テレビ番組で見たキャンプ場は、サイト一面にグリーンが広がり、凄くキレイで快適そうでした。
そのキャンプ場を調べてみると、2020年の夏にオープンしたばかりのマウントフジキャンプリゾートという名前のキャンプ場で、元々はゴルフ場だった場所をキャンプ場として利用しているようです。
今回は、11月下旬の週末キャンプを予定していたので、富士五湖近辺の有名なキャンプ場は既に満員。
マウントフジキャンプリゾートも残りわずか空いているだけと、既に人気が高そうな雰囲気がありました。
早速、公式サイトからネット予約。
友人家族を誘って11月下旬の週末にマウントフジキャンプリゾートに行ってきました。
今回は、友人の長男のはるま君(子役の卵)にも、感想を聞きながら宿泊したリゾートオートサイトを中心に場内の施設をレビューしたいと思います。
目次
マウントフジキャンプリゾートをレビュー
リゾートサイトは広々
マウントフジキャンプリゾートは、元々はゴルフ場だった場所をキャンプ場として利用しています。
その為、敷地面積は4万坪と場内は広々としているんです。
キャンプ場は区画サイトですが、リゾートドッグランサイト、リゾートオートサイトは約600㎡と超が付くほど広々としています。
広くて快適な反面、ちょっと値段が高いのが気になります。
中にはオートサイトという、広さ40〜50㎡のこじんまりしたサイトも用意されています。
ここでは、大型テントやタープはなどは設営できないと記載されていましたが、広々とした緑が広がる景色はリゾートサイトと同じように楽しむ事ができます。
値段も良心的で、リゾートドッグランサイトやリゾートオートサイトが2万円以上するのに対し、オートサイトでは約1万円ぐらいとなっています。
手ぶらプランなども用意されていて、初心者の方でも気軽にキャンプを楽しめます。
またマウントフジキャンプリゾートでは、グランピングも楽しむことができます。
グランピングでは、1万坪の敷地に2棟だけの豪華な宿泊施設などが用意されています。
センターハウス
道路から入口に入ると、すぐに駐車場があります。
その奥にセンターハウスがあり、その中のフロントでチェックインを済ませます。
ホテルのようなキレイなフロントでは、チェックインやチェックアウトの他、レンタル品や販売、アクティビティの受付などができます。
また、オートサイトに宿泊された方は、センターハウス内のトイレとシャワーを使用する事になるようです。
リゾートオートサイト、リゾートドッグランサイトは別途サニタリールームが設置されていて、使用できる施設が分けられています。
フロントの奥にはショップがあり、主にスノーピークのアイテムを中心に販売されています。
薪も販売されていて、ここでは1束800円でした。
またこのスペースでは、レンタル品も置かれているので、ちょっとショールームっぽい感じもしました。
ちなみに気になったレンタル品はこたつです。
1〜2人用で5000円、3〜4人用で1万円となかなかの金額ですが、一度テント内で使ってみたいと思いました。
薪やレンタル品は、サイトから電話をフロントにかければ自分のテントまで届けていただけるようです(宿泊プランによって違うかも知れません)。
そのサービスは、ホテルと同じでルームサービスとされていました。
薪が足りないとなったら、買いに行かなくても良いというのが、凄い良いですよね。
そしてさらに凄いのは、スーパーでの買い忘れなどがあれば、「お買い物代行サービス」もあるんです。
手数料はかかってしまいますが、アルコールを飲んでしまった後では、とても助かるサービスですよね。
その他、ルームサービスとしてエステもありました。
エステは、アロマで全身やパーツ毎コースがあり、1番安いのは頭から肩、足裏からひざ周辺、手のひらから腕全体がそれぞれ30分で4,000円でした。
全身のアロマリラクゼーションの90分が1番高くて16,000円です。
エステはキャンプサイトではなく、センターハウスでしてもらえるようです。
ホテルのルームサービスのように、料理も頼めるようです。
フロントへ電話をすればサイトまで届けていただけるようなので気になってしまいますが、そこそこ良い値段するので、また次回という事で。
メニューには、富士桜ポーク香草焼き(1,280円)、牛ホホ肉の赤ワイン煮込み(1,980円)、旬の白身魚のアクアパッツァ(4,980円)など、食欲をそそられるラインナップです。
また、ワインも数種類用意されているので、お酒好きな方には良さそうです。
トランプやオセロ、バトミントンなどもレンタルする事ができ、場内のバギー体験もする事が出来ます。
リゾートオートサイト(Cサイト)
C-2
今回宿泊したのはリゾートオートサイト。
場内ではC-1〜C-10までの10区画あり、どのサイトも水道とコンセントが設置されていて、そしてWi-Fiが使えるようになっています。
