W460×D460×H300cm |
サーカスTC | (約)W420×D442×H280cm |
DOD ワンポールテントRX スペック
サイズ | (約)W370×D370×H260cm |
インナーサイズ | (約)W350×D350×H260cm |
収納サイズ | (約)W65×D28×28cm |
重量 | (約)13.1kg |
収容可能人数 | 大人6名 |
材質・フライシート | 150Dポリエステル(PUコーティング、難燃加工) |
材質・インナーテント | 68Dポリエステル |
材質・フロア | 210Dポリエステル (PUコーティング) |
材質・ポール | スチール |
最低耐水圧 | フライシート:2000mm、フロア:5000mm |
付属品 | フライシート、インナーテント、ポール、ペグ×16本、ロープ×8本、キャリーバッグ、コンプレッションベルト×2本 |
カラー | タン、オリーブの2色展開 |
価格 | 39,600円(税込) |
まとめ
DODのワンポールテントRXは、設営のシンプルさを突き詰めたワンポールテントの究極形です。
インナーテントが四角形なこと、大型ベンチレーターがロープをペグダウンすることで自動で広がることなどが、初心者の方にとても分かりやすいようです。
究極形と聞いちゃうと、もっと凄いことを期待しちゃうんですが、これでもシンプルで分かりやすいと思います。
ただ設営の簡単さなどは、特別楽になっているような感じには思いませんでした。
同社のワンポールテントLなども、設営方法にそれほど大きな差は感じられませんでした。
その事を踏まえると、ファミキャン初心者の方にはメリットはあると思いますが、初心者の方以外にはそれほど大きなメリットは感じられないかも知れません。
ただワンポールテントRXのインナーテント付きでの価格が、サーカスTC本体と別売りのインナーテントセットを買った時よりも安いのが、大きな魅力になると思います。
またサーカスTCにはないカーキのカラーがラインナップされているという点も、魅力の1つになりそうです。
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アイキャッチ画像 出典:DOD