焚き火用の陣幕が欲しくてたまりませんでした。
以前、本栖湖の浩庵キャンプ場に行った時に、オシャレなソロキャンパーの方が、陣幕で焚き火台を囲い、その前に座って佇んでいました。
その姿が、めっちゃオシャレで、脳裏に焼き付いているんです。
声をかけようか迷いましたが、シャイな僕はただ見ることしかできませんでした。
そらから2年余り時間が経ち、やっと自分の陣幕を買う事ができました。
焚き火用の陣幕と言っても、今では色んなブランドから発売されています。
以前、いくつかピックアップして紹介した記事を書きましたが、やっぱりクイックキャンプの焚火陣幕 焔-homuraが、僕の中では1番カッコよく見えました。
その時は、欲しかったサンドカラーの在庫がなく、購入する事が出来ませんでしたが、じっと入荷を待つ事でやっと入手する事ができたんです。
今回は、クイックキャンプの焚火陣幕 焔-homuraを実際にキャンプで使ってきたのでレビューしたいと思います。
目次
QUICKCAMP(クイックキャンプ)の焚火陣幕焔-homuraをレビュー
焚火陣幕 焔の特徴
僕が、焚火用の陣幕でクイックキャンプの焔-homuraを気に入った所は、陣幕としての機能以外に、いつくかの機能が付いているからです。
その1つが、陣幕の上部にあるハンガーフレームです。
このハンガーフレームがあると、焚き火に使うギアをかけておく事ができるんです。
例えば、シェラカップやスキレット、またはトングなど、そこにかけておくだけで、すぐに手が届くので使いやすそうなんです。
それがあれば、焚き火ハンガーの役割も担ってくれるので、持っていく道具も減らす事ができます。
そして何より、焚き火ギアをかけている姿がオシャレでカッコいいというもがあります。
ちょっとギアがあるだけで、ベテランキャンパーさんのように見えますよね。
2つ目に、ランタンスタンドが付いている事です。
夜の焚き火周りは炎で明るくなりますが、やはり隅の方は暗く見え難いです。
ランタンスタンドが陣幕にある事で、手元の作業もより明るくなり、やりやすくなります。
テントの近くにあるメインのランタンを吊るすスタンドを、イチイチ動かさなくても良いのが助かります。
このランタンスタンドも、フレームと同じように、あるだけでちょっとカッコいいんです。
このような事ができるのも、クイックキャンプの焔-homuraだけなような気がします。
組み立て
クイックキャンプの焚火陣幕焔-homuraが家に届いた時はちょっとビックリしました。
それは、予想以上に重たかったからです。
折りたたんであり梱包してあるダンボール自体はそれほど大きくはなかったのですが、ずっしりとした重さ。
本体の重量は約6.2kgという事なので、ほぼアイアン製のフレームの重量だと思います。
キャンプ場で開封してみると、サンドカラーのコットン生地がクルクルと巻かれていて2本のベルトで固定されていました。
ベルトは、巻いてある生地に固定されているので、失くす心配は無さそうです。
その巻いてあるコットン生地は、収納用ケースのようなもので、中から陣幕が出てきます。
クルクル巻かれた陣幕を取り出し広げていくと、支柱のフレームは陣幕にあるスリーブと通された状態でした。
そしてそれと共にランタンスタンドやシェラカップをかけるフレームが巻かれています。
広げ終わると、陣幕本体は、ほぼ完成の状態。
後は立てるだけという感じでした。
支柱フレームは、長い鍛造ペグのような感じ。
先端の尖っている部分にはゴムキャップが付けられているので危なくありません。
そのゴムキャップを外し、真ん中の支柱フレームを地面に打ち込みます。
説明書をみると、この時点でスリーブに通しますと書いてありますが、初めからスリーブに通っていたので、わざわざスリーブから抜きませんでした。
3つあるスリーブ全てに支柱フレームが通っていたので、どれもそのままにして組み立てます。
ゴムキャップを外した支柱フレームは、約15cmぐらい地面に打ち込むようなので、上部側をペグを打つようにハンマーで叩きました。
打ち込み終わったら、上部を陣幕にあるポケットに被せます。
両サイドの支柱フレームは、少し引っ張りながら打ち込みます。
この時、シェラカップをかけるハンガーフレームを各支柱フレームに差し込んでから、地面に打ち込みます。(僕は順番を間違えて支柱フレームを打ち込んだ後にハンガーフレームを取り付けてしまいました)
その後、両サイドの上部にあるベルトで陣幕のテンションを調整します。
ここまで来れば、もうほとんど完成です。
後は両サイドのサイドフラップをペグダウンし、支柱フレームの裏側にあるガイロープを3ヶ所ペグダウンするだけです。
この時使うペグは、付属の小さく細いペグを使用するので、別途自前のペグを使う必要はありません。
ガイロープも初めから、陣幕に取り付けられていたので、解いてからペグダウンするだけと簡単でした。
