キャンプに行った時は、ランタンで暗くなった食卓を照らしたいですよね。
例えば、メインランタンでサイトを煌々と照らしていても、その明かりがテーブルの上まで届かないなんてこともあります。
テーブルから離れたところにメインランタンを設置してしまうと、夕飯が並んだテーブルの上まで照らしきれない時があります。
そんな時には、テーブルの上を照らしつつ、雰囲気作りにも一役買うテーブルランタンがおすすめです。
メチャクチャ明るいランタンやランプでなくても、優しいその明かりだけで、料理を照らすことができるし手元も確認できるから安心です。
更に、食事が終わった後も雰囲気を保ち続けることができ、キャンプの夜をムーディーにしてくれるんです。
キャンプの夜にテーブルの上を照らしてくれるテーブルランタンに、オイルランプやオイルランタンがおすすめです。
今回は、テーブルランタンに使うオイルランプやオイルランタンのメリットデメリットも併せて紹介したいと思います。
キャンプのテーブルランタンはオイルランプで大丈夫?
テーブルランタンの役割
キャンプで使うテーブルランタンは、キャンプにプラスアルファをもたらしてくれるアイテムです。
メインランタンにガソリンランタンやガスランタンを使っている方にとって、別の燃料を使用するオイルランタンやオイルランプは、少し手間が増えてしまい邪魔にも感じるかも知れません。
ガソリンランタンやガスランタンは、燃料の燃焼の音や、炎のゆらめきなどにより、それだけで雰囲気作りができます。
またそれ1つあれば、夕食時にはテーブルの近くに設置するなどすれば、日が沈んだ後にテーブルの上が見えなくなることも改善することができますよね。
LEDランタンをメインとして使っていても同様の事が言えますが、LEDランタンってちょっと雰囲気が足りないように思えませんか?
確かに明るいし、取り扱いが簡単。移動させるのも、周囲を照らすのも手間は少ないはず。
でも、雰囲気が足りないんです。
しかし、オイルを使ったテーブルランタンがあれば、雰囲気はバッチリ。
優しく揺らめく炎が、ロマンチックな雰囲気を演出してくれるし、明るすぎない光量がどこか儚げでノスタルジックな気分にさせてくれます。
オイルランタンやオイルランプではなくても、ガスを使ったランプもあります。
これも炎が揺らめく優しいランプなので、オイルを燃料にしたランタンやランプと同じようにおすすめです。
キャンプのテーブランタンの役割は、ただテーブルの上を照らすだけでははく、雰囲気作りにも役立つんです。
オイルランタンやオイルランプの明るさ
ガソリンランタンやガスランタンで照らした雰囲気の良い食卓を、LEDランタンの機械的な光とは全く違った雰囲気にしてくれます。
キャンプは効率的に進めたい、または機能的に優れたものを使って快適に過ごしたいという考えもあるかも知れません。
しかし手間がかかるような物が、意外といい感じで使えるというのがキャンプです。
オイルランタンやオイルランプ、またはガスランプもその1つだと思います。
決して明るいとは言い難いですが、その優しい炎でテーブルの上の料理やコップなどを認識出来る程度に照らしてくれます。
オイルランタンやオイルランプなどのテーブルランタンと言われるものは、決して明るくは無いのですが、優しい自然な炎で心が和みます。
上記の写真は、ガスを使ったテーブルランタンですが、テーブル上を煌々と照らすといった感じではありません。
光源の位置がそれほど高くないというのもその要因で、テーブルの上に並んだ料理を上から照らすことができないため、料理全体を把握することはできないんです。
スノーピークのリトルランプ ノクターンも、コンパクトサイズのテーブルランタンで、同様にほのかに照らすような感じです。
光源に位置も低く、明るさも同程度。
そしてオイルを燃料にしたスタガーのオイルランプも同じく、テーブル上全てを照らすことはできないんです。
テーブルの上に複数個並べれば、それだけ明るくなりますが、ただ照らすだけの目的なら、ランタンスタンドを使ってLEDランタンを吊り下げた方が明るくなります。
テーブルランタンの目的は、明るく照らすことではなく、やっぱり雰囲気作りだと思います。