トイレやシャワーは、オートロックのサニタリールームが専用に用意されていて、暗証番号を入力して入室するようになっています。
僕らが宿泊したのはリゾートオートサイトのC-2。
予約時にサイトは選べないので、当日スタッフの方にカートで先導されるまでどこか分かりませんでした。
サイトの区画は、青色のロープで区切られた所まで全て使えるようです。
C-2がどのくらいの面積かは正確には分かりませんが、かなり広いです。
ただ元々ゴルフ場だった為、サイト内には傾斜が目立つように思えました。
C-2サイトで言えば、道路側に少し平坦な場所があり、奥は丘のようになっているので上り坂が多くありました。
奥の丘の先に青いロープありC-1サイトと区切られていますが、丘の頂上付近以外は傾斜がキツい為、テントやタープを張るのに適してないと思います。
今回もキャンプ場紹介の動画を作成しました。
その中で、はるま君が言っていた通り、テントを張る事ができなかったので、子供の遊び場的に使うのが良さそうです。
かなり広い敷地でありながら、テントやタープを張る場所は限られてしまいます。
さらに焚き火をするファイヤープレイスが設置されているので、その周辺にテントやバーベキュースペースを配置したいと思うので、サイト内のレイアウトは何でもかんでもできるとはいかないように思えました。
リゾートオートサイトでは、道路側に2口コンセントの電源が設置されています。
電源付きはかなりのメリットですが、広いサイトではデメリットも感じました。
広いサイトで値段が高いとなると、グループでキャンプをして、1人当たりの金額を抑えたくなりますよね。
2家族なら良いのですが、3家族だとコンセントの口が2つしかないので困るかも知れません。(駐車場も2台分でそれ以上はセンターハウスの駐車場を使用)
そして広いサイトなので、遠くまで延長コードが届かない可能性もあります。
10メートルの長さだと、コンセントの場所から対角線上の反対側には届かないと思います。
20メートル有れば少し離れた所にも届きますが、それでもサイト内全てをカバーするのには長さが足りないかも知れません。
サイト内の傾斜、延長コードの長さなどを考慮すると、広いサイト内の隅々まで全部を使ってテントを設置するのは出来ないと思います。
マウントフジキャンプリゾートでは直火が禁止になっています。
焚き火をするのには、サイト内にあるファイアファイヤープレイス内で焚き火台を設置して使います。
ただこのファイヤープレイスが大きいです。
ファイヤープレイス内に焚き火台を設置して、その周囲に囲炉裏テーブルを置くようなレイアウトにしようと思うと、ファイヤープレイスの枠が中途半端な場所にきてしまうんです。
焚き火台程度の広さや囲炉裏テーブルぐらいの広さのファイヤープレイスなら良いのですが、それよりちょっと広いので、チェアを並べると枠を跨ぐ感じになったりしてしまいます。
ファイヤープレイスが狭くて文句を言うよりは広くて良いとは思いますが、焚き火台の周辺を使用するのには、レイアウトを工夫する必要がありそうです。
C-3
C-2サイトの隣りにC-3サイトがあります。
C-2との境には松の木があり、お互いを意識せずにキャンプをする事ができます。
この木の遊具っぽいのは、ハンモックを掛けたりする事ができる物です。
樹木がないサイトに設置されているとの事なので、樹木があるC-2にはありませんでした。
詳しくは分かりませんが、設置されてるサイトと無いサイトがあるようです。
僕は念のためハンモックを持参しましたが、結局C-2サイトには設置されていないので使えませんでした。
輪っか状の金具があるので、ハンモックとS字フックで接続する事ができたり、グランドシートなどを乾かす時に使えそうです。
C-3サイトは、パッと見た感じは平坦な所が多そうでした。
僕らが泊まったところよりも、テントを張れる場所が多そうに思えます。
C-1
C-2の裏側にはC-1サイトがあります。
C-2からでは奥にある丘がブラインドの役割りをしてくれていて、お互いプライベート感を保てそうです。
C-1サイトは、サイトの面積が広そうに見えました。
入口からファイヤープレイス周辺、さらにその奥まで平坦になっています。
※窪んだ場所もあります
サイト内にはバンカーだったと思う凹地や、少し丘のようになっている場所などがありますが、ファイヤープレイスの周囲に平坦な場所が広がり、使いやすいように思えます。
C-4
C-3サイトの向かい側にあるC-4サイト。
C-1サイトを見た後では、敷地面積は余り広くないように見えます。
そして緩やかな上り坂が敷地内3分の1程度あるように見えたので、使い勝手は微妙そうな気もします。
テントを張るなら、電源や駐車スペースの付近が良さそうです。
ただサニタリールームが近いのが魅力です。
C-5
サニタリールームの裏側にはC-5からC-9サイトまでがあります。
