キャンプのランタンには、自然の中の暗闇を照らす灯り役割の他に、キャンプの雰囲気作りの一旦も担う役割があります。
最近では、明るく安全で、面倒な燃料の補充や予備の準備の必要がない充電式のLEDランタンが人気を集めています。
使いやすく、エコであるという面でも注目されるのは当然ですよね。
しかし、古くからキャンプのランタンといえば、燃料系ランタンのほのかで柔らかく、優しく揺らぐ灯りのものをイメージします。
コールマンの200Aなどヴィンテージランタンはもちろん、現行機種のガソリンランタンなど魅力的なランタンはたくさんあります。
大型のガソリンランタン以外にも、燃料を使うランタンと言えば、ガスを使うものやパラフィンオイルを使うものなどもあります。
そこで今回注目したいのが、周囲をほのかに照らしてくれるテーブルランタンです。
その中でも、見た目のデザインからレトロでいかにもな雰囲気を持つコールマンのルミエールランタンは、発売当初は品切れが続出してしまうほどの大人気商品となりました。
今回はそんなコールマンのルミエールランタンについて詳しく掘り下げて、その魅力を紹介していきたいと思います。
後半は、比較対象として必ず名前が挙がる、スノーピークのノクターンについても触れていきます。
目次
コールマンのルミエールランタンとは
出典:楽天
コールマンのルミエールランタンは、キャンドル風のガスランタンです。
発売当初は販売店で売り切れ続出、入手困難な時期もあったほど人気を集めた製品なんです。
使用しているのはコールマン製の専用OD缶で、グリーンの地に赤・白・黄色の文字やロゴが入ったクラシックなデザインが目を引きます。
ルミエールランタンそのものがグローブのガラスと美しい曲線、部品には金属のゴールドを使用したレトロなデザインなので、併せて使用するととってもかっこいいですよね。
そのままインテリアとして部屋に置いておいても、アンティーク風ですごくおしゃれです。
ルミエールランタンは、マントルが不要なタイプでもあります。
マントルとは、ガスランタンについている繊維で作られた袋状のパーツのことをいいます。
ガスランタンはマントルに溜まったガスに火を灯すことで、明るく発光する仕組みになっています。
しかしこのマントル、ランタンに装着して使用する前にライターなどで炙って焼いて空焚きし、灰化させておく必要があるんです。
マントルを使用したランタンは定期的な掃除やメンテナンスも必要ですが、その分他のガスランタンよりも明るく優しい光を楽しむことができるというメリットがあります。
ですが灰化したマントルは触ったり振動を与えるだけで壊れてしまうことがあるんです。
ガスランタンやガソリンランタンなどで扱いにくいイメージがあるのは、マントルが原因なのかもしれませんね。
その点、コールマンのルミエールランタンはマントルを必要としないので扱いも簡単、優しく揺らぐガスランタンならではの柔らかな光を気軽に楽しむことができ、その人気の高さも頷けます。
ただし、マントルがない分明るさは控えめ。
メインランタンとしての使用より、間接照明やサブランタン、またはテーブルランタンとしての使用がおすすめです。
コールマンのルミエールランタンのスペック
出典:楽天
ルミエールランタンの本体サイズは、約φ7.3×6×18.3(h)cm。重量は約210gです。
使用するのはコールマン製のOD缶。
燃焼時間は230g缶使用時で、約28~38時間使用することができます。
使用グローブはModel 205602で、コールマンにて単品販売もされています。
出典:楽天
ルミエールランタンがすっぽりと収まるプラスチックのケースが付属していて、OD缶と一緒に持ち歩くことができます。
ルミエールランタンのおすすめポイント
①誰でも簡単操作
出典:楽天
点火方法は、ルミエールランタンの本体のつまみを回して多目的ライターで着火。
火加減をサイドレバーとダイヤルで操作できるのですが、ルミエールランタンは身長がかなりあるので火加減の最大と最小では明るさの出力がだいぶ変わるようです。
それでもマントルなしのガスランタンであるということを念頭において、メインランタンに使うにはやや暗めであるというイメージを持っておきましょう。
②レトロ風の雰囲気
出典:楽天
ルミエールランタンは、上の先端に向けて細くなっていく曲線を描いているのが、まずレトロで色っぽいデザインですよね。
ここに惹かれるキャンパーさんは多いのではないでしょうか?
また、デザインに取り入れられた金属のゴールドカラーがまたアンティーク感を感じさせてかっこいいです。
アンティークランプ風の手軽なガスランタンをお探しなら、ルミエールランタンはめちゃくちゃおすすめの製品です。
③サイズ感と炎鑑賞が楽しい
出典:楽天
大きめサイズのルミエールランタンは、太い部分での炎の横揺れ幅も大きく見ることができます。
ガスランタンといえば炎の灯りの揺らぎが大きな醍醐味なので、ルミエールランタンはガスランタンならではの炎や灯りの楽しみを最大限に楽しむのにおすすめのランタンと言えるでしょう。
スノーピーク リトルランプノクターンとは?
