突然なんですが、あなたはファイヤースターターって聞いて、「これ、なんで使うんだろう?」って思ったことはありませんか?
正直、焚き火に火をつけるだけだったらライターで十分だと思いませんか?
ライターを使わないで火起こしをするのには、コツや慣れも必要な要素になってくるし、サクッと火がつかないと後に響いてしまうこともあるので、できるだけ素早く簡単にとできた方がいい。
しかしそれでもキャンパーがこぞってロッドを擦って火花を散らす作業をして、火起こしするのは何故なんでしょう?
そう、それが楽しいからなんです。
でもいくら楽しくても、火がサクッと上手につかなければ意味がありません。
正直なところ、実はどのメーカーの製品を買ってもあまり差がないとすら言われているファイヤースターターなんですが、今回はそんな製品の中でも特におすすめしたい製品が登場したので是非紹介させていただきたいと思います。
それは、山麓工房の極太ファイヤースターターです。
大きくて使いやすく、さらに火花が大きく出やすいと動画や各SNSでも人気が高く、ショッピングサイトの口コミも高評価をマークするファイヤースターターなんです。
今回は、山麓工房の極太ファイヤースターターのレビューと、メリット・デメリット等について紹介したいと思います。
目次
山麓工房極太ファイヤースターターがおすすめ!
山麓工房の極太ファイヤースターターってどんな製品?
山麓工房の極太ファイヤースターターは、おしゃれなケース付きのメタルマッチ、ファイヤースターターです。
大きさは全長16cm、重さは86g。
10cmというたっぷりとした長さがあるフェロセリウムという金属製のロッドに、しっかりとした木製のグリップがついています。
この金属製のロッドに付属のストライカーを擦って火花を散らし、着火剤に火をつけます。
金額は公式価格で2,080円。
ゴツくて大きめなサイズが無骨でかっこいいんです。
しかも芯が太くグリップに凹凸があるので、しっかり握り込んで擦ることができちゃいます。
どことなくあのAがつく人気ガレージブランのグリップぽいのですが、これが初心者でも使いやすいと評判の製品なんです。
ファイヤースターターは、そもそも長期間にわたって使えるもの。
濡れても大丈夫だし、燃料も必要としないので、ロッドが短くなったり壊れるなどしなければ長く使えるアイテムです。
さらにこの山麓工房の極太ファイヤースターターなら、一般的な製品よりも明らかに大きく太いので、使用回数も段違い。
なんと約15,000回ともされている製品なんです。
他社製品のファイヤースターターと比べて何が違う?
では山麓工房の極太ファイヤースターターと、他社のファイヤースターターと何が違うのか比べてみましょう。
ファイヤースターターの価格は、大体1,000円くらいから高いものでも3,000円くらいでしょうか。
Amazonでは最安値で700円弱のものもありますよね。
山麓工房の極太ファイヤースターターの価格は約2,000円程度。
といっても、ファイヤースターターは一度買うと劣化しにくいのでかなり長く使用できる製品。
何も極太ファイヤースターターでなくても、ファイヤースターター自体のコスパは限りなく高いアイテムなんです。
ライターと違って燃料も必要としないし、気温などの環境にも左右され難い。
ではなぜ、ファイヤースターターを買っても、使えないと感じてしまったり、使わなくなってしまうのでしょうか?
