キャンプ中、夜のトイレって怖くないですか?
トイレ自体が怖いのではなくて、そこまで行く夜道が怖いんです。
都会で生活していると夜も明るいのが普通なので、それに慣れてしまっていますよね。
しかし、月明かりが樹々で遮られているようなキャンプ場では、本当に真っ暗で何も見えないんです。
整備されたキャンプ場なら、所々に明かりがありますが、自然の中にあるキャンプ場だと当然目印になるような物も見えないし、そもそも道すら見えない事もあります。
例えば、人混みが少なかった頃の本栖湖にある浩庵キャンプ場、湖畔沿いにサイトが並び大自然を満喫する事ができます。
しかしトイレは、入口の方に1ヶ所。
湖畔沿いに奥の方のサイトにテントを張ってしまうと、明かりも何もない道を数百メートルも歩く事になります。
これが真っ暗過ぎて、LEDライトで照らしても怖いんです。
僕がキャンプに持って行ってトイレに行く時に使うLEDライトって、メインのライトは他で使っているため、明るさは2番目だったり3番目だったりします。
そうなると、明るさもほどほど。
夜道を照らしても、ほどほど。
1〜2メートル先が見えれば良い感じ。
これがスマホのライトだとしても、全体を照らすような明るさはないですよね。
そんな時、皆さんはそれを我慢して使っていますか?
今回紹介するオーライトのWARRIOR X Turboは、そんな怖さを吹き飛ばすぐらい明るいんです。
思わず笑ってしまう程明るいので、何だか夜道も楽しく歩けちゃうんです。
そんなめっちゃ明るいオーライトのWARRIOR X Turboをキャンプで使ってきたのでレビューしたいと思います。
目次
OLIGHT(オーライト)WARRIOR X Turboをレビュー
オーライトとは?
OLIGHT(オーライト)の懐中電灯と急に言われても、良く分からないよという人もいると思います。
そんな僕も、「オーライト??」と、全く知りませんでした。
でもTwitterなど調べてみると、サバイバルゲームを楽しむ方から、一般の方まで幅広く知られている会社のようです。
サバイバルゲームなら、ガン(ピストル)に取り付ける事が出来るタイプのライトがあったり、凄く小さくて携帯に便利な懐中電灯があったりするんです。
しかも、どれも明るいのが特徴的なようで、Amazonなどのレビューを見ると軒並み評価が高いんです。
調べてみると、オーライトは、2007年に深センで設立された会社のようです。
2008年にはタクティカルライトを販売し始め、2012年にはベットライトも手がけるようになりました。
その後、2015年にウェポンライトを開発し、販売を開始しています。
その辺りから各国に支社を設け、世界的に販売の手を広げ始めているようです。
現在では、100ヵ国の国や地域で販売をしていますが、日本にはまだ支社はないようです。
しかし、公式サイトで購入すれば、30日間返品返金可能で5年間保証があるので、安心して購入することができます。
公式サイトではイベントやセールなどが多々行われていて、お得に購入できることも多いです。
来年には日本支社ができるようなので、そうなるとアフターサービスも素早く行えるようになり、より便利に使うことができそうです。
このようにオーライトは、懐中電灯の他に、ヘッドライト、ウェポンライト、ペンライト、自転車ライトやアクセサリーなどを扱っている会社です。
だから、ちょっと怪しく思う他の中国製品とは少し違いがありますよね。
WARRIOR X Turbo
WARRIOR X Turboは、強力なタクティカルフラッシュライトです。
WARRIOR Xにはいくつか種類があり、WARRIOR X、WARRIOR X PRO、WARRIOR X Turboなどがあります。
WARRIOR X PROは、PROと名前が付くぐらいなので、普通のWARRIOR Xよりも明るくなったりと性能的に進化したモデルです。
WARRIOR X Turboは、特に進化版とは書かれていません。
Amazonでみると、WARRIOR Xは2018年の12月ぐらいに販売され始め、WARRIOR X PROは2020年4月ぐらい販売開始、WARRIOR X Turboは2020年8月に販売されています。
