みなさんは、キャンプでコットって使ったことありますか?
コットを使っている人を見ると、何かベテランキャンパーのような気がしませんか?
初心者の状態で1からキャンプ道具を集めだしたとしたら、コットって後回しにしがちだと思います。
特に、ファミキャンなら、コットを買わなくたってキャンプができちゃっているので、何に必要なのかわからなかったりします。
そこで今回は、キャンプでのコットの使い方と選び方を紹介したいと思います。
これを読んで、自分のキャンプスタイルにコットが必要か判断してみてください。
目次
キャンプにコットは必要なの?キャンプでのコットの使い方と選び方!
キャンプでのコットの使い方
コットって、キャンプで一体どういう使い方をしているのか気になるという人も多いと思います。
コットがなくてもキャンプは出来ちゃうので、今までコットにあまり触れて来なかったり、そもそも必要性が分からなかったりすることもあると思います。
そこで今回は、改めてキャンプでのコットの使い方を紹介したいと思います。
①ベッドとしてコットを使う
キャンプでは、コットはベッドとして使うのが一般的です。
ファミキャンで家族揃って寝る時には、インナーテントにインフレーターマットを敷いて、連結できる封筒型のシェラフに子供たちと一緒に入ったりしますよね。
この場合だと、コットで寝るという選択肢はなくなると思います。
ソロキャンプやデュオでなら、インナーテントをセットしたりしなくても、コットを広げれば簡単に寝床を準備することができます。
このようにコットの使い方として、簡単に準備ができるというメリットが挙げられますが、その他にもメリットがあります。
②地熱の影響を避ける
インナーテントを使ってテント内で寝てる時には、想像以上に地面からの底冷えがあり体が冷えてしまう事があります。
そんな底冷えを抑えてくれるのがコットです。
コットを使うことで地面から距離を取ることで、冷たい地面から体が離れるので底冷えに影響されにくくなります。
また夏には、メッシュ生地のコットを使えば、通気性がよく涼しく快適に睡眠をとることもできます。
③コットなら地面の状況を受けにくくなる
その他、キャンプ場によっては、川原で砂利があったり湖畔サイト等で石がゴツゴツしているようなところがあります。
そんな時もコットがあれば、気にせず眠ることができます。インナーテントを使うと、マットの厚さを気にしたりテントが傷まないようにグランドシートを敷いたりと対策も大変です。
地面の状況に影響を受けにくくなるのも、コットをベッドとして使った時です。
④ベンチ代わりに使う
その他の使い方としては、ベンチとして座ったりすることもできます。
テントの設営中、ちょっと疲れてしまった時に腰掛けたり、チェアを準備できていない時など、ベンチとして軽く座ることができるのがいいところ。
僕は1人で大型のシェルターを建てる事があるのですが、やっぱり1人だと疲れてしまいます。
特に夏では、休み休み休憩を取りながら設営するのですが、そんな時にコットがあるととても便利でなので必要だと思います。
⑤荷物置きとしてコットを広げる
キャンプ場についてテントを設営する時、または撤収する時に、車の近くにコットを広げておけば荷物置きとしても使うことが出来ます。
車のラゲッジルームに、山積みしたキャンプ道具は、設営したい順番に積んではいませんよね。
ラゲッジルームに積んだキャンプ道具、例えばテントが一番下にある時、上の荷物をどかしてテントを取り出しますよね。
そんな時、どかした荷物はラゲッジルームの奥に移動させますか?それとも地面に置いて避けておきますか?
