夏のキャンプは、冬よりずっと軽装で良いというのが嬉しいですよね。
都会よりちょっと涼しい避暑地でキャンプとなると、初心者にも挑戦しやすいと思います。
夏休み等の長期休暇もあるし、夏ならではのアクティビティが数多くあるのも嬉しいポイントです。
しかし、そんな楽しそうな夏キャンプにも弱点があります。
中でも最も悩む人が多いのは、日本ならではの高温多湿な気候や気温だと思います。
標高が高いキャンプ場に行けば解消されたり夜になって涼しくなることもありますが、場所によってはタープやテントで日差しを遮っても暑くてたまらないなんてこともあります。
そのような日は、夜になっても寝苦しく感じてしまい、不快な湿度と格闘しながら朝を迎えることになってしまいます。
そんな時あると便利なのが、ポータブル式の扇風機やサーキュレーターです。
今や、夏キャンプの必需品。
暑がりな僕にとっては、一年のうち約半分は必須となるアイテムです。
そこで今回は、キャンプで使う扇風機とサーキュレーターについて違いや選び方を紹介したいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2021.7.23に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
夏キャンプを涼しく過ごすのには扇風機とサーキュレーターは必須!!
サーキュレーターと扇風機の違いとは?
出典:楽天
そもそも扇風機とサーキュレーターって何が違うんでしょう?
改めて考えてみると、扇風機は人に向かって風を送って、涼をとるためのもの。
サーキュレーターは、強い風を起こして部屋の空気の循環を行うことを目的としているものです。
それぞれ使用目的が違うので、使い分けると良いと思います。
また、サーキュレーターは冬場にもストーブの前に置いておけば、温かい空気を循環させることができるので、オールシーズン活躍しるものかも知れません。
ちなみに僕は、自分で使い分けしましょうと言っておきながら、サーキュレーターを間違った使い方をして、涼をとっているんです。
それは、テント内の空気の循環ではなく、僕自身にサーキュレーターを向けているからです。
サーキュレーターの直線的な送風は、人に向かって当てるとかなり涼しいので、暑がりな僕専用として使ってしまっています。
キャンプ用のサーキュレーターや扇風機の選び方
出典:楽天
①電源で選ぶ
極端な話、電源付きのキャンプサイトであれば、ポータブルやコードレスにこだわる必要はなく、家庭で使っているものをそのまま使用することができちゃいます。
しかし電源付きのサイトはそう多くなく、予約も取り難いのが今の現状だと思います。
キャンプ人気に伴い、週末は有名なキャンプ場だと、電源付きでも電源なしでも一年中予約が取り難くくなっています。
その為、電源付きサイトを使わないことを前提に、キャンプ用のサーキュレーターや扇風機には、持ち運びしやすい電池式や充電式がおすすめです。
充電式にはUSBから充電できるものや、車のシガーソケットで充電できるものもあります。
電池でも充電でも使用できるものであれば充電切れや非常時にも安心です。
でも、昨今キャンパーさん達に需要が高まっているポータブル電源があるなら、無理してポータブルやコードレスなどの充電式ではなくてもいいと思います。
②連続使用時の最大使用時間で選ぶ
暑くてたまらないと、扇風機やサーキュレーターで涼を取りたい時に、充電が切れているのは困ってしまいますよね。
コンセントのないポータブル式のサーキュレーターや扇風機を購入する時は、連続使用時間もチェックしておき、替えの電池や充電方法も合わせてチェックしておきましょう。
夏の日が長い一日は、気温が下がりにくくずっと暑さが残っているかも知れません。
特に暑がりな人は、1泊2日のキャンプでも、ほぼ全部の時間に使うことを想定しておくのが良いと思います。
③機能で選ぶ
扇風機やサーキュレーターは、首振り機能やタイマー式などがあると重宝します。
風量調節で風の強さを選べるとなお良いかも知れません。
また初心者の方なら、LEDライトを備えているものであれば、光源として使用することもできるので意外に助かる場面もありそうです。
吊り下げ式であればテント内に吊るして空気を循環させるのに便利です。
④大きさ、重さで選ぶ
少人数やソロキャンプの場合は特に、大きすぎたり重すぎたりすると持ち運ぶのが億劫になってしまいます。