まずWARRIOR X PROが、WARRIOR Xから何が進化したのかと言うと、まず明るさです。
WARRIOR Xでは最大2000ルーメンで560メートルの射程だったのに対し、WARRIOR X PROでは最大2250ルーメンで射程が600メートルに伸びています。
そうですよね、2000ルーメンて言われても数字が大き過ぎて、いまいちピンときませんよね。
例えば、キャンプギアで見てみると、コールマンのクアッドマルチパネルランタンで約800ルーメン。
出典:Amazon
ルーメナープラスで約1800ルーメン、今人気の高いGoalZeroのLIGHTHOUSE micro FLASHで最大150ルーメンなので、光の指向性は違いますが数値的にはWARRIOR Xの2000ルーメンはかなり明るそうです。
そしてその進化型のWARRIOR X PROは、2250ルーメンと更に明るいんです。
ところがWARRIOR X Turboは、明るさが1000ルーメンと、他の2機種に比べると暗いような気がします。
他の2機種が明る過ぎるという事もありますが、ルーメナープラスに比べても少し物足りない気もしちゃいます。
しかし不思議なことに、射程が1000メートルと、明るさは劣っているのに、他の2機種よりも距離が長いんです。
無知な僕では、明るい方が射程距離も伸びるような気がしてしまいますが、どうやら違うようですね。
照射強度という数値があり、WARRIOR X PROでは90000cdですが、WARRIOR X Turboでは250000cdとなっています。
仕組みは分かりませんが、この数値が高いWARRIOR X Turboの方が、照射距離も長いようです。
ちょっと問い合わせをしてみたら
「ライトの照射距離と明るさは比例するものではありません。ルーメンが同じでもレンズを替える事で、拡散する光を真ん中に集め照射距離は伸ばす事が出来ます」
と、回答を頂きました。
そう言われれば、確かにその通りですよね。
次にバッテリー容量です。
WARRIOR Xでは、3000mAhだったのに対しWARRIOR X PROでは5000mAhに引き上げられています。
それによりバッテリー持続時間が最大4.7時間だったものが最大8時間になっています。
WARRIOR X Turboでは、バッテリー容量が5000mAhでWARRIOR X PROと同じですが、明るさを抑えている為か、バッテリーの持続時間は最大12.5時間とメチャクチャ長くなっています。
また、WARRIOR X Turboには、使用中に電池残量が減ってくると振動して知らせてくれる機能があるので、それもちょっと嬉しいです。
電池残量が20%以下になると5分毎に1回振動し、10%を切ると1分間に2回振動、5%以下になると10秒毎に3回振動します。
僕の知っている懐中電灯では、こんな機能は無かったので、その進化にびっくりです。
キャンプなどの用途で使う場合には、確かに振動し過ぎな気もします。
もともとタクティカルライトなので、警備員さんや狩猟や射撃をする人に向けて作られていると思うので、その方達はバッテリーが切れてしまうと凄く困ると思います。
なので、このぐらいお知らせしてくれた方が良いのかなとも考えてしまいます。
開封
オーライトのWARRIOR X Turboは、思いの外しっかりとした化粧箱に入っていました。
開け方は横から開く感じで、マグネットで固定出来るようになっています。
まるでJBLのスピーカーの箱のように、ちょっと高級感があります。
外側の蓋を開けると、中には黄色い仕切りがあり、英語と図でクイックスタートガイドのような事が書かれています。
黄色の仕切りを開けると、ポーチに入ったWARRIOR X Turboの本体が出てきます。
ポーチと言っても、警備員さんが腰ベルトにしているようなデザインをした物でした。
裏側は、ベルクロで固定できるようになっていたので、想像通りベルトに通して使うものかなと思います。
WARRIOR X Turbo本体を取り出すには、ポーチのホックを外して、上に引っ張り出します。
