白樺に囲まれた場所でキャンプをするのは、いつもよりも贅沢で魅力的な気がします。
白い幹の樹々は、僕の住んでいる付近では見る事は出来ず、小さい頃から長野県の白樺湖付近でしかない物だと思っていました。
実際には、北海道等にも分布しているのですが、僕はあまり目にする事がなかったので、何故か白樺の木に魅力を感じてしまいます。
そんな白樺に囲まれてキャンプをしている様子を、最近インスタでよく見かけるんです。
そのキャンプ場の名前を見てみると「姫木平ホワイトバーチキャンプフィールド」とありました。
なんて思っていたのですが、長野県の長和町にある姫木平ホワイトバーチキャンプフィールドは、実際に行くのはちょっと遠いんです。
でもやっぱり気になるキャンプ場は行ってみないとと言うことで、平日に予約して行ってきました。
今回は、長野県にある姫木平ホワイトバーチキャンプフィールドを紹介します。
目次
姫木平ホワイトバーチキャンプフィールドを紹介!
アクセス
姫木平ホワイトバーチキャンプフィールドは、長野県の長和町にあるキャンプ場です。
近くには白樺湖があり、子供の頃良くCMで見た池の平ファミリーランドもすぐ側にあるんです。
白樺湖という名前からも、白樺が周囲にありそうな感じがしますよね。
その他には牧場があったり別荘地があったりと、なんだか避暑地としてもかなり良さそうな感じです。
せっかくここまで行ったなら、キャンプ飯も良いけどお蕎麦やソフトクリームは絶対に食べて帰りたいという気にもなってしまいます。
東京からは中央高速道路で2時間半から3時間半ぐらいと、まあまあ時間はかかってしまう場所にあります。
しかしそれでも行ってみたいと思わせる魅力がここにはあると思います。
受付
姫木平ホワイトバーチキャンプフィールドは、2021年の春にオープンしたまだ新しいキャンプ場です。
標高1300mに位置し比較的気温も低く、白樺林に囲まれ、敷地内には小川も流れていると、その立地や景観が既に素敵な感じです。
白樺湖から北に少し進むと、不意に右手側に少し開けた場所が見えます。
看板には鹿の角の絵と「WHITE BIRCH CAMP FIELD」の名前がオシャレに描かれていました。
敷地内に入ると、そこにはトレーラーハウスが停められいて、そこで受付をしています。
どうやらキャンプ場ができたばかりでまだ管理棟はないようです。
トレーラーハウスの受付の横に工事車両と盛り土があったので、多分その場所に管理棟が建設されるんだと思います。
でも今回は、簡単タープとその下に折り畳みのテーブルが並べられた場所でチェックインします。
夏休み中の平日だからか、受付前には車が何台も止まっているのを見ると、人気がありそうな感じです。
受付のお姉さんに聞いてみると、区画サイトは満杯ではないけどほぼ予約が入っていると言っていました。
中には飛び込みでくる人もいるようでしたが、キャンプする事が出来たのか分かりません。(フリーサイトに案内されたかも?)
