コールマンのヒーリングチェアは、長い間の定番商品ですよね。
スッポリと包み込まれるような座り心地は、まるでハンモックのよう。
それなのに、丈夫でコンパクトという優れもの。
そんな事から、ビギナーキャンパーさんからベテランキャンパーさんまで幅広い支持を集めてきた商品。
リーズナブルな値段と豊富なバリエーション、絶妙な座り心地の良さで多くのキャンパーを魅了してきたヒーリングチェアなんですが、折りたたみ式のキャンプチェアとしては収納時のサイズがやや大きめなところが玉に瑕とも言われていたりもします。
それらのちょっとしたウィークポイントを改良し、ヒーリングチェアは昨年より使いやすく生まれ変わったことでも話題になったんです。
そこで今回は、コールマンのヒーリングチェアについて詳しく掘り下げて各バリエーションの特徴などを分かりやすく紹介してみたいと思います。
目次
コールマンのヒーリングチェアとは?
出典:楽天
ヒーリングチェアはコールマンの定番商品の1つ。
まるで包み込まれるかのような座り心地や、リーズナブルな価格、そして丈夫さがウリ。
さらに、サッと開いて座われて、サッと閉じて片付けることができるというお手軽さからも人気を集めてます。
その名の通り、コールマンのヒーリングチェアは多くのキャンパーさんへ癒しの時間を提供してきたキャンプチェアなんです。
ヒーリングチェア 5つのおすすめポイント
①包み込まれるような座り心地はまるでハンモック
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腰全体をすっぽりと包み込む深い座面が、コールマンのヒーリングチェアの最大の魅力。
この深い座面にゆったりと腰を預けるだけで、まるでハンモックにでも揺られ包み込まれているような感覚になるようです。
ふわふわとしたボア素材のシートなら、秋冬の冷え込む時期のキャンプでも、温もりに包まれて過ごすことができるんです。
②スッキリ収納で持ち歩きもしやすい
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ヒーリングチェアは、バックレストを折り畳む収束型になり、コンパクトに収納できるようになりました。
シートを取り付けたままパッと開けばすぐ座れ、帰る時はそのままパッと閉じてしまえばお片付け完了。
この手軽さもヒーリングチェアの大きな魅力の1つ。
いまだ人気のチェアリングにも、コールマンのヒーリングチェアはおすすめです。
③取り外し可能なシートと収納力抜群なポケット
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ヒーリングチェアのシートは取り外し可能です。
ボトルやスマートフォンなどが入るメッシュのサイドポケット付。
このポケットは裏側にも隠しポケットがあり、そこにはストラップ付き専用袋をしまっておくことも可能。
荷物が多いキャンプで専用袋を失くす事を防げるので、かなり便利で使い勝手が良いはず。
④コンパクトなのに丈夫
ヒーリングチェアの耐荷重量は約100kg。
フレームにスチールを使用することによる、丈夫な作りもヒーリングチェアの魅力の1つ。
体重を預けてリラックスして座るので、頑丈さは何よりも重要な要素といえるのではないでしょうか。
⑤選べるタイプと今後への期待
ヒーリングチェアは現在、シートがボア素材の仕様のものが販売されています。
また、チェアの形は2種類登場中。
ロースタイルのリラックスチェアと、頭まですっぽりと預けられるハイバックチェアタイプです。
シートがボアのタイプはホワイトとグリーンの2色。
また、今後春夏に向けてお尻や背中が蒸れないタイプも販売予定となっています。
ポリエステルの薄手の素材や、メッシュ素材にシートが変更され、価格も少し下がっているようです。
ボアはちょっとな・・・と二の足を踏んでいるキャンパーさんは、少し待ってみるのも手かもしれません。
ヒーリングチェアは2023年にリニューアルされた?