その中でC-5〜C-7までが横並びになっていて、緩い下り坂になっているように見えました。
C-5は奥に長い形をしたサイトで、ハンモックスタンドも設置されています。
※高台にはグランピングサイトがあります
そして奥の方の高台にグランピングの施設があり、そこからは丸見えになってしまうかも知れません。
サニタリールーム側が丘になっていて傾斜があるので、テントを張るのは駐車場の辺りからファイヤープレイス周辺が使いやすそうです。
C-6サイトとの境には樹木などの遮蔽物はないので、C-6サイトの方のテントがC-5寄りの位置にあれば、お互い視線が気になってしまいそうです。
C-6
C-6も全体的に緩やかな下り坂がある奥に長いサイトです。
樹木がサイト内の中央部分を縦断するようにあるので、テントを設営する場合は、中央部分の樹木を避けてC-5サイトよりのスペースに張るのが良さそうです。
※C-5との境い目にテントを張れそうなスペースがあります
すると、C-5サイトとの境目には目隠しになる遮蔽物がないので、丸見えになってしまうかも知れません。
C-5サイトもC-6サイトに近い場所が平坦なので、テントが隣接してしまう可能性もあると思います。
C-7
C-7サイトはキャンプ場内の隅にある為、片側は樹木だけと視線を気にしなくても良さそうです。
隣のC-6サイトとは樹木の仕切りが無いので、ちょっと気になってしまうかもしれません。
サイトは縦長ではなく横にも幅があります。
グルキャンでサイト内に複数テントを張る必要がある時では、レイアウトに応用が効く使いやすいサイトに見えました。
ですが、全体的に僅かな傾斜があるので、それが気になってしまう方もいると思います。
C-8
C-8も1番奥にあるサイトなので、プライベート感は比較的保てそうです。
さらに入口とファイヤープレイスの周辺には平坦な場所が多く、良い状態でテントも複数設営できそうです。
奥の樹木のところに凹みは見えますが、それ以外は大きな起伏はないように見えました。
隣のC-9サイトとの境には樹木がないので、そこだけは気になりますが、なかなか良さげなサイトに思えます。
C-9
C-5サイトの向かい側、サニタリールームの奥にあるC-9サイトは、サイト内の真ん中辺りに起伏があります。
入口から覗き込んだだけですが、少し丘のようになった先なは、大きく窪んでいるように見えます。
そのさらに先はまた上り坂が見えるので、サイト内に平坦な場所は多くないように思えました。
その為、平坦な場所はファイヤープレイス周辺に限られてしまうと思うので、テントはその辺りに張るのが良さそうです。
サニタリールームが近いのが、大きな魅力の1つになりそうです。
C-10
C-10サイトは、C-1サイトの向かい側に位置するサイトです。
敷地は広くありそうですが、よく見てみると奥の方は上り坂、ファイヤープレイスから右側は下っているように見えます。
ファイヤープレイス周辺、ハンモックスタンド当たりだけ平坦な場所に見えるので、使い勝手はどうなんでしょう。
そして左側には、古い建物が視界に入るので、夜はちょっと怖いかも知れません。
※電源や水道がある辺りから右側は下っています。
樹木に囲まれていてプライベート感はありそうですが、使い勝手は良いとは言えそうにないかなと思いました。
サニタリールーム
リゾートオートサイト専用のサニタリールームは、かなりキレイな設備です。
入口はオートロック式で、暗証番号をタッチパネルに入力して鍵を開けます。
ドアを開けると、一段高くなっていてスリッパに履き替えて入室するようになります。
スリッパを履くと、右側手前に男性用トイレで奥側に男性用シャワールーム、左側に女性用トイレでその奥に女性用シャワールームという配置になっています。
男子トイレは、小便器が1つ、その奥に洋式トイレが2つ設置されています。
どれも新しくキレイでした。
奥のシャワールームは1つだけ。
脱衣所もあり広々としていますが、混雑時にはドアの外に行列ができていました。
そう考えるとちょっと数が少ないような気もします。
キャンプ場とは思えないぐらい綺麗な設備で、しかもリゾートオートサイト専用となっているのがちょっと優越感を得られて良いと思います。
ただ、トイレとシャワールームが一緒の建物で数が少ないので、時間帯によっては混雑してしまうのが難点です。
サニタリールームの外には、キレイな炊事場もあります。
炊事場は2つあり、洗剤やスポンジ等が置いてありました。
キレイに清掃されていて、気持ちよく使えそうでした。
ただ、水道はお水しか出ないので、寒い時期には辛いかも知れません。
特に冷たいお水だと油汚れが落とせないのが難点です。
その隣には、ピザ窯が設置されています。
ピザ体験を楽しむことができるようです。
ちなみに料金は、ピザ1枚で3,000円となっていました。
夜には、松明のような炎で照らされています。