ガイロープは真ん中の支柱フレームの裏が二股になっていて、その他両サイドは1本のガイロープをペグダウンします。
その為、ペグは計4本使用します。
サイドフラップと合わせて6本をペグダウンして完成です。
言葉で書くと長くなってしまいましたが、やる事は3本の支柱フレームを打ち込み、ハンガーフレームを取り付け、サイドフラップ、ガイロープをペグダウンするだけと、かなり簡単なものでした。
使い心地
憧れだった焚火陣幕、いざ使ってみるとやっぱりカッコ良い。
もちろん風除けにもなるし、ある程度の目隠しにもなります。
そしてよりカッコ良さを演出するためには、ハンガーフレームにかける焚き火ギアを予め考えておく必要がありそうです。
今回は、シェラカップ3つと焚き火用のトングをかけましたが、これだけではちょっと物足りない気もします。
焚き火グローブやスキレットなど、焚き火で使うギアをピックアップしておいた方が良いかもです。
(僕は焚き火グローブがあったのに、何故か別の場所に置きっぱなしでした)
その他、シェラカップでもスキレットでも、ハンガーフレームにかけるのにはS字フックが必要になるので、キャンプ場に行く前に準備しておきましょう。
※離れた場所から見てみるとこんな感じ
陣幕の機能的に、これだけの高さがあれば、周囲からの目隠しもちゃんと果たせるし(顔は見えちゃいます)、焚き火台を近くに置けばウインドスクリーンの役割はしっかりできそうです。
実際使った時には、焚き火台と陣幕を1メートルぐらい離してしまいましたが、多分もう少し近くに置いた方が風除けになると思います。
2束の薪を燃やしましたが、流石コットン生地なので、火の粉による穴は空いていませんでした。
夜中に雨が降り、出しっぱなしだった焚火陣幕焔も濡れてしまいましたが、午前中の陽の光で撤収する時には乾いていました。
汚れもほとんどありませんでした。
しかし汚れてしまっても、洗えると言うのが良いと思います。
風除け対策
今回は、何も分からず組み立てみましたが、サイドフラップは、陣幕に対して横一列ではなく、垂直方向寄りにペグダウンした方が見た目はカッコ良いかもしれません。
僕が設置したのをみると、のっぺりとした小さな壁に見えちゃいます。
そして、組み立てた時には、ほぼ無風でしたが、その後風が出てきた時に、風の向きに合っていなくて、ウインドスクリーン(風除け)の役割を余り果たせなかったのが、ちょっと悔やまれます。
設営後に、向きを変えるのはちょっと面倒です。
ただペグを抜いて打ち直すだけなんですが、それが出来ませんでした。
設置する時には、目隠ししたい方向と風の向きをよく考えてペグダウンする事が大切です。
僕の時のように、設営する時に風の向きが分からない時は、風が出てきてから向きを変える心構えが必要です。
僕は使っていた焚き火台にウインドスクリーンがあったので良かったですが、もし風の向きが違うと、灰が飛び散ることになるので、注意しなければなりません。
QUICKCAMP 焚火陣幕焔-homura スペック
サイズ | 約240×70cm |
重量 | 約6.2kg |
素材・フレーム | アイアン |
素材・生地 | コットン |
付属品 | キャリーバッグ、ガイロープ×3、ペグ×6 |
まとめ
クイックキャンプの焚火陣幕焔-homuraを、やっと手に入れる事ができ、キャンプ場で使ってきたのでレビューしました。
元々焚火陣幕に、見た目のカッコ良さ、そしてプライベート空間を作る目的、さらにはウインドスクリーンと求める機能は多くありました。
クイックキャンプの焚火陣幕焔は、僕の期待通りの役割をしてくれたと思います。
見た目のカッコ良さは、ハンガーフレームをどう使うかにもよりますが、フレームがある陣幕の方がカッコ良く見えます。
焚火陣幕によるプライベート空間は、陣幕の高さからどうしても顔は覗いてしまいます。
でも不思議な事に、顔から下が目隠しされて見えない事で、何故か安心感が生まれてくるんです。
メインのウインドスクリーンとしては、風の向きを考えて設営する必要があるのですが、焚き火台を近くに置けば風除けとしてしっかりと機能しそうです。
使ってみて、かなり良いことが多くあるように思えましたが、ただ1つだけ重たいというデメリットがあります。
重量が約6.2kgなので、数値からみるとそんなに重たいように思えませんが、実物をみると、素材や大きさからちょっとギャップを感じてしまいます。
ただ、そんな事どうでもよくなる程の所有感があり、満足できると思います。
いつもの焚き火の写真が、より良く写るような気もします(笑)
クイックキャンプの焚火陣幕焔-homuraは、僕にとって買って良かったキャンプギアの1つになりました。
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