ソロキャンプと言えば、メスティン!
ワイルドなキャンプには欠かせない調理器具のメスティンは、ご飯を炊いたり、パスタを茹でたり、お鍋として使ったり、はたまた揚げ物用の油を熱したりと、様々な使い方ができる便利なアイテムです。
単にメスティンと言っても、その種類やサイズ、販売メーカーは様々あり、どれを選んで良いのか迷ってしまいますよね。
そして購入すれば、今度はバリを取ったり、金属臭を無くしたり焦げ付きにくくする為にシーズニングをしたりします。
調理をする度に焦げついたり、または熱により茶色く変色してしまうことも多々あり、まだ1〜2回しか使ってなくても、長年使っているかのような風格が出てしまうのもアルミのメスティンです。
簡単に変色を目立たないうにする為には、アルミの銀色の本体ではなく、黒色のメスティンを使えば目立たなくする事ができます。
しかし、焦げ付かなくさせるのには、表面に加工を施す必要があります。
そこで紹介したいのが、ThiOuTheLIFE(シアザライフ)のノンスティック加工メスティン2.0。
今回は、Makuakeでプロジェクトを大成功させた焦げ付きにくいメスティンを、何度か使ってみたのでその魅力とメリット・デメリットをレビューします。
目次
ThiOuTheLIFE(シアザライフ)のノンスティック加工メスティン2.0
ThiOuTheLIFE(シアザライフ)のノンスティック加工メスティン2.0は、焦げ付きにくく加工された調理器具です。
2.0と付いてあるのは、前モデルがあるから。
前のモデルのノンスティック加工メスティンは、本体外側がシルバーカラーで内側にノンスティック加工が施されていて黒色になっていました。
現行モデルの2.0では、外側も黒色。
黒色に少しキラキラした星のように感じる塗装なので、まるで宇宙空間のような感じもする綺麗なデザインになっています。
もちろんこの黒色なので、茶色く変色することも目立たなくなっているし、内側のノンスティック加工により、焦げ付きにくくもなっています。
サイズはS・M・Lの3サイズ。
今回は、MakuakeでMサイズを応援購入していたので使ってみました。
ちなみに現在は、一般販売も開始されているので、ECサイト等で購入できます。
ノンスティック加工メスティン2.0をレビュー!目玉焼きは焦げ付かない?
次のキャンプまで少し時間あるので、家でThiOuTheLIFEのノンスティック加工メスティン2.0の実力を試したくなりました。
家で簡単に確認出来ると言えば、目玉焼き。
目玉焼きがツルッとくっつかないように焼ければ、その後も焦げ付かないはず。
そこで、ノンスティック加工メスティン2.0に卵を1つ落として焼いてみました。
後でちゃんと食べることを考え、お水を入れて蒸す感じにもしてみました。
まずはメスティンをバーナーに乗せて、ガスに点火。中火ぐらいで温まるのを待ちました。
メスティンが十分温まったら、そこに卵を投入。
焦げ付かないと言っているので、それを過信して油は引きません。
そしてお水を入れて蓋をして、黄身の表面に膜が張るように蒸し焼きにしました。
ただ、この蓋がキツキツなのか、ちょっとハメにくい。
中の様子を見る為に蓋を取り外す時も、熱くなっている事もあり、さらにやり難かったです。
※食べたあとです
と、完成した目玉焼きは、焦げ付くというよりかは、くっ付いてしまった感じ。
ツルっと剥がれるような物ではありませんでした。
「なーんだがっかり」なんて思っていたんですが、ThiOuTheLIFEさんから、「メスティンを熱する前に卵を落として下さい」とアドバイスをいただきました。
そのアドバイスを元に、もう一度目玉焼きを焼いてみました。
今度も油を引かず、カセットコンロに点火する前に卵をメスティンに落としてみます。
そして点火。
そんな事も思いつつ、出来上がった目玉焼きの底に、恐る恐るヘラを差し込んでみました。
すると今度は、全くくっ付いている感じではありません。
入れたお水で、メスティンの表目には少し膜は出来ているようでしたが、目玉焼きはくっ付いていません。
目玉焼きを持ち上げてみても、ほとんど剥がれる様子もなく、スムーズに持ち上げる事ができたんです。
これなら、焦げ付かないと言っても良いのではないでしょうか?
