明かりがなければ何も見えなくなってしまうような真っ暗になってしまうキャンプでは、周囲や手元を照らすランタンは必須のアイテムですよね。
ほのかな明かりでテント内や食卓を照らしたり、テントのポールなど高い位置にひっかけてキャンプサイト全体を照らす灯りとしても使用するランタンは、必要不可欠です。
昔ながらのガソリンランタンや最近の主流でもあるLEDランタンを、どこに設置したらいいかってちょっと悩ましい問題ですよね。
足元やテーブルなど設置場所が低すぎるとキャンプサイト全体を照らすことはできないし、オイルやガソリンなどの燃料を使用するランタンは、一歩間違えると布製品近などに燃え移ってしまうこともあるかもしれないので注意が必要です。
設置場所によっては事故につながることもあり得るので、何も考えずに設置するのもよくないでしょう。
キャンプ中にランタンを設置するために、便利なアイテムと言えばランタンスタンドですよね。
ランタンスタンドがあれば、そこにランタンを吊り下げておけるので、安心して設置できます。
しかしこのランタンスタンドは、種類がたくさんあってどれを選んでいいいか迷ってしまうのではないでようか。
そこで今回は、ランタンスタンドのメリットとデメリットを理解した上で、選び方とおすすめ商品を紹介したいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2021.8.21に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
キャンプのランタンスタンドのメリット・デメリットと選び方!
ランタンスタンドとは
出典:楽天
キャンプで見たことはあると思いますが、ランタンを吊るして設置するのがランタンスタンドです。
地面に突き刺して使用する一本脚、カメラなどに使用する三脚のように3本の脚を開いて設置する三本脚、テーブルに金具を固定して使用するテーブルランタンスタンドがあります。
最近はブッシュクラフトや100円ショップの素材を使用して、自作してしまう人もいるようです。
ランタンスタンドは暗いキャンプの夜間に、灯りとなるランタンをひっかけておく為のアイテムです。
その他の使い方として、燃料系ランタンの虫を寄せ付ける性質を利用して、テントから離れたところにスタンドと燃料系ランタンを設置し、虫よけとして使用するケースもあります。
また、ランタンを使用しない日中には、洗濯物や荷物を引っ掛けておいたり、食器などを洗って引っ掛けて乾かしておくのに使用する人もいるようです。
ランタンスタンドの種類とそのメリット・デメリットとは
①一本脚タイプ
一本脚タイプは、1本の棒状のランタンスタンドで、見たそのままの1本脚になっているランタンスタンドです。
メリットは地面に突き刺すように打ち込んで使用するため、傾斜している地面でも使用できること。
また、軽くてコンパクトなところもメリットのひとつ。
1本しか脚がないので持ち運びも楽でコンパクトだし、広げた脚がないので近くを通る時足を引っかけて転倒したり、ランタンスタンドがひっくり返るという事故も防げるんです。
脚が1本しかないということは、デメリットにもなります。
地面に打ち込んで固定させるため、しっかり安全に設置するには力も手間もかかります。
打ち込みが甘いと使用中スタンドが倒れてしまったり、強風に弱くなってしまうので注意が必要です。
また、打ち込む時に「カンッ、カンッ」と音が響いてしまいます。
夜間に調整しようとすると、近所迷惑にもなりかねません。
1本脚タイプのデメリット
・打ち込む時に音が響く
・地面が固いと打ち込み難い
・打ち込んだ部分に泥がつく
参考1本脚のランタンスタンドならスノーピークのパイルドライバー?!キャンプで使うならどのランタンスタンドがおすすめ?