他の付属品は、充電用のケーブルとストラップ、シリコンタクティカルリング、取扱説明書でした。
懐中電灯なので、余分な物はあれこれ付いていなく、付属品もシンプルな感じです。
WARRIOR X Turboの外観
今回のWARRIOR X Turboは、ブラックカラーで表面は少し光沢があり高級感があります。
素材には、アルミニウム合金を使用しているので、耐久性も高いようです。
衝撃試験では、1.5メートルの高さから落としても耐えられると結果がでています。
デザイン的には、ヘッド部分が大きくなっていて、昔ながらの懐中電灯を連想させます。
黄色いシートを剥がして、ライト部分を覗いてみます。
昔の懐中電灯は豆電球が付いていましたが、LEDになっていたので、スッキリし過ぎていて僕的にはちょっと違和感もありました。
ベゼルはブルーに縁取られ、少し凸凹の感じがカッコ良いです。
本体の手で持つ柄の部分は、ギザギザに細かく凹凸があるデザインです。
これは滑り止めにもなっているんだと思います。
そしてクリップがあり、ベルトなどに引っ掛けられるようになっています。
テール部分はスイッチになっていて、指で押し込むことでライトが点灯します。
それと同時にに、充電用のケーブルの接続箇所でもあります。
充電ケーブルの先端がマグネット式になっていて、本体のテール部分にカチッと貼り付く感じで接続する事ができます。
このマグネットがなかなか強力なので、不安定な場所でも充電する事が出来ると思います。
このテール部分はネジ式になっていて、回すことによりキャップが外れて中の充電池を確認する事ができます。
初めて使う時には、絶縁体が付いているので取り外します。
そして、付属品にあったシリコンタクティカルリングも、この時に取り付ける事ができます。
元々付いているステンレスのタクティカルリングを取り外し、シリコンタクティカルリングを代わりに取り付けると。。。
多分、手に持った感じや手への当たり方などが変わってくると思うので、職業や使い方によってはシリコンタクティカルリングの方が良いのかなと思います。
i5T EOS 小型ライト
ついでに、同社のi5T EOSという小型ライトと大きさを比較してみます。
i5T EOSは、長さ95×幅17.8×高さ17.8mmと手のひらに収まる小型サイズです。
i5T EOSの明るさは、最大300ルーメン。
最大照射距離は60メートルとなっています。
明るさでいうならGoalZeroのLIGHTHOUSE micro FLASHよりも明るいんです。
WARRIOR Xシリーズとは違って、電源には単三電池を使用しています。
最長で約20時間使えるようです。
WARRIOR X Turboと並べて置いてみると、その大きさは全く違います。
WARRIOR X Turboが大きいのではなくて、i5T EOSがコンパクトなんです。
ちなみに、ベアボーンズリビングのビーコンライトLEDと並べてみると、こんな感じでした。
i5T EOSは筒状のライトなので、比較するものではないかも知れませんが、大きさはかなり小さいのが分かると思います。
キャンプ場でWARRIOR X Turboを使ってきた
WARRIOR X Turboを、キャンプ場で使ってきました。
まずは足元を照らしてみると、
思わず声がでてしまったほど明るく感じました。
ルーメン的には1100と超明るいって事では無いけど、実際に足元をら照らしてみたら凄く明るいんです。
電源スイッチを入れた瞬間、暗闇から急に明るくなるので、一瞬目が眩んでしまいました。
WARRIOR X Turboは照射距離が1000メートルですが、今回のキャンプでは平日ながら少し人がいたので、あまり遠くを照らす事はできませんでした。
50〜70メートルぐらい離れた樹々に向けると、もちろん明るく照らしてくれます。
空に向けてみると、レーザー光線のように光の道ができました。
WARRIOR X Turboは、実はHightモードとLowモードの2段階に明るさを変えることができます。
Highモードは今まで紹介したように1100ルーメンの明るさ、Lowモードでは150ルーメンとなっています。
