ソロキャップの人気で、数年前からメスティンも大人気になっています。
ファミリーキャンプをしていると、ユニフレーム等の大きめのクッカーがあるので、あえてメスティンを購入しなくても何とかなってしまいます。
僕もキャンプでは、ご飯を炊くとは少なく、下手したらクッカーすら使っていなかったんです。
しかし、家族でキャンプに行く事が少なくなり、最近では友人2人だったり、ソロキャンプだったりします。
そんな事から、流行りのメスティンを買ってみようと思ったんです。
メスティンを持っていなかった僕でも、何となくそんなイメージがありました。
Amazonや楽天市場を探すと、トランギアのメスティンより他のブランドのメスティンが目立ちます。
しかしトランギアのメスティンが一番値段が高い。
定価以上の値段が付けられたメスティンをどうしても買う気にはなれません。
そんな事で他のネットショップを探して、何とか定価で買いました。
今回は、トランギアのメスティンを今更ながら購入し、バリ取りとシーズニングをしたのでその仕方とレビューしたいと思います。
目次
トランギアのメスティン
メスティンと言えばトランギア?
YouTubeでもネットでも、または本などを読んでみても、メスティンと言えばトランギアという風に謳っている事が多いと思います。
そんな事でメスティンを持っていなかった僕も、メスティンを買う時はトランギアしかないなと思っていました。
読んだ本によるとメスティンはトランギアの商品と記載されていました。
しかしメスティンって、アイテム名なので、トランギアの商品名ではないようなんです。
mess(軍隊での食事)という言葉とtin(ブリキ製の容器)という言葉を組み合わせて出来た言葉らしいんです。
なので、トランギア以外から販売されているメスティンもメスティンなんです。
でも、トランギアじゃなくてもメスティンなんですが、みんながトランギアと言っていると僕もトランギアのメスティンが欲しくなってしまいます。
ブランド信仰者ではありませんが、どうせ買うならと思ってしまっていました。
しかし、メスティン人気で値上がりしているトランギアを買うのはちょっと悔しいです。
トランギアのメスティンは税抜で1,600円。
その安い価格設定と価格以上に使える機能性が人気だと思うのですが、値段が高くなってしまってはその魅力も半減です。
Amazonや楽天市場で販売しているショップは、転売価格とも言える定価の倍以上で販売しています。
そこで定価でトランギアのメスティンを買えるショップを探してみると、アウトドアショップのオレンジで取り扱いがあったんです。
送料は別途かかってしまいましたが、定価で購入する事ができて満足です。
トランギアのメスティンのバリ取りの仕方
Amazonなどでトランギア以外のメスティンを見てみると、「バリ取り済み」という文字を目にする事が多々ありました。
バリが残っていると、それで指を切ってしまったりと危険なようです。
それらのメスティンは、そのバリを出荷前に取り除いてくれているようです。
しかしトランギアのメスティンは、「バリ取り済み」ではなくバリが残っているんです。
その為、購入後に家に届いたら、まずバリ取り作業をする必要があります。
箱からメスティンを取り出して、まず蓋を開けてバリがあるか確認しました。
指に触れたら切ってしまう恐れもあるということだったので、恐る恐る指先で縁の部分を撫でてみます。
指を切ってしまうような大きなバリはありませんでしたが、ザラザラとした感触はあります。
正確にはどのようにしたら良いのかわかりませんでたが、経験者の方のYouTubeやブログを拝見させていただき、サンドペーパーで縁をヤスリがけしました。
サンドペーパーは100均で買ってあった物が家にあったので、それを使いました。
3枚セットで、目の粗い方から順に削ると、メスティンがアルミ製の為か、力を込めなくてもすぐにツルツルになったんです。
これでバリ取り作業は完了。
思っていたよりもめっちゃ簡単でした。
- 粗さが異なるサンドペーパーを用意する
- 荒い方から順番に縁などバリがあるところを削る
- バリで指を怪我をしないようにグローブがあると安全
シーズニングの仕方
メスティンは使い始めにシーズニング作業が必要です。
それはトランギア製のメスティンだけではなく、他のメスティンも同じのです。
お米の研ぎ汁を用意して、そこにメスティンを入れて15分程度煮込むようなんです。
シーズニング作業が必要といったら、鋳鉄製のダッチオーブンやスキレットが思い浮かびますよね。
ダッチオーブンもスキレットも油に馴染ませる作業が使い始めの時に必要です。
調理後で洗った後も、手入れが必要になります。
それに比べたら、お米の研ぎ汁で煮るというのは、どうなんだろうと思ってしまいませんか?
