1人で自由きままに過ごすアウトドアとして人気を集めているソロキャンプ。
様々な有名人が動画配信をしてるので、ソロキャンプに興味を持っている人も多いと思います。
逆に、YouTubeに新規参入してきた芸能人の方々もやり始めたりして、どれを見ていいのか迷ってしまう事もありますよね。
そんなソロキャンプに挑戦する上で必需品ともいえる準備しておきたいアイテムに、クーラーボックスがあります。
キャンプに持ち込んだ食材が傷んだり腐ってしまうのを防ぎ、食事の時間まで飲み物をしっかり保冷しておいてくれるのがクーラーボックスで、キャンプに限らずピクニックやお花見、バーベキューや子どもの行事などでも使われます。
特に人気があるのは、保冷力がありしっかりとした箱型の固いハードタイプのクーラーボックス。
ハードクーラーボックスは、その人気の分商品の種類が多く性能も値段もピンキリなので、何を購入するべきか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、現在人気のハードタイプのクーラーボックスについて、おすすめ商品や選び方について紹介したいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2021.3.11に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
ソロキャンプでも大人気なハードクーラーボックス
クーラーボックスの種類
出典:楽天
箱型で丈夫なハードタイプのクーラーボックス(ハードクーラーボックス)は、昔からあるオーソドックスなクーラーボックスです。
機能性や価格は商品によりまちまちで、素材は発泡ウレタンや発泡スチロール、真空断熱パネルで出来ているものもあります。
重量があり収納時にかさばってしまいがちなんですが、気密性が高いため保冷力がパワフルであるといった特徴を持っています。
クーラーボックスは開け閉めすることが多いので、壊れにくく蓋の部分が丈夫なものを選ぶのが長持ちさせる秘訣です。
人数や季節により使い分ける場合には、大小いくつかのサイズのクーラーボックスを用意するキャンパーさんもいたりします。
他にも、ソフトタイプの折り畳み可能で軽量なソフトクーラーボックスも人気です。
ハードクーラーボックスに比べると保冷力が劣ることも多いので、ハードタイプのサブバッグや予備、使い分け用として購入する人が多いのだと思います。
しかし最近は、ハードタイプにも負けない保冷時間が長くて強い商品も登場しています。
ハードクーラーボックスのメリット
出典:楽天
①保冷力が高い
ハードクーラーボックスの内部には、断熱材が使用されています。
そのため機能性が高くパワフルで、保冷時間も長い傾向にあると言う事がハードクーラーボックスの特徴の1つです。
しかし断熱材そのものの素材の違いにより、メーカーや商品毎に保冷力に差があります。
夏場のキャンプは特に、保冷力がより高いハードクーラーボックスの方が、食品の保管・管理面でもおすすめです。
②容量・サイズ・価格・機能性が豊富
ハードクーラーボックスは商品数が多いので、選択肢が多いのもメリットの1つ。
ソロキャンプ用の小さなサイズから、長時間の滞在や大人数に対応できる大容量のものまで沢山あります。
大容量のクーラーボックスは、引いて使えるキャスター付きのハードクーラーボックスが便利です。
荷物が少ないソロキャンプの場合、持ち運びしやすいハンドル式やショルダー紐がついているものが、持ち運びしやすくおすすめです。
③タフで衝撃に強い
アウトドアで使用するクーラーボックスは、時に地面に置いたり、様々な自然環境で使用することになります。
そのためクーラーボックスは、できるだけタフなものがおすすめ。
箱型でハードタイプのクーラーボックスは、外部からの衝撃に強いところもおすすめポイントです。
衝撃に強ければ、持ち運びしにくく崩れやすい食材を入れたりする時にも便利です。
また、丈夫なハードクーラーボックスは椅子やテーブルの代わりとしても使用できます。
かさばるクーラーボックスと椅子やテーブルが兼用できてしまば、手荷物が減って持ち運びや準備・撤収が楽になりますよね。
とはいえ、実際にはテーブルや椅子は用意していくと思いうので、臨時での出番という感じになるでしょう。
④幅広いデザイン
ソロキャンプの様子の動画を配信したり、SNSに写真を投稿するのもアウトドアの楽しみの1つ。
