今まで、3種類のメスティンをレビューしてきましたが、もう1つ気になるメスティンがありました。
それは、話題にもなっていたダイソーのメスティン。
100均で売っているメスティンが、問題なく使えたら、それはめちゃくちゃコスパが良いですよね。
たまたまダイソーに行った時にメスティンがあったので買ってしまいまいした。
これまで、ダイソーのメスティンが人気があったのは知っていましたが、メスティンにあまり興味がなかったので買うつもりはありませんでした。
しかし、メスティンの魅力にハマってからは、色々なメスティンを試したくなってしまっています。
それで見かけたダイソーのメスティンを、迷いもなく購入しました。
トランギアやMiliCamp、スケーターのメスティンを使ってみましたが、そこまで大きな差はなく普通に使うことができました。
ダイソーのメスティンも普通に使えるのか疑問が湧きます。
そんな事で今回は、ダイソーのメスティンをレビューしたいと思います。
使い勝手はトランギア等の他のメスティンと変わらないのか確認したいと思います。
目次
ダイソーのメスティンをレビュー!
ダイソーのメスティンとは
100円ショップ大手のダイソーが販売するメスティン、コスパが良いと人気を集めていました。
人気があったのは知っていましたが、何となくこれまでは興味がなくスルーしていたんです。
しかし、トランギアや他のメスティンを使い始めてから興味が湧き、ついつい手に取ってしまったんです。
100均なので、てっきり値段は100円かもしくは200円だと思っていましたが、メスティンの箱に書かれた値段は税込で550円でした。
100均にしては高いような気がしますが、他のブランドのメスティンと比較したら、異常なほど安いですよね。
このメスティンが問題なく使えるならキャンプ場でも大活躍だし、これをメインに使えばコスパもかなりいいはずです。
ダイソーメスティンのサイズを比較
ダイソーメスティンを売り場で手にした時、どことなく小さいように感じました。
自宅に持って帰ってみると、やはり明らかに他のブランドのメスティンより小さいんです。
ダイソーメスティンのサイズは、15×8×5(h)cm、容量が500mlでした。
それはもう手のひらサイズの大きさなんです。
実際に手のひらを広げてメスティンを置いてみると、すっぽり収まってしまうサイズでした。
有名なトランギアのメスティンのノーマルサイズでは、17×9.5×6.2(h)cmで容量で750ml。
250mlと大きな差がありました。
並べて置いてみると、大人用の弁当箱と子供用の弁当箱かというぐらいの差があるように感じました。
横から見てみても高さの差が1.2cmあるので、その差は歴然です。
僕の持っているトランギアとMiliCamp、スケーターのメスティンの3種類の中ではトランギアが一番小さかったのですが、それよりも大幅に小さいダイソーのメスティンはちょっと可愛らしい感じです。
容量が小さいと、お米1合が炊けるのか気になりますよね。
だけど大丈夫なんです。
ダイソーのメスティンはお米1合用となっていて、その他のブランドのメスティンが1合以上炊けるようになっているんです。
例えば、トランギアのメスティンTR−310は約1.8合まで、MiliCampのMR-250Proは約2合までというように、通常僕らがイメージしている大きさのメスティンは1合以上炊けるようになっています。
さらに、所有しているMiliCampとスケーターのメスティンとも比較してみます。
トランギアのメスティンを詳しく知りたい方はこちらも参考に!
MiliCampのメスティンはノーマルサイズのMR-250Proで、サイズが16.5×9.5×6.5(h)cmで容量が800mlです。
MiliCampのメスティンも、ダイソーのメスティンより大分大きいしトランギアよりもちょっと大きくなっています。
MiliCampのメスティンと比較すると、容量の差が300mlもあるのでダイソーのメスティンがいかに小さいか分かります。
どれだけ小さいかというと、MiliCampの本体の中にダイソーのメスティンがすっぽりは入っちゃうんですよ。
マトリョーシカみたいに、蓋を開けたら一回り小さなメスティンがでてくるんです。
トランギアの中にダイソーのメスティンが入るか試してみたら、トランギアの中にもすっぽり収まりました。
しかしその場合は、ハンドルが邪魔になり蓋がちゃんと閉まらなくなりそうでした。
MiliCampのメスティンの詳細はこちらで確認できます。
スケーターのアルミメスティン850mlは、18.2×12.2×6.1(h)cmで容量が850mlです。
MiliCampのMR-250Proよりもさらに大きなメスティンです。
並べてみると、今まで以上に差が大きいですよね。
幅広で平べったいスケーターのアルミメスティンですが、高さの差は1.1cmあり、スケーターの方が高くなっています。
横から見てみると、あまり大きな差はないように見えます。
しかし、やっぱり幅が全然違いますよね。
こうやって大きさを見比べると、ダイソーのメスティンはかなり小さいのが分かります。
スケーターのメスティンが気になる方はこちらの記事もチェック!