ラゲッジルームで荷物をあれこれ移動させていると、どんどん乱雑になり、最終的にはゴミ屋敷のように散らかってしまうかも知れません。
かといって、地面に直接置いちゃうと、土が付いてしまったり芝がまとわりついたりしちゃいます。
ちょっとの時間置いただけなのに、湿ってしまうこともあります。
これを防ぐ事ができるのは、コットを荷物置きとして使った場合です。
荷物を出す時に、はじめにパッとコットを設置しておけば、荷物を避けておくことができます。
これで設営の準備も凄く捗ることになります。
地面にブルーシートやレジャーシートを敷いても、荷物置きとして便利に使えます。
しかし、ブルーシートも地熱の影響か、すぐに地面と接していた面が湿ってしまうんです。
荷物置きとして使い終わった後は、濡れたブルーシートを乾かしたり、付着した土や小石を綺麗にする必要があります。
これらの使い方は、設営時ではなく撤収時も同様に使うことができます。
テントの中から運び出したキャンプ道具は、運び出した順にラゲッジルームに積むことはないと思います。
一番重たいテントを下に置きたい時など、テントの撤収を待ってから、他の荷物を上に積んでいきます。
コットの上に、とりあえず上に積みたい荷物を置いておけば、積み込み作業もスムーズに進むと思います。
荷物置きとしての使い方は、ブルーシートよりもコットの方が簡単で便利なので個人的には必要性を感じています。
⑥おうちでベンチに
出典:snowpeak
アウトドアだけではく、おうちのベランダ等に置いて、サマーベッドのように寝転がって使ったり、またはベンチ代わりに置いておくのも良いかも知れません。
流石にソファの代わりに使うのは、安定感やクッション性の面から違うとは思いますが、使用頻度の少ない部屋にベンチとして置くのは良いと思います。
コットの選び方
コットにはその高さによって、ローコットとハイコットの2つのグループに分類することができます。
ローコットは高さが20~30cm位のもので、ハイコットは高さが約40cm位のものを指します。
ローコット
出典:snowpeak
ローコットは高さが20~30cm。その特徴は、低さゆえの安定感があり上で寝がえりを打っても、座っていてもあまり倒れることがありません。
睡眠時も天井と距離があるので解放感があり、見た目にもオシャレです。
ソロ用テントやパップテントなどに相性がよく、狭い空間を有効活用することができます。
基本的には、コンパクトに収納することができるので、持ち運びにも便利。ソロキャンプなどでも使われることが機会が多いと思います。
広い大型のシェルターで使うと、逆に天井が高すぎて、広い空間が落ち着かない場合もあるかもです。
個人的には、上の写真のようにローコットに長時間腰掛けていると、腰痛になってしまいます。
またコットの下に荷物を置くことができません。
狭めのテントで使う場合は、ハイコットよりもローコットの方が取り回しや使いやすさの面からおすすめです。
ハイコット
出典:コールマン
ハイコットは高さが40cm前後あり、特徴はベンチとして使用する際に高さがあって座りやすいということ。
あと荷物置きとして使用する場合にも高さがあるので、腰をかがめなくても置きやすいです。
コットの下にも荷物を置くスペースがあるので、空間を有効利用することもできます。
デメリットをあえて挙げるとしたら、使用するテントの広さや天井の高さによって、圧迫感を感じてしまうことがあります。
ソロ用のテントなどは、壁が垂直に立ち上がっているのではなく、天井に向かって狭くなります。
その際、コットを壁際につめてに置くと、朝方テントの結露でシュラフや着ていた服の肩辺りが濡れていたりします。
ハイコットだと、特にテントのサイズと置き場所に気を使う必要があると思います。
広いテントで使う場合には、ハイコットがおすすめです。
もう1つ付け足ししておくと、フレームがある分、収納時のサイズが少し大きめになることが多いのがデメリットかも知れません。
2WAYコット
※左がWAQの2WAYコット右がハイランダーのGIコット
ローコットとハイコットの良いところ取りした、2WAYコットが個人的にはおすすめです。
シチュエーションによってローコットにもハイコットにも使えるので、テントのサイズなどに左右されることはありません。
1つデメリットを挙げるとしたら、ローコットからハイコットにする時に、組み立てに手間がかかるということがあります。
ローコットの組み立ては簡単ですが、ハイコットにする時には、脚を1本1本付け足ししていく組立方法のコットが多いと思います。
簡単にパッと広げて組み立てができるハイコットに比べると、2WAYコットでハイコットにする時は面倒に感じてしまいます。
しかし、収納はローコットのようにコンパクトにできます。持ち運ぶ時は、ハイコットよりも2WAYコットの方が楽にできます。
コットを用意する必要があるのなら、2WAYコットが良いと思います。
コットの組み立て方も選ぶ基準
コットの組み立ては商品によって違うのですが、ワンタッチ式で開くようなタイプもあれば、テンションをかけながら脚をはめて組み立てるような物もあります。
テンションをかけながら脚をはめて組み立てるような物は、はじめは脚の部分が外れているつくりになっています。
最近の商品では、比較的簡単に取り付けできる物が増えていますが、中には少し力が必要になるコットもあるので、目的の商品の組み立て方をよく調べてから購入した方がいいと思います。