全体的に夜道も少し明るく、サニタリールームも炎で照らされていて明るいので、C-2サイト時からは懐中電灯が無くても何とか歩けました。
(道路の凹凸があるのでライトはあった方がいいです)
ゆらめく炎がリゾート感があり、オシャレな雰囲気を醸し出していました。
Bサイト等(オートサイト)との違いなど
C-2サイトの横には、オートサイトが並んでいました。
オートサイトは、センターハウスから下る坂道の途中にB-1、B-2サイトがあり、その他は、Cサイトに隣り合わせで配置されています。
オートサイトには、水道やコンセントに加えWi-Fiなどの設備はありません。
さらにはトイレやシャワーはセンターハウス内の設備を使用しなければならないので、坂道を往復するという手間がかかってしまいます。
ちなみに今回宿泊したC-2サイトは、Bサイトの隣りだった為か分かりませんが、Wi-Fiの接続が余り良くありませんでした。
多々切断されてしまうので、逆に通信料を気にしないなら4Gで使った方が快適かも知れないです。
オートサイトに宿泊している方を見てみると、大型テント大型タープは張れないと予約ページに書かれていましたが、普通にツールームテントを張っている方が多々いました。
オートサイトでも様々な敷地面積があり、それぞれ傾斜など使い勝手が違うので、どこでもツールームテントを張る事が出来るか分かりませんが、ツールームテントが張れるならリゾートオートサイトでなくてもオートサイトでも良いかもと思ってしまいます。
ただ金額的にもリゾートオートサイトと差があるので、受けられるサービスは劣ってしまいます。
例えば、リゾートオートサイトではゴミは収集していただけますが、オートサイトでは持ち帰りになります。
サイトまで薪を届けてくれるというサービスも、もしかしたらリゾートオートサイトだけかも知れないです(確認していません)
坂を滑る
C-2、C-3サイトの近くにある斜面は、坂滑りすることができます。
と、フロントに電話をすると、スタッフの方がダンボールを届けてくれます。
それを使って、坂滑りを楽しめます。
子供たちは大喜びで、時間を忘れて滑っていました。
もちろんダンボールは、無理で貰えます。
回収も、ゴミと同じくサイト内に置いて置けば持っていってくれます。
大人だけではなく、子供も楽しむ場所があるキャンプ場でした。
僕は長女と2人乗りしようとしたらなかなか進まず、手で漕いでいたら筋を痛めてしまいました。
マウントフジキャンプリゾート 概要
- チェックイン12:00〜
- チェックアウト〜11:00
- 予約:オンライン予約・電話予約で受付
- 消音、消灯は21:00
- 施設・グランピング、リゾートドッグランサイト、リゾートオートサイト、オートサイト
- リゾートドッグランサイト:各専有面積 約600㎡ / 5区画
- ゾートオートサイト:各専有面積 約600㎡ / 10区画
- オートサイト:各専有面積 約40〜50㎡ / 15区画
- 住所:山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢7328
マウントフジキャンプリゾート 紹介動画
マウントフジキャンプリゾートの紹介動画動画を作成しました。
よろしければ見てください。
チャンネル登録よろしくお願いします!
キャンプの様子はこちら!
まとめ
マウントフジキャンプリゾートを今回宿泊したリゾートオートサイトを中心にレビューしました。
リゾートオートサイトは、広くてフリーサイトのような開放感があり、その上設備も高規格。
そんな事もあり、宿泊代金はかなり高めです。
1人でキャンプをするとしたら、かなり贅沢なキャンプになってしまいます。
定員15名で駐車スペースも2台分ある事から、グループキャンプで割り勘にしで使う方が多いと思います。
今回僕も、友人家族と一緒だったので、金銭的にはかなり助かりました(笑)
リゾートオートサイトは、サイトの敷地面積が広いのが特徴ですが、その全てを使い切るのは不可能でした。
サイト内の傾斜や、コンセントから延長コードが届く距離などを考えると、テントを張る場所は意外に決まった場所になってしまいそうです。
それでも、広いサイトを自分達だけで使えているというのがとても気持ちよく感じました。
まるでフリーサイトのキャンプ場に来たかのように、他のキャンパーさんのテントとは距離があります。
これが、平日空いている時にキャンプに行くことが多い僕にとって、かなり好印象でした。
さらにリゾートオートサイトで受けられるサービスが快適過ぎます。
まるでホテルのようなキレイな設備とサービスは、普段とは違った感覚でキャンプをする事ができます。
しかも都心からは、国都139号線で樹海を抜ける事なくその手前にあるキャンプ場なので、比較的短い時間で行く事が出来るのが良いと思います。
また新しいキャンプ場なので、行ったことがない方は是非泊まってみて下さい。
他のキャンプ場の情報はこちら。