最近めっきり出番がなくなっている、僕のスノーピークの「トルテュライト」ですが、久々に次の冬キャンプに使おうと思っています。
トルテュライトのリビングスペースに暖房を入れ、ヌクヌクとマッタリ冬キャンプを計画中です。
そもそも何で出番が減ったの?
意気揚々とスノーピークの「トルテュライト」を購入し、しばらくキャンプで使ってきましたが、1人で設営するのが大変なんです。
ファミリーキャンプで使えば、設営するのに奥さんが手伝ってくれますが、ソロや子供を連れてキャンプに行くと、どうしても自分1人ですることになってしまいます。
設営時間は慣れてきた時で約20分ぐらいでしたが、疲労感がハンパありませんでした。
家族揃ってキャンプに行くよりも、1人、2人で行くことが多い僕には苦痛でした。
それでも、そのリビングスペースの広さや2ルームテントの使いやすさには満足していました。
しかも、「トルテュライト」は廃盤になってしまったので、僕の性分から更に使用頻度が減ってしまいました。
ですが、初心者の方にオススメのテントを聞かれた時には、各ブランドのエントリーモデルも良いですが、2ルームテントもオススメしています。
もちろん「トルテュライト」もエントリーラインのテントなので、オススメの1つに入れていました。
スノーピークのテント含むどのブランドの2ルームテントなでも、初めはタープを揃えなくても良いし、使い勝手も良いからと言う理由からです。
しかし、エントリーモデルという肩書きがないと、設営が大変なのではないかという様に思われるようで、僕の周りでは初めてのテントに2ルームテントを購入する人はいませんでした。
(トルテュライトは、値段が高いと言う理由もあります。)
ですがここにきて、スノーピークから比較的低価格のエントリーモデルの2ルームテントが販売になるんです。
既に「トルテュライト」を持っている僕としてはちょっと羨ましくもありますが、その新しいテント「エントリー2ルームエルフィールド」を比較しなら紹介します。
目次
- 1 スノーピークの新作テント「Entry 2 Room Elfield(エントリー2ルームエルフィールド)」
- 1.1 初心者におすすめの理由1.エントリー価格?
- 1.2 初心者におすすめの理由.2 付属品が豊富
- 1.3 マットシートセットはおすすめのだが別売り
- 1.4 初心者におすすめの理由.3 トルテュライトとサイズを比較したら大きい
- 1.5 初心者におすすめの理由.4 重量比較したら軽かった
- 1.6 初心者におすすめの理由.5 耐水圧の比較したらソコソコあった
- 1.7 初心者におすすめの理由.6 スノーピークの2ルームテントの中では設営が簡単そう
- 1.8 初心者におすすめの理由.7 シェルターとして使える
- 1.9 初心者におすすめの理由.8 スカート
- 1.10 初心者におすすめの理由.9 前方ドアパネルを跳ね上げることができる
- 1.11 初心者におすすめの理由.10 サイドパネルの開放
- 1.12 スノーピーク エントリー2ルームエルフィールドとトルテュライトの比較表
- 2 まとめ
スノーピークの新作テント「Entry 2 Room Elfield(エントリー2ルームエルフィールド)」
初心者におすすめの理由1.エントリー価格?