使いたい時にさっと使えるちょうどいいサイズ感や重さも、重要なチェックポイントです。
扇風機とサーキュレーターのおすすめ商品
CLAYMORE(クレイモア)CLAYMORE FAN V600+ サーキュレーター
出典:楽天
クレイモアのクレイモアファンV600+サーキュレーターは、4段階での風量調節と1~4時間のオフタイマー機能付き。
ライトのように吊り下げて使用も可能なサーキュレーターなので、天井から涼しい風を送ることができます。
バッテリー容量は7~32時間、充電時間は4.5時間。
USBケーブル(Type-C)で充電を行います。
専用の三脚が付属しているので多少足場の悪い場所でもしっかり立てて使用することができるので、まさにキャンプ用と言ってもいいかもしれません。
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CLAYMORE クレイモア CLAYMORE FAN V600+ サーキュレーター スペック
詳細
サイズ:243×226×350mm
重量:600g
電源:USB充電式(USB Type-C 5V 2A)
連続運転時間 :7~32時間
充電時間 :4.5時間
付属品 :USB充電ケーブル(USB Type-C)、専用三脚(本体 三脚ネジ穴内臓)
coleman(コールマン)CPX 6 テントファンLEDライト付
出典:Yahoo!ショッピング
コールマンのテントファンは、2段階の風量調節が可能な吊り下げ・卓上式テントファンです。
天井から涼しい風を送り空気も循環させ、テント内を涼しく快適にすることができます。
スタンドも付属しているので、卓上や床置きでも使用できちゃうのがポイントです。
そして、このテントファンはLEDライト機能もあるんです。
LEDライトの明るさは、最大99ルーメンで2段階の明るさ調節が可能となっています。
またコールマンのテントファンは単一形乾電池4本による電池式ですが、CPX6充電式カートリッジを使用することで充電式にもなります。
CPX6充電式カートリッジはコールマン製の一部のランタンとも共有できるというメリットがあります。
連続動作時間はアルカリ乾電池使用時でファンが約20~30時間、ライトが約80~115時間。
充電式カートリッジの使用時でファンが約4.5~5.5時間。
ライトが約9~30時間です。
コールマン CPX 6 テントファンLEDライト付 スペック
詳細
サイズ:約φ25×h14cm
重量:約730g
電源:単一形乾電池×4本(別売)・CPX 6充電式カートリッジ(別売)
連続運転時間 :アルカリ乾電池使用時 ファン/約20時間(High) 約35時間(Low)、ライト/約80時間(High) 約115時間(Low)
CPX 6充電式カートリッジ使用時 ファン/約4.5時間(High) 約5.5時間(Low)、ライト/約9時間(High) 約30時間(Low)
付属品 :乾電池カートリッジ
snow peak(スノーピーク)フィールドファン MKT-102
出典:楽天
スノーピークのフィールドファンは、3段階の風量調節機能と1・2・4時間のオフタイマー機能付きの扇風機です。
こちらのフィールドファンは、ACアダプタが付属し電源を必要としますが、別売りのリチウムイオンバッテリーを使用することでポータブル式の扇風機としても使用できます。
左右45度までの首振り機能も付いています。
風力はかなり強く感じます。僕は家でも使っていますが、逆に弱でも風力が強すぎて枕元に置いて使うと喉が痛くなることも。
キャンプではでは、この風力はかなり役立つのではないでしょうか。
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夏のキャンプは、扇風機やサーキュレーターが無くては生きていけません。 暑がりで汗かきの僕は、基本的は夏のキャンプを避けるほど暑さに弱いんです。
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スノーピーク フィールドファン MKT-102 スペック
詳細
サイズ:18.5×27.2×28.4cm(バッテリー除く)
重量:1.3㎏(バッテリー除く)
電源:AC電源、リチウムイオンバッテリ(別売り)
連続運転時間 :約9時間40分(目安・弱)
付属品 :ACアダプタ
