ソロキャンプには、コンパクトなテントが似合いますよね。
僕的は少し大きめでも良いと思っているのですが、でもやっぱりソロと言ったらパップテント。
今どきのパップテントなら、寝室も前室もあり、跳ね上げたキャノピーでタープスペースも作れます。
その下に置いたイスに座われば、そこはもう秘密基地のように使えます。
タープ下のスペースは、ソロにはほどよい広さなので、椅子に座ったまま荷物に手が届くんです。
腰を上げること無く、キャンプ道具を取ることができるので、楽して全てが済んでしまいます。
なにより「ソロキャンプしてる!」って雰囲気がいいですよね。
そんな事でパップテントを探したのですが、どれもベージュやタン、またはオリーブの流行りの色ばかり。
別の色を探そうと思っても、なかなか見つかりません。
本当は黒色のテントが欲しかったのですが、こればかりは、仕方ありません。
諦めかけたその時、アンプラグドキャンプというブランドに、求めていたブラックカラーのパップテントがあるのを見つけました。
見慣れないブラックカラーのテントは、めっちゃ新鮮でクール。
なんて、友達との間で話題になり、買う事にしました。
購入した時には、既に在庫切れで予約販売という形だったので、ブラックカラーのパップテントは僕の思っていた以上に人気があったようです。
そんなアンプラグドキャンプのブラックカラーのパップテント「HYDE」が届いたので、キャンプ場で設営してきました。
今回は、HYDEの設営の様子と良かった点、気になった点などをレビューしたいと思います。
目次
UNPLUGGED CP(アンプラグドキャンプ)のブラックカラーのパップテント「HYDE」をレビュー!
アンプラグドCP(キャンプ)と言ったらブラックカラー
出典:楽天
アンプラグドキャンプの代表の伊東さんにお話を聞く機会があったのですが、アンプラグドキャンプにはどうやらコアなファンが多いようです。
質の良いキャンプ道具を取り扱うことにより、口コミでアンプラグドキャンプの良さが広がりブランドを育てていくという形ができていて、購入者と代表の伊東さんが気兼ねなく繋がっているようにみえました。
そして僕が思ったのは、ブラックカラーのテントを使うキャンパーさんは、キャンプ道具一式をブラックカラーで統一し、めちゃくちゃクールなサイトを作り上げているということ。
特に台湾のファンの方の写真は、しびれるくらいクールでカッコいいんです。(上記の写真)
楽天市場の販売サイトでも使用されている写真は、ブランド公式で撮影したかのような統一感。
キャンプ場でこんなサイトを見かけたら、見惚れてしまうと思います。
しかし、僕にはそんな全てをブラックに揃える金銭的な余裕はありません。
とりあえず、パップテントだけでもブラックにしたら、それだけでも周囲と差別化できるし、引き締まってカッコいいと思うんです。
全てを買い揃えることはできないし、今使ってるファミキャンの道具も合わせて使いたい・・・そんなことからブラックで統一することは諦めました・・・。
できればブラックとタン(ベージュ)の融合。
そんなソロキャンプのサイトを目指そうと思います。
アンプラグドCP(キャンプ)のパップテントHYDEのサイズ
出典:楽天
アンプラグドキャンプで取り扱っているテントにパップテントがあります。
テントの名前はHYDE(ハイド)といい、ブラックカラーとコヨーテの2種類が販売されています。
コヨーテの色も、もちろんカッコいいのですが、今回はブラックカラーの方を購入しました。
ハイドのサイズは幅210×奥行き160×高さ115cm、奥行き160cmのうち125cmが室内となっています。
奥行きが125cmもある寝室は、1人で寝るならかなり余裕がある感じだと思います。
たとえ荷物を置いても窮屈感はあまり感じないんじゃないかなと思える広さです。
他のパックテントで比較してみると、FIELDOORのパップテントT/C320だとインナーテントの奥行きは105cm、最近販売されたハイランダーのハンガーフレームシェルター クロシェトの別売りのインナーテントでは85cmとなっているので、インナーテントが付属しているパップテントの中では広さがあります。
とは言え、ハイランダーやFIELDOORのパップテントのように、インナーテントが本体と別途ありそれを吊り下げるのではなく、アンプラグドキャンプのHYDEでは本体と一体(フロア付)になっているんです。
なので、フロアを敷かずシェルターとして使用する事はできません。
インナーテントの奥行きがあり広く使えると思われるアンプラグドCPのHYDEですが、幅はハイランダーのハンガーフレームシェルター クロシェトやFIELDOORのパップテントT/C320よりも狭くなっています。
ハイランダーのハンガーフレームシェルター クロシェトは幅が280cm、FIELDOORのパップテントT/C320が320cmと大きく差があります。
高さはFIELDOORのパップテントT/C320が130cmと少し高めですが、差は大きくないのでどれもだいたい同じぐらいという感じでしょうか。
他のパップテントとは比較していませんが、この3種類の中では一番コンパクトなサイズでいて、寝室は横に広く使えるようになっています。
商品 | サイズ |
アンプラグドCP HYDE | 約210×160×115(h)cm |
ハイランダー ハンガーフレームシェルター クロシェット | 約280×160×110(h)cm |
FIELDOOR パックテントT/C320 | 約320×210×130(h)cm |
HYDEの素材
基本的に僕は、テントやタープの素材にポリコットンを採用しているのが好みです。
ポリコットンなら、焚き火の火の粉が飛んできてもすぐに穴が空くことがないからです。
今まで、焚き火の火の粉で何度も痛い目を見てきたので、できれば燃えにくく穴も空きにくい素材を求めてしまうんです。
しかし、アンプラグドキャンプのHYDEは、210Tのポリエステルコーティング(最新版では300Dポリエステルオックスフォードに変更)。
焚き火の火の粉には決して強い素材ではありません。
(現在、最新版になり、普通のポリエステル素材から、引き裂き防止リップストップのポリエステルオックスフォードに変更されています)
ブラックという色が、TC素材では出せないんじゃないかなと勝手に思っていますが、実際はどうなんでしょうか?
