ファミリーキャンプでツーバーナー使ってると、こなれた感じがして良いですよね。
「もう初心者じゃありませんよ」みたいな。
キャンプではツーバーナーがあれば、便利だというのは分かっています。
でもツーバーナーって簡単に買うことが出来る値段じゃないですよね。
それをキャンプで使っているとなると、やっぱり脱初心者キャンパーに見えると思うんです。
そう、ツーバーナーがあれば色々と便利なんです。
ライスクッカーで、ご飯を炊きながら隣でカレーを温める。
同時に料理が進行できるから、とても便利に使えるんです。
そんなツーバーナー、どうやって選んだら良いかわかりますか?
値段やデザインを気にして、ママの顔色を伺って決めますか?
それとも火力?デザイン?
キャンプで失敗しないと為に、ツーバーナー選びは慎重に。
そんなことで今回は、キャンプで使うツーバーナーの選び方や、出力が3,000kcal/h以上のおすすめ機種を比較を交えて紹介したいと思います。
目次
キャンプに持って行くツーバーナーにはこれがおすすめ!!
キャンプで使うツーバーナーのメリット・デメリットを考える
「キャンプにはツーバーナーが必要!」と、初心者の方では考えがちです。特にファミリーキャンプともなると、ツーバーナーを使っている姿に憧れてしまいますよね。
しかし、そのツーバーナーってあなたのキャンプスタイルに本当に必要ですか?
そこで、キャンプで使うツーバーナーについて、メリット・デメリットを考えて見たいと思います。
それを見て、本当に必要なのか判断してみても遅くはないと思うので、是非参考にしてみてください。
ツーバーナーのメリット
それでははじめに、キャンプでツーバーナーを使うメリットについて考えてみましょう。
ツーバーナーは、ツーバーナーという名称なので、もちろんバーナーが2つ付いたコンロという意味。
2口コンロなので、同時に2箇所で調理が可能ということは、想像しやすいメリットですよね。
例えばこれが1口コンロ、またはシングルバーナーだった場合、もちろんツーバーナーのように同時に調理はできません。
ご飯を炊きながらスープやカレーを温める、コーヒーのお湯を沸かしながらホットサンドを作る、といった同時作業をする時にはツーバーナーが便利なんです。
同時調理を多くする時は、ソロキャンプよりもファミリーやグループキャンプと、人数が多い時になります。
なので、ソロキャンプ以外では、ツーバーナーがあると色々と便利に使えるし、時短にもなるんです。
上記に「ソロキャンプ以外」と言いましたが、もちろんソロキャンプでもどうに調理することがあるので、ツーバーナーが便利に使えます。
ただ、1人ということで調理の回数や量は少ないはず。
その為に、大きくかさばりがちなツーバーナーを持っていくかどうかという点が、考慮するポイントになりそうです。
また、ツーバーナーは火口が並びで設置されているので、調理場所をあちらこちらに散らかすこと無く、一箇所にまとめて置くことができます。
キッチンはキッチンと、散らかりがちなキャンプサイトも、整理整頓しやすくなります。
バーナーを置くためのキッチンスタンドやバーナースタンドを用意しておけば、低い位置での調理がなくなり、体への負担も軽減します。
また立ったままの姿勢で調理できれば、動き回ることも楽になるので、結果的に作業効率のアップに繋がります。
・同時調理が可能で効率アップ
・サイト内を散らかさずに整頓する事に繋がる
・スタンドを使えば体への負担を軽減できる
デメリット
では、逆にデメリットも考えてみましょう。
ツーバーナーはコンパクトで収納も楽、その上キャンプに持っていきやすく考えれているます。
とはいえ、シングルバーナーやカセットコンロに比べればやっぱり大きめ。
スタンドの上に設置することを考えると、荷物が増えてしまいます。
ツーバーナー単体でも、そこそこの大きさがあるので、意外にかさばってしまいます。
ファミキャンやグルキャンをメインにしている時にはいいのですが、荷物を減らしたいソロキャンプに移行した時には、出番が減ってしまうことも考えられます。
そして燃料を使用するキャンプアイテムなので、ガゾリンやカセットボンベ等が必要になります。
ツーバーナーに限らず、事前の準備が必要です。さらには、燃料切れになった場合には使えなくなってしまうので、使用する時間などに応じて予備も用意しておく必要があります。
また燃料にカセットボンベ(CB缶)などのガス缶を使うと、気温の低下時に火力が弱くなってしまう現象が起こります。
何も対策していないと、せっかくのツーバーナーが全く使えないものになってしまう恐れがあるので、その現象(ドロップダウン)の対策も必要です。
・意外にかさばる
・燃料の準備と予備の燃料の持参が必要
・ドロップダウンの対策か対策品が必要
ツーバーナーの選び方
出典:楽天
