寒い冬に家で過ごす時って、足元は厚手の靴下を履いたり、暖かなスリッパを履いて過ごしたりしますよね。
でも、これがキャンプだったらどうですか?
キャンプに行った時って家にいるよりもっともっと寒いので、ちゃんと靴下を履いてその上に冬用のブーツを履いたりしてしっかり防寒対策をしますよね。
そうじゃなきゃ、足先が冷たくなりすぎて、とてもじゃないけど耐えきれません。
しかし焚き火の前でまったりくつろぎたいからといって暖かな靴下や靴を脱ぎ捨ててしまっては寒いし、靴やブーツを履きっぱなしでいるのはリラックスしにくい。
しかもそうやって窮屈に防寒していると足もむくんじゃうし、いちいち脱ぎ履きしていてはテントの出入りもスムーズじゃなくなります。
そんな冬キャンプのプチストレスにイライラしている人も多いはず。
そんなあなたにおすすめしたいのが、冬用サンダルでおなじみSUBUから発売されている難燃素材のSUBU。
今回は、難燃素材の「SUBU NANNEN」とナンガがコラボした「NANGA ×SUBU TAKIBI WINTER SANDAL」を紹介します。
目次
冬キャンプに履きたい難燃素材のSUBUのサンダル!
SUBUとは
出典:楽天
日本は、玄関で靴を脱ぐ生活様式が取り入れられています。
これは、日本が多湿な環境にあり、風通しを良くして少しでも快適に過ごすための工夫のひとつなんです。
その為に、玄関で靴を脱ぎ、家の中ではスリッパや靴下になったり、暑い時期には素足で過ごす人もいます。
日本人は、このように靴を脱ぐことでリラックスして過ごしています。
しかし、玄関先にちょっと用事があったりベランダにちょっと出る時に、改めて靴を履くのはちょっと面倒くさいですよね。
そんな、ちょっとそこまでの用事の時に、サッと履いて使うのが便利な「サンダル」です。
ゴミ捨てや、玄関先に宅急便が、または近くのコンビニまでも、サンダルを使っている方は多いとお思います。
でもこのサンダル、冬場は結構考え物。
家の中では暖かくしているから気づき難いんですが、冬に靴下や素足でサンダルを履くのはとてもつらいんです。
だからといって素足に靴を履くのも面倒くさくいし、何か違和感もあってもっと嫌。
そんな小さな不便さに着目して、秋冬用の暖かいサンダルを生み出したのがSUBU(スブ)なんです。
SUBUは春夏秋の3シーズンに「ちょっとそこまで」で履くサンダルを、冬仕様にした脱ぎ履きしやすい冬用サンダルで人気のメーカーです。
内側がもこもこで暖かい保温性と素足で履いても気持ちが良いという履き心地の良さ、靴下を履いてつっかけることもできるという非常に普段使いしやすいことでも人気を集めたサンダルです。
登場したのは、2016年。
瞬く間に人気になって、店舗やネットショップから売り切れが続出したんです。
アッパーはキルティング生地で、サンダルの内側には起毛素材を採用し、丸いシルエットというのが特徴です。
僕も以前購入してキャンプ場で履いてみましたが、保温性はとても良かったです。
SUBUのちょっとしたデメリット
暖かくて分厚く締め付け感のあるブーツや靴を脱いで、キャンプ場でもリラックスしながら防寒対策もできるSUBU。
サンダルだからこそ、ホールド力が少ないく長距離の歩行には向いていないんです。
また、キャンプ場の地面に凹凸があると、SUBUがクルっと回ってしまうこともあるんです。
整地された高規格キャンプ場なら大丈夫だと思いますが、僕がよく行っているフリーサイトがある朝霧ジャンボリーオートキャンプ場では、凸凹があるのでよく足をくじいてしまいそうになりました。
これは、脱ぎ履きが簡単で手軽に履くことができるからこその弱点と言えるかもしれません。
しかしキャンプでの使用となると、履いてきた靴から履き替えての使用となると思います。
トイレや炊事場など少し離れた場所へ移動する時は、履いてきた靴やブーツに戻したほうがよさそうです。
このデメリットを考えると、キャンプにはSUBU1足だけで出かけるわけにはいかないと思います。
とは言え、冬キャンプにサンダル1足で行くことはないと思うので、はあまり大きな影響はないかも知れません。
SUBU NANNEN
出典:楽天
キャンプの焚き火中、靴を脱いでリラックスしたい。。。そんな小さな願いに答えようと登場したのが「SUBU NANNEN」です。
サンダルの内側は起毛加工で柔らかく足を包み込むため暖かく、4層構造のクッションインソールで足全体にフィット感を生み出します。
これまでのSUBUも暖かく、キャンプの焚き火で愛用しているキャンパーが存在していました。
出典:楽天
しかしSUBU表面の素材は火の粉に弱く、穴が空いてしまいます。
中には、SUBUにワッペンで補修を行ってSNSに投稿している人もいたようです。
キャンプの流行と需要に合わせSUBUに直接「難燃素材のSUBUを出してほしい」との声が集まり、誕生したのが「SUBU NANNEN」なんです。
出典:SUBU
火の粉に強い表面の難燃素材は、インビスタ社と共同開発した難燃CORDURA®️ファブリックを使用。
この素材は、305Dのポリエステルなんですが、難燃コーティングをしているので火の粉に強いんです。
糸を染色する時、さらには生地になった状態にもう1度難燃コーティングが施されています。
SUBU NANNENはどこで買える?