少し大きめのオイルランタンにデイツのがあります。
これは多少光源の位置が高くなりますが、明るさでいえばほとんど同じような感じです。
メインランタンとしては少し暗いので、テーブルやラックの上に置いて、ちょっと周囲を照らしつつ雰囲気を出すために使うのがおすすめです。
テーブルランタンのメリットデメリット
メリット
- テーブルの上を照らしてくれる
- ロマンチックな雰囲気作りをしてくれる
- 真っ暗な食卓から少し明るい食卓になる
- メインランタンをテーブルの近くに移動させなくても良い
- 揺らめく炎がリラックス効果を生む
デメリット
- テーブル全体は照らせない
- メインランタンを燃料が別に用意する必要がある
- ガスランプは寒い環境下では影響を受けるかも
- オイルランタンは移動中に溢れてしまうこともある
- 専用ケースがないものもある
- 思わずホヤの上に手を出すと熱くてやけどしそうになる
キャンプのテーブルランタンにおすすめのランプ
フュアーハンド ランタン 276 ジンク
出典:Amazon
本来ならペトロマックスのハリケーンランタンが人気が高くおすすめしたかったのですが、2015年に惜しまれつつ廃盤になってしまっています。
そのあとを継ぐようなオイルランタンには、フュアーハンドのオイルランタンとデイツのオイルランタンの2つがあると思います。
フュアーハンドのオイルランタンは、フュアーハンド社が販売しています。
フュアーハンド社は、1893年にドイツで誕生したブランドです。
機能性が高く、使用しているSUPRAX製の耐熱ガラスの風防は、極寒地や風雨に強くできています。
ドイツ軍でも正式採用されたランタンなんです。
色はマットシルバーで渋い感じ。
燃焼時間も灯油使用時で20時間と、かなり良いです。
フュアーハンド ランタン 276 ジンク スペック
サイズ | 15cm×26cm |
重量 | 480g |
タンク容量 | 340ml |
燃焼時間 | 20時間以上 |
明るさ | 7カンデラ |
DIETZ(デイツ) ハリケーンランタン #78
出典:Amazon
ニューヨークで、1840年に創業したR.E.DIETZ社製のオイルランタンです。
現在はアメリカではなく、中国工場で生産をしています。
そこが気になっちゃう人もいるかもしれませんが、性能としてはドイツ製のフュアーハンドランタンとほぼ同じです。
サイズは『フュアーハンドランタン 276 ジンク』より0.5cm大きく約26.5cm。
タンク容量は『フュアーハンドランタン 276 ジンク』と同じ340mlで、大容量です。
デイツのランタンはいくつか種類がありますが、デイツ 78 がサイズ的にも良いと思います。
もう少し明るい『デイツ 30』になると、明るさも燃焼時間も伸びますが、金メッキのあるモデルが今は購入できません。
デイツは人気があるので、少し前までは、入荷したらすぐに売り切れてしまう感じでした。
転売もされていたので、その人気が伺い知れます。
また欲しいカラーがいつの間にか販売が終わってたなんてこともあります。
なので、欲しいカラーのデイツのランタンが入荷されたら、なるべく早く購入しておくのがおすすめです。
DIETZ(デイツ) ハリケーンランタン #78 スペック
サイズ | 15×26.5cm |
重量 | 0.5kg |
タンク容量 | 340ml |
燃焼時間 | 20時間 |
明るさ | 7カンデラ |
STAGAR(スタガー)ミニアンティークランプ LOWタイプ ダイヤモンドカット型
出典:Amazon
周りを見渡すと、みんな同じようにハリケーンランタンを使っている・・・。
みんなとはちょっと違うのが良い!と、お考えの方におすすめなのが、スタガー社のオイルランプです。
ポーランドのオイルランプ工房「Stagar(スタガー)」社製のオイルランプは、おしゃれで良い感じです。
特にアンティークシリーズのダイヤモンドカット型のもの。
レトロな感じが、コールマンの『ルミエールランタン』に似ていますが、こちらの方がコンパクトです。
燃焼時間が、約16時間と性能もいいです。
