大人気で凄く売れた商品の後継モデルを出すのって、かなり勇気が必要だと思うんです。
例えば、DODのカマボコテントもそうです。
決して安い物ではないので、色々下調べをしたり悩んだりして購入したと思います。
初代カマボコテントを買ってDODのファンになったとして、でもすぐに後継モデルが発売されたので、ちょっと納得がいかない人もいたと思います。
カマボコテント2は、かなり人気があり、たくさんのキャンパーさんに広がりました。
発売されてからの期間も長いので、後継モデルが出ても不思議ではありません。
しかし、今使っているカマボコテント2から買い替えするのはちょっと難しいですよね。
個人的は、お金が許せば、何でも新しい物が欲しくなってしまいます。
でもカマボコテント2からカマボコテント3Mに買い替えるかと聞かれたら、躊躇してしまうと思うんです。
僕自身はカマボコテントは持っていません。
しかし友人何人かはカマボコテントを使っています。
カマボコテント2なら、カマボコテント3Mとほとんどサイズは変わらないし、オプションパーツも工夫したりして流用する事ができます。
確かにカラーリングや機能的な違いがありますが、6万円以上出しての買い替えはおすすめしないと思います。
本人がどうしても欲しいとか、使っているテントを売って資金にしたりだったら、良いのかもしれません。
でもそれだったら、カマボコテント3Lをおすすめしたいと思います。
それは、サイズが大きいからです。
カマボコテント3Lは、カマボコテント3Mの1.5倍の面積もあるんです。
それだけで違いが生まれますよね。
今回は、DODの新商品「カマボコテント3L」を紹介します。
目次
DOD カマボコテント3L
サイズ
出典:DOD
カマボコテント3には、S/M/Lと3種類のサイズがあります。
カマボコテント3Sは、現行のカマボコテントミニとほぼ同じサイズ。
カマボコテント3Mは、現行のカマボコテントテント2とほぼ同じサイズのテントです。
カマボコテント3Lは、現行のテントでは同じサイズのものがありません。
大きさで言えば、カマボコテント3Mの1.5倍の面積がある大型の2ルームテントになります。
サイズは約W380×D760×H218cmです。
前回紹介したカマボコテント3Mのサイズが、約W300×D640×H195cmなので、幅も奥行きも高さも大きくなっているんです。
現在、カマボコテント2を使っている人も、外寸ではカマボコテント3Mと同じなのでカマボコテント3Lを見たら大きいと感じると思います。
テントの敷地面積も畳15畳分もあるようなので、かなり広く使えそうです。
対応人数
出典:DOD
対応人数は、寝室で寝る事ができる人数で表しているのですが、カマボコテント3Lの場合7人までとなっています。
カマボコテント3Mが5人までなので、より多くの人が使えそうです。
しかし、このカマボコテント3L、上記でも2ルームテントと何度か言っていましたが、2ルームとして使う為のインナーテントが何故か別売りになっているんです。
そうなんです。
2ルーム型トンネルテントとしていますが、別売のインナーを購入する必要があるんです。
カマボコテント3Sや3Mには、インナーテントが付属していたのに、ちょっと残念ですよね。
インナーテントが無く、大型のシェルターやスクリーンタープとして使った場合は、どれほどの人数が入れるか考えてしまいます。
カマボコテント2の時は、インナーテントが付いた状態で、リビングスペースに10人入れるという売り文句がありました。
それを考慮すると12人?いや、14人。。。もしかしたら20人ぐらいは入れるんじゃないかなと(笑)
これはあくまで想像になってしまいますが、鵜呑みにせずお願いします。
安全牌で、14人ぐらいは入れるとしておいた方が良いかも知れませんね。
(オプションのインナーテントは前後に2つ付けられるようになっています。インナーテント1つが7人用なので、2つで14人寝る事ができます)
ただ、幅も奥行きもカマボコテント2よりも大きくなっていて、その上インナーテントがない状態なら、2〜3家族でくつろげるスペースになると思います。
初めてのテントとして購入なら、インナーテントが付属していないことを注意してください。
区画サイトに入る?