SUBU NANNENはアウトドアショップ、SUBUの取り扱い店、各種通信販売でも購入することができます。
Amazon、楽天市場やYahoo!ショッピングでも購入することができるので、スマホのキャリアや使用しているポイントサービスやクレジットカードなどと照らし合わせてお得に購入しちゃいましょう。
ナンガがコラボした「NANGA ×SUBU TAKIBI WINTER SANDAL」
NANGA(ナンガ)とは
もう1つ、SUBU NANNENとは別に、難燃素材のSUBUがあります。
それは、ダウンで有名なナンガとコラボしているモデル。
もちろんナンガは知っていますよね?
出典:楽天
ナンガは、1941年に近江の真綿布団の産地で誕生した老舗寝袋メーカーです。
高品質で暖かなシュラフも人気が高いのですが、ここ数年でナンガの名をより世に知らしめたのはやはり難燃素材を使用した火の粉に強いダウンジャケットではないでしょうか。
秋冬キャンプや焚き火の流行に合わせ、難燃素材を使ったダウンジャケットの流行はピークを迎えました。
ナンガはその第一線で人気を集めるメーカーと言っても良いんじゃないかと思います。
一般的なダウンジャケットの表面に使用される化織生地は、焚き火で舞い上がった火の粉に触れただけで穴が空いてダメになってしまいます。
しかしナンガのダウンジャケットは、難燃性アラミドを配合した火の粉に強い特殊生地で作られています。
そもそも表面の生地が燃えにくいため穴が空きにくく、ダウンジャケットの特徴である軽さと暖かさもキープしているんです。
もちろん僕も冬キャンプでは愛用していて、もう服をダメにしてしまうような心配はなくなり、快適に焚き火を楽しめるようになっています。
難燃性の特殊素材を使用!
出典:NANGA
これまでのSUBUの暖かさや履き心地はそのままに。
ファブリックにナンガ独自のコットンライクな難燃素材の”TAKIBI”を使用しています。
この素材はナンガオリジナルで、高い耐熱性と切断・摩耗に強い合成繊維であるアラミド繊維とポリエステルをバランスよく混合したものです。
焚き火によって舞ってしまう火の粉に触れても燃えにくく、これまでのSUBUのように焚き火の側で履いているだけで簡単に穴が空いてしまうことがありません。
また、難燃素材では弱くなりがちな水や汚れに対しても強く、アラミド繊維特有のごわごわ感もありません。
とても温かいので焚き火の前だけでなく、キャンプに持参する2足目の靴としてもとてもおすすめです。
ユニセックスでキャンプに馴染みやすくお洒落で落ち着いたブラック、カーキ、コヨーテ、ネイビーの4色展開されています。
ただ、人気商品なので売り切れ続出。
ネットでの通常価格の販売は、めったに見かけることがありません。
NANGA ×SUBU TAKIBI WINTER SANDALはどこで買える?