キャンプに持っていくツーバーナーって、やっぱりおしゃれな方が良いですよ。
でも、デザインだけで選んだら、ちょっぴり使い難かったなんてこともあります。
でも1度購入しちゃったら、なかなか買い直すのは大変。
なんてママに怒られるかも知れないし、余計なお金もかかってしまいます。
しばらくは、それを我慢しながら使い続けるなんてことになりかねません。
そうならないために、まずは選ぶ時のチェックポイントを知っておくと良いと思います。
①ツーバーナーの火力
まずは気に入ったデザインのツーバーナーを見つけたら、その火力をチェックしてみてください。
火力はkcal/hという単位で表示されているのですが、僕の経験上では3,000kcal/hは欲しいと思います。
バーナーの仕組みでなどにより、3,000kcal/h以下の火力が全てダメというわけではありませんが、2,000kcal/h前後のツーバーナーを使った時に、火力が弱いと感じたことがあるんです。
キャンプで使うツーバーナーの火力が弱いと、料理に時間がかかってしまいます。
鍋やケトルに入れたお湯ならすぐに沸くくだろうと考えていると、意外に時間がかかってしまう物もあります。
またコーヒーを飲もうとした時も、同様なことになってしまい5分待てども10分待てどもなかなかお湯が沸かないなんてことになってしまいます。
すぐに調理をしたい時、お湯を早く沸かしたい時、あまりにも時間がかかってしまうとイライラとなり、ストレスに感じてしまいます。
なるべく火力が強いツーバーナーを選ぶようにしてください。
②燃料を確認
キャンプで使うツーバーナーには、ホワイトガソリンを燃料にするもの、CB缶(カセットボンベ)、OD缶(アウトドア)など複数存在します。
よく燃料を統一した方が良いという話は聞きますが、たしかにそれも考慮するポイントになります。
キャンプ場で燃料が切れてしまった時など使い回しが出来る上に、予備なども用意して起きやすくなると思います。
最近では、ランタンの燃料をガソリンやガスを使わずにLEDをメインに使う人も増えていますよね。
そうなると、燃料は主にツーバーナー用になります。
なので燃料を統一した方が良いという考えはしなくても良いのかも知れません。
それだったら、入手しやすい物が良いかも知れません。
CB缶ならコンビニでもキャンプ場の売店でも売っている事が多いので、燃料切れや持ってくるのを忘れてしまった時には入手しやすいでしょう。
OD缶だと、コンビニでは売ってないので、入手のしやすさだとCB缶に劣ってしまいます。
ただ夏は良いのですが、寒くなってきた時にガス缶を燃料にしたツーバーナーは火力が落ちてしまいます。
そうならない為に、普通のガス缶ではなくパワー系のガス缶の方が便利に使えるんです。
それらは近くのコンビニやキャンプ場でも、なかなか売っていないと思うので、パワー系のガスを使う事を前提としたら、どちらも入手し難いかも知れません。
③ツーバーナーの高さと設置場所
出典:楽天
ツーバーナーは平らに見えても、接続したガス缶が横向きになっているもの、または縦になっているもので、設置できる場所が変わってきます。
またそもそもツーバーナー自体に高さがあるものもあるので、どこに設置して使うつもりなのか、またどんなスタイルで使いたいのかを考える必要があります。
キッチンスタンドを購入し、そこにはめ込むように設置するのか、ラックの上にツーバーナーの脚を使って置くのか、またはローテーブルの上に置いてロースタイルで使うのかで、使いやすさが変わってきちゃいます。
④ブースターが付いているか
出典:楽天
寒い季節になると、ガスを燃料にしたツーバーナーは長い時間使っていると火力が落ちてしまいます。
これはドロップダウンと言う現象で、気温が下がると必ず起きてしまうんです。
それを防止するために、燃焼部分から銅製のブースターを伸ばしガス缶を温めるという機能があるツーバーナーがあります。
これが有るかないかで、使い勝手も変わってくるので、出来ればあるものを選ぶと良いかも知れません。
⑤点火方式
出典:スノーピーク
ツーバーナーの点火は、お家で使うガスコンロみたいに開栓つまみをひねれば自動で点火してくれるもの、または点火装置は別でガスを開栓してから手動で火花を散らすもの、そもそも点火装置が付いていないものなどいくつか種類があります。
火に慣れていないと、ガスが出ているところに点火するのはちょっと怖いですよね。
また点火装置が付いていないものだと、ライターなど別途用意しておく必要があるので、もしライターがガス切れまたは忘れて来てしまった時にはツーバーナーが使えなくなってしまう事態になってしうこともあるかも知れません。
・なるべく火力が強いバーナーを選ぶ
・どの燃料を使うか決める
・ツーバーナーの設置方法も考えておく
・ツーバーナーにブースターがあるか