場内の注意事項などの説明をうけ、燃えるゴミ用のビニール袋をもらったら、もうサイトへと向かう事ができます。
ゴミ
受付時にもらえるゴミ袋は燃えるゴミ用の袋で、その他のゴミは分別して捨てるようになっています。
ゴミの集積場は、キャンプ場の入り口を入って右側。
左側は受付のトレーラーがあり、その反対側にあります。
ペットボトル、アルミ缶、スチール缶、OD・CD缶、瓶など、分別が必要です。
またゴミ捨て場には、ドラム缶の炭捨てや灰皿もありました。
白樺サイト
姫木平ホワイトバーチキャンプフィールドには、白樺サイト、バイクサイト、星空サイトがあります。
白樺に囲まれてキャンプをしたいのなら、白樺サイトを選ぶ必要があります。
白樺サイトは、全て区画サイトになっていて、サイトの広さや立木の状態等に応じてAサイト、Bサイト、Cサイトが混在しています。
白樺サイトは車が1台通れる道が場内を一周していて、時計回りに一方通行になっています。
その道に沿って全部で31区画あり、拡大予定でもあるようですが、この時は28〜30が使えないと言われました。
受付で見せていただいた案内には、それぞれの区画の広さや説明が書かれていましたが、区画サイトの広さはそれぞれ微妙に違いがありますが、全て100㎡以上あります。
予約は区画サイトA、B、Cでするので区画の中のどこかまでは決めて予約できません。
当日空いている場所を選んでテントを張るという感じだったので、早目にチェックインをしておいた方が、好みの場所を選びやすいと思います。
区画サイトA
区画サイトAの特徴は、1区画100㎡以上あり比較的平坦なサイトとなっています。
アーリーチェックインで早めに到着しましたが、既に何組かいたので全てではありませんが、区画を紹介したいと思います。
白樺サイトの入り口は一方通行の看板が設置されていて、そこから進むとサイトに1番サイトからほぼ順番に番号がつけられています。
外周に1番サイトから内側は7番サイトから番号が振られていて、途中に6番サイトの横に28から31番サイトが出現する事もありますが、だいたい順番通りです。
まず白樺サイトの入り口付近にある7を見てみます。
7番サイト
一方通行の看板の裏側には区画サイトAの7番サイトがあります。
7番サイトは123㎡の広さで、サイト内には立木や切り株はありません。
周囲には白樺がありますが、テントの設営に邪魔になる立木がないのでレイアウトは考えやすそうです。
ただ白樺サイトの入り口付近にあるので、受付付近の人の出入りや白樺サイトへの車の出入りが気になってしまうかも知れません。
でも隣の8番サイトとは距離があり正面にもサイトがないので、裏側の20番サイトだけを意識すれば良いので、サイト同士の人目は比較的避けられそうです。
1番サイト
少し進むと1番サイトが外周側(左手側)にあります。
サイトの広さは130㎡で、立木や切り株があります。
白樺の木は比較的少ないように見えます。
2番サイトは人がいたので、ちょっと飛ばしますが、3番から6番までは区画サイトBなので後ほど紹介します。
8番サイト
次は1番サイトの向かい側の8番サイトから見ていきます。
白樺サイト内を走る道路の内側に位置する8番から19番までは、背に他のサイトを背負っている感じで、人がいればちょっと気を使うかも知れません。
とは言え、サイトが広いのでテントの位置によっては、直接目を合わせるような事は少ないと思います。
8番サイトは、160㎡でかなり広目のサイトです。
しかし立木があるのは仕方ないとしても、雨が降ると水溜りができてしまうようです。
天気の良い日は問題ありませんが、悪天候の時はちょっと困っちゃいますよね。
8番サイトには人がいなかったのですが、ちゃんとした全体の写真を撮り忘れてしまいました。
ちょっと分かりにくいですが、何となく撮ってあった写真を載せておきます。
区画の線は正確ではないかも知れませんが、遠目から見るとこんな感じでした。
9番サイト
9番サイトは150㎡の広さで、ここも同じように立木があり、水溜りができてしまうようです。
とは言え、立木はそこまで邪魔になる位置には配置されていないようです。
雨が降らなければ充分良さそうな感じです。
10番サイト
10番サイトは110㎡とちょっと狭め、区画サイトAの中では、1番狭いサイトのようです。
しかし立木や切り株はなく、平坦なサイトは広々と使う事ができそうです。
11番サイト
その隣の11番サイトは、サイトの中央付近に立木がある感じです。
広さは135㎡あるので、テントを張る位置を考慮すれば、全く問題ないと思います。
12番サイト