「NANGA ×SUBU TAKIBI WINTER SANDAL」は、とても人気があってなかなか定価で購入することができません。
公式サイトでは売りきれてしまっているし、楽天市場で売っていても定価以上の値段が付けられています。
また、難燃素材の”TAKIBI”ではなく、防水透湿素材の”AURORA-TEX®”のタイプもあるので、間違いやすいかも知れません。
「NANGA×SUBU TAKIBI WINTER SANDAL」の定価は、税込みで7,700円。
メルカリでは、11,000〜15,000円とかで取引されているので、しばらく再販を待つのが良いかも知れません。
と、友人からの報告があったので、実店舗で販売されていることもあるかも知れません。
難燃素材の”TAKIBI”ではなく、防水透湿素材の”AURORA-TEX®”の方だけかも知れませんが、ちょくちょく覗いてみるのも良さそうです。
「NANNEN」と「NANGA×SUBU TAKIBI WINTER SANDAL」の違い
「NANNEN」と「NANGA×SUBU TAKIBI WINTER SANDAL」は、どちらも難燃素材で焚き火に強いという特徴がありますが、その他には違いがあるのでしょうか?
アッパーに使われている難燃素材は、「NANNEN」ではインビスタ社と共同開発した難燃CORDURA®️ファブリック、ナンガとのコラボではナンガオリジナルの難燃素材の「TAKIBI」を使用しています。
どちらが優れているかは分かりませんが、どちらも火の粉が付いてもすぐには穴が空きにくくなっています。
出典:NANGA
その他の大きな違いは、やっぱりナンガのタグがあるかないかだと思います。
コラボのTAKIBIでは、アッパーとインソールにナンガのタグが配置されています。
見た目に大きな違いを生むこのタグがあるのは、魅力的ですよね。
後は、販売価格。
「NANNEN」は税込みで6,380円、「TAKIBI」は税込みで7,700円。
これに送料がプラスされるかされないか各ショップによって違いはあると思いますが、コラボの「TAKIBI」の方が定価は高くなっています。
その他、インソールやアウトソールは多分同じ仕様になっていると思われます。
コラボの「NANGA ×SUBU TAKIBI WINTER SANDAL」では、モコモコとした中綿にダウンが使われていそうなイメージがありますが、そのことには触れられていません。
オリジナルのSUBUも難燃素材のNANNENも中綿の素材については触れられていないと思うので、この辺りはコラボの「TAKIBI」でもSUBUと同じだと思います。
NANNEN | TAKIBI | |
アッパー | 難燃CORDURA®️ファブリック | 難燃素材”TAKIBI” |
インソール | 4層構造 | 4層構造 |
アウトソール | 合成底 | 合成ゴム |
内側 | 起毛加工 | 起毛加工 |
ロゴ | サイドにSUBUの刺繍 | SUBUの刺繍とアッパーとインソールにNANGAのタグ |
まとめ
日本の生活スタイルに合わせた冬用サンダルSUBU。
そもそも冬にサンダルを履くという習慣そのものがない人が多い中、人気を集めるようになった画期的な商品です。
寒い冬でもちょっとそこまで履いて出かけても暖かいのはもちろん、キャンプ人気に伴い愛用するキャンパーさんも増えています。
しかしこれまでのSUBUは火に弱く、焚き火で舞い上がった火の粉で表面に穴が空いてしまうこともしばしばあったようです。
キャンプでの愛用者は、空いてしまった穴にワッペンなどを貼り付けて補修していたそうです。
しかし、補修して使いつづけるというのもちょっと難点ですよね。
そんな中、SUBUにも難燃素材を使用してほしいと要望の声が集まり、満を持して登場したのが難燃素材のNANNENです。
また、ダウンジャケットなどで人気のNANGAとのコラボした「TAKIBI」も別途登場しました。
インビスタ社と共同開発した難燃CORDURA®️ファブリックを使用した「NANNEN」、NANGA独自の難燃素材「TAKIBI」を使用した「NANGA ×SUBU TAKIBI WINTER SANDAL」。
どちらも、SUBUの履き心地と暖かさはそのままキープしつつ、焚き火の前でも安心して使用できるようになっています。
オリジナルのSUBUの進化版、難燃素材のSUBUを持って秋冬キャンプにでかけてみてはいかがでしょうか?
アイキャッチ画像:出典:楽天