出典:Amazon
スノーピークの新作テント「Entry 2 Room Elfield(エントリー2ルームエルフィールド)」は、名前にエントリーと入っている通りエントリーモデルの2ルームテントです。
スノーピークのエントリーモデルと言えば、長くキャンプをしている人の中では「アメニティドーム」が頭に浮かびますよね。
最近では「ヴォールト」と「ヘキサタープ」がセットになった「エントリーパックTT」が人気になっていました。
どちらもエントリーモデルと言うだけあって、お求めやすい価格で販売されています。
今回販売になる「エントリー2ルームエルフィールド」は、その2つのテントよりは値段は高くなってしまいますが、それでも同社の2ルームテントとしては安いと思います。
エントリーラインとされている「トルテュライト」は、税別で13万円弱なので差額はかなりあります。
もう少し大きな「ランドロック」なら更に高いので、スノーピークの2ルームテントとしたら、かなり衝撃的な価格設定になっていると思います。
初心者におすすめの理由.2 付属品が豊富
出典:Amazon
「トルテュライト」も「ランドロック」もシールドルーフが別売りになっています。
「エントリー2ルームエルフィールド」なら、シールドルーフではありませんが、ルーフシートが付属しています。
僕は「トルテュライト」を買った時に、予算の関係上、後でシールドルーフを購入しようと思いましたが、結局買わずにきてしまいました。
シールドルーフがあれば、遮光性に優れるので夏の日差しを遮ってくれ、室内の温度の上昇を抑えてくれます。
そしてテント本体との間に隙間ができるので、室内の結露を軽減してくれるんです。
「エントリー2ルームエルフィールド」には、シールド素材を使用してないと思われるルーフシートが付属しています。
これでも日差しを遮ることはできるし、何より結露の軽減に役立ちそうです。
ペグは、「トルテュライト」でも「エントリー2ルームエルフィールド」にも付属しています。
どちらも細いジュラルミンペグですが、初心者の方が必要な本数を買い揃えるのは大変です。
初めから本数が揃って不足しているのは助かります。
ですが、後々は丈夫な鍛造ペグのソリッドステークを買い足したいですね。
しかし、ペグの使用本数が多いので、ソリッドステークを買い足すの揃えるも大変です。
僕は「トルテュライト」の為にソリッドステークやエリッゼステークを買い足しましたが、20本以上になる鍛造ペグはかなり重たいです(笑)
(ちなみにスノーピークの公式の写真もソリッドステークで設営してますよね。必要本数の目安はソリッドステーク30が22本のようです)
鍛造ペグについて、過去にこんな記事も書いています。
ペグハンマーは、「トルテュライト」も「ランドロック」も「エントリー2ルームエルフィールド」でも付属していません。
別途購入する事になるので、初心者の方はキャンプ前に準備しておく必要があります。
ペグハンマー選びなら、こちらの記事が参考になるかも。
マットシートセットはおすすめのだが別売り
出典:Amazon
「トルテュライト」ではグランドシートと言う名前で、インナーテントを地面の汚れから守るためのシートが別売りでありました。
「エントリー2ルームエルフィールド」でも、別売りになっていますが、インナーテントの中に敷くインナーマットがセットになっています。
グランドシートは、「エントリー2ルームエルフィールド」ではフロアシートという名前になっていますが、使い方は同じようです。
テントにゴムループで固定した上に、インナールームを取り付けます。
しかし、このエルフィールドマットシートセットが意外にも値段が高いんです。
「エントリー2ルームエルフィールド」を安く購入できたからと思っても、このセットも同時に購入したら、合計で10万円近くなってしまいます。
お財布に余裕があれば良いのですが、そうでなければしばらくは他の物で代用しても良いかも知れませんね。
とは言いつつ、僕は「トルテュライト」には専用のグランドシートを購入しました。
トルテュライトの特殊な台形の形にピッタリなので、設置に苦労することもなく助かりました。
グランドシートだけですが、エルフィールドマットシートセットより安く購入できたのが良かったのだと思います。
サイズや形が合うものを別途探すよりは、値段は張りますがマットシートセットを購入した方が、後々気持ちも使い心地も良いと思います。
別途購入品なので、おすすめの理由はからは外しますね。
初心者におすすめの理由.3 トルテュライトとサイズを比較したら大きい
出典:スノーピーク (エントリー2ルームエルフィールドのサイズ)
「エントリー2ルームエルフィールド」のサイズは幅が600cm、 1番幅奥行きがある場所で380cm、高さが210cmあります。
インナールームのサイズは、230×315×175(h)cmです。
出典:スノーピーク (トルテュライトのサイズ)
「トルテュライト」は幅が580cm、 1番奥行きがある場所で360cm、高さが205cmあります。
インナーテントは、220×310×160(h)cmとなっています。
それぞれテントの形は違いますが、サイズだけを見ると「エントリー2ルームエルフィールド」の方が大きくなっているようです。
