ソロキャンプ用のクッカーとしてメスティンが欲しくなり、トランギアのメスティンを先日購入しました。
メスティンと言えばトランギアが有名なので、定価で買う事が出来るショップを探して買ったんですが、Amazonでメスティンを探している時にトランギア以外のブランドの商品がたくさん検索結果に出てきました。
それらのメスティンは、値段がトランギアと同じかそれより安く設定されていたり、中に入れる網や収納ケースがセットになっているのにも関わらず安価で売られているんです。
中でも、僕の目に入ったのがMiliCampというブランドのメスティンです。
トランギアのメスティンを使って、かなり簡単にご飯が炊けた僕は、メスティンがお気に入りになってしまいました。
そこでトランギア以外のメスティンってどうなのかが気になりだしてしまったんです。
そうは言われても、ポチってしまった後では、どうにもなりません(笑)
ただの好奇心で、もう1つメスティンを買ってしまいました。
今回は、安く買う事が出来るMiliCampのメスティンをレビューしたいと思います。
目次
MiliCampのメスティンをレビュー!
MiliCamp
MiliCampというブランドを、僕は今まで耳にした事はありませんでした。
Amazonで取り扱っている商品を見てみるとメスティンばかり。
そもそもメスティンって、トランギアの商品名ではなくて、飯盒の事を言うらしいんです。
mess(軍隊での食事)+tin(ブリキ製の容器)という言葉が組み合わさってメスティンになったので、トランギアが正規品で他は偽物と言う判断が間違っているようです。
なのでMiliCampのメスティンも、偽物ではなくちゃんとした正規品という事になります。
そんなMiliCampのメスティンは、厚生省の日本食品衛生法提出済で、ドイツのLFGB食品安全検定済みらしいです。
てっきり安いので中国のブランドだと思っていたのですが、もしかしてドイツのブランドなのかも知れません。
品物自体は中国製なので、それで安いのかなと思います。
安くで品質に不安がちょっとありましたが、食品衛生法届け済みという事なので、安心して使えそうです。
MR-250とMR250Proの違いは?
MiliCampのメスティンを見てみると、MR-250という品番とMR−250Proという品番がある事に気がつきました。
凄く値段が安くて目に留まったのがMR250で、本体の値段は1,400円弱とトランギアより安いんです。
MR-250Proは1,800円弱なので、トランギアの定価よりちょっと高めです。
MR-250とMR-250Proでは400円ぐらいの価格差があります。
何が違うかの気になり調べてみると、どうやら目盛りと絞り加工の有り無しのようです。
MR-250には目盛りはありませんが、MR−250Proには目盛りがあるので、だいたいこの辺という目分量ではなく、軽量カップが無くてもちゃんとしたお水の量を入れる事ができます。
蓋が閉まる辺りの本体側に溝のような絞り加工がされてるのがMR-250Proです。
絞り加工がある事で、蓋が閉まりやすくなっているようです。
目盛り付きに惹かれて、僕はMR-250Proを買うことにしました。
それも網と収納ケースとハンドルカバーがセットになった物。
2,500円弱とちょっと予定していたものより高くなってしまいましたが、トランギアで同じ物を揃えたら高くなってしまうので、結果的に良かったと思います。
それに加えて、固形燃料を使う為の折り畳みのポケットストーブもMiliCampの商品を買いました。
トランギアとの大きな違いはこれ
トランギアのメスティンとMiliCampのメスティンの大きな違いはサイズです。
トランギアのノーマルサイズのメスティンは17×9.5×6.2cmで容量が750mlです。
一方、MiliCampのノーマルサイズのメスティンであるMR-250もMR-250Proも16.5×9.5×6.5cmで容量が800mlとなっています。
炊飯容量はトランギアもMiliCampも約1.8合と同じです。
重量は大きなMiliCampの方が重たくて165g、トランギアは150gとなっています。
重さ自体は持って比べてもほとんど違いは分かりません。
大きさは上から見比べてみるとほとんど分かりませんが、横から見たら高さが違う分少しだけ差が分かります。
その他、トランギアはバリ取りが必要ですが、MiliCampのメスティンはバリ取り済みなので作業する必要がありません。
実際にMiliCampのメスティンの縁を見てみると、ギザギザした感じはありません。
指先で触ってみても、僕にはザラザラした感触はありませんでした。
これならサンドペーパーで削らなくても良さそうです。
トランギアと違って、この作業をしない分楽ちんでした。
トランギアのメスティンのレビューもしています!