クーラーボックスも最近はずいぶんおしゃれなものも増えてきて、写真映えする商品も数多くあります。
好きなデザイン、お気に入りのものを探せるのも、メリットの1つと言えそうです。
⑤手入れしやすい
キャンプ用品のメンテナンスやお手入れに手間がかかるのは面倒くさいですよね。
ソフトタイプのクーラーボックスは水洗いできない商品もありますが、ハードクーラーボックスの場合は丸洗い可能な商品もあるので掃除やメンテナンスは楽にできるでしょう。
これなら衛生的にも安心ですよね。
メリット
①保冷力が高い
②容量・サイズ・価格・機能性が豊富
③タフで衝撃に強い
④幅広いデザイン
⑤手入れしやすい
ハードクーラーボックスのデメリット
出典:楽天
①重い
ハードクーラーボックスで容量が大きいものだったり、断熱材が詰まっているもの、丈夫なものであればあるほどかさばって重くなる傾向があります。
荷物の数と重量を減らしたいソロキャンプの場合は、ここがデメリットになってしまうことも。
僕は45Lのハードクーラボックに食材を詰めてから運ぶのが、とても重たくて辛いと感じてます・・・。
もう少し軽量なら助かるんですが。
②思ったより入らない
断熱材の厚みがあると保温・保冷力は増しますが、中の容量が少なく感じてしまうこともあります。
本格的にキャンプ飯を作ろうと思っていたら、かなり容量が必要になってしまうかもしれません。
③かさばって収納しにくい
ハードクーラーボックスは畳むことができないので、折り畳み可能なソフトタイプに比べると、使っていない時の収納に不便さを感じてしまうこともあるようです。
僕の場合は、特に自宅での収納時の置き場所に困ってしまいました。
④高い
高機能なクーラーボックスは、全体的に高価な傾向にあります。
だからと言って安価なクーラーボックスを購入しても、物足りなくて無駄になってしまうことも。
しかしながら食材や季節によっては、高すぎる保冷力は必要ない時もありますよね。
こうした場合には、安いクーラーボックスと高いクーラーボックスを使い分けるのもおすすめです。
この断熱材の種類による価格の違いのデメリットは、逆にメリットとも言えると思います。
デメリット
①重たい
②思っていたより入らない
③かさばって収納しにくい
④値段が高い
ソロキャンプ用のクーラーボックスの選び方
出典:楽天
次に、ソロキャンプで使いたい場合のハードクーラーボックスの選び方についてポイントをまとめてみました。
①滞在時間はどれくらい?サイズで選ぶ
クーラーボックスの大きさは、使用人数や滞在日数により大体の基準があります。
ソロキャンプの場合使用する人数は一人、食材などの準備も一人分なので、滞在日数を基準としてクーラーボックスを選ぶと良いと思います。
一般的には10L台のものを選ぶと良いと言われています。
しかし、あまりに小さすぎるクーラーボックスは思い通りに物が入らなかったり、保冷力が弱かったりするので、安定して使用しやすい15~20Lくらいのサイズをおすすめします。
②パワーと価格に違いが出る!素材で選ぶ
先ほども説明した通り、ハードクーラーボックスに使われる素材は以下の3つです。
1つ目は発泡スチロール。
軽くて安価なため購入しやすいのが特徴ですが、総じて保冷力は低めです。
2つ目は発泡ウレタン。
現在流通している多くのクーラーボックスはこの素材を採用しています。
素材の厚みにより保冷力が強くなり、値段も高くなります。
3つ目の真空断熱パネル製は、魔法瓶と同じ構造で高性能。
現在最も保冷力が高いと言われている素材で、その分値段も高くなっちゃいます。
これらのクーラーボックスは保管したい食材や保冷時間、季節などを基準に素材別に選ぶこともできます。
③耐久性とメンテナンスのしやすさで選ぶ
頻繁に開け閉めしたり、野外で地面に直置きすることもあるハードクーラーボックスは、できるだけ耐久性の高いものを選ぶのがおすすめです。
特に蓋の部分が壊れやすいので注意してください。
あまり安すぎる商品では、短期間で壊れて何度も買いなおししなければならなくなり、結局高価な商品より高くついてしまうなんてこともあるそうです。
メーカーとしての歴史があったり、評判が高いメーカーのしっかりとした製品は、値段に見合った性能と耐久性を持ち、壊れてしまった時の保証がついていることもあります。
チェックポイント
- 滞在時間とサイズで選ぶ
- 素材で選ぶ
- 耐久性とメンテナンスのしやすさで選ぶ