色はターコイズ、レッド、アンバーの3色です。
値段も安いので、全部集めたくなっちゃいます。
僕も思わず、ポチっちゃいました・・・。
スタガー ミニアンティークランプ スペック
商品名 | ミニアンティークランプ LOWタイプ ダイヤモンドカット型 |
サイズ | φ65×H11.5cm |
容量(8分目量) | 約80ml |
燃焼時間 | 約16時間 |
スタガーのオイルランプをレビューしました。
スノーピーク リトルランプノクターン
出典:楽天
キャンプのテーブルランタンの火付け役かも知れないのは、スノーピークのリトルランプノクターンです。
発売当初は、入荷したらすぐに売り切れてしまう感じでした。
転売もされていたので、なかなか手に入れることができなかったです。
リトルランプノクターンは、円筒形のガラスホヤのガスランプです。
ガスを燃料に燃焼しますが、その明かりはロウソクのような感じ。
ガスだからといって、メチャクチャ明るくなるものではありません。
点火は円筒形のガラスホヤの下の部分から、ライターやマッチの火を差し込んで火を付ける感じ。
円筒形のホヤの上部は空洞になっているので、手をかざすと凄く熱いです。
テーブルラタンとして使っていると、思わすそこに手が行ってしまうことがあるんです。
なので、たまにヤケドしそうなくらい熱さを感じることもあります。
スノーピーク リトルランプノクターン スペック
サイズ | 42×40×105(h)mm |
重量 | 102g |
材質 | アルミニウム合金、ブラス、ゴム、ガラス、ステンレス鋼 |
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス)エジソン ランタン
ミニマルワークスのエジソンランタンも、ガスを燃料にしたランプです。
使った感じは、スノーピークのリトルランプノクターンとほぼ同じような感じです。
ミニマルワークスのエジソンランタンがいいのは、可愛らしいデザインです。
ガラスおホヤは、レトロな電球のようなデザインをしているので、テーブルの上に置いておくだけでおしゃれ。
しかもそれは、1つ1つ職人の手作業で制作されているので高品質。
おしゃれなのはそれだけではなく、収納ケースが木製の化粧箱になっているので高級感も感じることができます。
また小さい110gのOD缶では、15時間使用できるというのもポイントです。
環境によっても差は出ると思いますが、そこそこ長持ちするのもいいと思います。
ちょっと人と違ったテーブルランプに、ミニマルワークスのエジソンランタンもおすすめです。
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス)エジソン ランタン スペック
サイズ | 50x50x125mm |
重量 | 本体82g / ガラス30~51g |
材質 | ステンレスチール、亜鉛、アルミニウム、合金、ゴム、ガラス |
使用時間 | 110g 15時間、230g 31時間、450g 61時間 |
まとめ
キャンプの夜を演出するためには、テーブルランタンなどの明りはとても重要な物だと思います。
僕的には、機械的な明かりより自然な明かりの方が雰囲気がでて好きなんです。
キャンプの夜の暗闇の中で、テーブルの上に並んだ料理をしっかりと照らすのは、そこそこ明るい必要があります。
しかしテーブルランタンで使うオイルランプやガスランプには、そこまでの光量はありません。
でも、雰囲気を作るためとしたら、これ以上ないというほどいいアイテムだと思います。
雰囲気重視なら、外見がおしゃれなものを選びましょう。
明るさ的には、大きく差はないと思います。
オイルランタン以外は、基本的に小さくコンパクトで見た目もおしゃれな物が多いので、どれも集めたくなっていしまいます。
ただ、雰囲気を良くするといったメリット以外に、デメリットも多々あるんです。
それでも、キャンプでの夜の食卓をロマンティックに演出するために、テーブルランタンを用意してみませんか?
オイルランプもガスランプも、どちらもおすすめです。
ホルムガードのオイルランタンもロマンチックです。