シーズニング
※写真を取り忘れちゃったのでトランギアのシーズニングの様子です
シーズニングは必要性があるかないかは、色々と議論されてきますが、MiliCampのメスティンに付属していた説明書には必要だと記載がありました。
お米の研ぎ汁で、メスティンを丸ごと15分くらい煮込むとの事でしたので、説明書にあるように従いました。
説明書には、そのあと油を敷いて野菜の切りくずを炒めるとも記載があったのですが、同じことをトランギアでやったら油が焦げ付いてしまったので、今回はやりませんでした。
実際に研ぎ汁でシーズニングをしたら、焦げ付きにくくなるとは言いますが、YouTubeなどをみるとあまり大差ないようなので、今後はするか悩みどころです。
付属品
今回は5点セットで購入したので、蒸し器として使えるバットアミとハンドルカバー、そして収納ケースが付いてきました。
バット網は、MiliCampのメスティンにぴったりのサイズで4本の脚が付いています。
これをメスティンの中に敷き、お水を入れて火にかけると、蒸し器やスモーカーとして使えるようです。
ハンドルカバーは、多分合革だと思いますがブラックカラーでカッコよく、固さもあるのでしっかりとハンドルを包み込んでくれます。
しかし、トランギアのメスティンを使った時に、ノーマルのハンドルで特に熱いと感じなかったので、もしかしたら必要性はないかも知れません。
と、買わなきゃよかったかなと思い始めている自分を納得してさせています。
収納ケースは、思ったより厚みがあり、ちゃんとした物でした。
ブラウンカラーで巾着状に口を閉めて使えるケースで、表面はナイロンのツルツルした感じで、内側は柔らかいメッシュになっています。
メスティンを中に収納してみたら、余裕があり簡単に出し入れする事ができました。
まだキャンプで使用していませんが、持ち運び時は便利だと思います。
自動炊飯でチーズハンバーグご飯を作ってみた
今回もトランギアの時と同様にご飯を炊きながらおかずを温めてて、炊き上がったご飯にかけるという、手抜き料理をしたいと思います。
お米1合に対してお水を200mlなので、先にお米を研いでおき30分お水に浸けておきます。
MiliCampのメスティンにお米とお水を入れる時、MR-250Proなら目盛りがあるので助かります。
目盛りの右側の「1白米」の位置までお水を入れます。
今回は軽量カップで計った量を入れてみましたが、目盛りピッタリかちょっと多いぐらいの感じでした。
自動炊飯は、固形燃料を使ってメスティンを火にかければ、火加減を調節しなくても良い感じに炊き上がるという物です。
自動炊飯する為には、1個当たり25gの固形燃料とそれを置く台(ポケットストーブ)が必要になります。
ちょうど同じMiliCamp製のポケットストーブという台が安かったので、メスティンと同時に買っておきました。
ポケットストーブは折畳式で、上部のゴトクになる部分を取り外し、左右の壁部分を開いて立ち上げ、またその上にゴトクを載せるだけの簡単仕様です。
(一回トランギアで使ってしまったので、今回のは熱で変色してしまっています)
そのポケットストーブの下の台に固形燃料を置きます。
固形燃料は100均でも購入する事が出来るようですが、今回僕はAmazonでメスティンと同時に買っちゃいました。
20個入りで600円弱とそんなに値段は高くありません。
固形燃料に火をつけ、蓋を閉めたメスティンを上に載せます。
固形燃料は約25分燃焼を続けるようなので、終わるまで待つだけです。
今回は、おかずにするチーズハンバーグをメスティンの蓋の上に載せて温めておきました。
ご飯を炊いている途中、MiliCamp製のメスティンでは蓋の隙間から水が滴り落ちていました。
テーブルの上にちょっとした水溜りが出来ちゃっていました。
トランギアの時は、ガスコンロでご飯を炊いたのですが、その時は水が出てきても下に落ちる前に蒸発してしまったので、水溜りができるような事はありませんでした。
MiliCamp製のメスティンがそうなるのか、たまたま今回だけ水が溢れて出たのか分かりません。
