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カッコいい焚火台やおしゃれな焚火台を買っても、風が強いとその魅力を発揮することができません。
殆どの焚火台には風よけになる風防やウインドスクリーンと呼ばれるのもが付いていませんよね。
その為、少しでも風が強い時には、灰が舞ってしまったり火の粉が思わぬ方向へ飛んでいったりします。
もっと風が強くなれば、灰が全てどこかへ飛んでいってしまい、焚火台の上には燃え残った薪以外に何もないという状態になってしまいます。
ピコグリルやファイヤグリルでも、薪を置く台が浅いものは特に風の影響を受けてしまいます。
そんな時、風よけになるウインドスクリーンがあれば、大きな影響を受けなくて済みます。
最近売られているのは、陣幕タイプの風よけ。
焚火陣幕というように呼ばれることもあり、幾つかのパネルで風から焚火台を遮るように設置する比較的コンパクトな風よけです。
各社、陣幕タイプのウインドスクリーンを出しているのですが、DODはちょっと違いました。
DODの新商品のタキビノムコウは、三角形のティピー型。
トライポッドのように三本のポールで風よけを作る、可愛らしいウンドスクリーンなんです。
今回は、DODの新用品「タキビノムコウ」の魅力をみていきたいと思います。
目次
DOD版の焚火陣幕「タキビノムコウ」をウインドスクリーンとして
陣幕型のウインドスクリーン
最近良く見かける陣幕型のウインドスクリーンは、風が吹いてくる方向に設置し風を遮ります。
シルエットは、多くの物が台形をしていると思います。
両端の三角形の部分を除いた中央部分の四角形の場所が、大きな風除けの役割をします。
その中央部の大きさやパネルの数は各社違っていますが、大きなデザインの違いは見せることができていないと思います。
その中で、僕が買ったクイックキャンプの焚火陣幕は、中央部分の上部にハンガーがあり、色々な焚き火ツールを吊るせるようになっていたりランタンハンガーが付いていたりして、ちょっと他とは違ったんです。
そこに惹かれて買ったのですが、おおまかなシルエットは他の陣幕型の焚火用のウインドスクリーンと同じです。
しかし、DODの焚き火用のウインドスクリーンは、そのデザインが大きく違うんです。
生地自体は台形をしているのですが、他とはちょっと違うように見えるんです。
DODのタキビノムコウはティピー型
出典:DOD
DODのタキビノムコウはティピー型をしています。
3本のポールを組み合わせてトライポッドのような三角錐状にして出来る3面のうち2面に、ウインドスクリーンとなる幕が設置されています。
上辺より下辺が長い台形をしてますが、三角錐に合わせて生地が張られているので地面に対し垂直ではなく角度がついているんです。
それにより、他社の陣幕型のウインドスクリーと違うように見えます。
このティピー型のウインドスリーンは、自立することができるんです。
その為、風がどの方向から吹いてくるのか確認してから向きを変えたり移動したりして設置することができるんです。
僕の使っている焚火陣幕では、仮に自立することはできても移動することはできません。
3本のフレームを地面に打ち込むタイプなので、1本でも地面に打ち込むと仮に立てたら方向は変えることができても、移動する事はできないんです。
しかしタキビノムコウは、自立させた後も移動することができます。
自立させて位置を決めた後はペグダウンするので、そこからは向きや場所を簡単には変えられませんが、準備段階で仮セットできるのは有り難いです。
出典:DOD
しかもタキビノムコウのポールは、連結済みなんです。
それそれがバラバラになっていないので、連結作業がなくて組み立ても簡単です。
仮りに自立させる時も、これならパッパっと素早くできるので楽ちんです。
さらに、ポール内にはショックコードが内蔵されているので、バラバラになった短いポールを1つ1つ繋げる作業もあっという間にできちゃいます。
出典:DOD
公式ページには、3本のポールが連結されているネジ部分を持ち上げば、簡単に組み立てることができると記載されています。
これなら、ほとんど組み立て作業というものはなさそうです。
組み立てが簡単
出典:DOD
ポールを組み立てたら、3つある生地のスリーブにそれぞれポールをを通していきます。
ポールは左右のポールが長くて真ん中が短くなっているのですが、ポールにはそれぞれ「右」「左」と記載されているのでわかりやすくなっています。
出典:DOD
ポールを生地に通したら、生地についているフックをポールに引っ掛けます。
これで生地の取り付けは完了です。
めちゃくちゃ簡単ですよね。
出典:DOD
後は、ポールを広げて自立させて、設置する位置を決めます。
位置が決まったら、ロープで3箇所をペグダウンしたら完成です。
DODのタキビノムコウは、ティピー型ということで組立作業の簡潔化と時短を実現しているようです。
多分多くの方が、テントの設営のあとに焚き火のスペースを作ると思いますが、これなら面倒くさくなくていいですよね。
開く角度が調節できる
出典:DOD
タキビノムコウは、開く角度をポールの位置で調整することができます。
焚火台の大きさや使用する人数により、広げたり狭くしたりすることができます。
僕的には、風の強さの強弱によって変えられるのが良いと思います。
風が強い時は、角度を狭くすれば影響を受けにくいと思うので、灰が舞い散ることも防げるハズです。
それが出来るのも、ティピー型のタキビノムコウだからだと思います。
他のブランドの焚火陣幕も正面に来る四角いパネルが2枚あるのものなら狭めることができますが、そうでなくパネルが1枚の陣幕だと角度を変えることができません。
タキビノムコウなら、ペグダウンする前に簡単に調整することができるのが良いですよね。
生地は帆布生地
出典:DOD