実際には、熱いメスティンに冷たい卵を落とすと、その温度差でくっ付いてしまうようです。
冷蔵庫から取り出したばかりの卵だと、そのようになってしまうのかも知れません。
卵を常温にしておけば、くっ付く事を軽減できるはずだし、今回のようにメスティンを熱する前に卵を落とすという工夫をすればさらに対策できます。
・卵とメスティンの温度差を気をつければ焦げ付きにくい
・油を引かなくてもほぼ焦げ付かなかった
・蓋がキツイので熱くなってると開閉が大変
ThiOuTheLIFEのノンスティック加工メスティン2.0をフライパン代わりに使ってみた
キャンプに行き、ちょっと手抜き料理をするために、冷凍食品をThiOuTheLIFEのノンスティック加工メスティン2.0で温めました。
まず温めたのは、セブンイレブンで買った冷凍の牛塩ホルモン炒め。
これは汁になる部分も冷凍されて、カチカチになった状態のまま温めました。
もちろんThiOuTheLIFEさんからのアドバイスがあった通り、今回もコンロは後から点火。
徐々にメスティンが熱され、固まっていた汁の部分が溶けて、今度は食材が温まるまで、フライパンのように炒めました。
なんなら食材に焦げ目ができるくらい炒めてみました。
もちろん味は美味しかったです。
食後のメスティンを覗いてみると、全く焦げ付いた様子はありません。
ただ油が表面に付いているだけ。
ズボラな僕は、使い終わった調理器具は家で洗うことにしています。
ただそれだと食材の残りカスがこびりついてしまう事も。
でもキャンプ場で拭き取ってしまえれば、こびり付く事もありません。
キッチンペーパーがなかったので、ティッシュでメスティン内の油を拭きとってみました。
結果がこれ。
ほとんどの油を拭き取れたし、食材が焦げついたりこびり付いたりした様子もありません。
これなら、家に持って帰ってサッと洗うだけで済みそうです。
特に冬だと、油が固まってしまい、お湯が出ないキャンプ場では洗うのが難しくなりますよね。
でもこれなら食後にすぐ拭き取れるので、凄く便利な気がします。
夜には、冷凍チャーハンを炒めてみました。
これも同じようにセブンイレブンの冷凍チャーハンで、凍った状態でノンスティック加工メスティン2.0に出します。
チャーハンは、お米が油でコーティングされているので、元々焦げ付きにくい食品だとは思いますが、火力が強すぎたりしたら、もしかしたら焦げ付く事もあるかも知れません。
とは言え、今回はソロキャンプで、目を離す事は無かったので、焦げ付く事はありませんでした。
チャーハンを食べて、メスティンの底部分が見えてきても、焦げ付いている様子は全くありません。
食べ終わると、チャーハンも先ほどの冷凍の牛塩ホルモンと同様に、油だけが表面に残っている状態です。
これもティッシュでサッと拭き取れば、綺麗な状態になりました。
調理する食材にもよるかも知れないのですが、今回は全く焦げ付く事はありましんでした。
これなら、メスティンの使用上のデメリットを軽減でき、逆にメリットに変えて使えるのではないでしょうか?