実際に「トルテュライト」を使っていて、リビングスペースにテーブルを置いて両サイドにイスを並べると通り抜けする時にスペースがなくて大変だと感じました。
「エントリー2ルームエルフィールド」では、奥行きが380cmとなっていますが、正面は少し狭くなっています。
リビングスペースの真ん中ぐらいが1番奥行きがあり、正面に向かうにつれ急激に狭くなるデザインです。
リビングスペースに並べたイスの後ろに荷物を置くと、通り抜けしにくいというのは同じかもしれません。
しかしこの問題は、テーブルやイスの大きさにも左右されるし、そもそも通り抜けしなければ問題ないと思います。
「ランドロック」では、625×405×205(h)cmとなっているので、同じような使い方をしても余裕がありそうです。
「トルテュライト」のインナーテントは、「エントリー2ルームエルフィールド」のインナールームに比べ幅・奥行きで5〜10cm小さくなっています。
高さに至っては15cmも差があります。
広さ的には大人2人、子供2人に着替えの荷物を置いてちょうど良い大きさだと思います。
インナールームは、フロアが台形のような形をしているので、隅に寝る人は少し窮屈になってしまう恐れもあります。
あくまで寝室として使えば高さも気にならないので、「エントリー2ルームエルフィールド」でも「トルテュライト」でもさほど高さは気にならずに使えると思います。
子供にとっては遊び場として十分な大きさになっています(笑)
初心者におすすめの理由.4 重量比較したら軽かった
出典:スノーピーク (トルテュライトの収納ケース)
「エントリー2ルームエルフィールド」と「トルテュライト」では、テントの作りが違うので、それ自体の大きさやフレームの数などが違ってきます。
「エントリー2ルームエルフィールド」の重量は15.5kg、「トルテュライト」では18.5kgとなっています。
「トルテュライト」の18.5kgはなかり重たくて、大人でも持ち運びが大変です。
それよりは3kg軽くなっているので、取り扱いやすくはなっていますが、それでも少し重いので、移動時は男性にお任せした方が良さそうです。
「ランドロック」は更に重たくて22kgあります。
これだと持ち運びに苦労しそうですね。
初心者におすすめの理由.5 耐水圧の比較したらソコソコあった
「エントリー2ルームエルフィールド」は、低価格の2ルームテントですが、耐水圧は少し値段の高い「トルテュライト」と同じになっています。
本体に75Dポリエステルタフタを使用し、耐水圧は1,800mmとなっています。
その上に取り付けるルーフシートも同じく75Dポリエステルタフタを使用し、こちらも耐水圧は1,800mmです。
その他ボトム部分では、210Dポリエステルタフタで耐水圧1,800mmとなっています。
素材も耐水圧もほとんど「トルテュライト」と同じになっているようです。
値段の高い「ランドロック」では、良い素材を使用しているので差は出てきます。
ちなみに本体には150Dのポリエステルタフタを使用し、耐水圧は3,000mmと大幅に上がっています。
初心者におすすめの理由.6 スノーピークの2ルームテントの中では設営が簡単そう
出典:スノーピーク
「エントリー2ルームエルフィールド」の組み立ては、4本のフレームをスリーブに通して組み立てます。
最上部には4本のフレームを支えるようにリッジポールを差し込みます。
フレームの先端には色がつけられていて、同じ色のテープの付いたスリーブやピンに差し込むようになっているので、間違えにくくなっています。
設営の仕方は、何となくトンネル型の2ルームテントのようで、簡単にする事が出来そうですね。
一方「トルテュライト」は、比較すると少し複雑な手順を踏みます。
使用するフレームの数もちょっと多いし、フレーム同士ががクロスする場所もあるあります。
同じようにフレームの先端に色が付けられていますが、初心者の方では大変かも知れません。
僕も実店舗の設営説明書に参加して何とか覚えました。
たまたま参加していた方で、設営に2時間以上かかったと言ってた人もいます。
「エントリー2ルームエルフィールド」は、公式では設営に慣れてくれば30分くらいかかると記載がありました。
そう考えると、「エントリー2ルームエルフィールド」の方が、エントリーモデルとして初心者に優しいテントだと思います。
初心者におすすめの理由.7 シェルターとして使える
出典:スノーピーク
「エントリー2ルームエルフィールド」も「トルテュライト」も、そして「ランドロック」でも、吊り下げ式のインナールームやインナーテントを取り外せば大型のシェルターとして使う事ができます。
前後のパネルを開放すれば、風通しの良い大きなリビングスペースを作る事が出来ます。
しかし僕の場合は、シェルターとして使った事がありません。
それは、後からインナーテントを吊り下げるのが大変だからです。
少し日が暮れてきてから、寝室の準備をしようと思っても、暗くて設置に時間がかかってしまうんです。
それならテントの設営と同時にしちゃえと、いつも最初からインナーテントがある状態になってしまいます。
