今年の冬は例年よりも暖かくないですか?
いつもなら、雪や凍結が怖くてキャンプに行かないんですが、今年は2月に入ってからずっと行きたくてウズウズしていました。
ノーマルタイヤしか持っていない僕は、気温低い場所へキャンプに行くことができません。
なので今回も、比較的暖かそうな千葉や伊豆半島などが本来行くべき場所なのかも知れません。
そうなんです。
せっかくキャンプに行くなら、富士山をみながら見ながらキャンプしたいと思っちゃうんです。
それを考えると、あまり危険を冒すことはできないんです。
そんなこんなで、ギリギリまで考えた結果、道志川沿いの青根キャンプ場に行く事にしました。
キャンプ前日は雨。
3月1日のキャンプ当日は曇り予報だったはずなのに。。。
午前中は小雨に降られながらも、神奈川県相模原市の青根キャンプ場で冬キャンプをしてきました。
今回は、青根キャンプ場の紹介とレビューです。
目次
青根キャンプ場で冬キャンプをレビュー!
青根キャンプ場の紹介とレビュー
青根キャンプ場って実は行ったことないんですよね。
でも、このキャンプ場って昔から有名なので、色々な方が紹介やレビューをしています。
なので今回は、簡単に紹介したいと思います。
でも、せっかく冬キャンプに来たなら、テントの中でのんびりとしたいですよね(笑)
(結果的にはテントの中で1日中ブログを書いていました。。。)
青根キャンプ場の場所
青根キャンプ場は、山梨県と神奈川県を跨いで流れている道志川沿いにあります。
道志川に沿って国道413号線があるのですが、2018年10月の台風の影響で土砂崩れで、全面通行止めになっていました。
現在は迂回路が出来ていて、神奈川方面から行くと、ちょうど青根キャンプ場に右折する道路がそのまま迂回路になっていました。
迂回路を進み二手に分かれる坂道を右折すると、青根キャンプ場方面に行く事ができます。
3月1日ですが、日中は10度ぐらいあり、前日の雨で凍結が心配でしたが、結果的に大丈夫でした。
青根キャンプ場の隣には、いやしの湯という温泉施設があります。
大人は3時間700円、子供は400円で入る事ができます。
この、いやしの湯の看板を目印にして来ても良いと思います。
中にはレストランもあるし、お土産も売っています。
アイスが食べたくなくなったら、セブンティーンアイスの自販機も設置されています。
いやしの湯の駐車場を過ぎ、突き当たりを右折すれば受付があります。
住所 | 神奈川県相模原市緑区青根807 |
TEL | 042-787-1380 |
mail@aone-camp.com |
青根キャンプ場 受付
週末やキャンプシーズンになれば、管理人さんが常にいると思いますが、この日は平日の金曜日だったので誰もいませんでした。
「ちょっと待ってね〜」
と、遠くからおじさんの声が(笑)
しばらくすると、管理人さんがやって来てドアを開けてくれました。
入口を入ってすぐに受付のカウンター、そして奥に日用雑貨が並べられた棚があります。
調味料やカップラーメンやお菓子、紙皿紙コップなどが売られていました。
忘れ物をしても、ここで何とか揃える事が出来そうな感じでした。
管理人さんは気さくな感じで、色々とお話しをさせていただきました。
お釣りの7,000円を忘れた時には、
「おーい!!」
と、突っ込みたかったのですが普通に
と、面白みがない自分にちょっと後悔です。
ちなみに受付にもステッカーが貼られていますが、この青根キャンプ場はFREE Wi-fiが入ります。
ゲームもYouTubeも動画も容量を気にせずに楽しむ事ができます。
もし暇時間が出来ても、これなら安心ですよね。
受付を済ませて今回宿泊する場所を探します。
ゆっくりと車を進めて行き、橋を渡った先にあるキャンプのサイトを目指します。
しかし、橋の前には何から大型の工事車両が出入りしていました。
土砂崩れの影響か河川敷にサイトを増やす工事なのかわかりません。
管理人さんに聞いてみても、「場内の整備とか色々かな。。。」とあいまいな返事でした。
橋まで続く道は少し狭い感じするので、歩行者や対向車に注意しながら進みます。
その先の坂は急になっているので、スピードを出すと車の下を擦ってしまうので注意が必要です。
橋を渡ると、バンガローがいくつも並んでいるのが分かります。
道は真っ直ぐと左に曲がる道の二手に分かれます。
真っ直ぐに進むと、グリーンサイトがあります。
ここは、予約不要のフリーサイトです。
左に曲がると、リバーサイトと予約が必要なムーンサイトがあります。
グリーンサイト(予約不要)
橋を渡って二手に分かれる道を真っ直ぐに進むと、約100組(リバーサイトも含めて)がキャンプできるフリーサイトに着きます。