サイズ比較
商品名 | サイズ | 容量 |
ダイソー | 15×8×5(h)cm | 500ml |
トランギアTR-310 | 17×9.5×6.2(h)cm | 750ml |
MiliCamp MR-250Pro | 16.5×9.5×6.5(h)cm | 800ml |
スケーター 850ml | 18.2×12.2×6.1(h)cm | 850ml |
バリ取り・シーズニングは必要?
トランギアのメスティンは、バリ取りもシーズニングも必要でした。
蓋を開けた時、縁の部分にバリが残っていて、指先触ってみるとザラザラしていたんです。
最近のトランギアも前ほどバリが残ってないとどこかで読みました。
確かに触った感じはザラザラとしましたが、指を切ってしまうほどでもないんじゃないかなと思います。
しかし、購入当初はバリ取りするのがお決まりということで、サンドペーパーを使い縁を削りました。
新聞紙を敷いて、危なくないようにグローブをしてゴシゴシと。
そんなに時間は取らなかったんですが、準備や後片付けがあるので、やっぱり面倒でした。
メスティンのシーズニングは、お米の研ぎ汁でメスティンを煮込むというものです。
トランギアのメスティンはこのシーズニング作業が必要でしたが、アルマイト加工されたアルミを使っているメスティンではシーズニングが必要ないようです。
お米の研ぎ汁で膜を作り焦げ付くのを抑えるんですが、アルマイト加工をしてあると既に酸化皮膜で表面処理をしてあるとのこと。
トランギア以外のMiliCampとスケーターはアルマイト加工されているので、シーズニングは必要ありません。
ダイソーのメスティンもアルマイト加工がされているようなので、シーズニングはしなくても大丈夫なんです。
バリ取り作業とシーズニング作業が必要ないのは、かなり楽ちんです。
これは、安価なダイソーのメスティンですが、かなりポイントが高いところだと思います。
ダイソーのメスティンで自動炊飯
今まで、トランギアを始めMiliCamp、スケーターの3つで自動炊飯をしてきました。
ということで、今回もダイソーのメスティンで自動炊飯をしてみたいと思います。
そして作る(温める)のは、セブンイレブンの豚の生姜焼き。
冷凍食品なので、前日から冷蔵庫で解凍しておきました。
例に習ってお米1合に対し、お水は200ml。
ダイソーのメスティンには目盛りがないので、内側のポッチ(リベット)を目印にしよう思ったんですが、それが思いの外下の方に付いていました。
計量カップで測ってからメスティンにお水を入れたのですが、案の定ポッチは水の中に埋まってしまいました。
ポッチ以外に目印にするようなものはないので、キャンプ場で使う時には大体どのあたりか前もって覚えておく必要があります。(シェラカップ等があれば覚えなくても大丈夫です)
だいたい縁の部分から約1.5〜1.8mmぐらい。
他の方のブログを見ると1.8mmと言っている人がいたので、そのくらいだと思います。
これを覚えておけば、ソロキャンプ等で使うときでも安心です。
固形燃料は25gのものを使用すると、約25分ぐらい燃焼します。
僕が前に数回やった時は25〜27分ぐらいの感じです。
これは、2月の東京での気温下だったので、標高の高い場所や寒い場所では時間や火力に違いがでるかも知れません。
炊飯をしている時に、蓋の上に温めたいレトルト食品を載せるんですが、固形燃料を点火してすぐは火力が強いんです。
この時は、ゴトクからはみ出して炎が上がることがあります。
メスティンが幅広で大きいものなら炎は底に当たるのですが、ダイソーのメスティンは小さいので炎は上の方まで高く上がってきます。
こんな時に、溶けやすいパッケージのレトルト食品を蓋の上に載せておくと、火に当たり溶けてしまう可能性があります。
その為、ダイソーのメスティンでは固形燃料に着火してから約10分ぐらい経過してから、蓋の上に載せるようにした方が良さそうです。
