都会の喧騒からはなれて、自然の中で1人気ままに過ごせるソロキャンプは、ストレス解消の1つの方法ですよね。
しかし、居心地が悪いソロキャンプでは、ストレスの解消にもつながらないし、翌日のパフォーマンスにも影響してしまいます。
例えば、睡眠スペースの快適さ。
テントの設営から食事の準備まで1人でこなすソロキャンプでは、1日の疲れを癒す寝室はできるだけ寝心地よくしておきたいところです。
荷物に囲まれた狭苦しいスペースや無理な姿勢を強いられる場所、ゴツゴツしたマットなど、逆にストレスや疲れが溜まってしまうんじゃないかと思うようなと所ではあまり過ごしたくないですよね。
キャンプではテントの中でマットを敷いてシュラフ(寝袋)と枕で眠るのがスタンダードですが、その寝心地にもっともっとこだわってみませんか?
その為に必要なのはコット、キャンプ用のベッドです。
今回のテーマはキャンプでも気持ちよく眠れるギア「コット」について。
僕的に特におすすめな2WAYタイプについて詳しく紹介していきたいと思います。
目次
ソロキャンプのコット泊には2WAYコットがおすすめ!!
コットとは
ソロキャンプでもファミリーキャンプでも、キャンプでの基本的な寝室といえばシュラフ(寝袋)とマットです。
しかしマットは地面に敷いて使用する分、どうしても地面にある砂利や石の凸凹が伝わってきたり熱気や冷気伝わってくる影響で100%寝心地が良い!と言い切るのは難しい側面もありますよね。
そんな中、便利で居心地の良いスリーピングギアとして人気が高いのがコットです。
コットとはキャンプで使用する簡易ベッドのこと。
キャンプの本場アメリカでは「キャンピングコット」や「キャンプコット」と呼ばれています。
折り畳み可能になっていたり、細かくパーツごとに分解可能な金属製のフレームにハリのある丈夫な生地を組み合わせ、設置と片付けが容易にできるのが特徴です。
軽量なものも多いので、ソロキャンプでも気にせず使用できます。
地面と接しないので通気性がよく、地面からの熱や冷気の影響を受けにくくしてくれます。
地面の凹凸や状態にも影響しないので、荷物置きやベンチとしても重宝されています。
キャンプコットの種類
コットには大きく分けて2種類あります。
まずローコット。
名前の通り設置時にやや低めの高さとなるコットのことで、大体30cm以下の高さのものを指して言います。
もう1つがハイコット。
設置時にやや高めになるコットのことで、大体40cm前後の高さになるものが多いようです。
ハイ&ローそれぞれのメリットとデメリットとは?
ローコットのメリットとデメリット
ローコットのメリットはそのコンパクトさです。
高さがない分テントの中に設置しても圧迫感が少なく、初めて使う人でも抵抗が少ないと思います。
また、高さがない分コンパクトなので持ち運びしやすく、軽量なものも沢山販売されています。
荷物を増やしたくないソロキャンプにはまさにおすすめのアイテムです。
しかしローコットのデメリットもまた、その高さやコンパクトさなんです。
例えば地面の状態があまり良くない場合。
雑草が多いような場所ではやはり快適さは薄れますし、地面からの距離が近ければ熱気や冷気も感じやすいはずです。
ハイコットのメリットとデメリット
高さがある分、より地面からの影響を受けにくいのがハイコットの最大のメリットです。
コットの下に荷物を置くスペースもできますし、散らかりがちなテント内をスッキリさせることができると思います。
テントにスペースが少ないソロキャンプでは、便利な使い方ですよね。
高さがある方がベンチとしても座りやすいし、腰痛持ちの人はハイコットの方が快適に感じるようです。
ですがこのハイコットの最大の魅力である高さもまた、デメリットになってしまうんです。
ハイコットは天井高が低いテントではどうしても圧迫感を感じてしまいます。
また高さがある分、部品が増えたり大きくなったりして荷物が増えてしまうこともあります。
実は一番おすすめなのは2WAYタイプ!