今回のキャンプは、予約無しで来たので当然フリーサイトを選ばなければなりません。
川岸のサイトとこのフリーサイトのどちらかなんですが、初めに真っ直ぐに進んできてしまったので、そのままここを本日の寝床にする事に決めました。
グリーンサイトに着くと、ぱっと見誰もいませんでした。
と思いきや、隠れてて分かりませんが、奥の建物の向こう側にソロキャンプをされている方がいらっしゃいました。
それでも、真ん中の芝のサイトは誰もいません。
(芝と砂利が混ざっている場所。見た目は乾いているように見えます)
ルンルン気分で足を踏み入れてみると。。。
昨日からの雨で、グランドコンディションはちょい悪。
グチョグチョの場所が所々にありました。
隅の方にある芝と砂利が入り混じった場所でも、少しぬかるんでいました。
見た目は乾いているように見えましたが、まだ地面が濡れているんですね、
仕方ないので、1番手前にある芝がない砂利の場所にテントを張ることにしました。
砂利のサイトなら、グチョグチョにならないと思いテントを設営し始めましたが、やっぱり多少の泥は付いてしまいますね。
ポールの中や、幕の下側に砂混じりの泥が。。。
こればかりは仕方ありません。
グリーンサイトからは、見上げると民家と道路が見えます。
山に囲まれていい環境だけに、ちょっとだけ残念です。
視界に民家が入ると「大しぜ〜ん」という感じで無くなってしまうんです。
そして、この道が後にちょっとした問題を起こすんです。
グリーンサイトでキャンプをする方が使う炊事場やトイレは、ここに来るすぐ手前にあります。
炊事場は2棟あり、手前側の炊事場ではお湯が出る場所があります。
設備は少し古く、そして清掃はちょっとされていない感じでした。
残飯はありませんでしたが、シンクが少し汚れていたのはガッカリポイントです。
炭なのか砂なのかわかりませんが、白くなっています。
隣の炊事場は、ご飯粒が流れずに浮いていました。
その炊事場の前にはブロックで区切られた場所がいくつもありましたが、これって炭置き場じゃないですよね。
多分、バーベキューをする場所なんですかね。
ピザ窯もすぐ隣に置かれていました。
薄く『御自由にお使いください』と書かれていました。
他のキャンプ場では、2千円ぐらい取る所もあるので、無料で使えるなら嬉しいですよね。
炊事場からグリーンサイトに進むと、トイレがあります。
建物自体は少し古い感じがしましたが、メチャクチャ古いという訳でもなく、かと言って新し過ぎるわけでもありませんでした。
中はちゃんと清掃され、綺麗に保たれています。
ただ水を流すのには、蛇口をひねるタイプだったので、綺麗好きな方にはちょっと抵抗があるかも知れませんね。
大便器は比較的新しそうに見えました。
広さも十分あり、リラックスできそうです。
トイレの横のには、遊び場も少しありました。
小さいお子さんがいれば、しばらくは楽しめそうな感じです。
ムーンサイト(予約要)
橋を渡って二手に分かれる場所を左に進み坂を登ると、予約専用のムーンサイトにたどり着きます。
ここはグリーンサイトのトイレの横の階段を上っても行くことができます。
ムーンサイトは、電源付きの区画サイトです。
サイトは芝ですが、所々ハゲている場所もあります。
区画は、黄色いロープで区切られていますが、ほとんど誰もいないこの日は、その黄色いロープがやけに目立つように思えました。
そしてロープを固定するポールも青色なので、ちょっと目立ちます。
混雑すれば目立たなくなるとは思いますが、個人的には木の杭で麻のロープを張っていて欲しいなと、勝手に思っていました。
このムーンサイト、ゴールデンウィークや夏休みは予約がなかなか取れないと聞いたことがあります。
しかし、この時期はガラガラです。
管理人さんも、今はそうでもないよと言っていたので、冬キャンプをするならムーンサイトを予約しても良さそうですね。
この日は、僕が見に行った時には、1組しかいませんでした。
※ムーンサイトからグリーンサイトを見下ろした景色
少し高台にあり隅の方のサイトなら、川を見下ろす事ができます。
ムーンサイトの炊事場は、グリーンサイトと作りは同じ感じでしたが、ちょっとだけキレイだったような気がします。
シンクも作業台もキレイに清掃されていました。
これなら気持ちよく使うことが出来そうですよね。
ムーンサイトにもピザ窯が設置されていました。
グリーンサイトのピザ窯と作りは同じようですが、比較的新しいそうな雰囲気がします。
炊事場の横にあるトイレは、グリーンサイトのトイレよりも新しくて綺麗です。
見てください。
小便器の下が尖っていて、新しいトイレって感じでしょ?