今回もレトルト食品を載せようと思い時間の経過を待っていたんですが、その時温められたメスティンは内部の空気が膨張したせいか蓋が持ち上がっていました。
炊飯中にこの状態になっていたので、ちょっとびっくりです。
今までトランギア等のメスティンを使いましたが、このようなことはなかったからです。
そんなことがありましたが、火力も落ち着いてきたので、豚の生姜焼きのパックを蓋の上に載せて温めたいと思います。
少し浮いている蓋の上に、レトルトのパックを載せた途端、行き場のなくなった水分が吹き出して隙間から垂れてきちゃったんです。
初めからレトルトを載せていたら、吹き出さなかったかも知れませんが、今までで一番吹き出す量が多かったです。
多分これは、元々水嵩が高かったことが原因じゃないかなと思います。
そのせいか、単なる水分ではなくお米の粘着性が混ざった水がでてきてしまい、メスティンの側面や固形燃料を置いている台、またはテーブルの上が濡れてしまいました。
ぬるっとした感じの水分は、ねっとりとして拭くのに苦労します。
薄く伸びて乾けば、膜ができてしまうんです。
何だかんだで25分40秒ぐらい経過したら、固形燃料の燃焼が止まりました。
その後タオルに包んで10分ぐらい蒸らせば完成です。
蓋を開けてみると、ご飯がなみなみ入っていました。
蓋との隙間が殆どない感じだったみたいです。
メスティンの底が焦げ付いていないか、ご飯を少し取り出して底を見てみました。
これは、MiliCampやスケーターのメスティンと同じように、焦げ付きはありませんでした。
ご飯がこびり付いている様子もありません。
火が直に当たるところだけが、ほんのり茶色くなっているだけでした。
ご飯を戻し、蓋の生姜焼きを上に載せてみました。
これはちょっと無理があるようです。
これだと、ご飯が食べにくいですよね。
タレが付いたおかずをご飯の上に載せて丼のように食べたいと思っても、ダイソーのメスティンではちょっと厳しいかも知れません。
レトルトのパックのまま食べるか、メスティンの蓋をお皿代わりにするのが良さそうです。
味はというと、生姜焼きはしっかり温まっていて味も濃いので、ご飯にぴったりでした。
ただコンパクトなダイソーのメスティンですが、お米は1合なので、やっぱり僕にはちょっと多かったです。
ハンドルのシリコンが動く
ダイソーのメスティンに限らず他のブランドのメスティンでも、ハンドル部分にシリコンなどでカバーがされています。
熱くなったメスティンを持つのにとても役立つと、今までは関心していましたが、ダイソーのはちょっと違いました。
他のブランドのメスティンでは、特に違和感なく使えたのですが、ダイソーのではシリコンがグルっと回るように動いてしまうんです。
これが本当に持ちにくい。
と不安になるぐらい、クルクル回るし位置も動いてしまいます。
個人的に接着剤などで対応すれば良いのですが、初期段階ではこれが使いにくかったです。
まとめ
ダイソーのメスティンを使ってレビューしました。
自動炊飯でご飯を炊くことは出来ましたが、正直他のブランドのメスティンに比べて使い勝手はあまりいいとは言えません。
吹き出す水、なみなみと炊きあがるご飯、回ってしまうハンドルのシリコンなど、気になる点が幾つかありました、
特に本体のサイズがコンパクトな事で、逆に使いにくさが増してしまうような気がします。
トランギアぐらいの大きさがあれば、全く問題なく使えたのが、ダイソーまで小さくなってしまうと、僕的には使いやすいとは思えませんでした。
とは言え、多少のことを我慢すれば、全く使えないというものではありません。
メスティンとして普通に使えるんです。
他との価格差を考えたら、かなりコスパが高いメスティンだと思います。
無理して買わなくてもいいとは思いますが、あったらあったで邪魔にはならない、使えるメスティンです。
今回紹介したアイテムはこちら。
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