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②三本脚タイプ
三本脚タイプは、カメラの三脚のように、脚を開いて固定するランタンスタンドです。
設置作業は開いて置くだけで誰でもできるし、力もいりません。
三本脚で安定感もありますが、事故が心配な場合や風が吹く時は足元にペグを打ち込んで固定できるものを選ぶようにしましょう。
脚が3本あるので全体的に重い商品が多いので、ソロキャンプなどで荷物を減らしたい場合は軽い素材にこだわってみるのもおすすめです。
また、地面が平坦な場合にしか使用できないのもデメリットです。
三本脚タイプのデメリット
・子供や大人でも引っかかる時がある
・ペグで固定すると手間が増える
・比較的平坦な場所でしか使用できない
③テーブルランタンスタンドなど
テーブル周りに灯りが欲しい時はクランプタイプのテーブルランタンスタンドがおすすめです。
テーブルにクランプ状の金具を挟んで使用します。
テーブルランタンスタンドは、持ち運びしやすいのと見た目がオシャレなのがおすすめポイント。
卓上にランタンを置くより広範囲を照らすことができますが、高さがたりないものが多いのでキャンプサイト全体を照らすメインランタンとしては物足りなさを感じてしまうと思います。
他にもアイアン製のものなど、機能性やデザインにこだわったものがたくさんあるのでチェックしてみるのも良いかも知れません。
テーブルランタンスタンドのデメリット
・サイト全体を照らすことはできない
・大きなランタン(燃料系など)は使えない
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ランタンスタンドの選び方
①種類で選ぼう
食事中手元を照らしたいのならテーブルに取り付けるクランプタイプを、キャンプサイト全体を照らすのなら一本脚か三本脚がおすすめです。
特に使い勝手がいいのは足を広げるだけで設置可能な三本脚です。
風が強いようなら脚をペグで固定しましょう。
ソロキャンプなどで荷物を減らしたい場合は、軽くてコンパクトな一本脚を選ぶと良いと思います。
キャンプ場に傾斜がある場合も1本脚がおすすめです。
②スタンドの高さで選ぶ
キャンプサイト全体を照らすには100~230cm程度あると安心。
伸縮性があるものだと状況によって調整できるのでおすすめです。
ポールの固定方法にはスライド式やネジ式、ポールをつぎ足すタイプのものもあります。
③安定感で選ぶ
自然環境で楽しむキャンプでは、急な天候悪化もありえます。
突然の強風であおられて倒れてしまったり、脚をひっかけてしまわないように、安定感があり、地面にペグで固定できるものであればより安心です。
燃料系のランタンは火を使うので、ランタンスタンドが倒れて火事など事故を起こさないよう、より安定していたり、固定できるものを選ぶようにしましょう。
④耐荷重量で選ぶ
いくらランタンスタンドに安定感があっても、引っ掛けるランタンの重さに耐えられなければ意味ありません。
ガスやガソリンなどの燃料を使用するランタンは重めで大体2kgくらい、電池式のランタンは1kgくらいです。
LEDランタンは比較的軽量なタイプが多いので、1kg以内と考えておいても良いかも知れません。
ただコールマンのクアッドマルチパネルランタンとかは、1kg以上あるので注意が必要です。
耐荷重量が多ければ、ランタン以外の荷物や洗濯物などをかけておくことができます。
購入前にランタンを固定する場所や部品もチェックしておくと良いと思います。
引っ掛けたランタンが落下しにくい構造のものだとより安心です。
⑤本体重量で選ぶ
持ち運びやすさを重視すると、つい軽量なものを選んでしまいがち。
しかしあまりに軽量だと、安定感があっても風に当たってバランスを崩したり、引っ掛けたものの重さでランタンスタンドが倒れてしまうこともありえます。
特に1本脚は地面への刺さり具合によって安定性に欠けると言われています。
深く刺せれば問題ないですが、浅く刺しているとグラつくこともあります。
ランタンスタンド本体が大体2㎏くらいあれば倒れにくいですが、より安全に使用するためにはやはり脚を固定するペグがあると良いと思います。
選び方のポイント
①種類で選ぶ
②高さで選ぶ
③安定感で選ぶ
④耐荷重で選ぶ
⑤本体重量で選ぶ
ランタンスタンドのおすすめ商品
一本脚タイプ
UJack(ユージャック) ハンマーランタンスタンド シングルタイプ
出典:楽天
耐荷重量は2~10kgとかなり頼り甲斐があるので、ランタン以外の荷物を吊るすにも安心なランタンスタンドです。
軽いのに錆に強く丈夫で耐久性の高いオールステンレス製。
ステンレスパイプとステンレス棒の3本つなぎにより構成されています240cm。
この最上部であるセンターロッドに最も重量のあるステンレス棒を配置。
最上部を片手で持ちハンマーの要領で上から下に打ち付けると、スタンドの自重で地面に打ち込むことができるんです。
20~30cmほど打ち込んだあと、溶接された蝶ネジで高さを調節してください。
力と手間がかかるランタンスタンドのセッティングが本体ひとつで簡単に行えるのはとても便利ですよ。
UJack(ユージャック) ハンマーランタンスタンド シングルタイプ スペック
詳細
サイズ:113~225cm
収納サイズ:113×5×5cm
重量:1.6kg
素材:ステンレススチール
耐荷重(目安):2~10kg(地面のコンディションによる)
付属品:収納ケース