・点火方式も確認しておくといい
キャンプにおすすめのツーバーナー
PRIMUS(プリムス) オンジャ
出典:楽天
プリムスのオンジャは、まず見た目がかっこいいですね。
ツーバーナーで、僕が一番欲しと思っていた商品で、色々悩んだ結果購入してしまいました。
火力は、4.1kW/3500kcal/h×2(プリムスのハイパワーガス500T使用時)あるので申し分ありません。
ガス栓を全開にすると、大丈夫なのって思うほどゴーって勢いよく炎が燃焼するんです。
ただ点火は、装置が付いていないので、ライターでする必要あります。
SOTOのスライドトーチを点火した状態で火口に近づけておいて、その後にガス栓を開けると簡単に点火することができます。
ボッと漏れ出たガスに引火することもないので、怖くありませせん。
付属のオーク材のウッドボードとの組み合わせが良い感じです。
このウッドボードは、鍋敷きにもなるし、収納時はゴトクの上に置いて蓋の役割をするようですが、勿体なくて使っていません(笑)
燃料はOD缶で、できればプリムスの黄色のOD缶を使いたいので、入手はアウトドアショップかネットになると思います。
プリムス オンジャ スペック
- 出力:4.1kW/3500kcal/h×2(500Tガス使用時)
- 収納サイズ: 43.0×14.0×30.0cm
- 本体重量:3.0kg(+ウッドボード490g)
プリムスのオンジャをレビューしているので、詳細はこちらをさんこうにしてください。
コールマン パワーハウスLPツーバーナーストーブ2
出典:楽天
コールマンのパワーハウスLPツーバーナー、以前はグリーンしかなかったと思ってたのですが、2015年にレッドが登場しています。
たまにそれ以外のカラーも限定で販売されることもあるので、それを狙っても良いかも知れません。
気になる火力は、最高出力で7,000kcal(3500kcal×2)(レギュラーガス最大出力時)
片側3500kcal/hあり十分なパワーを持っています。
しかも、値段も1万円弱で買えるので手が出しやすいですね。
現在の販売価格は、1万5千円強なので、それほどお得感はない感じです。
ガスの点火は、同社のノーススター2500LPガスランタンと同じく、ガスを開栓しながら火花を散らすタイプです。
ノーススター2500LPガスランタンを使用していて燃料を揃えるなら、LPツーバーナーがおすすめ。
収納時は薄さが7cmとコンパクトになり、持ち運びが簡単です。
キャンプ道具をコールマンで揃えたい方におすすめです。
コールマン パワーハウスLPツーバーナーストーブ2 スペック
- 使用時サイズ:約64×32.5×52(h)cm
- 収納時サイズ :約54×32.5×7(h)cm
- 重量:約4.2kg
- 火力:最高時約7,000kcal/h(約3,500kcal/h×2)(レギュラーガス最大出力時)
- 燃焼時間: 約1.5〜3時間(470g缶使用時)
UNIFLAME(ユニフレーム) ツインバーナー US-1900
出典:楽天
ユニフレームのツインバーナーといえば、大人気のロングセラーのモデルです。
出力は、プレミアムガス使用時で3900kcal/h×2。
レギュラーガス使用時で、3000kcal/hあります。
プレミアムガス使用時の火力がハンパ無いですね。
ガス缶って長時間使っていると、ドロップダウンが起こります。
缶の温度が下がって、ガスを気化できなくなり火力が弱くなっちゃうんです。
そのドロップダウンを防ぐために、ブースターが付いています。
燃焼部分の熱を、熱伝導率がいい銅製のブースターでカセットボンベに伝え温めて、出力低下を防ぐ役割をするんです。
他にも本体の左右に風防があって便利だし、汁受けは前方傾斜になっていて、こぼれた汁などが手前に集まって掃除がしやすいし、独特な形状のゴトクは強度もあり小さい物でもほとんどの物が乗せる事ができるんです。
良い所だらけですね。
だからやっぱりみなさん欲しくなっちゃうのかなと思います。
ということで、かなりのハイスペックのユニフレームのツインバーナーもおすすめです。
ユニフレーム ツインバーナー US-1900 スペック
- サイズ・使用時:540×325×290mm
- サイズ・収納時:540×325×115mm
- 重量:3.9kg
- 最大火力:3900Kcal/h×2(プレミアムガス)、3000Kcal/h×2(レギュラーガス)
- 燃焼時間:約45分(プレミアムガス)、約55分(レギュラーガス)
- 点火方式/ 圧電点火
キャンプを始めたら、誰もが憧れちゃうツーバーナーなんですよね。
ソト(SOTO) ハイパワー2バーナー ST-527
出典:楽天
SOTOのハイパワー2バーナー。
火力は、3300kcal/h×2口のバーナー搭載しているので、不安は全くありません。