個室は広々としていて、便器もキレイ。
これなら、リラックスしてゆっくりとできそうですよね。
しかし、手洗い場だけは少し古くさいような気がしました。
リバーサイド
ムーンサイトから坂を下るとリバーサイトへ行く事ができます。
坂はなかなか急な感じがします。
このリバーサイトへ続く坂も、橋を渡った先の坂も急なので、車高が低い車は下を擦ってしまうかも知れません。
リバーサイトは、受付の川向こうのサイトです。
川沿いに少し奥までテントを張れるようになっています。
ただここは、川を見下ろす事ができますが、受付に向かう車も見えます。
空いている時は問題ありませんが、混雑時にはちょっと気になりそうです。
バンガロー
受付から真っ直ぐ進むとバンガローがたくさん並んでいる場所があります。
今回は、テント泊なのでしっかりと見てきませんでした(すいません)
坂を上ると、バンガローに囲まれるように炊事場があります。
この炊事場は少し古いように感じました。
作業台も少し汚れていて、気持ちよく使えそうにありません。
たまたま清掃前に見てしまった可能性もありますが。。。
バンガローは、少し新し目の物もありました。
このバンガローはロフトが付いているようです。
もしバンガロー泊するのなら、新しいこのE型にしたいと思いました。
炊事場の前には、トイレがあったのですが、中を確認してくるのを忘れてしまいました。
貸し出し
バンガローのトイレの近く、受付横の駐車場の先に、貸し出し用の建物があります。
ここでは、鍋やヤカン、コンロなどのレンタル品を借りる事ができます。
借りる際は、建物入り口にある自動発券機で購入するようです。
なかなか渋い感じですね。
貸し出し棟の先にはシャワー棟がありましたが、今回はシャッターが閉まっていて、確認する事ができませんでした。
ちなみに5分300円のようです。
道志川
道志川沿にある青根キャンプ場ですが、その川は遊泳禁止の注意書きが大きく書かれています。
しかし、遊泳禁止の場所は1部だけのようです。
夏は、子供たちが川遊びしている写真が、検索するとたくさん出てきます。
そこで、少し気になって水中を撮影してみました。
水深が浅いところは透明度が高いのですが、少し深くなるとエメラルドグリーン色が濃く先が見えなくなります。
これは雨が降った影響が大きいと思います。
それでも、茶色く濁るようなことはなく、50cmぐらいまで見える透明度がありました。
雨でなかったら、もっともっと透明でキレイだったと思います。
ネコに注意!
この後、テントをしっかりと閉め、道志の道の駅まで行ってきました。
道の駅までは片道約30分、往復で約1時間ぐらいです。
この時期は営業してないのか、早めに閉店になっているのか分かりませんが、着いた時には閉まっていました。
仕方なくトイレだけ済ませて戻ってきたのですが、テントの中に入るとちょっと様子がおかしいんです。
テーブルの上に出しっ放しだった牛乳パックは倒れ、溢れていました。
慌てて牛乳パックを立てると、中身は半分以上減っています。
テーブルには、牛乳の他に砂が所々に。
※ピントがぼけてしまいました
寝室の毛布の上には、500玉ぐらいの泥の跡が。。。
そして僕のバッグの上は足跡だらけ。
もう肉球の形がわかる程クッキリと。
この状況を考えると、何か小動物が入り込んだようです。
置かれていた箸やトングが舐められていたらイヤなので、すぐに炊事場まで洗いに行こうとテントを出た時です。
テントのすぐそばにいた猫が車の下へ逃げて行くじゃないですか!
白いフサフサの子猫のように見えました。
しばらくして、どこか暗闇へ消えてしまってので、とりあえず炊事場まで。
炊事場からテントへ向かう途中に
なんて話をしていたら、本当にネコがテントの中に。
ファスナーを開けた瞬間に、ほんの5cm程度の隙間から逃げて行くの見えました。
今度は薄茶色のネコです。
しかも子猫じゃありません。
この後、何度もテントの近くで見かけました。
どうやら、僕のテントに隙あらば入り込もうとしている感じです。
いつの間にか、グリーンサイトもソロキャンプの方が増え、全部で6〜7組います。
それなのに、僕のテントばかり狙っている気がします。
どうして?テント内でステーキを焼いたから?
どうして?テント内でホルモンみそ味を焼いたから?