DODのタキビノムコウで使用している生地は、綿100%の帆布生地です。
綿100%でもコットン生地が火の粉に強いとよく言われますよね。
そのコットン生地って、帆布生地と厚さが違うみたいなんです。
コットン生地は薄手の平織り生地で4~5ozぐらい、それより厚くなり10~14ozになるとキャンバス生地と言われます。
このキャンバス生地と帆布生地は、呼び名が違うだけでほぼ同じ物らしいです。
それを考えると、タキビノムコウは少し厚めの生地になっているんじゃないかなと思います。
火の粉に強いので、焚火台の風除けにピッタリで、ポリエステルなどのようにすぐに穴が空いてしまう事もないんです。
プライバシーの保護
出典:DOD
焚き火用の陣幕やウインドスクリーンがあると、反対側からの人の視線を防ぐことができ、プライバシーも守ることができます。
DODのタキビノムコウでも、同じ用に周囲からの程よい感じで防いでくれます。
しかし、写真をよく見て下さい。
使用しているチェアは、DODのタキビチェア。
タキビチェアは座面高が約23.5cmと、めっちゃ低いローチェアなんです。
そして、タキビノムコウの生地の高さが約70cmなので、座面高の低いローチェアに座って顔の上半分が見えている感じです。
しかも見ているこちらの目線(カメラ)も低い位置になっている感じです。
しかし、ローチェアじゃなくてもう少し高めのチェアに座ったら、生地からもっと顔がはみ出してしまうと思います。
例えばもう少し座面高が高いコールマンのコンパクトフォールディングチェアなら座面高は約28cm、写真よりももう5cm顔が見えてしまいます。
その他、ヘリノックスのチェアワンだと座面高は約35cm、僕の使っているアノバのウッドハイバックチェアだと前面の部分で約37.5cm、それだと大きく顔が見えてしまうと思います。
以前、友人に座面高30cmのチェアに座ってもらい、クイックキャンプの焚火陣幕がプライベート感があるか実験したことがありました。
焚火陣幕の高さは70cmで、DODのタキビノムコウの生地の高さと同じです。
友人の身長は170cmなのですが、70cmの高さだと5メートル離れたところから見てみると胸の上から全て丸見えになってしまったんです。
見ている目線は、身長183cmの僕ぐらいに合わせてあります。
これだと、プライベート感は全く無い感じですよね。
DODのタキビノムコウでも、座面高が30cm以上あるキャンプチェアに座ると多分同じような感じになると思います。
この記事はキャンプメディアのキャンプクエストにて掲載されています。
詳細はこちらでチェックしてください!
程よく周囲からの視界を遮るのには、それなりに座面高が低いキャンプチェアに座る必要があります。
前かがみの姿勢を保ったり、地面に直接腰をおろす事でも対策出来るとは思いますが、自分の使用しているチェアの座面高も念頭にして、どう見えるか考えたほうが良さそうです。
気になる点は1つ
出典:DOD
タキビノムコウで気になるのは、ティピー型の骨組みであるポールです。
ポールは3本でトライポッドのように三角錐になるようにするのですが、下半分の生地がある場所以外は、視界に入って邪魔なような気がします。
タキビノムコウの高さは143cmあるのですが、その内生地があるのは地面から70cmまで。
残りの上半分の約73cmは、ウインドスクリーンとして使用中は、特に使われません。
ただ生地の上に3本のポールが高々とあるだけなんです。
焚き火に集中して気にしなければ問題ないのですが、そこのところだけちょっと気になってしまいました。
DOD タキビノムコウ スペック
サイズ・最大時 | (約)W145×D64×H141cm |
サイズ・最小時 | (約)W110×D75×H143cm |
サイズ・収納時 | (約)W44.5×D12×H12cm |
重量 | (約)1.8kg |
材質・生地、キャリーバッグ | 帆布(コットン) |
材質・ロープ | コットン |
材質・ポール | スチール |
材質・ペグ | アルミニウム |
材質・ペグ/ポール用バッグ | ポリエステル |
セット内容 | 生地、ロープ×3本(生地に取り付け済み)、ポール、ポール用バッグ、ペグ×6本、ペグ用バッグ、キャリーバッグ |
カラー | ブラック・カーキ |
まとめ
DODのタキビノムコウは、ティピー型の焚き火用ウインドスクリーンです。
他のブランドと大きく違うのは、見た目のデザインと三角錐を形どる3本のポール。
他社では、大体が陣幕型の風除けです。
四角いパネルとサイドの三角形の部分を合わせて台形になっているものがほとんどです。
タキビノムコウは、生地自体は台形なのですが、三角錐に合わせて生地が張られているので、他の陣幕のように見えません。
そして、トライポッドのような3本の連結したポール。
この仕組みにより、簡単に設置することができるし自立させて位置の調整も簡単にする事ができます。
このウインドスクリーンがあれば、風により薪の燃焼が速まることもないし、炭が舞い散ることも防げます。
そして、生地に反射した熱が、前方を温めてくれるという効果もあるので、寒い時期のキャンプには助かります。
ただウインドスクリーンによってプライベート空間を作れるかと言ったら微妙で、使用するチェアの座面高に左右されてしまいます。
ローチェアなら、周囲の目線を遮断することができるかも知れませんが、座面高の高いチェアではそうはいきません。
チェアの高さ以外に、何かに囲まれていると安心するという方には、良いかも知れません。
とは言え、設置の簡単さは他社より群を抜くと思います。
焚き火用のウインドスクリーンや陣幕を検討している方は、DODのタキビノムコウも候補の1つに入れてみてはいかがでしょうか?
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アイキャッチ画像 出典:DOD