ソロキャンプで使うハードクーラーボックス おすすめ商品5選
スタンレー STANLEY COOLER BOX 15.1L
出典:楽天
創業100年を超える歴史あるスタンレーのクーラーボックスです。
こちらの商品はさらに使いやすく仕様変更された2020年のニューモデルになります。
少しの力で開けやすくも留めやすくもなったラッチ(留め具)。
クーラーボックス内部の冷気を逃がさないように改良された蓋のパッキンは、さらに開けやすくなりました。
また、蓋にも断熱材が使用され、保冷力そのものも抜群です。
丈夫なので、多少の重さであればスツールとして使用することもできます。
蓋の上部のゴムのロープ部分にはボトルなどのちょっとした小物を挟んで持ち歩くことも可能。
容量は15.1L、350ml缶であれば21缶収納可能です。
サイズは外寸で幅42x高さ28.5x奥行31cm、内寸が幅32.4x高さ20.8x奥行22.4cmで重量は3㎏。
保冷効力は使用環境により変化しますが、保冷力目安は2度以下で約24時間、10度以下で約36時間です。
スタンレー STANLEY COOLER BOX 15.1L スペック
詳細
外寸サイズ:幅42×高さ28.5×奥行き31cm
内寸サイズ:幅32.4×高さ20.8×奥行き22.4cm
容量: 15.1L
重量:約3kg
素材・本体外部素材:フタ 高密度ポリエチレン
素材・本体内部/ハンドル:ポリプロピレン
素材・蝶番:ポリアミド
オルカ クーラーボックス ORCA Coolers 20 Quart 約19L
出典:楽天
アウトドアにおいて、新鮮な食材と飲み物の保管に必要なクーラーボックスはかなり重要なアイテムです。
だからこそ、クーラーボックスには高い保冷力こそ最も重要だと言えると思います。
オルカは2012年にテネシー州で始まったばかりの新しいブランドですが、そもそもオルカの始まりは創始者であるクリフウォーカーとハードコア・ハンターが当時のアメリカのハードクーラーのクオリティに納得がいかず自らブランドを始めたことにあります。
そのためオルカのクーラーボックスは密閉力が高く、最長10日もの長い時間の氷保持力を誇るのが最大の特徴であり、魅力でもあるんです。
ハンドルはフレックスグリップになっており持ちやすく、側面には大きなドレインプラグがあるため排水も楽にできます。
背面にはメッシュポケットがあり細々としたものを収納したりと、機能性の高さもおすすめポイントです。
ラッチのデザインはブランドロゴと同じシャチの尻尾型で、細部のデザインにもこだわりがあります。
サイズは外寸で約幅4×8高さ38×奥行35cm、容量は約19L、重量はやや重めの8㎏ですが、この高い保冷力を考えれば納得できる重さだと思います。
オルカ クーラーボックス ORCA Coolers 20 Quart 約19L スペック
詳細
外寸サイズ:幅(上辺)47.5cm(下辺)40cm ×高さ(フタ・底鋲含む)37cm ×奥行き(上辺)33cm(下辺)27.5cm
内寸サイズ:幅34.5cm × 深さ23cm × 奥行き23cm
容量:約19L
重量:約8kg
イエティ クーラーズ ローディ 24 チャコール Roadie 24 Charcoal YETI Coolers 20
出典:楽天
保冷力の高さ、高い機能性と頑丈さを併せ持つことで、史上最強のクーラーボックスと名高いのが「YETI(イエティ)」のクーラーボックスです。
一般的なクーラーボックスとは違い、激流に耐えるホワイトウォーターカヤックと同じローテーショナルモールド(回転成形工法)を採用したワンピース構造で作られています。
蓋・ボディ共に継ぎ目なしでモールドされ、衝撃性や耐久性において他メーカーの追随を許さないほど。
また、イエティクーラーは圧力注入された分厚いインスレーションと接着剤を使用しない密閉性の高いシステムにより、より高い保冷力を発揮します。
既存のローディー20より1㎏軽量化し、ワインボトルを縦に収納できるようになったことで汎用性がアップしました。
幅が少しだけ狭くなったことでより積み込みやすく、収納できる容量も20%アップ、保冷力も30%パワーアップしています。
ローディー24のサイズは外寸で約44.5×41.9×38.7cm、容量は19.6Lです。
イエティ クーラーズ ローディ 24 チャコール Roadie 24 Charcoal YETI Coolers 20 スペック