キャンプ場で組み立てることを考えると、ワンタッチの方が組み立てやすくて良さそうです。
以前、友人が脚部のフレームをテンションをかけて取り付けるコットを持ってきましたが、かなり力が必要で、とても立ちながら組み立てられるものではありませんでした。
キャンプで使うローコットのおすすめ4選
コールマン コンパクトローコット2.0
出典:楽天
コールマンのコンパクトローコット2.0は、高さが18cmのローコットです。
このローコットの良いところは、設営が簡単ですぐに組みてできちゃうところ。
生地とフレームが一体化していて、それが足を内側にしまい込むような感じで収納されています。
設営は、この状態からフレームが真っすぐになるようにしシート部分を広げます。このとき脚はまだ完全に広がっていないので、折れ曲がっている中央部分を下に押してあげれば脚部が組み立てられます。
ほとんど力を必要としない組み立ては、かなり魅力的です。
コールマン コンパクトローコット2.0 仕様
サイズ:使用時 | 約680×2070×180(h)mm |
サイズ:収納時 | 約510×180×210(h)mm |
重量 | 約5kg |
材質:シート | ポリエステル |
材質:フレーム | スチール |
座面高 | 約18cm |
耐荷重 | 約80kg |
ヘリノックス キャンプ ベッド ライトコット ブラック
出典:楽天
ヘリノックスのライトコットは、コットシリーズの中で最軽量のモデルで、重さが1200gです。
片手で楽に持ち上げられるほどの軽さで、非常にコンパクトに収納できます。
価格は3万円を近くするので、僕はちょっと手がでないです・・・。
組み立ては、4つの脚をそれぞれ組み立てるので、ワンタッチコットよりも少し手間がかかってしまいますがそれでも簡単。
キャンプに持っていくのには、コンパクトになって良いと思います。
ヘリノックス キャンプ ベッド ライトコット ブラック 仕様
サイズ | 600mm×1850mm×130mm |
収納サイズ | 130mm×130mm×530mm |
重量 | 1200g(スタッフバック込重量1260g) |
耐加重 | 120kg |
原産国 | 韓国 |
スノーピークコットハイテンション
出典:楽天
スノーピークのコットは、地上高32cmで寝る人の自重によってテンションがかかってコット本体の安定も向上するようになっています。
自重によるテンションは、適度なクッション性があり寝心地も良いようです。
シート素材は、ポリエステル600D・PVC加工生地を使用しているので、耐久性もバッチリです。
セッティングは、折りたたまれている2本のX脚を開いて、4本のパイプをシートの両サイドにスライドれば完成です。
収納時もかなりスリムになり持ち運びやすいです。
色もシンプルでかっこいいので、欲しいなって思いましたが・・・これも少し値段が高い・・・。
敢えてた値段の高いコットの必要性を問いたくはありませんが、ブランドの魅力も込められている値段なので、ファンの方にはおすすめしたいです。
スノーピークコットハイテンション 仕様
サイズ:使用時 | 2000×650×300mm |
サイズ:収納時 | 1250×280×280mm |
重量 | 6.0kg |
材質:生地 | ポリエステル600D・PVC加工 |
材質:フレーム | アルミアルマイト加工、ステンレス304 |
DOD ワイドキャンピングベッド
出典:DOD
コスパを考えると、DODのワイドキャビンピングベッドが安くて良さそうです。
コットの横幅を、大人1人がゆったり寝れる77cmに設計されているので、狭くて寝苦しいと感じるこはなさそうです。
PVC コーティングされたシート面の素材は、下からくる湿気に対応できキャンプ場でも活躍しそうです。
逆に言ったら、寝汗をかくようなときにはビショビショになってしまう恐れもあります。。。
コット本体側面には、サイドポケットがありスマートフォンなどの小物の収納にとても便利です。
組み立ては、脚部をテンションを掛けてはめ込むようになっています。
初めてだと、少し手間取ってしまうかもしれませんね。
DOD ワイドキャンピングベッド 仕様
サイズ | (約)L1900×W770×H190mm |
収納サイズ | (約)L800×W200×H40mm |
重量(付属品含む) | (約)4.6kg |
静止耐荷重 | 100kg |
材質:フレーム | スチール |
材質:ベッド本体 | ポリエステル(PVC コーティング) |
カラー | ベージュ、カーキ、ライトブルー |
キャンプで使うハイコットのおすすめ4選
キャプテンスタッグ エクスギア(EXGEAR) アルミGIキャンピングベッド
出典:楽天
やっぱり我らがキャプテンスタッグは、価格設定が低く、とても購入しやすくなっています。
安くても性能はしっかりとしていそうです。
本体のサイズは幅72×長さ192cmで、大人の男の人が寝転がってもだいぶ余裕があるようになっています。
とはいっても、耐荷重が80kgなので大柄な人は無理かもしれません。
シート面はポリエステルを使用しているので高い耐久性があり、心地の良い弾力性も確保しています。
シートの裏側には収メッシュポケットが付いているので、タオルなどを入れておいても良いですね。
組み立ては、両サイドのセットバーを抜き差しするだけでなので、とても簡単にすることができます。
キャンプにはやっぱり、簡単に組み立てられるコットが良さそうです。