出典:楽天
ハイコットとローコット、どちらにもメリットとデメリットがあり、どちらにすべきか迷ってしまいますよね。
テントによって、ソロキャンプかファミリーキャンプかによって、使い分ける・・・なんていうのもおすすめですが、いくつもたくさん買いたくないなんて考える人もいるはず。
そんな人におすすめなのは、やっぱりどちらでも使える2WAYタイプのコットです。
2WAYタイプのコットならテントに合わせたり地面の状態に合わせたりと、臨機応変に対応することができるので、初めてのコットにおすすめなんです。
コットの高さ選びで悩む必要がなくなるのが良いですよね。
キャンプで使う2WAYコットのおすすめ商品
WAQ 2WAY フォールディング コット waq-cot1
出典:楽天
WAQは2017年設立の日本生まれのアウトドアブランドです。
充電式LEDランタンで話題となり、コスパの良さや品質の高さで一躍有名ブランドとなりました。
地面から寝床まで、程よく距離を取れるコットは地面のコンディションに左右されずに使用できる優れもの。
さらにハイでもローでも2種類の高さをお好みで選ぶことができます。
コットの下を風が通りぬけるため、通気性は抜群。
夏は涼しく冬は地面からの底冷えを防ぎます。
ベッドシートには300Dナイロンが使用されていて、程よく沈みこむように何度も何度も試作を繰り返し絶妙なハリ具合を実現しているようです。
組み立て式のフレームは厚みや大きさにもこだわりがあり、アルミの中でも特に強度の強いA7075(超超ジュラルミン)が使用されています。
子どもから身体の大きな成人男性、重量にして150㎏までしっかり支えてくれます。
先日、大人2人で腰掛けて座ってみましたが、大丈夫でした。
荷物置きやベンチとしても安心して使用できます。
人気のヘリノックスのコットに比べて、半額以下というリーズナブルさも嬉しいポイントです。
収納時は専用の袋にコンパクトにまとめ、持ち運ぶことができます。
WAQ 2WAY フォールディング コット waq-cot1 スペック
- サイズ:約190x約65xハイ37・ロー17(cm)
- 重さ:約3.2㎏
- 耐荷重量:分散耐荷重150㎏
WAQの2WAYフォールディングコットをレビューしました!
詳細はこちらの記事を参考にしてください。
FUTURE FOX (フューチャーフォックス)2WAYコット
出典:楽天
現在販売されている2WAYコットの多くは3本脚である中、フューチャーフォックスの2WAYコットはなんと5本脚。
脚の支柱が増えたことで安定感がUPするだけでなく、ベッド生地そのもののハリ具合も強くなるので寝心地もより良くなります。
また、支柱が増えたこと、アルミの中でも特に丈夫なA7075(超超ジュラルミン)を使用していることから、従来品よりもさらに荷重に耐えられるようになりました。
その耐荷重量はなんと200㎏。
900Dナイロンの丈夫な生地を使用し、ベッドとしてだけでなくベンチとしても使用することができます。
なお、脚の数が増えても組み立て・片付けは超簡単。
力を必要とせず、レッグフレームはレバーで簡単に取り付けることができるので、ソロキャンプでもスムーズに組み立てが終わるのは良いですよね。
ロック解除はレバー横のボタンを押しながら行うので、簡単かつ安全面もばっちりです。
本体と必要な部品すべては収納バッグに入れてコンパクトに持ち運ぶことができます。
FUTURE FOX (フューチャーフォックス)2WAYコット スペック
- サイズ:190×65×ハイ38・ロー19(cm)
- 重さ:3.8㎏
- 耐荷重量:200㎏
Naturehike(ネイチャーハイク)コット 2way
出典:楽天
誰でも簡単に組み立てと片付けが行える、ネイチャーハイクの大人気の2WAYキャンピングコットです。
ハイタイプとロータイプを好みや使用するテントに合わせて使い分けることができます。
