キャンプで何が疲れるかと言ったら、靴の脱ぎ履きというのが、何気に僕の上位になっています。
その疲れ具合は使用するテントによっても違いがあるのですが、例えば僕の使っているサバティカルのスカイパイロットTCという大型のシェルターなら、靴の脱ぎ履きする場所はカンガルースタイルで用意した寝室用のテントなので、それほどテントに上がる回数が多くないので疲れることも少ないです。
またツールームテントだったら寝室は付属のインナーテントなので、マットを敷く時や就寝する時とあまりテントに上がる回数が多くありません。
しかし、フロアが付いているようなテントでは、日中にテント内でゴロゴロしたりする事もあり、テントと外の往復が増えてしまいます。
そうなると結果的には、靴の脱ぎ履きの回数が増え、その度に立ったり座ったりを繰り返すので疲れてしまいます。
加齢のせいもありますが、やはり運動不足というのが僕の最大の弱点なんです。
キャンプに行く度に、太ももの筋肉痛や腰痛が発生してしまうんです。
それだから、立ったり座ったりを繰り返す靴の脱ぎ履きはあまり好きじゃないんです。
そんな時にサンダルがあれば、脱ぎ履きする作業も楽になり、比較的疲れにくくなるんじゃないかなと思うんです。
そこで、保温性と履き心地の良さで人気の高いSUBUのサンダルを買ってみたんです。
SUBUのサンダルは、その人気の高さから売り切れが続出したというものです。
今回は、秋キャンプでSUBUのサンダルを履いてきて、本当に話題の通りの保温性や履き心地の良さなのか、またキャンプでも使えるのかレビューしたいと思います。
目次
キャンプでSUBUのサンダルは本当に使えるかレビュー!
SUBUのサンダル
出典:楽天
SUBUのサンダルは、保温性と履き心地の良さで話題を集めたサンダルです。
2016年に登場したこのサンダルは、瞬く間に人気になり、売り切れ続出してしまったんです。
その人気の秘密は、保温性の高さです。
一見普通のサンダルのように見えますが、アッパーにキルティング生地、サンダル内には起毛素材等を採用しているので、保温性がかなり高いんです。
その分見た目は少しボテっと丸いシルエットなんですが、それがまた可愛らしいんです。
保温性が高いとなると、特に冬場のキャンプでSUBUのサンダル、かなり使いやすく活躍するんじゃないかなと思います。
キャンプに行く数日前に、
と、友達からLINEが来ました。
そう、あの保温性と履き心地が良いと人気の高いSUBUのサンダルが仕事帰りに寄ったビックカメラで売っていて、試し履きしてみたらしいんです。
あまりにも気持ち良い履き心地に、思わすLINEで報告してくれたんです。
それならば僕も欲しいと、急いでビックカメラの通販で購入しちゃいました(笑)
SUBUのサンダルの凸凹シリーズのデテール
出典:楽天
僕の買ったSUBUのサンダルは、2020年の新商品のシリーズだったらしく、今までとちょっとテーマが違っていたようです。
ただベージュの色が好みだっただけなんですが、多分前年には無い色だったみたいでした。
2020年シーズンのテーマは、"凸凹"。
今までのモデルより、アッパー生地に凸凹感を出しているようなんです。
その凸凹により、アッパーの表情が視点や角度により変化するのを楽しめるようになっています。
そんな2020年シーズンの新色は、バーブルホワイト、リフレックスベージュ、アーティフィシャルグリーン、アンジュレートブルーの4色。
どれも光沢のあるシャイニーなナイロン生地を使用しています。
ナイロン製の収納袋
SUBUは、他のスニーカーと違い外箱に入っていません。
ナイロン製の収納袋に入った状態で届くのですが、多分アッパー素材と同じ生地を使った物だと思います。
細かく凸凹したような素材で、光沢があります。
SUBUの文字が書かれた収納袋は、持ち運ぶ時に便利そうです。
アッパー素材
収納袋から取り出したSUBUは、僕には見慣れたいつものSUBUに見えましたが、よくよく見てみると表面素材は少し凸凹しているのが分かります。
そして光が当たると、凹凸に合わせて光沢があるのも分かりました。
アッパーは、素材の凸凹感と共にキルティングにより凸凹していて、まるでイモムシのようです。
イモムシと言っても、可愛いらしいイモムシですよ。
このイモムシのようなキルティングは、かなり保温性が高くて冬にサンダルを履いても暖かいという、ちょっと違和感があるような事を実現してしまっています。
アッパーは、見た目のモコモコ感のイメージ通り、やっぱり暖かい保温性がある作りになっていました。