このコールマンの定番チェアのヒーリングチェアなんですが、実は2023年にリニューアルされ、名前が変わっています。
これまでは「ヒーリングチェア」と呼ばれていた従来のヒーリングチェアですが、現在の正式名称は「ヒーリングチェアHX」となっています。
一見しただけでは違いがわかりにくいので、ここでは従来品と改良品のスペック比較をしてみたいと思います。
ヒーリングチェア
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使用時のサイズは約57×58×76(h)cm、収納時のサイズは約19×11×90(h)cm。
重量は約2.5kgです。
シートの材質はポリエステル、フレームはスチール製。
座った時すっぽりとハンモックに覆われているような感覚になるほど大きな座面は、幅が約45cm、座面高は約36cmあります。
スチール製でかなり丈夫な作りとなっているため、耐荷重は約80kgまで。
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背面に大きなポケットがあり、付属の専用収納ケースをしまったり、ブランケットを片付けておくこともできます。
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これはメリットでありデメリットでもあるのですが、組み立てと片付けが楽ちんな分、収納時の大きさはやや大きめで車移動のキャンパーさんにおすすめとされていました。
コールマンのヒーリングチェアはとても人気で有名な製品なので、各種メーカーやファッションブランドとのコラボ品も多く、カラーバリエーションや別売りのカバーも多数用意されてあり選ぶ楽しみがありました。
- サイズ:約57×58×76(h)cm
- 収納時サイズ:約19×11×90(h)cm
- 重量:約2.5kg
- シート材質:ポリエステル
- フレーム材質:スチール製
- 座面高:約36cm
- 耐荷重:約80kgまで
ヒーリングチェアNX
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こちらが2023年に登場した新バージョン。
コンパクトに収納できる収束型のロースタイルチェアであることは変わりません。
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まず大きな違いは、シートに秋冬向けの暖かいボアを使用したこと。
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背面ポケットがなくなった代わりに、ボトルやスマホを収納しておけるサイドポケットを配置。
このポケットは、裏側にも隠しポケットがあります。
使用時サイズは約53×63×76(h)cm、収納時サイズは約25×14×65(h)cmと収納時のサイズが小さくなったことと並行して使用時のサイズにも多少の変更が加わりました。
重量は約2.5kgと変更なし。
シートの材質はポリエステル、フレームはスチール製。
出典:楽天
今後春夏向けにメッシュ素材や涼しい仕様の薄手のシートのヒーリングチェアNXの発売が決定しています。
座面幅は約45cmと変更なしですが、座面高は約41cmとやや高くなっています。
耐荷重量は約100kgと20kg増えたので、体格が良くて諦めていた方も新バージョンならワンチャンあるかも!?
ボアを採用した新バージョンの付属品は、収納ケースと変更なしです。
そして、現在のカラーバリエーションは、グリーンとホワイトのみとなっています。
今後メッシュ素材や別の薄手のポリエステル素材のヒーリングチェアNXが発売されると、ベージュ、グレージュ、オリーブの3色が増えることとなります。
以前のヒーリングチェアにはシートのみの別売りもあったので、今後のヒーリングチェアNXの周辺アイテムの販売展開も期待したいところですよね。
- サイズ:約53×63×76(h)cm
- 収納時サイズ:約25×14×65(h)cm
- 重量:約2.5kg
- シート材質:ポリエステル
- フレーム材質:スチール製
- 座面高は約41cm
- 耐荷重:約100kgまで
ヒーリングチェアNXとヒーリングチェアNX HBの違いについて
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次に気になるのはヒーリングチェアNXと、ヒーリングチェアNX HBの違いについてですよね。
ヒーリングチェアNXには、ヒーリングチェアNX HBという別バージョンが登場しているんです。
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こちらも2023年のリニューアルに併せて登場した新しいヒーリングチェアです。
一目見て分かるのが、従来のヒーリングチェアと大きく形が違っています。
のんびり過ごせるロースタイルのチェアであることは変わらないのですが、その形が頭までゆったりと預けられるリラックススタイルのハイバックチェアになったんです。
シートは取り外し可能で、NXと同じくハンギングポケットが採用されています。
今回の登場時にはグリーンとホワイトのボア素材がシートに採用されていますが、こちらもNXと同じく涼しげなメッシュ素材や薄手のポリエステル素材での発売も決定しています。
コンパクトに収納できる収束型で、使用時サイズは約53×63×95(h)cm、収納時のサイズは約25×14×65(h)cm。
重量は約2.8kgとなっています。
シートとフレームの材質は、NXから変更なしでポリエステルとスチールが採用。
座面幅は約45cm、座面高は約41cm。
耐荷重は変更なしの約100kg、付属品も変更なしで収納ケースがついています。
どちらがおすすめかといえば、正直なところもう座り心地やデザインの好みで選んだ方がよいかと思います。
ヒーリングチェアNXの方が多少安いということもチェックしておきましょう。
- サイズ:約53×63×95(h)cm
- 収納時サイズ:約25×14×65(h)cm
- 重量:約2.8kg
- 座面高:約41cm
- シート材質:ポリエステル
- フレーム材質:スチール
- 耐荷重:約100kg
ヒーリングチェアはどんな人におすすめ?