※Lowモード
Lowモードは、テールにあるスイッチを軽く押し込みます。
すると全く音もせずに、ライトが点灯します。
※Highモード
Highモードは、スイッチを強く押し込み「カチッ」と音がします。
足元を照らす分には、どちらも凄く明るく感じました。
ただやっぱりHighモードの方が、暗闇との境がハッキリと分かるし、使っていても楽しく感じました。
WARRIOR X Turboを使ってトイレに行ったのですが、本当に明るくて足元は昼間のようにしっかりと視認することができました。
しかしキャンプ場では明る過ぎて、ライトを上に向けると他の人の迷惑になってしまうんじゃ無いかと気を使ってしまう程です。
なので、テントの近くを通る時は、ライトは常に足元を照らすだけでした。
キャンプ場では、WARRIOR X Turboの照射距離はあまり必要ないかも知れませんが、明るさは想像以上で良かったです。
※i5T EOS Lowモード
ちなみに、サイズを比べたコンパクトサイズのi5T EOSもライトを点けてみました。
足元を照らしてみたらかなり暗く感じました。
ところがi5T EOSもモードが2つあり、上の写真はLowモードで15ルーメンだったようです。
※i5T EOS Highモード
もう一度テールのスイッチを押してHighモードにすれば、明るく地面を照らしてくれました。
ただやっぱりWARRIOR X Turboと比較しちゃうと物足りないような気もします。
このi5T EOSは、携帯できるサイズ感が魅力的なので、バッグやポケットに忍ばせておくと、いざという時に使えて良いと思います。
OLIGHT(オーライト)WARRIOR X Turbo スペック
サイズ | 長さ157・ヘッド直径58・ボディー直径26.2mm |
明るさ | 1100ルーメン |
輝度(約) | 250000-32400カンデラ |
重量 | 294g(電池含む) |
電池 | OLIGHT専用5000mAh 21700電池 |
防水レベル | IPX8 |
落下耐久 | 1.5m |
素材 | 航空機級アルミ合金製//LED: CREE XHP35.2 |
動画で明るさチェック
キャンプ場で実際に使った様子を動画にしました。
ただ明るさをチェックしただけの短い動画ですが、WARRIOR X Turboとi5T EOSの明るさが分かると思います。
動画は限定公開になっています。
まとめ
OLIGHT(オーライト)のWARRIOR X Turboという懐中電灯をキャンプで使ってみました。
普段、キャンプの夜にトイレや炊事場に行く時、僕は自分の持っているライトのランキングで2位か3位の明るさの物を使っています。(1位はメインとして使っているため)
そうすると、やっぱりそのまで明るくないんです。
そして明るさがあるランタンタイプのLEDライトだと、光が周囲に拡散してしまって、特に照らしたいところをしっかりと照らす事ができません。
スマホのライトでも、何とか足元は確認する事が出来ますが、所々見えない事もあります。
懐中電灯は、今までキャンプ場で使った事はないのですが、予想以上に便利に使えました。
それは1方向に光が照射し、しっかりと明るく照らしてくれるので、足元も地面もその周囲もしっかりと昼間のように視認する事ができたからです。
WARRIOR X Turboの売りは、照射距離が長いこと。
しかし人が多いキャンプ場では、あまり活躍出来ないかも。
でも、僕が行くような完全ソロキャンプなら、誰もいないという恐怖と不安がある中で、こんなに遠くまで照らす事ができる懐中電灯はありがたいと思います。
明る過ぎて恐怖心が無くなってしまうのもちょっと寂しいですが、このオーライトのWARRIOR X Turboは、真っ暗なキャンプでは大活躍するハズです。
キャンプに懐中電灯、そして防災用品としても、この明るさはめちゃくちゃおすすめできます。
デザインがもうちょっとレトロな雰囲気があれば、僕的には最高です。
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