キャンプで食材をワイルドに切ったり捌いたり、開けにくいパッケージに切り込みを入れる!
林に入り込んでは鋭い手さばきで枝払いをしたりロープを切ったり、最近人気のブッシュクラフトに使ったり、さらには焚き火に使う薪を割いてみたりと、様々なシチュエーションにおいて活躍するのはアウトドア用のナイフです。
手にアウトドアナイフを握りしめれば、キャンプでも幅広く使えるので何かと重宝します。
キャンプだけでなく、登山や釣りを楽しむ時にも、かなり使えるアイテムなので1つは持っておきたいところです。
とは言っても、アウトドアナイフは用途によって使いやすさが違ったりすることがあります。
汎用性が高くて持ち歩きやすい優れた携帯性などもあり、シチュエーションや使用目的に合わせてアウトドアナイフを何本も使い分ける人もいるようです。
ソロキャンプでも活躍するアウトドア用のナイフは、柄と刃が固定されさやに入れて持ち歩くシースナイフ、2つ折りにして柄の中に刃を収納できるフォールディングナイフがあり、どちらもそれぞれメリットとデメリットがあります。
そこで今回は携帯性とコンパクトさに優れるフォールディングナイフに焦点を絞り、ソロキャンプでの使い勝手を考えつつ紹介していきたいと思います。
目次
- 1 ソロキャンプには折り畳み可能なフォールディングナイフがおすすめ!
- 2 フォールディングナイフのお手入れとは
- 3 フォールディングナイフの選び方
- 4 ソロキャンプで使うフォールディングナイフのおすすめ商品
- 5 まとめ
ソロキャンプには折り畳み可能なフォールディングナイフがおすすめ!
フォールディングナイフとは
フォールディングナイフとは、柄(ハンドル)の中に刃を収納できる2つ折りのナイフのことをいいます。
刃の出し入れは片手でも可能なものが多く、刃を出したらロックがかかり固定されて安全に使用することができるんです。
パンツの後ろのポケットからナイフを取り出し、手をスナップさせることでナイフの刃を出すようなシーンを思い浮かべてしまいました。
確かに、サッとそんなことができたらカッコ良さそうですよね。
フォールディングナイフのメリットとデメリット
刃を折り畳んで収納することができるフォールディングナイフは、収納時のナイフの全長は約半分になります。
折りたたんで柄の部分に収納しちゃうのでシース(さや)も必要なく、フォールディングナイフは全体的にみて軽量でコンパクト、そして携帯性の高さをメリットとする製品が多い傾向にあると思います。
似ている形状のアウトドア用ナイフには、ツールナイフ(十徳ナイフ・アーミーナイフ)が挙げられます。
ツールナイフもまた、柄の中に刃を収納できる2つ折りのナイフですが、ナイフの他にも、缶切りや栓抜きなどキッチン用ツールやハサミやのこぎりやドライバーといった工具類などのパーツが付属していて、様々なツールを1本のナイフに集約してあるんです。
映画の中でもよく登場することがあるし、必要なものを必要な時に迷わずサッと出せるのは何よりとても便利だと思います。
しかし機能が多い分重かったり、人によっては必要のない機能を備えていて邪魔になることもあります。
しかし、ばらばらと持ち歩くより遥かに整理しやすく便利なので、フォールディングナイフを購入するときはツールナイフとも比較して選んでみるのも良いかも知れません。
一方、フォールディングナイフは基本的にナイフとしての機能のみしか備えておらず、ツールナイフも視野に入れる人にとってはここがデメリットにも感じでしまうかもしれません。
しかし、だからこそシンプルかつ軽量、だからこそナイフとしての使いやすさに優れ、だからこそ機能美やデザイン性の高さにこだわりぬいた製品も多くあるので、自分好みの1本を選ぶのが楽しくなってしまう人も多くいるはずです。
でも、頑丈さで比べるのであれば、最も頼りになるのはフルタング構造のシースナイフが一番です。
それでも、フォールディングナイフにも頑丈さを売りにしている商品がたくさんあります。
頑丈なだけでなく切れ味のよい製品であれば、薪割りも安心して行えますし、作業もはかどると思います。