TC素材を使用したブラックカラーのテントやタープってあまり見かけませんよね。
なので、今回はブラックカラーに惹かれてしまったので仕方ありません。
逆に考えれば、TC素材じゃないから軽量になっているんだと納得するようにしました。
ちなみに、HYDEの本体の重量は最新版で生地の変更により旧仕様の約1.5kgから約2.4kgになっています。
本体だけみたら、生地変更後でもかなり軽量ですよね。
HYDEの設営
久々にキャンプに行ってきたので、購入したアンプラグドキャンプのパップテントHYDEを設営してきました。
HYDEは、収納ケースに本体とポール、その他アルミペグやロープ、説明書等がひとまとめに入っています。
初期ロットの際はポールは別になっていたようですが、2ndロットからはテントとポールが同じ収納ケースに入っているようです。
2ndロットは2020年12月予約分からなので、今購入すればすべて本体とポールが同じ収納ケースになります。
本体やポール類は、1つにまとめられていて、ポリエステル製の紐で結ばれていました。
紐は2ヶ所あり、それぞれ解いていきます。
今まで、色々なテントを使ってきましたが、大体がバックルでカチッとはめるベルトが付属していました。
このような紐で結ぶタイプは珍しいですよね。
しかし紐が長く余裕があるので、逆にキツキツのベルトをハメたり解いたりするよりも時間はかかりますが、簡単かも知れません。
紐を解いて、幕を広げると中には、ポールが収納されていいるケース2つと、小さな小袋が包まれていました。
ここで感じたのは、ポリエステルの素材のカサカサ感。
普段はポリコットンを触ることが多いので、カサカサとした乾いた感じと質感は、ちょっと違和感がありました。
ポールが収納されているケースには、2本ずつポールが収められていていました。
ポールは本体の立ち上げで2本、キャノピーの跳ね上げで2本使うようになっていますが、それぞれ長さは同じなようです。
(現在最新版になり、連結式のポールに変更されています)
小さな小袋には、アルミペグと紐が収納されていました。
小袋の底にあった紐は全部で4本あり、それぞれポールを支えるのに使います。
まずは、設営場所に幕を広げて、だいたいの場所を決めておきます。
この時、上記の写真のように大きく「UNPLUGGED CP」と描かかれいるのが、背面側になります。
場所が決まったら、幕の四隅を付属のアルミペグでペグダウンします。
しかし今回のキャンプ場は、駐車場やグランドのような硬い地面。
付属のアルミペグでは曲がったり破損してしまう恐れがあるため、普段使用している鍛造ペグを使いました。
四隅をペグダウンしたら、次にテントの左右にポールを立ててロープで引っ張り自立させます。
付属のポールは先端にキャップが付いているので、それを外してからテントのグロメットに差し込みます。
しかし、このキャップが曲者でした。
かなりキツく先端部分にキャップがハマっているので、引っ張って取り外すのか回しながら取り外すのか分からず、取り敢えず力ずくで。
左右2本分のキャップを取り外しただけで、手のひらが痛くなるくらい・・・でした。
少し力を入れて引っ張ったら、先端の金属部分がキャップと共に取れてしまいました。
少し、この部分は改善の余地がありそうです。
ポールの伸縮は、無段階で調整できるようになっていて、好きな位置で撚るとそこで固定できるようになっています。
高さが調節できるポールにあるような、押して凹むようなポッチは付いていません。
高さを調節できるのは良いのですが、左右でポールの長さに差がでてしまうんです。
取り敢えずポールを立てる時には、仮の長さにしておいて、後で左右の高さを合わせるという流れになると思います。
ペグで幕の下側の2点を固定してあるので、ポールはロープ1本で引っ張り地面に固定することで自立します。
ここまでくると、テントの場所を変更することは難しくなるので、場所選びは慎重にしておきましょう。
左右のポールを立て終わったら、次は背面側をロープで引っ張りペグダウンします。
背面に2ヶ所ループがあるので、付属のロープを結んで引っ張ります。
ついでに、スカート部分にもペグダウンしておくと、崩れているシルエットが整い始めます。
フロント部分の左右の角になる部分をペグダウンすれば、クローズ状態のテントができあがります。
幕にはシワがありますが、ほぼ完成形です。
ここまででペグダウンは10ヶ所あり、地面が硬かったせいもあり思いの外大変でした。
次にフロントパネルのジッパーを開け、、キャノピーを跳ね上げます。
この時のポールの長さも好みで調節できますが、まずはテントの高さと同じぐらいにポールを伸ばして自立させちゃいます。
ポールはそれぞれ1本のロープで支えることができますが、この時外側(左右)へ引っ張るようにロープを張ると、幕が引っ張られてルエットが綺麗になります。
キャノピーを跳ね上げたら、これで完成!