詳細
外寸サイズ:約44.5 × 41.9 × 38.7cm
内寸サイズ:約31.8 × 33.7 × 27.6cm
容量:19.6L
重量:約5.8kg
素材:シェル ポリエチレン、フォーム ポリウレタン
アイスランド クーラーボックス 20QT ICELAND COOLER 約18.9L
出典:楽天
アイスランドクーラーもまた、カヤックと同様の作り方で継ぎ目なく製造されているため、割れやヒビに強くタフな作りが人気を集める商品です。
外装と保冷ボックスの接着にも接着剤を使用していないため、接着面の割れや剥がれなどのトラブルもありません。
この継ぎ目なしのワンピース構造が、高い耐衝撃性と長期使用における高い耐久性を実現しているんです。
厚み5cmの断熱材と冷蔵庫並みの密閉力を誇るシーリングパッキンを採用することで、最長5日間氷を溶かさない高い保冷力があります。
サイズは外寸34×53.5×36.5cm、容量は18.9Lとなっています。
僕はファミキャン用にアイルランドクーラーの45Lを使っています。
アイスランド クーラーボックス 20QT スペック
詳細
外寸サイズ:340×535×365mm
内寸サイズ:205×365×245mm
容量:18.9リットル
重量:6.5kg 素材:リニアポリエチレン、ポリウレタン、ポリプロピレン
付属品:バスケット1個(潰れやすい食材等を守るのに重宝します)、仕切り板(まな板)1枚
イグルー(igloo) クァンタム 12 ハイブリッド サンド クーラーボックス
出典:Amazon
アメリカでシェアナンバーワンを誇る大人気ブランド「イグルー」のクーラーボックスです。
クーラーボックスに必要な保冷力の高さを押さえつつも、価格は控えめなのが最大の特徴で、サイズのバリエーションが豊富なことからも人気があります。
コストコで購入する人も多いようですが、Amazonでも購入することができます。
こちらの商品は2020年春夏のモデルで、ちょっぴり小さめの約11Lのサイズ。
サイズは外寸幅約32×奥行約29×高さ約32cm、内寸幅約22×奥行約19.8×高さ約24.8cmです。
小ぶりな分重さは約1.7kgと、今回紹介した商品の中では最軽量となります。
荷物をコンパクトにしたいソロキャンプには、かなり便利なサイズ感です。
小さく価格もお手頃、保冷力は一泊二日程度との口コミがありました。
イグルー(igloo) クァンタム 12 ハイブリッド サンド クーラーボックス スペック
詳細
外寸サイズ:幅約32×奥行約29×高さ約32cm
内寸サイズ:幅約22×奥行約19.8×高さ約24.8cm
容量:約11L
重量:重量約1.7kg
まとめ
クーラーボックスにはハードタイプとソフトタイプがあり、ハードクーラーボックスはしっかりとした箱型で保冷力が高く、中にはテーブルや椅子がわりとしても使用できる程頑丈なものもあります。
内部の断熱材の種類や構造の違いにより、保冷力や保冷時間や価格に差があるため、しっかりと下調べをしてから購入するのがおすすめです。
折り畳み可能で柔らかく軽い素材な扱いやすいソフトタイプのクーラーボックスにも、最近は保冷力が高い高性能な商品が登場しています。
しかし、それでも保冷力はハードクーラーボックスの方が上で、メインで使用するクーラーボックスのサブバッグとして使用することが多いようです。
ソロキャンプに使うには、ソフトにもハードにも、それぞれメリットとデメリットがありますが、暑い夏のキャンプにはやはり保冷力高い高性能なハードクーラーボックスが1つあったほうがいいでしょう。
安いものを複数買うよりも、高いものをしっかり調べて購入した方が頑丈で使いやすく感じ、いくつものクーラーボックスを渡り歩いて使用することも少ないため結果的に安上がりだという意見もあります。
様々なサイズが販売されていますが、ソロキャンプ用であるなら10L台、さらに保冷しやすく扱いやすいと言われる15~20Lくらいのサイズがおすすめです。
ファミキャンにはもう少し容量が大きい45Lぐらいの定番のハードクーラーボックスが人気が高くおすすめです。
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アイキャッチ画像 出典:楽天
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