焚き火や薪ストーブなど、キャンプで何かと使う「薪」。
この薪を、ホームセンターなどで買ってそのまま燃やすわけにはいきません。
それは、太い薪は燃えにくく火が薪全体に回りにくくなるので、燃え残りが起きてしまうからなんです。
なので、薪は買ったら使用前の薪割りが必須なんですよね。
そしてこの薪割りには、薪割りに使う作業台や手を保護するための手袋、そして薪を割るために必須となるオノ、バトニングナイフ、ナタなどが必要です。
しかし、ホームセンターなどで格安に手に入れたオノやバトニングナイフの中には刃がないものも多く、知らずに買ってしまって現地で全く使い物にならなかったなんて経験がある人もいるかもしれませんね。
そのような刃のないナイフやオノは、使用前に『自分で研ぐ』必要があります。
・・・とはいえ、刃物は使用していれば必ずメンテナンスが必要になりますし、間違った使い方をすれば怪我もしてしまいます。
そもそもキャンプ慣れした人や山林の多い地域にお住まいの人ならともかく、週末に都会からキャンプ場へ出かけるのが趣味程度の人の日常生活ではほぼほぼ登場しない道具ではないでしょうか。
もっと薪割りを楽にできる使いやすい道具はないものか・・・。
そんな中登場したのが、薪割りクラッカーと呼ばれるアイテム。
でもこの薪割りクラッカーも、メリットもあればデメリットももちろんあるんですよね。
そこで今回紹介したいのは、この薪割りクラッカーのデメリットを極限まで解消した「革新的な」マルチツールです。
その名も「ゴトマキ」
ゴトマキとは、どこが凄くて、どんな魅力があるアイテムなのか説明します。
目次
薪割りクラッカーのメリットとデメリット
出典:楽天
薪割りクラッカーとここでは記載していますが、このようなアイテムで特に早く人気になったのは「ファイヤーサイド」の「キンドリングクラッカー」かもしれません。
本体は、ダクタイル鋳鉄製でとっても丈夫。
薪を安全リングの中に通し、片手で薪を軽く押さえつつハンマーで軽く叩き、本体の刃を薪に食い込ませます。
そして上からハンマーで叩くだけ。
パカンパカンと小気味よく割れて、それでいて安全。
現在でも、薪割りのベストアイテムとしてよく紹介される商品です。
だけどこのアイテムは、持ち歩きにはあまり向かないんですよね。
そこでMakuakeでも、安全かつ手軽に、しかも携帯性に優れた薪割りクラッカーは定期的に登場して話題を集めています。
ナタやオノ、バトニングナイフなどに比べ、大体の薪割りクラッカーは安全。
しかし、この薪割りクラッカーって薪割りに特化しているので、薪割り以外の用途に使えることってほぼないんです。
薪を割るために使うので当然丈夫でなくてはならないし、丈夫さを重視するといくらコンパクトにしても形状はゴツく、重量も出やすくなってしまう・・・。
この「重いし嵩張る」「別の用途に使えないのに必要だから持っていかないとならない」という問題って、人手があるファミキャンやグルキャンならともかく、ソロキャンだと結構厄介な問題です。
実際、今回紹介する「ゴトマキ」を作ったメーカーさんの中でも「薪割り後は薪割りクラッカーって使わないよね」「使ったらしまっちゃうアイテムだよね」という意見が多く集まったようです。
創業50年以上続く金属加工会社「ナサ工業」
そこで登場するのがゴトマキです・・・でもその前に、まずはゴトマキを作ったメーカーさんについて紹介したいと思います。
今回の「ゴトマキ」を製作したのは、福岡県の須恵町にあるナサ工業という会社です。
創業は1969年。約55年来の板金加工の技術を強みとして、上質なものづくりを通じて社会貢献を行ってきました。
メインとしては、昇降機や医療機器分野へB to Bの製品を提供しており、設計から出荷までをワンストップでおこなっています。
今回B to C向けの商品開発のチャレンジを始め、2023年春より「開発部門」を発足。
「CREATOR’Z」として活動開始しました。
熟練の職人手作りならではの技から生まれた「ゴトマキ」
優れた金属加工職人を抱えた「ナサ工業」そして「CREATOR’Z」。
50年以上続く金属加工会社の職人達の優れた加工技術とこだわりを最大限に生かした、金属加工のプロとして最高のオリジナルキャンプギアを開発しようと考え、そうして開発が始まったのが薪割りクラッカー。
これまで薪割りはしやすくなったとしても、重くて持ち運びしにくかったり、薪割りに使ったら役目を終えて片付けられてしまう薪割りクラッカーに新たな役割を持たせることを思いついたようです。
携帯性と利便性に優れ、開発者と職人たちの思いの詰まった「ゴトマキ」にたどり着いたんです。