組み立てはワンプッシュで脱着可能なハンドルロック構造。
高さ調節もマックスレッグの取り付け・取り外しにより簡単に行うことができます。
しっかりとハリのあるシートは適度な沈み込みをキープ。
ポールが抜けにくいよう返しがあり、裂けやすい箇所にはパイピング処理でしっかりと補強もあります。
こちらの商品は2021年の新型モデル。
総重量が3100gあった従来品よりもさらに800gもの軽量化に成功しています。
荷物を減らしたいソロキャンプにもおすすめの商品です。
Naturehike(ネイチャーハイク)コット 2way スペック
- サイズ:190×65×38(cm)
- 重さ:2.3㎏
- 耐荷重:150㎏
GIMMICK コット 2way
出典:楽天
GIMMICKの2WAYコットは寝疲れや体の痛みが出ないよう、最高の寝心地を追求し作られた商品です。
飛行機の機体やスキー板にも使用されるA7075(超超ジュラルミン)を使用し、150㎏までの重量に耐えられるよう丈夫に作られています。
コットでも心地よく、長持ちする生地として、ファブリック600D(ポリエステル)を使用。
キャンプでの天候悪化などにも対応できるように、表面には撥水加工が施されています。
また、リラックス中にちょっとした小物を分別して収納できる2ポケット式の便利な収納ポケットが付属しています。
高さは38cmと17.5cmの2タイプから選ぶことができ、組み立てと片付けは約3分。
誰でも簡単に使用することができます。
GIMMICK コット 2way スペック
- サイズ:190×65×ハイ38・ロー17.5(cm)
- 重さ:2.79㎏
- 耐荷重量:150㎏
MyCamp 2WAY コット
出典:楽天
楽天市場にて100件以上の高評価レビューを獲得したMyCampのローコット、そのハイエンドモデルがこの商品です。
ハイとローの2段階の高さ調節が可能で、脚部やフレームには航空機にも使用される丈夫なA7075(超超ジュラルミン)が使用されています。
シートにはハリがあり撥水性にも優れたオックスフォード600D素材が使用されているため、適度な沈み込みがあり寝心地も抜群。
耐荷重量は150㎏まであり、大柄な男性にもばっちり対応。
二人用ベンチとしてもおすすめです。
MyCamp 2WAY コット スペック
- サイズ:190×65×ハイ38・ロー18(cm)
- 重さ:2.8㎏
- 耐荷重量:150㎏
まとめ
コットとは、キャンプで使用する簡易ベッドのことを言います。
持ち運びしやすいように折り畳み式や組み立て式になっており、コットの上にブランケットやマットを敷いたり、コットの上で併せて寝袋を使用します。
暑い時期にはコットとブランケットだけでも大丈夫ですが、虫にさされやすくなるので蚊帳などを使用すると良いかも知れません。
寒い時期は電気毛布など防寒アイテムを組み合わせるのがおすすめです。
簡易ベッド以外の使い道としては荷物を置いたり、ベンチとしても使用できます。
コットにはコンパクトで携帯性にも特化したロータイプと、より地面からの影響を受けにくくしたハイタイプがあります。
どちらを選んでもメリット・デメリットがあり、迷ってしまいますよね。
そこで初めてのコットとしておすすめしたいのはハイとローどちらの要素も兼ね備えた2WAYタイプです。
組み立て時に好みの高さに調節して、臨機応変に使用することができます。
マットとシュラフと枕だけより便利で寝心地抜群のコットを取り入れて、キャンプ中も快適に眠れるようにしたいですよね。
ファミリーキャンプからソロキャンプへ移行するパパさん、またはソロキャンプとファミリーキャンプの両方を楽しむ方に2WAYコットがおすすめです。
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