フォールディングナイフのお手入れとは
フォールディングナイフを始めとするアウトドア用ナイフは、自然の中で木材を切ったり削ったり、ロープやザイルを切ったりなど、多少ハードな使い方をしても壊れたり錆びたりしないよう頑丈に作られています。
しかし当然のことながら、使った後そのまま放置していれば劣化して壊れることもあるので、使用後のお手入れは欠かさないようにする必要があります。
汚れた後は真水で洗って水気をよく拭き取って、乾いてから柄に収納するようにしてください。
長く使用しない場合は、刃に錆止めのオイルを塗っておくのもおすすめです。
柄の部分も同様に、水気や湿気が籠らないよう拭き取っておきます。
可能であるなら、たまに分解してメンテナンスを行うと良いと思います。
もしも、切れ味が落ちた時には刃を研ぐこともできます。
一時的な応急処置であればシャープナーでも大丈夫なんですが、根本的な解決になるのはやはり砥石で研ぐのが一番です。
こまめなメンテナンスはナイフの寿命を長くし、安全に使い続けることにもつながります。
フォールディングナイフの選び方
①刃の素材で選ぶ
アウトドア用ナイフの素材は、主にステンレスとカーボンスチールの2つがあげられます。
包丁やハサミ、工具、調理器具などでよく使われるほどお手入れしやすいステンレスは初心者でも扱いやすくおすすめの素材です。
しかし砥石で研いでメンテナンスしながら長く使うつもりであるなら、カーボンスチールもおすすめです。
ステンレスよりもさびやすいのがデメリットであるものの、研ぐことで切れ味をアップさせやすく、バトニングやブッシュクラフトの作業効率をアップさせてくれます。
手入れの手間はかかりますが、手に馴染む大切なナイフに育て上げるという楽しみもあります。
②刃の形で選ぶ
キャンプをはじめとするアウトドア、釣り、薪割、登山など、使用する目的やシーンに合わせ、フォールディングナイフの刃はそれぞれデザインされています。
各メーカーこだわりのデザインなど、個性豊かな刃の形状に注目し、用途に合わせて選んでみるのも楽しいと思います。
ソロキャンプで使うフォールディングナイフのおすすめ商品
GERBER(ガーバー) 折りたたみナイフ 22-08445 パラフレーム1
出典:楽天
ガーバーのパラフレーム1は、キャンプから日常使いまで気兼ねなく使えるコンパクトなフォールディングナイフです。
刃の一部にはセレーション(波型加工)が施されていて、作業の幅を広げてくれると思います。
ハンドル部分は肉抜きされているため重量はわずか72gしかなく、キャンプ中ポケットに入れて持ち歩いても邪魔になりません。
刃とハンドルはチタンコーティングが施されたステンレス製で、初心者に扱いやすく耐久性にも優れています。
見た目もカッコよくておすすめです。
GERBER ガーバー 折りたたみナイフ 22-08445 パラフレーム1 スペック
- 全長(オープン時):約17.8cm
- 全長(クローズ時):約10.4cm
- ブレード長さ:約7.3cm
- 重量:約72g
- ブレード材:ステンレス(チタンコーティング)
- ハンドル材:ステンレス(チタンコーティング)
BUCK KNIVES(バックナイフ)110BR フォールディングハンター
出典:楽天
農工具を作る鍛冶屋が創業したナイフメーカー「バックナイフ」。
バックナイフのナイフは独自の研究開発により丈夫で長持ちし、切れ味が鋭いと多くのファンを虜にしています。
こちらのフォールディングハンターは、そんな人気メーカーの中でも最も有名な折り畳み式のモデルです。
耐食性や耐摩耗性に優れた420HCステンレス鋼を使用していて、握りやすいハンドルは天然木材を使用。
サイズはナイフ全長22.2cm、ブレードの長さは8.7cmです。
専用のシースも付属し、ベルトに装着可能なベルトループもついてるので、携帯しやすいと思います。
BUCK KNIVES(バックナイフ)110BR フォールディングハンター(SFG-B、S-B)スペック
- 全長(オープン時):約22.0cm