固形燃料の火が消えるまで時間を計ってみました。
今回は約27分30秒でした。
メスティンの上に載せておいたレトルトのチーズハンバーグの袋は、一部溶けていました。
火に直接当たるような場所はなかったはずですが、蒸気による熱か何かが原因だと思います。
こうならない為には、そもそも袋のレトルトを載せるのを止めるか、蓋からはみ出さないようにするかのどちらかだと思います。
とりあえず今回は、穴が空かなくて良かったです。
火が止まったら、後はタオルに包んで10分間蒸すだけです。
今回のは、おかずが冷めてしまわないように、レトルトの袋も一緒にタオルに包んでおきました。
本来はメスティンをひっくり返しておくようですが、忘れていました。
しかし出来上がりは、問題なく上手に炊けているように見えます。
見た目に少し柔らか目な感じでご飯は炊き上がりました。
念のため底が焦げてないか確認してみましたが、ほとんど焦げはありません。
メスティン中央部の火が当たる場所は少しご飯が茶色っぽくなっていましたが、その他は全く問題なしです。
チーズハンバーグはご飯を炊いている最中ひっくり返していたので上も下も温められているようです。
チーズハンバーグをご飯の上に載せたら完成です。
ハンバーグを切ってみると、中まで温められているようでチーズがとろけていました。
ご飯をひっくり返して底を確認しちゃったので、見た目は悪くなってしまいましたが、これだけでも美味しそうです。
食べてみましたが、ご飯は芯が残るような事もなく、しっかりと炊けていました。
ご飯を炊く間の約25分間、何もせずに美味しく炊けていたので、これには感動です。
自動炊飯はかなり便利でクセになりそうです。
小籠包を蒸してみた
MiliCampのメスティンを5点セットを買った時、に付属していたバットアミ、これがあると蒸し器として使えるんです。
そんな事で、またセブンイレブンで小籠包を買ってきました。
メスティンにお水を少し入れて網の上に冷凍された小籠包をそのまま載せれば15分ぐらいで完成です。
お水の量は分からなかったので、網に触れない程度で適当に入れました。
そこから3ミリ程度で、ちょっと少ないかなと不安でしたが、取り敢えずやってみる事に。
セブンイレブンの小籠包は、頑張れば4つ入ると思いますが、今回は失敗したら嫌なので、とりあえず2個だけ(笑)
結果は、大成功!
お水が少な過ぎる事もなかったようで、上手に蒸す事ができました。
これなら、キャンプ場でも料理のレパートリーが増えると思います。
取り敢えず、蒸し器が使えるという事で、楽しみが増えますよね。
MiliCamp MR-250Pro スペック
- サイズ:165×95×65(h)mm
- 重量:165g
- 容量:800ml
- 炊飯目安:約1.8合
まとめ
MiliCampのメスティンMR-250Proをレビューしてみました。
ProとつかないノーマルのMR-250との差は目盛りが1番だと思います。
お水の量を軽量して入れたいという方は、目盛り付きのProの方が良いと思います。
なんて、ワイルドな方はノーマルでも大丈夫です。
なんといっても有名なトランギアに目盛りがないんです。
それと同じように使うなら目盛りなしでも良さそうです。
MiliCampのメスティンは、バリ取り済みなので、使い初めは楽にできます。
トランギアとの差はその辺りだけだと思います。
ブランドに特にこだわりがなければ、安く買えるMiliCampでも全く問題ありません。
むしろその方が、周辺器具も併せて安く買うことができるのでおすすめです。
トランギアとMiliCampの両方を使ってみて、ご飯を炊く事だけでは、全く差は無いと思います。
定価で買う事が難しいトランギアを無理して買うなら、僕的にはMiliCampがおすすめです。
安く買えるメスティンは使えました!
今回レビューしたのはこちら。
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