使い方次第ですが、デイキャンプなどのときには、大型シェルターとして活躍しそうですし、グループのキャンプの時も良さそうです。
初心者におすすめの理由.8 スカート
出典:Amazon
「エントリー2ルームエルフィールド」も「トルテュライト」もスカートが付いています。
「エントリー2ルームエルフィールド」では、リビングスペース部分にだけスカートがあり、「トルテュライト」では全体に取り付けられています。
これがあると、雨の日も冷たい風が吹く日も安心して使う事が出来ます。
特に秋冬キャンプでは、外気の侵入が身に染みます。
足元から冷たい空気が入ってくると、寒いと感じる他に、それが気になってしまい落ち着かなくなってしまう事があります。
出来れば、「トルテュライト」のように全体にあれば良かったなと思います。
初心者におすすめの理由.9 前方ドアパネルを跳ね上げることができる
出典:スノーピーク
前方ドアパネルは、出入りしやすいように巻き上げておくことができます。
「トルテュライト」も同じで、巻き上げておいたり、別売りのアップライトポールを使って跳ね上げてタープのように使う事が出来ます。
アップライトポールは、高さが190cm固定なので背の高い男性は、頭が擦れてしまう事もあります。
対応策として、ロゴスのブッシュアップポールなら、高さが細かく調節する事も出来るし値段も安いのでおすすめです。
初心者におすすめの理由.10 サイドパネルの開放
出典:スノーピーク (エントリー2ルームエルフィールドのサイドパネル)
「エントリー2ルームエルフィールド」も「トルテュライト」も、サイドパネルを開けて出入り口のようにすることができます。
就寝時は、前面のパネルを閉めて寝る事が多いと思いますが、サイドから出入りする事が出来ると、とても助かります。
そしてその部分がメッシュパネルとして使えます。
外から風を取り込む事が出来るので、テント内の換気に活躍します。
出典:スノーピーク (トルテュライトのサイドパネル)
「トルテュライト」では、更に大きなメッシュパネルになるので、その辺に違いがあります。
解放感は「トルテュライト」の方に軍配があがりますね。
スノーピーク エントリー2ルームエルフィールドとトルテュライトの比較表
商品名 | エントリー2ルームエルフィールド | トルテュライト |
サイズ | 600×380×210(h)cm | 580×360×205(h)cm |
収納サイズ | 86×32×34(h)cm | 73×30×30(h)cm |
インナーサイズ | 230×315×175(h)cm | 220×310×160(h)cm |
重量 | 15.5kg | 18.5kg |
素材:本体 | 75Dポリエステルタフタ・PUコーティング・UVカット加工・テフロン撥水加工 | 75Dポリエステルタフタ・PUコーティング |
耐水圧:本体 | 1,800mm | 1,800mm(ルーフ部) |
素材・ボトム | 210Dポリエステルオックス・PUコーティング | 210DポリエステルオックスPUコーティング |
耐水圧・ボトム | 1,800mm | 1,800mm |
対応人数 | 4人 | 3~4人 |
セット内容 | 本体、インナールーム、ルーフシート、フ レーム長(×1)、フレーム中(×2)、フレーム短(×1)、 リッジポール(×1)、ジュラルミンペグ(21cm×22)、自在 付ロープ(2.5m×8、1.5m×8)、キャリーバッグ、フレーム ケース、ペグケース | セット内容:(フライ/インナーテント)、リッジポール、Aフレーム(×2)、センターフレーム(×2)、Cフレーム(×2)テントフレーム(×1)、ジュラピンペグ(21×28)自在付ロープ(3.0m×2、2.5m×10、1.5m×2)、シームグリップ剤、ペグケース、フレームケース、キャリーバッグ |
まとめ
スノーピークの「エントリー2ルームエルフィールド」は、「トルテュライト」と比較しても遜色なく高品質な2ルームテントです。
それなのに値段が抑えられているのに驚きですよね。
確かに他のエントリーモデルと比較してしまうと少し高めですが、2ルームテントは居住性が良くて過ごしやすいのが特徴です。
トルテュライトと比較して、設営もしやすそうだし大きさもあります。
2ルームテントは、コールマンもDODでも人気の高いモデルがあります。
しかし、エントリー2ルームエルフィールドは、高品質で信頼のおけるスノーピーク製という事と、そのブランドネームもウリではないでしょうか?
我が家もファミキャンを始めてから買ったテントはスノーピークの2ルームテントでした。
プライベート感も持てて、ファミキャンにピッタリのスノーピークの新作テント「エントリー2ルームエルフィールド」はオススメです。
スノーピーク(snow peak) エントリー2ルーム エルフィールド TP-880
スノーピーク(snow peak) エルフィールド マットシートセット TP-880-1
他にもトルテュライトと比較したテントがあります。
アイキャッチ画像 出典:スノーピーク
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