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snow peak スノーピーク パイルドライバー LT-004
出典:楽天
スノーピークのパイルドライバーも、3本つなぎのスチール製のランタンスタンドです。
地中に潜る外側のスチールパイプを内側の上部から叩くことで、地中に食い込むしかけになっています。
地中に食い込む先端部分は石突が溶接されているのでとても丈夫。
地中に打ち込んだ後は高さをネジで調節しましょう。
snow peak スノーピーク パイルドライバー LT-004 スペック
詳細
サイズ:最大240cm
収納サイズ:110cm
重量:1.7㎏
素材:本体/スチール
付属品:先端保護キャップ
三本脚タイプ
VISIONPEAKS ビジョンピークス 三本脚ランタンスタンド
出典:楽天
ビジョンピークスの三本脚の自立型ランタンスタンドです。
スタンドの足元にペグ打ちすることもできるので、不安定な足場や風がある時も安定して使用することができます。
耐荷重量約3㎏でスチールとアルミニウムを使用しています。
2段階の高さ調節で102cmから最大230cmまで対応することができます。
VISIONPEAKS ビジョンピークス 三本脚ランタンスタンド スペック
詳細
サイズ:約 102~230cm
重量:約 2㎏
素材:アルミニウム・スチール
耐荷重(目安):約 3kg
付属品:収納ケース
VASTLAND ランタンスタンド
出典:楽天
VASTLANDのランタンスタンドは、軽くて錆に強いアルミと強度の高いスチールを使用した、便利なWフック型の三本脚ランタンスタンドです。
開き方の幅が調節可能な3本の脚は下方でペグ打ちして固定することも可能。
支柱をねじって4段階で高さを調節することができます。
VASTLAND ランタンスタンド スペック
詳細
サイズ:約 75~215cm
収納サイズ:約 81cm
重量:1.8㎏
素材:本体/アルミ、スタンド/スチール
耐荷重(目安):約2㎏
付属品:螺旋ペグ×3本、収納バッグ
その他のタイプ
ALDEBARAN アルデバラン ランタンスタンド EDGE STAND
出典:Yahoo!ショッピング
エッジスタンドは、厚み33mm幅まで対応可能な、ネジで締めて固定するタイプの人気のテーブルランタンスタンドです。
収納袋付きで軽量・コンパクトに持ち運んで使用することができます。
オプションパーツがあれば地面にペグを打ち込んで固定させることもできます。
ポールの途中にテーブルを設置できたり、クランプでテーブルに傷がつかないようにするプレートなど、他のガレージショップ等からパーツが豊富に販売されているのもポイントが高いです。
耐荷重量は1kgまでとやや軽めなので、電池式のランタンやLEDランタンで使用するのがおすすめです。
ALDEBARAN アルデバラン ランタンスタンド EDGE STAND スペック
詳細
サイズ:90cm
収納サイズ:30x5cm
重量:220g
耐荷重(目安):1Kg
付属品:収納袋
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AND・DECO 2WAYランタンスタンド
出典:Yahoo!ショッピング
アンドデコのシンプルで落ち着いた形のランタンスタンドです。
地面に突き刺して使用する一本脚と、テーブルなどに挟んで使用するクランプタイプのテーブルランタンスタンドで必要に応じて使い分けることができる2WAY型というのが最大の特徴です。
高さは52cmから最大145.5cmまで4段階で調節して使用することができ、収納時は小さくまとめることができます。
フレームには軽量なアルミ合金の中でもトップクラスの強度を持つ超々ジュラルミンを使用。
地面に突き刺すペグ部分には錆びにくく高強度のスチールを採用しています。
ランタンスタンドに2つのものを吊り下げられるWフックは、ユーザーにとってとても便利な設計だと思います。
AND・DECO 2WAYランタンスタンド スペック
詳細
サイズ:幅12×奥行き12×高さ145.5cm
収納サイズ:幅7×奥行き4.7×高さ34cm
重量:約 0.55kg
素材:アルミニウム合金、スチール
耐荷重(目安):約 2kg
付属品:収納袋
まとめ
ランタンスタンドはランタンを吊るして固定するためのスタンドです。
ランタンはテントのポールなどに吊るしておくこともできますが、やはりスタンドに吊るしておいた方が使い勝手が良く便利です。
好きな場所に設置できるし、移動させることもできます。
また、ガスやガソリンといった火を使うランタンを使うときは、テントなど燃えやすいものの近くに設置するのは危険です。
火事などの事故を防ぐためにも、ランタンスタンドに吊るしてテントなどから離して設置した方がより安全です。
燃料系ランタンは虫を呼び寄せてしまうので、テントから離れたところにランタンスタンドとランタンを設置し、虫よけにするといった使い方もできます。
種類は地面に突き刺して固定する一本脚、三脚のように足を広げて固定する三本脚、テーブルに固定するクランプ式のテーブルランタンスタンドなどがあります。
メインランタンとしてキャンプサイト全体を照らすなら一本脚か三本脚、サブランタンとしてならクランプ式のテーブルランタンスタンドがおすすめ。
メインランタンのランタンスタンドなら、100~230cmまでの伸縮可能なものがおすすめです。
お洒落なデザイン、機能的なもの、様々な商品が出ているので、是非チェックしてみて下さい。
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