どうですか?ブラックカラーのパップテントはカッコ良いと思いませんか?
設営し終わって感じたのは、見た目はめちゃくちゃカッコいいと言うこと。
背景の木々の色づきがあまり良くない寒い時期でしたが、ブラックカラーのテントが有ることでグッと締まるような気がします。
そして後は、パップテントの高さが思っていた以上に低いということ。
アンプラグドキャンプだけではなく、どのパップテントも同じだと思いますが、天井が低いんです。
このアンプラグドキャンプのHYDEで高さが115cmなので、背の高い僕にはコンパクト過ぎるような気がしました。
ソロキャンプ中は、キャノピー部分にキャンプチェアを置いて座る時間が長くなると思いますが、その部分の高さもポールを伸ばしても115〜125cmぐらいだと思います。
座るキャンプチェアの座面高にもよりますが、あまり座面高があるチェアだと頭がついてしまう恐れがあります。
ソロキャンプ用に購入してあったDODのオヤコチェアに腰掛けてみました。
すると、キャノピー部分に頭がついてしまったんです(笑)
そもそもオヤコチェアがソロキャンプに向いてないと言うこともありますが、キャンプチェア選びも慎重にする必要がありそうです。
新しく書き始めたソロキャンプメインのブログがあるのですが、そちらでアンプラグドキャンプのパップテントの前で複数のテーブルやチェアの組み合わせを試しています。
もし興味がありましたらみてください。
(リンクはPCならサイドバー、スマホなら記事の下部の方にあります)
アンプラグドキャンプ HYDE(ハイド)パップテント スペック(最新版)
現在、僕が購入したものから進化して、最新版になっています。
スペックの変更がありましたので、比較表を記載しておきます。
旧 | 最新版 | |
サイズ | 幅210cm×奥行120cm×高さ115cm | 幅210×室内奥行125×高さ115cm |
重量・テント本体 | 約1.5kg | 約2.4kg |
耐水圧 | 3000mm | 4000mm |
生地 | 210Tポリエステルコーティング | 300Dポリエステルオックスフォード |
通常ポリエステル | 引き裂き防止リップストップ生地 | |
カラー | ブラック・コヨーテタンの2色展開 | 確認中 |
このHYDEのレビュー記事の読み上げ動画を作ってみました。
まとめ
アンプラグドキャンプのブラックカラーのパップテントHYDE(ハイド)を設営してきました。
ソロキャンプにはパップテントが似合いますよね。
しかし、よく見かけるパップテントはベージュやオリーブなど流行りの色ばかり。
ブラックカラーのパップテントって、あまり見かけませんよね。
アンプラグドキャンプのHYDEなら、キャンプ場でも目立つしクールでカッコよく見えます。
今回のレビューで設営した方法は、多分他のパップテントでも同じ感じだと思いますが、僕の想像以上にペグダウンする場所が多かったです。
しかしそれにより、幕がピンと張り、シルエットも良くなりました。
そして寝室内が広いというのも、このHYDEの特徴だと思います。
1人で使えばかなり広々しているし、子供と2人でも使えそうです。
そして一番の特徴は、なんと言ってもブラックカラーだと言うこと。
ポールのキャップが硬いなどの多少の難点はありましたが、それらがどうでも良くなってしまうほど、見た目が良いと思います。
他ではあまり見かけないこのブラックカラーこそ、アンプラグドキャンプの最大の特徴だと思います。
僕は金銭的にできませんが、テントに合わせてキャンプギアをブラックで揃えたりできるのも、楽しみの1つですよね。
ソロキャンプに、周囲との差をつけるブラックカラーのパップテントはいかがですか?
今回比較で出てきた他社のパップテントはこちら。
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