それは細かな使用感や使いやすさにあるのではないかと思います。
例えば100円ショップのファイヤースターター。
これもなかなか侮れなくて、小さなサイズながら使いこなすことができれば1,000円以上のファイヤースターターとほとんど変わらないレベルで使うことができます。
100均以外で1,000円くらいのファイヤースターターなると、ちょっとしたギミックやカバーなどのオプションが増えてきたりちょっと高級感が高くなってきたりしますよね。
だったら、わざわざ山麓工房の極太ファイヤースターターを買わなくても良いよねって考える人もいるかもしれません。
しかしちょっと待ってください。
山麓工房の極太ファイヤースターターと他社製品のファイヤースターター、または100均のもの。
全部並べて比較してみると一目瞭然なんです。
山麓工房の極太ファイヤースターターには、ある程度の重さとにぎりやすいグリップ、さらにはある程度の太さと長さがあるロッドがついています。
ファイヤースターターが使いこなせない理由の1つに、しっかり擦れないという事があると思います。
しっかり擦っても火花が散らせないのには、グリップが握り難いという原因があります。
握り難いどころか、製品によってはグリップからロッドが引っこ抜けてしまって使えなってしまうようなこともあるんです。
価格がある程度して、クオリティが高い山麓工房の極太ファイヤースターターのような製品なら、そういった破損もある程度は防ぐことができるでしょう。
ある程度の重さがありロッドが長く、しかも持ち手も長くて握りやすければ、しっかりと固定して擦ることも簡単になります。
しっかり擦ることができれば、火花もよく出るのでなかなか火がつかないなんてことも少なくなるはずです。
さらに製品のデザインがおしゃれだったりカッコいいものなら、それだけで面倒な火起こしが楽しいものになりますよね。
それが山麓工房の極太ファイヤースターターと、他社の製品のファイヤースターターとの最大の違いなんです。
山麓工房の極太ファイヤースターターのメリットとデメリット
メリット
①安定感がありしっかり使える
山麓工房の極太ファイヤースターターには、太く長いロッドと凹凸があり握りやすいグリップがあり、そしてしっかりとした重さが特徴です。
これらは特徴と同時に、極太ファイヤースターターの最大のメリットにもなっています。
ロッドに長さがあれば、ストライカーで擦って火花を出す時もストロークが長めに取れるので擦りやすいです。
太さがあれば単純に使用回数が増えるのでかなりお得。
15,000回も擦ることができれば、キャンプの度に使用しても使い終わることや使えなくなるまでの期間はかなり長くなります。
使用しない時は、非常時の為の備えとして保管しておくこともおすすめ。
太くしっかりとしているグリップは、使いやすさだけではく握りやすさも抜群。
特にこれくらいしっかりしているものなら、焚き火用のグローブをしたままでもファイヤースターターを使用できます。
※グリップなしのChileeanyのファイヤースターターと比較
またグリップがあることでロッドを直接握ることがなくなるので、ストライカーで擦るストローク距離も長く取れ火花を散らしやすくなります。
(グリップが無いものはロッドを直接握るのでストロークが短くなります)
さらには、グリップのデザインが無骨でかっこいい事も注目ポイントです。
長く使えるファイヤースターターはどれを買ってもほとんど同じだと言うのなら、なるべくデザインの良いものを最初から購入したいと思うのが当然ですよね。
②火花が大きい
山麓工房の極太ファイヤースターターの火花は大きく、よく出ると言われるのはなぜでしょうか?
その秘密は、ロッドの材質に隠されています。
一般的なファイヤースターターや100円ショップなどで購入できる安価なもののロッドは、マグネシウムでできています。
マグネシウム製のファイヤースターターは、価格的に安価で使いやすいので、敷居が低くくおすすめではあります。
マグネシウム製だからといって、火がつかなかったり、つきにくいということも無いと思います。
ちなみにマグネシウムの発火点は、約470℃くらいです。
一方、山麓工房の極太ファイヤースターターのロッドに使用されているのは、フェロセリウムです。
フェロセリウムは鉄とセリウムの合金で、発火点は約150〜180℃とマグネシウムと比べ低め。
マグネシウムの約3分の1しかないんです。
発火点が低ければ、その分発火しやすく火花も大きく出やすくなるはずです。
③サービスがいい
山麓工房の極太ファイヤースターターは、他社にはない「永久保証」が付いています。
使用する人全てにしっかりとした商品を届けるために、工場、第三者検品、そして自社での検品と3つの検品体制を整えているだけでなく、商品について万が一のトラブルが発生してしまった時のために『永久保証』というアフターサービスまで行っているんです。
製品の中に燃えやすい素材までもを網羅したわかりやすい説明書がついているだけでなく、商品の使い方についての動画が用意してあったり、お手紙まで入っていたとの声もあります。
実際に僕も購入したのですが、お手紙がありました。
山麓工房さんは家族経営の小さな会社のようですし、1つの製品がこんなにも長く使えてしまったら、約2,000円という価格で大丈夫なのかと心配になってしまいますよね。
でも、そこまでされたら愛着が湧いてきてしまいませんか?
- 太く長いロッドとグリップで安定感がある
- 大きな火花を出せる
- アフターサービスがしっかりしている
- 人気ガレージブランドっぽくおしゃれ
デメリット
いいところだらけに見える山麓工房の極太ファイヤースターターですが、何か気になるポイントはあるのでしょうか?