出典:楽天
ルミエールランタンと比較されることの多いスノーピークのリトルランプノクターンもまた、OD缶を使用したガスランタンです。
2016年にグッドデザイン賞を受賞したアウトドア用・屋外専用ガスランプとなっています。
こちらも発売当初は売り切れ続出で、僕も暫くの間購入することができませんでした。
大きさは4.2×4×10.5(h)cmとリトルランプの名の通り、ルミエールランタンよりもやや小さめ。
重量も102gととても軽いです。
出典:楽天
リトルランプノクターンもマントルを使用しないガスランプで、小さな灯りとなります。
しかし、手元やテーブルを柔らかく優しく照らし出す灯りとしては十分。
ガスカートリッジの消費量もコスパがよく、種類を問わず1時間にわずか7gしか消費しません。
公式サイトによると、220gのガス缶で約35時間使用することができるとのことです。
点火は点火用のつまみを回して、本体下部よりライターなどで火をつけます。
ちなみにターボライターでは、火が直線的なため火口に届かず着火できません。
火の調整は火力調整ダイヤルで行いますが、ルミエールランタンに比べると較差は小さめに見えるかもしれません。
どっちがおすすめ?
出典:コールマン
明るさの調整をしたい場合や火力調整を細かくしたい場合、アンティーク風のガスランタンが欲しいのならおすすめなのは圧倒的にルミエールランタンでしょう。
その人気は凄まじく、コールマン公式の年代別のお気に入り登録ランキングでどの年齢層でもランキング上位にいるほどですし、口コミ評価も上々です。
ただ、持ち歩きの面ではやはりリトルランプノクターンに軍配があがりそうです。
小さめサイズかつ、筒形。
収納時のケースのサイズもとてもコンパクトに収まります。
ですがどちらもおすすめの素敵なガスランプなので、いっそ見た目のデザインで気に入った方を購入してもいいですし、両方買って気分で使い分けても十分に楽しめると思います。
さらにおしゃれに使うには?
コールマンのルミエールランタン専用のOD缶のデザインがそもそもおしゃれなのですが、このOD缶におしゃれなケースをつけてアレンジを楽しむキャンパーさんがいらっしゃるそうです。
他にもサードパーティー製やガレージブランドで取り扱ってるようなグローブ(ホヤ)に変えてみると、ルミエールランタンのイメージががらりと変わります。
飽きてきたらパーツを取り替えることで、変化を楽しむのもおすすめの使い方と言えるのではないでしょうか。
LeCherie Craft Works - ルシェリ クラフト ワークス
出典:楽天
コールマンルミエールランタンで使用する230gのOD缶にぴったりな天然皮革を使用したガス缶カバーです。
サイズは上部の口の径が直径約3.8cm、高さはまっすぐな部分が約5.7cm、カーブのついた傾斜部分の高さが約1.9cm。
コールマンのルミエールランタンに合わせて使用できるとの愛用者の口コミも見かけます。
兵庫県姫路産のソフトヌメ革を使用していて、神戸の自社工場で一点一点心を込めて手作りされた高品質かつ安心の日本製。
同じものは1つとしてない天然素材で、使い込むうちにどんどん味が出てくるのも楽しみです。
ルミエールランタン共に、お手入れしながら大切に使いこんでみてください。
カラーバリエーションも8色と豊富です。
hidas leiriOD缶カバー
僕の公式オンラインショップでもOD缶カバーを取り扱っていて、それを装着すれば、クールな雰囲気に早変わり。
全体がブラックで統一させたシックなデザイン。
あまりゴテゴテしないようにデザインをしているので、スッキリしていてカッコいい。
110g用と250g用をラインナップしているので、是非チェックしてみてください。
ThousWinds Colemanルミエールランタン用 ホヤ ねじれアンバー
出典:楽天
公式から販売されているもの以外のホヤでカスタムしてみるのも、雰囲気が変わって楽しいです。
高さ15.3×幅6.3cmで、重さは約80g。
光透過率が高いとされている高弾性耐熱ガラス製なので、点灯した時炎の透けがとても美しくみえます。
純正品ではありませんが、だからこそ純正品にはないカスタムの面白さも感じることができるので、普通に使うのにちょっと飽きてきた時にはこんな製品を探してみるのも良さそうです。
ガスキャンドルランタン用ホヤ
出典:楽天
取り替え用のホヤはスノーピークのノクターンにもあります。
スノーピークのノクターンの他、キャンピングムーンキャンドルガスランタンT-1にも適合します。
耐熱ガラス製でサイズは外径約5.5×13cmです。
ノクターンのホヤは少々風に弱いことがあり風向きによっては設置場所に気を配る必要があったり、ホヤの形状の関係上火力の調整を行っても炎が小さく見えてしまうことがあります。
どうしても気になる人には、ホヤを変えてみることもおすすめします。
価格もリーズナブル、角ばったホヤが炎の雰囲気をまた一味違ったものに変化させてくれるでしょう。
まとめ
コールマンのルミエールランタンは、コールマンの公式通販のお気に入り登録ランキングで今も上位にランクインする大人気のガスランタンです。
マントルを使用しない手軽さと、230g缶使用時で約28~38時間使用できるというコスパの良さ、そして何より柔らかな曲線と金属のゴールドがレトロかわいい、そこはかとなく漂うアンティーク感が人気を集め、一時は入手困難にもなったそうです。
ガスランタンならではの炎の揺らぎは目にも心にも優しく、メインランタンほどの明るさはなくとも手元やテーブルの上を優しく照らす間接照明やサブランタンとしておすすめです。
このルミエールランタンとよく似た製品として、スノーピークのリトルランプノクターンという製品もあるのですが、こちらはルミエールランタンよりもコンパクトで持ち歩きしやすいところ、そしてガス缶の種類を問わず1時間にわずか7gという、ガスの使用量のコスパの良さが最大のおすすめポイント。
ただし、小型なので炎の大きさの調整や明るさの調整の細かさはルミエールランタンに軍配が上がります。
ですがリトルランプノクターンもおしゃれで素敵な製品なので、正直どちらもおすすめです!
スノーピークのリトルランプ ノクターンの詳細はこちら。
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