テント内は、お肉を焼いたニオイが充満しています。
お肉臭いテントが原因か分かりませんが、彼らは狙いを定めたようです。
しっかりとテントを戸締りして寝たつもりが、朝起きてみるとテーブルの上がまた砂だらけになっていました。
狙いを定めたハンターは、僕らが寝ている間に黙って侵入し、余っていたシュークリームを確実に手に入れて何処かへ行ってしまったようです。
テントを離れたスキに侵入したり、寝ている間に侵入したりと、かなり慣れているようです。
この青根キャンプ場には、野良ネコが複数います。
テントから離れる時や夜寝る時も、テント内に食べ物を放置しないでおく事をおすすめします。
でも、多分やられたのは牛乳だけで、食べ物は全部無事でした。
以前ピカ富士吉田に行った時は、ステーキを1枚マルマル持って行かれたので、それよりはショックは少なく済みました。
車の音
グリーンサイトからは、見上げると民家が見えます。
そしてその下には道路があるのがわかります。
たまに車が通るのは分かっていましたが、日中は気になることはありませんでした。
しかし就寝時、なかなか寝れずにゴロゴロとしていると、車の音が聞こえてくるではないですか。
それも、普通の車の音ではなく、走り屋のようなマフラーの音を響かせて。
すく数台は知っているという訳ではなく1台1台なのですが、気になって寝ることができませんでした。
この音は、僕が寝落ちする午前2時ぐらいまで聞こえていました。
ちょっとしたことですが、寝不足にもなってしまったので残念です。
これは、青根キャンプ場だけではなく、道志川沿いのキャンプ場なら起こりえることなので困っちゃいますよね。
就寝時
今回から、ポータブル電源を冬キャンプに導入しました。
普段は、インフレーターマットの上にフカフカのラグマットを敷いて、その上に寝袋で寝ています。
そこに、電気毛布を使おうと思ったんです。
ラグマットと寝袋の間に、電気毛布を敷いて寝てみました。
深夜、気温は3~4度だったと思います。
流石に寝袋から手を出すと冷たくなってしまいますが、背中は熱いぐらいでした。
うっすらと汗ばんでしまいました。
電源サイトではなくても、ポータブル電源があれば、ちょっと良いかもしれません。
今回使用したポータブル電源はJackeryの「Explorer 400」。
ポータブル電源の使い道やレビューはこちら!
結露
冬キャンプは結露との戦いです。
朝起きてから10時のチェックアウトまでに、結露で濡れたテントを乾かすのは至難の業です。
しかも山に囲まれた青根キャンプ場は、日がなかなか射しません。
今回は7時に起きてから撤収まで、のんびりする時間が取れませんでした。
タオルを何枚も使って、天井から壁など拭きましたが、それでも拭き切れていません。
スカート部分は水滴が溜まって水浸し、その上泥までついて最悪な状態でした。
もっとチェックアウト時間を延ばしてほしいと切に願うばかりです。
青根キャンプ場 オートサイト 詳細
チェックイン | 8:00 |
チェックアウト | 10:00 |
料金(4人家族) | おおよそ6,180円ぐらい |
サイト | 芝・砂利 |
AC電源サイト(ムーンサイト)は要予約 |
青根キャンプ場の紹介動画
いつものように、キャンプ場の紹介動画を作りました!
今回は、いつもと違って字幕入り。
青根キャンプ場にまだ行ったことがない方は是非みてください。
よろしければチャンネル登録おねがいします!
まとめ
2019年の3月1日はなかり暖かくて、冬キャンプなのに、秋キャンプのような暖かさを感じる事ができました。
青根キャンプ場は、有名なキャンプ場なのですが、いつも混んでいるイメージがあったため、なかなか来る事が出来ませんでした。
管理人の方にも、初めてと言ったら驚かれました(笑)
ここは都心から近く、すぐに来ることができます。
それなのに、山や川に囲まれて大自然を楽しむ事ができます。
ただ、グリーンサイトからは民家が見えてしまうが残念でした。
炊事場やトイレは近くにあり、何不自由なしにキャンプを楽しめると思います。
ただ野良ネコだけが。。。
この時期だけなのか、夏もいるのか分かりませんが、ネコだけには注意が必要です。
念のため管理人さんに聞いてみたら、キャンプ場ではネコは飼っていないようです。
気さくな管理人さん、都心から移動時間が少ないのに自然に囲まれた環境を楽しめる青根キャンプ場は良かったです。
今回はゆっくりとしようと思ってきたのですが、結果的にはいろいろな事件があり、ブログを書いていました。
また空いている時期にゆっくりと来たいと思いました。
道志エリアのキャンプ場なら道志の森オートキャンプ場もおすすめ!
平日に道志の森オートキャンプ場が混んでいたら、ここがおすすめ!
その他のキャンプ場の情報はこちら。