でもこれはパワーガスを使った時の火力です。通常のCB缶だと3000kcal/hになりますが、それでも問題なく火力は強いと言えると思います。
市販のカセットガスが使えますが、できればパワーガスを使いたいところですが、コストがかかってしまうので、夏場なら通常のCB缶で良いかも。
本体のサイドには風防がついているので、キャンプ場でも風から守るとこができます。
ドロップダウン対策のパワーブースターは、別売りになっています。
実勢価格は、1万5千円前後という感じなので、ツーバーナーとしては平均的でしょうか。
パワーブースターを合わせて購入すると ちょっと値段が高くなってしまいますが、火を扱う道具の専門の会社が販売するツーバーナーは安心して使うことが出来ると思います。
SOTO ハイパワー2バーナー ST-527 スペック
- サイズ:幅54.5×奥行33×高さ54cm
- 収納時:幅54.5×奥行33×高さ9.5cm
- 重量:5.1kg
- 火力・ST-700使用時 (ノーマルガス):3000kcal/h
- 火力・ST-760使用時(パワーガス) : 3300kcal/h
キャプテンスタッグ ステイジャーコンパクトガスバーナーコンロ M-8249
出典:楽天
キャプテンスタッグ のガスバーナーコンロの良いところは値段が安いことだったんですが、以前は1万円で購入できたこのM-8249は現在15000円前後と、一般的なツーバーナーと価格差はなくなっています。
火力は、出力で3000kcal/h×2なので、弱いことはないと思います。
僕の希望ギリギリですが、ちゃんと仕事はしてくれそう。
風防も付いているので頼りになりそうです。
ガスはOD缶を使用します。
収納時の厚みとか、デザイン的にはどうかなと思う所もありますが、それが逆にがっしりしていて良いのかも知れません。
キャプテンスタッグが好きな方におすすめです。
キャプテンスタッグ ステイジャーコンパクトガスバーナーコンロ M-8249 スペック
- サイズ:約)640×330×490mm
- 収納サイズ:(約)525×300×100mm
- 重量:(約)4.6kg
- 出力:3000kcal/h×2
- 点火方式:圧電点火方式
ツーバーナー比較表
各メーカーのツーバーナを表にまとめてみました。
表に入り切らないため、商品名ではなくメーカー名で記載してあります。
今回は出力と点火方式・ブースターの有無で比較になっています。
メーカー名 | 出力(ノーマル) | 出力(パワーガス) | 点火方式 | ブースター |
オンジャ | - | 3,500kcal/h | なし | なし |
コールマン | 3500kcal/h | - | 圧電点火方式 | なし |
ユニフレーム | 3,000kcal/h | 3,900kcal/h | 圧電点火方式 | あり |
SOTO | 3,000kcal/h | 3,300kcal/h | 圧電点火方式 | 別売り |
キャプテンスタッグ | 3,00kcal/h | - | 圧電点火方式 | なし |
SOTOの2018年新商品のツーバーナーもなかなか良さそうです。詳細はこちらで確認できます。
SOTO以外にも、おしゃれなツーバーナーがいっぱいです。
まとめ
キャンプにあると とても便利なツーバーナー。
ランタンなどと燃料を統一できれば、荷物もかさばらないで済みます。
なんて言いながら、我が家はガソリンランタンもあるし、LPガスランタンも、そしてカセットガスのガスコンロも持って行きます。
3種類の燃料がありますが、「まあ、それはそれで」と割り切って使っちゃってます。
車なんで、燃料をひとまとめにしておけばそんなにかさばらないし・・・。
って、自分に言い聞かせてるんですけど。
選ぶ時の基準は人によって違うと思いますが、やっぱり火力とデザイン。
そのあと燃料かな・・・僕は。
コールマンにしろユニフレームにしろ みんな持っているので特別おしゃれという感じはしませんが、持っているととても便利なので、キャンプに少しこなれてきた感を出したい、なた!
(・・・これが目的じゃありませんよね)
または、ママの機嫌を損ないたくない、あなた!(これも目的じゃないですよね)
ぜひ、購入を検討してみてはいかがですか?
今回おすすめしたツーバーナーはどれも出力が3,000kcal/h以上の物をチョイスしてみました。
キャンプ等の屋外では、火力が弱いとストレスが溜まってしまいます。
なのでツーバーナー選びの時は、選ぶポイントの1つとしてチェックしてみてください。
ツーバーナーを置くのにはキッチンスタンドはいかがでしょう。
ツーバーナーを置くのにはやっぱり、コールマンのキッチンテーブルでしょう。
ファイナルファンタジー15でも、使われていましたよね。