12番サイトは130㎡で広いのですが、立木と溝があると記載されています。
どこに溝があるかは確認する事は出来なかったです。
13番サイト
13番サイトは120㎡あり、立木があります。
と言っても、殆どがサイトの周囲に配置されている感じかなと思います。
なのでテントの設営でも困るような事は少なそうです。
しかし、道路の1番奥のコーナー部分に位置するサイトの為トイレが遠くなるのが気になります。
13番だけではありませんが、この辺りは微妙にトイレまでの距離がある感じでした。
13番の背後に14番、15番があるのですが、そこは区画サイトCになるので、また後ほど紹介します。
16番サイト
16番サイトは140㎡の広さで、立木があります。
しかし邪魔になるような位置には無さそうで、思いの外良い感じで使えそうかなと思います。
ただ、ここも雨の日は水溜りが出来てしまうようなので、快適に使えるのは晴れの日限定になってしまうかも知れません。
18番サイト周辺
17番サイトはちょっと飛ばして、18番サイト付近から全体を覗いてみます。
この辺りは人気が高いようで、何組もテントを張っていました。
なので、ちょっと遠目からの雰囲気で。
写真では右側が道路の内側になり、20番サイトまであります。
左側が25番から27番サイトで、奥のスカイパイロットTCがある場所が、僕の泊まった27番サイトになります。
全体的には、立木があるのですが、そこまで邪魔になる位置には無く、区画の境目などに配置されている感じでした。
26番サイトと27番サイトでは、こんな感じです。
26番サイトなら、奥に立木があるのともう1本サイト内に立木がありますが、あまり邪魔な感じではないと思います。
広さは130㎡で、溝があると記載されています。
また水溜りもできちゃうようです。
27番サイト
僕の泊まった27番サイトは、既にテントを張ってしまい分かりにくいと思いますが、一応紹介します。
このサイトは、立木が微妙な位置にありました。
スカイパイロットTCを設営するのには立木が邪魔な感じになりました。
大きめなテントを設営するのなら、ちょっと場所を選ぶかも知れないです。
僕はサイトの奥の方にテントを配置したので、立ち木の前に設営すれば大丈夫かも知れません。
しかしそうなると今度は、車を停める場所をどうしようかという問題も出てきそうです。
そしてこのサイトも水溜りができるようです。
サイトの奥の方は、地面が凸凹している感じでした。
さらにサイトには多少の傾斜があります。
奥に向かって少し下がっていく感じです。
27番サイトは130㎡でそこそこ広さはあり、28番サイトが隣ではなく別の場所にあり左隣は区画になっていません。
その為、比較的人目を避けてのんびり出来そうな位置なんです。
さらにトイレや炊事場にも近くて、便利そうだったんです。
結果的に、厚手のインフレーターマットを敷いて寝たら、凸凹は全く気にならず、傾斜も殆ど気になりませんでした。
シェルター内のリビングスペースに凸凹があったので、そこだけはちょっと気になりましたが、想像よりは使いやすかったです。
区画サイトB
一方通行の道路を入ってちょっとすると外側に2〜6番サイトまでの区画サイトBがあります。
区画サイトBは、全体的に傾斜があるようです。
その為か、料金は区画サイトAよりも1,000円安くなっています。
3番サイト
3番サイトから見てみると、確かに微妙な上り坂になっているように見えました。
3番サイトは160㎡とかなり広いのですが、立木がちょっと邪魔な位置にあるように見えます。
4番サイト
4番サイトは140㎡で、区画サイトBの中では1番狭いサイトです。
区画サイトBの他と同じように傾斜がありますが、立木は邪魔になりにくい位置にあるように見えました。
5番サイト
5番サイトも4番サイトに近い雰囲気ですが、こちらは160㎡の広さがあります。
立木と切り株があり、サイト中央付近にそれがあるので、少しだけレイアウトを考えるかも知れません。
区画サイトC
14・15番サイト
区画サイトAが並んでいる場所に、急に区画サイトCが現れたと思ったら、ここはちょっと狭いようです。
区画サイトAとBの定員が5名なのに対し、区画サイトCは2名までとなっていて、料金は区画サイトAよりも2千円安くなっています。
14番サイトは100㎡、15番サイトは110㎡の広さがあるのですが、たくさんの立木があるので大きなテントは張ることが出来ないと記載されています。
ソロキャンプに向いていそうなサイトで、白樺の立木がたくさんある事で、雰囲気もグッと良くなると思います。
バイクサイト
受付から右側には、バイクサイトがあります。