ゴトマキは、使用する前はただの金属のパズルのようにも見えます。
厚みはわずか約1cm。
全てのパーツを重ねた時、パーツ同士が変に擦れ合ったりしないように部品に突起がついているのが嬉しいです。
ゴトマキの足の部分を天板にするとより安定感が出るので、リターンセットには天板が2枚付属しているセットもあります。
2枚付属する分総重量が789gから1069gに変わるなどの変更はありますが、その使い方、利便性や携帯性の高さは変わりませんので安心してください。
ゴトマキはセット内の4つの部品を組み替えて、薪割りクラッカーと五徳、アルコールストーブスタンド、コーヒーのドリップスタンドなどとして使用できるというマルチツールなんです。
ゴトマキ3つの使い方
①薪割りクラッカー
まずは定番、薪割りクラッカー。
セットになっている4枚のパーツを組み替えてみましょう。
三角形が天を向く形状はまるでサメの背ビレのようですよね。
この三角形の薪割り部分の厚みを6mmに設定し強度を持たせ、さらに先端の角度にもこだわることで絶妙に薪が割れやすい構造になっています。
三角部に薪を置いて、押さえながら上からハンマーなどで叩くとで割ることが可能。
おすすめの薪は節がなく、柔らかめのよく乾燥した薪。
平らなところや切り株の上で作業をするとより効率良く割れるようです。
②五徳
4つの部品をまた違う形に組み替えることで、高さを2段階(90mmと125mm)で調節できる五徳として使用できます。
直火で小さな焚き火をするときに五徳として使ったり、焚き火台の他に調理用としてアルコールストーブを持参する人などは特に便利だと思います。
足元をもう一枚の天板にするとさらに安定感が増し、ちょっとした重みのあるダッチオーブンにも耐えることができるという優れものです。
③コーヒースタンド
五徳としてアルコールバーナーでお湯を沸かしたら、そのお湯で美味しいコーヒーを淹れてみませんか?
ゴトマキは、コーヒーのドリップスタンドとしても超便利。
無骨なSS400素材の質感と重量感がとってもおしゃれではないでしょうか。
五徳として使う時背中となる三角形のパーツには、天板を表側と裏側に2枚とりつけることもできるので、アルコールストーブで沸かしたお湯をそのままドリッパーに注いでコーヒーを淹れることができます。
省スペースで済むのもうれしいポイントです。
ゴトマキはどこで買える?
ゴトマキは現在、Makuakeにて応援購入することができます。
終了日まで時間を残して既にプロジェクトは成功、目標金額も達成。
そのため、もう終了してしまったお買い得セットもあります。
ですが、まだまだプロジェクトは続行中。
お得な早割、Makuake限定価格はまだ用意があるようなので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
危険で定期メンテが必要な刃物と違って、薪をセットして叩くだけで適度な太さにできる薪割りクラッカーはどんな人でも簡単に薪割りができると評判のアイテム。
便利なキャンプギアとしてだけでなく、薪ストーブ、焚き火愛好家からも愛される定番の便利グッズにもなりました。
しかし、この薪割りクラッカーってすごく便利なんですが、薪割り以外の用途がなく、薪割りに使ったらお役御免というアイテム。
そのまま片付けられてしまうことが多いアイテムでもあるんです。
しかも薪割りに使用するので、ある程度の丈夫さは必要。
でも丈夫さにも着目してしまうと大きくなったり、重くなってしまったりして携帯性にも欠けてしまうんです。
そんな薪割りクラッカーのデメリットに着目したのが、福岡の金属加工会社ナサ工業。
創業50年以上の長い歴史から積み重ねた職人たちの経験と優れた技術を使って、彼らにしか作れない特別にすごい新しい何かを生み出せないかとB to C向けの商品開発を開始。
そして目をつけたのが、彼らが有する優れた職人たちの手による今までにない、金属加工のプロとして最高の「メタモルフォーゼするキャンプギア」だったんです。
それが「ゴトマキ」。
見た目は金属製のおしゃれなパズルのようなんですが、これら4つのパーツを組み合わせることで薪割りクラッカーにも五徳にも大変身。
他にも使用者の手により様々な使い方が編み出せそうです。
しかも軽量で携帯性に優れ、利便性においても優秀。
今までにない薪割りクラッカーが今ここに誕生しました。
この「ゴトマキ」、現在はMakuakeにて応援購入することができます。
購入できるのは今のところMakuakeだけ。気になる人はぜひチェックを!
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