キャプテンスタッグ エクスギア(EXGEAR) アルミGIキャンピングベッド 仕様
組立サイズ | (約)幅72×長さ192×高さ42cm |
収納サイズ | (約)98×18×12cm |
製品重量 | (約)5.0kg |
材質:シート | ポリエステル(PEコーティング) |
材質:フレーム | アルミニウム(表面加工アルマイト) |
材質:ジョイント金具 | 鉄(亜鉛めっき) |
耐荷重 | (約)80kg |
コールマン イージースリムコット2
~2019.1.16現在、取り扱いが無くなっています~
コールマンのイージースリムコット2は、横幅が64cmとスリムに設定されているため、300×300cmのテント内に4つ並べることができます。
これも逆に言ったら1人当たりの横幅が狭いので、大柄の男性にはキツイかもしれませんね。
組み立ては、ケースから取り出したら本体を開き、足を立てるだけで簡単に設営できます。
テントが小さいような場合には、スリムなコットが役に立つかもしれませんね。
コールマン ベンチ イージースリムコット2 仕様
サイズ:使用時 | 約192×64×41(h)cm |
サイズ:収納時 | 約96×11×16(h)cm |
重量 | 約9kg |
材質:シート | ポリエステル |
材質:フレーム | スチール |
座面幅 | 約38cm |
耐荷重 | 約80kg |
コールマン トレイルヘッド2
出典:Amazon
現在Amazonなどで取り扱っているのは、パックアウェイコットとトレイルヘッドの2種類です。
デザイン的にはトレイルヘッドIIがイージースリムコットに近い感じになっています。
使用時のサイズは、約190.5cmX約76.2cmX約43.2cmで、イージースリムコットより1周り大きいめです。
幅が広いので、大人の男性でも快適に使うことが出来そうです。
コールマン トレイルヘッドII スペック
サイズ:使用時 | 約190.5cmX約76.2cmX約43.2cm |
サイズ:収納時 | 約102cmX約20cmX約10cm |
重量 | 約8.3kg |
材質:フレーム | スチール |
座面幅 | 76.2cm |
耐荷重 | 約136kg |
適応身長 | 203cm |
ユニフレーム(UNIFLAME) リラックスコット
出典:Amazon
ユニフレームのコットは、パッと広げるだけで簡単にベッドになる中央収束型のコットです。
折りたたみやすさは、かなり評判がよさそうですね。
そしてシート生地を斜め(バイアス)にカットすることで、シート全体が均一に伸びとても快適な使い心地になっているようです。
しかも、シート部分は取り外して洗うことができるし、破れても替えのシートが別売りであります。
耐久性と使いやすさをかんがえるなら、ユニフレームのコットも良さそうです。
キャンプでは大活躍しそうです。
ユニフレーム(UNIFLAME) リラックスコット 仕様
サイズ:使用時 | 約193×69×(高さ)45cm |
サイズ:収納時 | 約77×32×18cm |
重量 | 約7.5kg |
分散耐荷重 | 約80kg(1スパンあたり) |
材質:フレーム | フルハードスチールパイプ(約φ19mm・16mm) |
材質:シート | ポリエステルオックスフォード600D・PVCラミネート加工 |
材質:樹脂部分 | ハイデンスポリプロピレン |
ケシュア キャンプベッドL100
ケシュアのキャンプベッドL100は、簡単にセッティングができちゃうんです。
雰囲気は折りたたみ傘のような感じです。
脚部を広げていけば、簡単に組み立てできる感じです。
慣れてくれば10秒で出来るみたいです。
値段もお手頃なので人気があり、品切れになっている時が多いです。
購入できるときに見つけたら、買っちゃったほうが良さそうです。
~2017.12.1現在、Amazonの取り扱いはなくなっています~
〜20207.16〜
ナチュラムで再び取り扱いが始まりました。
ケシュア キャンプベッドL100 仕様
サイズ | 190 x 65 x 45 cm |
折りたたみサイズ | 直径 14 cm x 97 cm (15 L) |
重量 | 7.5 kg |
耐荷重 | 110kg |
ケシュア キャンプベッドL100 組み立て動画
Amazonでは取り扱がなくなっている場合があります。
ケシュアの商品はナチュラムでも取り扱っているので、チェックしてみてください。
まとめ
キャンプでのコットの使い方と選び方を紹介してみました。
キャンプを始めてからすぐの初心者の方には、なかなか手がでないアイテムだとは思いますが、キャンプでも家のベランダなどでも便利で快適に使えるキャンプ道具だと思います。
でも、決してキャンプ上級者の為のアイテムではないんです。
キャンプに行ったら、昼は荷物置きやベンチに、そして夜は快適な睡眠を得るためのベッドとして、必要になってくる時があると思います。
それは、荷物が増えてきた時、家族全員でキャンプに行く回数が減ってきた時、またはソロキャンプをはじめた時に、コットの必要性に気がつくんです。
まさに今の僕の状況です(笑)
冬キャンプにも、コットの上にマットや電気毛布を敷くと、暖かくて大活躍しますよ。
HangOut(ハングアウト)のコットも、ちょっと高いけどおすすめです。
新しく出たハイランダーのレバー式GIコットをレビューしました!
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