ここはフリーサイトで全体で約20組程がテントを張れるようになっています。
ちょうどゴミ置き場の前方に、ちょっとした林があり、そこがサイトになっています。
バイクは入口付近に駐車し、乗り入れはできないようになっています。
サイト内には、ソロキャンプをしている人がちらほら見えます。
全体的には白樺に囲まれているし、芝の地面が綺麗で雰囲気は良さそうですが、傾斜があるのがちょっと気になりました。
星空サイト
バイクサイトの奥に立木がなくて、開けた場所があります。
そこが星空サイトで、フリーサイトになっています。
その開けた場所の奥の林間区画も星空サイトの一部で、フリーサイトは立木がない草原と林間サイトの両方になります。
草原は手前の道路側から少し傾斜があり窪地になっていました。
よく見ると溝のような場所もあるので、混んでいる時は場所取りも大変になるかも知れないです。
でもそれでも雰囲気はすごく良さそうな感じです。
僕の泊まった白樺サイトでは、上を見ると樹々の葉が邪魔になり、星が少ししか見えませんでした。
草原サイトなら遮るものがないので、星空もバッチリ見えると思います。
林間サイトも雰囲気は悪くありません。
立木が多い為か、少し暗くは見えましたが、充分雰囲気は良かったです。
ただ、どちらも車の乗り入れは不可になっています。
あまり荷物が多いと運ぶのが大変かも知れません。
トイレ・炊事場
キャンプ場の入口を入って正面に、綺麗なトイレと炊事場の建物が見えます。
キャンプ場自体が出来たばかりなので、トイレなども綺麗なはず。
炊事場は、お水とお湯の両方が使え綺麗にされています。
シンクは向かい合わせで2組ずつあり、合わせて4つ使えました。
ハンドソープと消毒液は常備されてます。
ちなみに夜はこの場所だけ虫が多く、排水溝の網の上で緑色やピンク色のカメムシのような虫が何匹も溺れていました。
トイレは炊事場の横に位置し、ちゃんとドアがある建物です。
入口のドアを開けると踊り場があり、消毒が置かれています。
トイレは新しく綺麗でした。
入口で靴を脱ぎスリッパに履き替えるようになっていて、到着した時点では問題なかったのですが、どうやら土足で入る人もいるらしく夜には少し床が汚れていました。
また、掃除した後なのか、中心部の床に少し水が溜まっていて、それを知らずに入ってしまった人がいたようで、水飛沫がスリッパにかかっていたんです。
もしかしたら、それを見て、スリッパを履く事に抵抗を感じ土足で入っていたのかも知れません。
それ以外の男子便器は、特に汚れもなく、流すのに蛇口を捻る事以外は好印象です。
洋式トイレも全く問題ない感じでした。
美しの池
白樺サイトの1番奥に美しの池と書かれた看板があります。
そこを辿って行けば、ちょっと神秘的な池に行く事ができます。
しかし、実際に行ってみると、ちょっと距離が遠い(笑)
おじさんには体力的に疲れちゃう距離でした。
美しの池には小川が繋がっていて、もののけ姫に出てきそうな自然の雰囲気が最高でした。
売店
※クリックで拡大します。
受付の横に売店がありました。
ちょっとしたグッズを売っていましたが、黒板を見ると他の小物も購入できるようです。
※クリックで拡大します。
トイレ・炊事場の横に薪が置かれているのですが、そこにも料金表がありました。
薪は500円なので、そこまで高くないと思います。
ちょっと忘れ物してしまうぐらいなら、何とかなりそうです。
ただお米以外の食料品は販売していないので、そこだけは気をつけるようにする必要があります。
ちなみに自動販売機はキャンプ場の入り口に設置されています。
姫木平ホワイトバーチキャンプフィールド サイト使用料
出典:姫木平ホワイトバーチキャンプフィールド ※クリックで拡大します
まとめ
長野県にある姫木平ホワイトバーチキャンプフィールドに行って来ました。
白樺に囲まれてキャンプする雰囲気がオシャレで、ちょっと前から気になっていたキャンプ場です。
実際に行ってみると、まだ完成されてなく工事車両もありましたが、それが全く気にならない魅力があったと思います。
受付の担当の人は、人が多く来ていたのでせかせかとちょっと大変そうでしたが、人当たりもよく親切に対応していただけました。
何より、ルールがしっかりとしていたので、周囲のキャンパーさん達も騒いだり迷惑な行為をするような事はほとんどなく(トイレの土足だけ)、不快に感じる事はありませんでした。
何より白樺に囲まれているというのが、普段身近に感じる事がないので、とても新鮮で良かったです。
皆さんも是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?