口コミや動画を中心に調べてみました。
まず、「言うほど火花でなくない?」という件。
どうやら極太ファイヤースターターのストライカーって、バリが少し少ないようなんです。
ストライカーは3方向からロッドを擦ることができるので、場所を変えてみるのがおすすめ。
あとはストライカーの角度を変えてみるのもいいと思います。
使い始めはロッドに黒い塗装がされているので、それをしっかりと削り落とすことも大切。
それでも火花が出なければ、他社製品のストライカーやナイフ、ノコギリなどを使って擦ってみましょう。
また、山麓工房の極太ファイヤースターターのストライカーでも、使い込むうちに火花が大きくなることもあるようです。
これの理由は分かりませんが、個人的には同様に感じたので、多分無意識にコツを掴んだ為なんじゃないかと考えています。
Amazonで安く購入した他社(Chileeany)ファイヤースターターと比べてみましたが、確かにストライカーのバリ(凹凸)が少ないようです。
そして他社(Chileeany)のストライカーを使ってみると、大きな火花が出やすいように感じました。
他社(Chileeany)のストライカーでは1回目から大きな火花が出たので、やはりバリ(凹凸)の大きさなどが関係していると思われます。
ただ付属のストライカーでも、何度か使っていくうちに他社ストライカーを使った時に近い大きめな火花が散るようになったんです。
なのですぐに諦めずに、慣れるまでしばらく使ってみるのが良いと思います。
とはいえ、他社(Chileeany)ストライカーを使った方が簡単に大きな火花を散らせるのは事実かなと感じています。
このChileeanyのストライカーは個人的には、かなり優秀に感じました。
大きな火花が出にくい100均のフィやースターターでも、Chileeanyのストライカーを使えばそこそこ出るし、やりやすかったです。
※ロッドの長さが同じ10cmのファイヤースターター
次に「ちょっと大きくない?重くない?」という件。
山麓工房の極太ファイヤースターターは、他社製品に比べるとやはり大きめ。
ですがケースが付属しますし、長さも大きいとはいえ全長16cm。
重さも86gしかないので、女性でも重さを感じることなく使えるでしょう。
ライターにはない火の付け心地はなかなかの快感。
一度うまくいくとやみつきになって、マイファイヤースターターが欲しくなってしまう人もいるんです。
- 付属のストライカーでは大きな火花が出難いこともある
- 大きく重たいと感じる人もいる
まとめ
山麓工房の極太ファイヤースターター。
その名の通り、他社製品のファイヤースターターよりも太く大きくゴツいのが最大の特徴です。
おしゃれな上に無骨さすら感じるグリップは、適度な重量もあることから抜群の握りやすさと安定感があります。
長めで太いロッドは発火点が低く、火花が出やすいフェロセリウム製。
安価な製品に使われるマグネシウムよりも火花が大きく出やすいので、今までファイヤースターターを使って上手に火起こしができなかった人でも使いやすく感じること間違いありません。
他社製品と比べて大きいとは言っても全長16cm、重さもわずか86gなので、そこまで気にするレベルでもなく、力のない人や女性でも楽に持ち歩くことができると思います。
口コミの中には言うほど火花が大きくない、むしろ出にくいという意見もありました。
どうやら極太ファイヤースターターとセットになっている付属のストライカーは少々バリが足りないようで、使い込むうちに段々と馴染んで火花が大きく出やすくなっていきます。
個人的には、慣れも必要なのかなと思います。
それが待てないという方は、他社のファイヤースターターのストライカーを使ってみてはいかがですか?
僕も当初他のストライカーを試してみて、付属のストライカーよりも火花が大きく出やすいと感じました。
しかし何度も繰り返すうちに、付属のストライカーでも他社のストライカーに近い大きなめな火花が出る頻度が高くなりました。
ベテランキャンパーさんの中には、ナイフの背を使う人もいるそうです。
「ライターで良くない?」と、考えてしまう人も多いと思います。
ですがファイヤースターターは燃料いらず、濡れても使用可能で、さらに低い気温などの厳しい環境下でも火をつけることができるんです。
ファイヤースターターが気になっていたけど上手く使えるか不安だった初心者さん、今までファイヤースターターを使いこなすことができなかった人でも山麓工房の極太ファイヤースターターならきっと火起こしも楽しくチャレンジできるはずです。
ストライカーが優秀なChileeanyのファイヤースターターも捨てがたい・・・。
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