僕が購入したThiOuTheLIFEのノンスティック加工メスティン2.0は、ほぼほぼメリットだけで、デメリットに感じたのは蓋がキツい事だけでした。
・フライパン代わりでも焦げ付かない(食材によるかも)
・油を引かなくても焦げ付かなかった
・ティッシュで拭き取るだけでほぼきれいになった
・セブンイレブンの冷凍食品を温めて手抜きができる
ThiOuTheLIFEのノンスティック加工メスティン2.0 Lサイズでスモーク作り
ThiOuTheLIFEのSNSフォトキャンペーンで当選して、ノンスティック加工メスティン2.0のLサイズをいただくことができました。
このLサイズを使って、スモークを作ってみたくなりました。
ちなみに大きさは、Mサイズが縦16.5×横9.5×高さ6.7cmで容量が約800mlで、一般的なメスティンと同じくらいのサイズ。
Lサイズは縦19.3×横13.3×高さ7.5cmで、容量は1,000mlで一回り大きなサイズになっています。
並べて置いてみると、サイズの違いがよく分かります。
出典:Yahoo!ショッピング
Lサイズのノンスティックメスティン2.0を使ってスモークをする為には、中に置くバット網とスモークチップが必要になります。
中に置くバット網はメスティンのサイズによって違うので、使いたいサイズの物を購入するようにしましょう。
ノンスティック加工メスティン2.0Mサイズを使った時に、デメリットとして挙げたキツキツの蓋だったんですが、Lサイズの蓋はスムーズに開け閉めできました。
それを考慮すると、蓋がキツかったりそうではなかったりするのは個体差があるのかも知れません。
メスティンの内側にスモークチップを大さじ1ぐらいの量を敷き、その上に網、そしてその上に食材を並べてコンロやバーナーで加熱すれば簡単にスモークができてしまいます。
もちろんスモークチップはヤニがでて、メスティンの表面を茶色く汚してしまう可能性もあります。
ThiOuTheLIFEのノンスティック加工メスティン2.0は、内側が黒色なので、その汚れも目立たないのですが、ヤニで汚したくなかったのでアルミホイルを敷き、その上にスモークチップを置きました。
そして今回は簡単に6Pチーズ。そしてベーコンを並べます。
あまり加熱し過ぎて中が高温になってしまうと、チーズが溶けて網の下に垂れ落ちてしまいます。
なので火力は中火ではなく弱火がおすすめ。
チーズの下の包みを剥がさなくても、熱いと溶けて垂れ落ちてしまうので、のんびりと待つのが良いと思います。
ノンスティック加工メスティン2.0のLサイズでは、それにあったLサイズのバット網を置いても隙間があり、設置しにくいということはありませんでした。
ベーコンを除けば、6Pチーズだけで6〜8個ぐらい並べる事が出来そうです。
流石にソロキャンプでは、チーズ6個を食べるのは量が多いというか、カロリー的にも高くなってしまうので、何個かお持ち帰り。
そう考えるとソロキャンプでは、MサイズやSサイズが良いのかも知れません。ファミキャンならLサイズがおすすめです。
ただ異なる2サイズ用意しておけば、同時に調理する事が出来るし、調理の幅も広がりそうです。
ちなみに今回は、Mサイズを使ってインスタントラーメンを作っていました。
2つあれば、このように同時に調理し、おかずを作ることができるし、SサイズとMサイズを重ねてプリンを作ったりも出来るようです。
・Lサイズはまあまあ大きい
・スモークするのにはバッド網とスモークチップが必要
・バッド網はメスティンのサイズ毎に違うサイズがある
ThiOuTheLIFEノンスティック加工メスティン2.0のメリット・デメリット
メリット
- 焦げ付きにくい
- 後片付けが楽
- 汚れが目立たない
- オプションパーツが豊富
- カッコいい
デメリット
- Mサイズでキツかった蓋がLサイズではちょうどいい感じだったので個体差があるかも
- 普通のメスティンよりちょっと値段が高い
まとめ
ThiOuTheLIFE(シアザライフ)のノンスティック加工メスティン2.0、温度差に気をつければほとんど焦げ付きませんでした。
焦げ付だと言っても、冷蔵庫から出したばかりの卵を熱したメスティンで調理して、くっ付いてしまったというだけ。
油も引いてないし、実際は焦げていたという事でもありません。ちょっとくっ付いただけです。
卵とメスティンの温度差を少なくすれば、くっ付きませんでした。
またその他の調理でも、焦げ付かず、またくっ付かなかったので、かなり期待通りのメスティンではないでしょうか。
もちろん熱による変色は目立たないし、変色しているのかも確認は出来ません。
調理で使っても、元の美しい黒色のまま。
スモークでは、チップから出るヤニの付着すら目立たないので、いつまで経っても新品のように使えます。
とは言え、調理する食材や使い方、経年劣化によっても、汚れ方や塗装の剥げ方など違いが出てくると思います。
ちなみに息子に使わせてたら、金属製のフォークか何かでそこを削ってしまったのか、塗装が剥げていてがっかりしました。
使い方、手入れの仕方をしっかりやれば、焦げ付かず便利なメスティンを長く使う事が出来るのではないでしょうか。
焦げ付きにくくて便利、さらにかっこいいThiOuTheLIFEのノンスティック加工メスティン2.0はかなりおすすめです。
スモークで使ったLサイズはこちら。
シアザライフ メスティン バット網 メッシュトレー Lサイズ
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