このシーズニングをすると、アルミ臭さを抑え焦げ付きも防げるようになるようなんです。
と、先人に倣い大きめのお鍋に研ぎ汁を入れて、メスティンを丸ごと煮込んでみました。
これが何とも不思議な光景でした。
煮込んだ後は表面を拭いて水分を取り除きます。
そのまま乾かすと、白いまだら模様ができてしまい、火にかけるとそこが焦げてしまいます。
水分を拭き取らずそのまま使ったら、研ぎ汁の塊のようになっていたところが変色しちゃったんです。
さらに油を塗り野菜の切りくずでシーズニングをするという記事を読み、その通りにしたら油が焦げついてしまったんです。
他の人のYouTubeをみると油で野菜の切りくずを炒めるシーズニングはしてないので、必要なかったのかもしれません。
ここまで終わったら、やっとメスティンを使う事ができます。
でもこの作業、トランギアのメスティンを使ったら毎回必要なんです。
それを考えると面倒くさい・・・。個人的には匂いを抑えるために油を塗り野菜の切りくずを炒めるのは良いと思いますが、米の研ぎ汁はどうなんだろうと感じました。
- 鍋にお米の研ぎ汁を用意
- メスティンを入れて15分程度煮込む
- 油を塗り野菜の切りくずを炒める
- シーズニングをすると結果変色してしまうかも
角煮の炊き込みご飯を炊いてみた
お昼ご飯に角煮の炊き込みご飯を炊いてみることにしました。
まずはお米1合を研いで、お水に30分漬けておきます。
今回は自宅での昼食なので、ボウルにお米を入れて研ぎました。
研ぎ終わったお米をメスティンに移し、お水を200ml入れておきます。
お米1合に対してお水を200mlですが、軽量カップなどがない場合は、メスティンの内側のポッチの下ぐらいまでお水を入れておきます。
30分経ったら、今度は角煮を用意します。
と言っても、角煮を初めから作るのではなく、レトルト食品でズルしちゃいます。
セブンイレブンで買ったレトルトの角煮を、冷たいままメスティンのお米の上に載せちゃいます。
ゼラチン状になっているタレも勿体ないので絞り出しておきます。
そこで蓋を閉めて、ガスバーナーで炊きます。
ガスバーナーでの炊き方は、角煮が載ってますが普通のご飯を炊くのと同じようなやり方で大丈夫。
初めは中火でメスティンの蓋の隙間から泡が吹き出してくるまで火にかけます。
5分から10分もすれば泡が出てくるので、それを確認したら火を弱火にして、20〜25分ぐらい火にかけます。
時間が来たら火を止め、10分ぐらい蒸らします。
白飯の場合は、メスティンをひっくり返してタオル等に包むようですが、今回は角煮が載っているのでひっくり返さずにタオルに包みました。
するとどうでしょう、簡単に角煮の炊き込みご飯が完成しちゃいました。
本体のハンドルを持ちバーナーから下ろして蓋を開けます。
蓋は熱くなっているので、グローブやタオルを使って開けるのが良いと思います。
肝心の味はというと・・・
ちょっと味は薄くて、コッテリというよりアッサリなのですが、いつも角煮を食べると脂で胃がもたれてしまうのですが、今回のメスティンでの炊き込みご飯では大丈夫でした。
お米の固さもちょうどいい感じ。
ただ1合という量は、僕にはちょっと多めで、お腹がパンパンになってしまいました。
メスティンの外側に吹きこぼれたあとがあり、そこは味付けがある角煮を入れてある為か少し焦げ付いていました。
あと写真に撮るのを忘れてしまいましたが、底は少しお焦げがありました。
研ぎ汁でシーズニングしてありましたが、焦げ付いていた事を考えると、シーズニングに意味があるのかなと不安に思う事もあります。
シーズニングは洗剤を使ってメスティンを洗ったり、焦付きが目立つようになったら、再びする必要があるようですが、一回目で焦付きがあるのなら別に必要ないような気もします。
実際、ブログやYouTubeではシーズニングありとシーズニング無しでの比較をされている方がいます。
それらを見ると、あまり焦付きに大差がないので必要ないような気もします。
毎回のようにシーズニングは面倒くさく感じてしまいそうです。
これからはどうしようかと迷い中です。
トランギア メスティン スペック
- サイズ:17×9.5×6.2cm
- 重量:160g
- 容量:750ml
- 素材:アルミ製(無垢)
- 炊はんの目安:約1.8合まで
- 価格:1,600円(税抜)
まとめ
トランギアのメスティンを買ってレビューしてみました。
まず思った事は、メスティンはトランギアが有名ですが、トランギアが1番手間がかかるような気がしたという事です。
まずバリ取り作業が必要だということ。
最近ではバリも減っているという書き込みを見ましたが、僕のメスティンでは指先にザラザラをしっかりと感じるぐらいのバリがありました。
バリ取り作業の為に、サンドペーパーを用意する手間もあるので、そこが少し面倒でした。
シーズニングは初回はやってみましたが、今後はどうしようかと思います。
今回は炊き込みご飯だったからという事もあると思いますが、シーズニングしても焦げ付きました。
洗うときは水に浸けてふやかせば、簡単に洗う事はできましたが、シーズニングしてもしなくても同じなような気がします。
それにしてもメスティンを使ってご飯を炊くのは簡単でした。
これならソロキャンプでも、美味しいご飯が素早く楽に完成しちゃうと思います。
またメスティンを使って、自動炊飯やパスタなど他の料理も試してみたいと思います。
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