ちなみにアウトソールとの繋ぎ目は規則性のないシワが寄っていますが、そこまで見た目を悪くしていません。
起毛素材
SUBUの内側には起毛素材が採用されています。
それはインソールから、アッパーの裏側、つま先やカカト部分まで、全て起毛素材になっています。
SUBUを履いた時に、この起毛素材に足が包まれる感触がなんとも言えず気持ち良いと、LINEをくれた友達が言っていました。
確かに指で触ってみると、凄く柔らかく優しい肌触り。
思わず頬ずりしたくなるような感触です。
サンダルに頬ずりしているオヤジがいたら、それはやっぱり気持ち悪いですよね(笑)
クッション性の高いインソール
インソールには厚みはありますが、普通のスニーカーとあまり高さに違いはないように見えます。
SUBUのインソールはEVAや高反発ウレタンなどを使用した4層構造になっていて、それこそスニーカーのようにクッション性が高く衝撃を吸収してくれます。
特にカカト側のソールが厚く、クッション性が高そうなのが見て分かる感じです。
指で押してみると、フカフカのクッションのように凹みました。
SUBUの内側の起毛素材と合わせて、インソールのクッション性の高さが、履き心地の良さに繋がっているんだと思います。
友達は、その気持ちよさを言葉で言い表せませんでした。
それが逆に本当に履き心地がかなり良いんだなと僕には伝わってきました。
アウトソール
アウトソールは、サンダルにしては凸凹がありました。
ビーチサンダル等は、アウトソールと言っていいのかわかりませんが、裏側はツルツルですよね。
ちょっとサンダルが濡れたまま、マンホールの上とか歩いちゃうと、ツルって滑ってしまいます。
しかしSUBUのサンダルなら、多少は大丈夫そうです。
キャンプ場などの悪路でも、何とか歩けそうな気がします。
アウトソールには、サイズ等が書かれたシールが貼ってありました。
それを使用前に剥がしてみると、粘着力がちょっと高いためか、跡が残ってしまいました。
歩いた時に、ガムのようにペタペタしなければ良いのですが。。。
キャンプ場でSUBUのサンダルを履いてみた
富士山の麓にある朝霧ジャンボリーオートキャンプ場に行くのに合わせて、SUBUを履いてきました。
朝霧ジャンボリーオートキャンプ場のサイトは、高規格キャンプ場ほど地面が整備されてはいませんが、荒々しく自然味がある感じでもありません。
芝の地面はある程度なだらかですが、所々芝が剥げ粘着性のある黒っぽい土が見えている所もあります。
そんな所は段差があり、雨が降った時は水溜りになっていたりします。
マナーがないキャンパーさんが直火したんじゃないかなと思う所もあります。
今回僕は、テントにフロアが付いているノルディスクのユドゥン5.5を使う予定でいたので、荷物を取りに行ったりちょっとくつろぐ為にテントに上がったりする時には、靴を脱ぎ履きする必要があります。
またユドゥン5.5は高さが150cmしかないので、立ったまま靴の脱ぎ履きは難しく、腰を下ろして脱ぎ履きをする必要があります。
当然ながら、それを1日に何回も繰り返していると疲れてしまいます。
しかも今回は、何故かブーツで来てしまいました。
スニーカーの時以上に脱ぎ履きに手間がかかってしまいます。
そこで登場するのが、今回期待のSUBUのサンダル。
寒くなってきたキャンプ場では、足元を暖めてくれるハズだし、テントへの行き来もしやすいと思います。
まずは、履き心地から。
ブーツを脱いで、靴下を履いたままSUBUに足を入れてみました。
そんな声がキャンプ場に響いたかどうかは分かりませんが、心の中では大きな声をあげていました。
何とも言えない気持ちよさ。
でも本当に、言い表す事ができないような感じでした。
起毛素材に優しく包まれている気持ちよさと共に、インソールの柔らかな感触も合わさりつつ、さらにじんわりと暖かくなってくる感じは、もうこの世の天国。
なんて、ちょっと言い過ぎかも知れませんが、確かに今まで感じたことのない履き心地です。
見た目もぷっくりしていて可愛らしいです。
このままちょっとキャンプを楽しみたいと思います。
キャンプ場で歩いてみると弱点が
焚き火に火を付けて昼ごはんから作ろうと、焚き火台の前のチェアからテントに置いてあるクーラーボックスの食材を取りに行こうと歩きました。
少し歩いた所に大きめの石があったらしく、それを踏んだSUBUのサンダルが90度回転してズレてしまったんです。
それに合わせて足もちょっと斜めに。。。
靴下を履いた足に、SUBUの内側の起毛素材が滑るようです。
ちょっと気をつけつつ歩かないとなと思ったところで、クキっ!