出典:DOD
大型のテントやシェルターだと、区画サイトに入るか心配ですよね。
僕も良く質問されるのですが、中々答えを出すのは難しいんです。
キャンプ場によっては、小さな区画しかなかったりするし、テントによって張り綱の長さも多少違ったりしますよね。
僕自身入らなかったら嫌なので、そこまで大きくないテントを使う時でも、なるべくフリーサイトに出かける事が多いんです。
しかしDODでは、どのくらいのサイトに収まるか、教えてくれています。
カマボコテント3Lは、大型のテントですが、10m×10mの区画に収まるようです。
そして車も隣に置いても大丈夫。
き全てのキャンプ場に、10m×10mの区画サイトがあるワケではないので、キャンプ場選びが必要になりますが、この数値が分かっていると助かりますよね。
全面メッシュパネル
出典:DOD
その他の特徴は、カマボコテント3Mで紹介した事と同じになってしまいますが、カマボコテント2には無かった、全面メッシュパネルにする事ができるようになっています。
カマボコテント2では、寝室部分のサイドのパネルは開けられるませんでした。
カマボコテント3Lでは、その部分も開閉でき、しかもメッシュにする事が出来るようになっています。
これにより、夏は通気性が良くなり、涼しく過ごす事ができます。
そして冬キャンプなど寒い時期には、全てのパネルをフルクローズする事が可能です。
しかも、スカートが付いているので、冷たい空気の侵入を防ぐ事が出来ます。
夏は涼しく冬は暖かく、一年中使える大型のテントとなっています。
ベンチレーター
出典:DOD
カマボコテント3Lのベンチレーターは、天井近くの高い位置に設けられています。
そしてテントの下側に配置されているメッシュ部分から新鮮な空気を取り込めるようになっています。
これにより、中にこもった空気や湿気が上のベンチレーターから効率的に排出されるような構造になっています。
コールマンのサークルベンチレーターシステムと同じですね。
従来のカマボコテント2では、テントの4隅の天井より少し低い場所にベンチレーターが配置されていました。
この時の効率は分かりませんが、それを見直ししているので、多分良くなっている物だと思います。
ポール
出典:DOD
これもカマボコテント3になってからですが、ポールがDAC社の物になりました。
以前では、限定発売のカマボコテントクエにDAC社のポールが使用されていましたが、新しくなったカマボコテントでは全てのサイズに適用されています。
ただ、カマボコテント3Sと3Mでは、DAC社のPressfitポールが採用されていますが、カマボコテント3Lでは、太さの関係で違うポールになっています。
Pressfitポールは、継ぎ目がプレス方式で接続しているものですが、従来のモデルではパンチングでした。
カマボコテント3Lでは、どちからは触れられていませんが、写真で判断するとパンチングに見えます。
耐風性
テントが大きいので、強風時の耐風性が心配になってしまいます。
海や湖畔、または山の麓でも風が強いと感じることは多々ありますよね。
強風に煽られ、テントが歪んでも、壊れずに耐えてくれなければ、怖くて寝る事さえできません。
カマボコテント3Lは、風速基準7等級程度(13.7〜17.1m)の風を当てる試験に合格しています。
台風の時などでは、もっと風が強いので使用できませんが、ある程度の強風なら大丈夫そうですよね。
しかし、強風時には長いペグが必要になります。
風でペグが抜けてしまわないように、DODでは強風時には30cm以上のペグをすすめています。
そして、そのペグなんですが、カマボコテント3Sと3Mでは、スチールペグが付属していました。
カマボコテント3Lには、付属としてペグはないようです。
購入時の注意として、初めのテントで購入する場合は、インナーテントもペグも購入する必要があります。
ペグは良いものを揃えたら、結構いい値段になってしまうので注意が必要です。
耐風テスト動画
ランマ
出典:DOD
カマボコテント3Lの内側を見てみると、カマボコテント3Mに見られなかった物がありました。
それは「ランマ」という物で、ポールの内側に生地を縫い付けてあるものです。
それにより、内側からのテンションがかかり、強度が増すようです。
ハーフウィンドウ
出典:DOD
カマボコテント3Lのドア部分4ヶ所には、半分だけ閉める事が出来る窓が付いています。
閉め方は2段階で調節できるように改良されていて、とても便利になりました。
ハーフウィンドウは、暑い日に風の通りを保ちつつ、強い日差しを避ける時に役立ちます。
また、雨を避けながら換気をしたい時にも役立ちそうです。
このハーフウィンドウは、カマボコテント3L独自ではなく3Sにも3Mにも付いています。
オプションパーツ
出典:DOD
カマボコテント3Lに使えるオプションパーツが、カマボコテント2の時よりも充実しています。
カマボコテントの結露が気になっている方もいると思いますが、それを軽減させるカマボコシールドや、リビングスペースをお座敷スタイルにする事が出来るカマザシキなど、カマボコテント3Mでも使えた物があるようです。
プロジェクターを映す事が出来るカマボコシアターは、3Lでは形状が異なるようです。
旧モデルでも使える物、カマボコテント3でしか使えない物、そしてカマボコシアターのように形状が違うものがあるので、オプションパーツの購入を考えている方は、よく調べてから購入した方が良さそうです。
DOD カマボコテント3L スペック
サイズ | (約)W380×D760×H218cm |
インナーサイズ | 別売り |
収納サイズ | (約)W76×D38×H32cm |
重量 | (約)19.9kg |
収容可能人数 | 大人7名(※別売りインナーテントを1つ取り付けた場合の寝室スペース) |
最低耐水圧 | 3000mm |
材質 | アウターテント:150Dポリエステル(PUコーティング、UVカット加工) フレーム:アルミ合金 |
付属品 | キャリーバッグ、テントリペアシート、ポールリペアチューブ、ロープ✕16本(テントに取り付け済) |
まとめ
DODのカマボコテント3Lが、大きくてキャンプ場では快適に過ごせそうです。
もし現在、カマボコテント2を使用していて買い替えようとお考えなら、1.5倍面積が広いカマボコテント3Lでも良さそうじゃないですか?
僕的には、広く使えた方が好きなんです。
狭くて小さいと腰が痛くなっいゃうんですよね。
カマボコテント3Lがおすすめとは言ったものの、インナーテントやペグ型別売りになっているのは残念です。
個人的にペグは、ソリッドステークやエリッゼステークを使うので付属していなくても構いませんが、インナーテントは使う使わないを別にして欲しいですよね。
しかも2ルーム型トンネルテントと言っているのなら、尚更だと思います。
カマボコテント3Lの値段が75,900円なので、インナーテントとペグを買ったら、さらに高くなってしまうのも難点です。
しかし、スクリーンタープやシェルターのように使う事を想定しているのなら、これでも良いのかな。。。
という事で、カマボコテント3Lは、キャンプ初心者ではなく、ペグなどを既に所有していて、カンガルースタイルやコット寝を考えているベテランキャンパーさんにおすすめなのかも知れません。
少し人を選びますが、DODのカマボコテント3Lは広さが魅力のテントです。
カマボコテント3S、3Mの詳細はこちらでチェックしておきましょう!
カマボコテント関連の記事はこちらです。
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アイキャッチ画像 出典:DOD