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①キャンプ初心者におすすめ
キャンプ初心者で、とにかくどれを選んだらいいかわからないという人には、コールマンっておすすめのブランドではないでしょうか。
ヒーリングチェアに限らず、コールマンのホームページを見れば、キャンプに必要なものはコールマンだけで大体揃えることができます。
ヒーリングチェアは、同メーカーのキャンプ用チェアに比べてもリーズナブルなので、比較的気軽に試すことができるでしょう。
しかも使っている人が多いということは、それだけ使用者の口コミ情報も探しやすいということです。
②チェアリングにトライしたい人におすすめ
今流行りのチェアリング・・・好きな場所にキャンプ用のチェアを広げて座り、ゆったりとした時間を楽しむこと・・・にチャレンジしてみたい人にも、ヒーリングチェアはおすすめのアイテムです。
体をすっぽりと包み込まれるような座り心地はまるでハンモックのようで落ち着くし、冬はぬくぬく暖かく、夏は今後発売される涼しい素材のシートで気持ちよく過ごせるでしょう。
また、改良版には、従来のヒーリングチェアにはなかったサイドポケットがつきました。
ここには飲み物やスマホなどを収納する事ができます。
ちょっとした物を収納できるポケットは、椅子だけで過ごすチェアリングにとって相当便利なので、ぜひあった方がいいと思います。
③チェアをコンパクトに持ち歩きたい人におすすめ
これまでもコンパクトな折りたたみ型で持ち歩きもしやすいとされていたヒーリングチェアですが、収束型で出したりしまったりが簡単な分、収納時のサイズが多少大きくなっていました。
車で持ち運ぶキャンプならまだしも、純粋な持ち「歩き」にはちょっと・・・と言われてたんです。
しかし、ヒーリングチェアNXになりバックレストが折りたためるようになったことで、フレーム構造の改良により約30%のコンパクト収納化に成功。
より持ち歩きがしやすくなったんです。
これまでヒーリングチェアが欲しかったけど、ちょっと大きいな・・・と思っていた人も、これで導入するチャンスができたのではないでしょうか?
まとめ
ヒーリングチェアは、ロースタイルのリラックスチェアとしてコールマンの定番と言われる大人気商品の1つです。
大人気だからこそカラバリやコラボも多く、その優れた座り心地や使い勝手の良さからも多くのキャンパーに愛されてきました。
そんなヒーリングチェアなんですが、2023年にリニューアルされ改良版が登場したんです。
まずヒーリングチェアNXは、フレーム構造が改造され、バックレストを折りたたむことができるようになりました。
ヒーリングチェアは収束型で、パッと開いてすぐ使え、パッと閉じてすぐ片付けられるところもよいところで、持ち歩きしやすいお手軽さが魅力だったのですが、正直なところ収納時のサイズがやや大きいとデメリットに感じる人も多かったようです。
しかし、今回のフレーム構造の見直しで、約30%のコンパクト収納化に成功したそうです。
しかも、そんなにコンパクトに持ち歩けるのに、耐荷重は約100kgまで対応とパワーアップ。
ヒーリングチェアNX HBという、頭まで預けられるしっかりとした背もたれとヘッドレストがついたタイプも販売開始されています。
従来のヒーリングチェアと同じく、今後の展開・発展が期待される商品と言って間違いないと思います。
ヒーリングチェアNXとヒーリングチェアNX HBはコールマンの公式オンラインショップ他、Yahoo!ショッピングや楽天市場、アマゾンなどでも購入できます。
気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
アイキャッチ画像 出典:楽天