またしてもSUBUが回転してズレてしまいました。
今度は石は踏んでいません。
地面に少し段差があったようです。
そんな不安を持ちつつ、更に歩くとまたも同じ事になってしまいました。
靴下を脱いで裸足になった足なら、滑らないハズ。
裸足の足をSUBUに入れると、これまた気持ち良い(笑)
何とも言えない気持ち良さなんです。
裸足になる事で、感触がより敏感になっているので、さらに柔らかな肌触りが直接足に触れて気持ち良いんです。
これなら大丈夫でしょうと、しばらく動き回っていましたが、その後期待に反して何回かSUBUが回ってしまい、その度に足首がグキっまではいかないクキっとなる事を繰り返してしまいました。
結果、SUBUのサンダルを履くのはやめて、ブーツを履き直す事にしました。
履き心地は、めちゃくちゃ気持ち良かったです。
気温も低い中、足元も暖かくなり、寒さを感じることはありませんでした。
テントへ上がる時に脱いだり履いたりするのも、ブーツよりもかなり楽にできました。
その為、腰や膝への負担はほとんど感じることがありませんでした。
しかし、しかしですよ。
何せサンダルが回っちゃうんです。
もう歩きにくいったらありゃしない。
そうなっちゃう程、度々起こる出来事に、僕の期待が裏切られてしまったような気がしました。
僕が今回レビューして感じたのは、SUBUはキャンプにピッタリという言葉は、丸々信用しちゃダメだと言う事です。
暖かさや履き心地の良さでは、秋キャンプや冬キャンプでも気持ちよく履けるサンダルだと思います。
しかし、キャンプ場の路面ではこのような事が起こるので、履き難いと思います。
この事をインスタでも書いたら、何人かの方が賛同してくれたので、そう思っていた方も多いと思います。
もしキャンプ場でSUBUを履きたいなら、カカトがあるタイプのSUBU ampの方が良いと思います。
しかし、カカトがあるともはやサンダルではないような気もします。
その後、自宅付近のアスファルト上でも履いてみましたが、靴下を履いていため滑りやすかったのか、少し早めに歩きながら曲がり角を進むとキャンプ場と同じようにSUBUが少し回転してしまいました。
暖かく触り心地の良い起毛素材が、少し滑りやすくなっているというデメリットもあるように感じました。
SUBU スペック
材質・アッパー | ナイロン |
材質・裏生地 | ポリエステル(起毛加工) |
材質・ソール | 合成ゴム |
まとめ
SUBUのサンダルをキャンプ場で履いてレビューしてみました。
SUBUのサンダルは、暖かく保温性が高いので、寒い時期のキャンプにピッタリだと、どこで見た記憶があります。
それをそのまま信じたい所ですが、僕にはちょっと合わなかったようです。
靴下を履いていても素足でも、キャンプ場のちょっとした段差でSUBUが90度回転してズレてしまうんです。
その度に少し足首がクキっとなってしまい、SUBUのメリットが半減してしまうように感じました。
高規格のキャンプ場などの補装されたキャンプ場では、もしかしたら気持ちよく履くことができるかも知れません。
しかし地面が真っ平らではない普通のキャンプ場では、しばしば足首を痛めそうになる現象が起こると思います。
もう少し改良されたSUBUの販売を期待してしまいますが、現状では僕はキャンプ場では使いたくないと思います。
しかし履き心地の良さや暖かさ、それに加え値段の安さなどメリットや魅力もあります。
普通のキャンプではなく、グランピングや自宅のベランダなど、地面や床が平な所での使用を僕はおすすめしたいです。
その他アウトドア靴については、こんな記事も書いています。
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