LUMENA(ルーメナー)コードレス扇風機 FAN STAND2
出典:楽天
ルーメナーのファンスタンド2は、3段階のタイマー機能、4段階の風量調節機能と45度上下の角度調整が可能なコードレス扇風機です。
iF design award 2019を受賞しているように、見た目もおしゃれなんです。
1回のフル充電(4時間)で、最大20時間連続使用することができるので、キャンプ中も大活躍。
安全カバーは取り外し可能で水で洗え、前ガードを外して簡単にお掃除することができるのがポイント。
DCモーターで静音性が高く、3枚の羽で自然に近い優しい風を送ることができます。
ルーメナー コードレス扇風機 FAN STAND2 スペック
詳細
サイズ:16.5×26.8×13.1㎝
重量:460g
電源:マイクロUSB充電(充電中も使用可能)
連続運転時間 :4~20時間(ファンの速度による)
充電時間 :4時間
付属品 :USBケーブル、商品説明書&保証書
LOGOS(ロゴス)2電源・どこでも扇風機(AC・電池)
出典:楽天
ロゴスの扇風機は、薄型で持ち運びしやすく、収納時にもかさばらないポータブル式扇風機です。
家庭用コンセント・電池式(単一乾電池8本使用)のどちらでも使用可能なので、家庭でもキャンプでも場所を選ばず、非常用としても使用することができると思います。
風量は2段階で調節可能で、送風にも換気用にも使用することができます。
ロゴス 2電源・どこでも扇風機(AC・電池) スペック
詳細
サイズ:約30×9.5×33.5cm
重量:約1.2㎏
電源:AC電源、単一アルカリ乾電池×8(別売り)
連続運転時間 :強風時約50時間(乾電池使用時)
扇風機やサーキュレーターの使用上の注意
出典:楽天
手に持つタイプ、首にかけるものも含め、リチウムイオン式の充電池を使用する扇風機やサーキュレーターは落下など衝撃を与えないように気を付けてください。
水没や強い圧力が加わった場合も同様です。
外見に変化がなかったとしても、強い衝撃を与えられたリチウムイオンバッテリーが変形して内部がショートすると破裂や発火する可能性があります。
野外となるキャンプで使用する場合は気を付けてください。
また、捨てる際にも注意しましょう。
不燃ごみして分別せず出して、ゴミ収集車が火災を起こすという事故も発生しています。
各自治体に従い、回収ボックスに捨てるなどのルールを守って正しく廃棄してくださいね。
夏キャンプを涼しく過ごすコツは他にも・・・
そんな人はキャンプ地を、標高の高い場所や林間サイトにしてみると良いかも知れません。
都会の暑さとはまるで違うと感じることができるはず。
また、テントやタープの色は、熱を上昇させないように黒っぽい色から白っぽい色に変えたり、風通しの良いメッシュが使われているものを選びましょう。
遮光性の高いものもいいと思います。
衣類や寝具などは冷たい冷感素材や保冷剤を活用し、風通しの良いハイコットもおすすめです。
まとめ
夏キャンプの大敵は、なんと言っても暑さ。
暑い季節のキャンプには、そんな暑さ対策が必須となってくるはずです。
テントやタープで日陰を作ってもなかなか解消されにくい不快な熱気は、こもらないように扇風機やサーキュレーターを使って風を循環させて解消するのがおすすめ。
電源のあるサイトでは自宅で使用しているものを使っても大丈夫ですが、キャンプ向きの小型な扇風機やサーキュレーターは、充電や電池を使いコードレスでどこでも使うことができます。
首振り機能や風量調節、タイマーがあると便利です。
またキャンプならではの吊り下げ機能やLEDライト内蔵など、あったら便利な機能も沢山あります。
ポータブル式の扇風機やサーキュレーターはキャンプの他にも、海など夏のレジャーや風呂の脱衣場、キッチンや車の中でも便利なアイテムです。
是非取り入れてみてください、きっと大活躍するはずです。
参考プリズムのクレイモアファンV600+とスノーピークのフィールドファンを比較!そもそも風力が強いのはどっち?暑がりはキャンプ用の扇風機はこっちを買え!!
現在流行っているキャンプ用の扇風機と言えば、スノーピークのフィールドファンかプリズムのクレイモアファンV600+の2つだと思います。 そもそもこの2種類では、使用目的や用途が違うから比較対象にならない ...
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