- 全長(クローズ時):約12.5cm
- ブレード長さ:8.7cm
- 重量:約206g
- ブレード材:420HCステンレス鋼
- ハンドル材:マッカサルエボニー(縞黒檀)、ブラス(真鍮)
- 付属品:レザーシース(ケース)
Smith&Wesson(スミス&ウェッソン) フォールディングナイフ SWA24S Extreme Ops Linerlock
出典:楽天
1852年創業アメリカ最大規模のミリタリーメーカーのスミス&ウェッソンによるフォールディングナイフです。
刃の形状は半波刃。
刃の素材はステンレス、ハンドル部分はアルミニウムで出来ているため、重量はかなり軽量で68gです。
クリップ付きで持ち歩きもしやすく、切れ味が気になる場合は自分で研いで調整することもできます。
軍用品っぽい男らしいフォルムは武骨キャンパーにもおすすめです。
Smith&Wesson(スミス&ウェッソン) フォールディングナイフ SWA24S Extreme Ops Linerlock スペック
- 全長(オープン時):18.0cm
- ブレード長さ:10.1cm
- 重量:68g
- ブレード材:ステンレス鋼
- ハンドル材:アルミニウム
SPYDERCO(スパイダルコ) セントファンテIII ナイフ 66PBK3
出典:楽天
カスタムナイフメイカーのフランク・セントファンテによるデザインのフォールディングナイフです。
刃のロックは安全性の高いロックバック方式が採用され、グラスファイバー強化ナイロン製のグリップが使われています。
スパイダルコのナイフの刃に大きく開けられた穴は、親指を引っ掛け片手でナイフの開閉をしやすいよう工夫されており、かさばりにくく、右利きでも左利きでも不自由なく使えるという特徴があります。
SPYDERCO(スパイダルコ) セントファンテIII ナイフ 66PBK3 スペック
- 全長(オープン時):19.5cm
- ブレード長さ:8.0cm
- 重量:約70g
- ブレード材:VG-10
- ハンドル材:FRN(グラスファイバー強化ナイロン)
中林製作所 冒険倶楽部 フォールディングナイフ 3-1
出典:楽天
中林製作所の冒険倶楽部フォールディングナイフは、刃を収納すると手の中にすっぽり収まるくらいの小型のサイズなんです。
飾り気のないシンプルかつ武骨なデザインのナイフですが、刃のロックもしっかりしていて、安心して使用することができます。
本体はステンレスなのでメンテナンスも簡単かつ丈夫。
専用ケースが付属しています。
中林製作所 冒険倶楽部 フォールディングナイフ 3-1 スペック
- 全長(オープン時):15.0cm
- 全長(クローズ時):9.0cm
- ブレード材:ステンレス鋼
- ハンドル材:ステンレス鋼、積層材
- 付属品:収納ケース(ナイロン)
まとめ
フォールディングナイフは2つ折りにして柄の中に刃をしまうことができるギミックを持つナイフのことを言います。
刃と柄が一体化しているシースナイフに比べると頑丈さは劣るものの、アウトドア用フォールディングナイフも、包丁のように食材を切ったり肉や魚をさばくのに使用したり、あけにくいパッケージに切り込みを入れるだけでなく、ロープやザイルを切るのに使ったり、枝払いや薪割といった軽作業、木材を削ったり切ったりするブッシュクラフトにも使用できるほど頑丈に作られています。
また、2つ折りにできてかさばらず持ち運びしやすいのが最大のメリットで、切れ味が落ちたら研ぐこともできます。
分解可能なものなら、より細かくメンテナンスすることができます。
折り畳みというギミックがある分、デザインや素材にこだわって作られているものもあり、用途に合わせて作られたナイフの刃も注目すべきポイントの1つです。
キャンプがより便利に、かっこよくなるフォールディングナイフ。
持っているだけで気分が上がるようなお気に入りの1本を見つけてみて下さい。
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アイキャッチ画像 出典:楽天