NANGAのシュラフ。
本格的にキャンプを始める前って、キャンプのシーズンって『夏』って思っていませんでしたか?
夏って夜も暑いからタオルケット1枚あれば、十分寝れちゃいます。
そんな時に何も考えずに購入した4千円ぐらいの安いシュラフ。
当然、ダウンなのか化学繊維を使用しているなんか気にせずに『耐寒温度-15度』って言葉と安さだけに惹かれて買ってしまいました。
(夏なのに耐寒温度-15度って思うかもしれませんが。。。夏は敷布団代わりにする予定でした。)
収納は高さ43cm、直径22cm。。。コンパクト収納袋付きって。。。
力を込めて丸めたシュラフが収納袋にキツキツで入らない。。。仕舞うのにも汗だくで大変。。。
(コンパクト収納袋付きって。。。袋がコンパクトなのか。。。)
そんなこんなで、もうちょっとしたらシュラフが必要な季節がきます。
そろそろ、ちゃんとしたシュラフが欲しいなって色々考え中。
そういえば、キャンプを始めてから幾度となく目にするブランドがありました。
キャンプ用品のセール時はいつもすぐに売れちゃうシュラフ。
『NANGA』
安いシュラフを購入し、今更奥さんにちゃんとしたシュラフが欲しいなんて言えないでいた数年間。
ずっと指をくわえて思っていました、きっと良いシュラフを作っていて、人気のあるブランドなんだろうなって。
目次
NANGA(ナンガ)のシュラフ
そもそもNANGA(ナンガ)って
NANGAって国内メーカーだって思ってもいませんでした。
その名前から、海外ブランドとばかり思っていました。
名前の由来は確かに『ナンガ・パルバット』という、ヒマラヤにある標高8,125mの世界第9位の山。
『人食い山』とも恐れられ死亡率は22.30%と、登頂するにはとても困難な山です。
そんな山を社名にしたのは、先代社長。
前身は滋賀県の横田縫製でこたつ布団や敷き布団の加工を手掛ける会社でした。
事業を寝袋にシフトし、メーカーとしてやり始めたが簡単には軌道に乗らなく苦労している時に突然、先代社長が社名を変えました。
それが『NANGA』です。
困難に挑戦しようとする先代社長の意志の表れですかね。
NANGA(ナンガ)のこだわり
先代社長はモノづくりのこだわりが強く妥協を許さない人だったみたいです。
ダウンに関してはココと決めたもの以外は絶対つかわないし、縫製もベストだと思ったものが面倒でも徹底してやり続けるような人。
そして作りつづけた品質の高いNANGAの製品は徐々に人々に認知されはじめ人気のブランドになりました。
ダウン
シュラフの見えない部分だけど、ダウンの質と安全性にこだわっています。
ヨーロッパ産の高品質の羽毛を輸入し優れた検査技術で見極め、そして最新の設備で大量の清水で洗浄しています。
出典:NANGA(クリックで拡大します)
長年の確かな経験、管理があって羽毛の性能を最大限に生かした国内精製羽毛ができあがります。
縫製
そして縫製も素人にはわかりませんが、熟練した縫製職人によってつくられたシュラフはかさ高がでて温かくなるようです。
そして縫い合わせの糸も少なくて、その分重量も軽くなるようです。
永久保証
“永久保証”:お客様の声からスタートした独自サービスです。破れた、穴があいた、生地の劣化、ファスナーが壊れたなど。お客様に長くご使用いただくために、国内自社工場のメリットを生かし、スピーディにご対応いたします。
引用:NANGA
通販で買った安いシュラフには考えられない事。
お客様を第一に考えているブランドだから出来る事ですね。
機能
出典:NANGA
僕が購入したシュラフには、この様な細かな機能はかかれていませんでした。
ショルダーウォーマーやドラフトチューブのように、部分的にここはこの様な理由でこういう機能があるっていうのは無かったです。
それを考えるとNANGAのシュラフはちゃんとユーザーのニーズを取り入れていて、素晴らしいと思います。
生地
NANGA製品の生地はオーロラテックス®のものとナイロンのものがあります。
オーロラテックス®は多孔質ポリウレタン防水コーティングという防水性を高めつつ、蒸気の透湿性もなくならないように加工が施されたナイロンです。
防水モデルとしてラインナップしています。
おすすめは3シーズン使えるモデル
雪の中でキャンプをすることが無いなら、3シーズン使えるモデルがおすすめです。
UDD BAG 450DX/825gか、AURORA 450DX/1000gか、AURORA light 450DX/865gの3種類です。
AURORA 450DX/1000gと、AURORA light 450DX/865gの2つは快適使用温度が同じになっています。
一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり8時間寝れれる温度が-5℃、一般的な成人女性なら0℃、成人男性より+5℃温度を高く算出されています。
UDD BAG 450DX/825gに関しては1℃高く男性が-4℃、女性が1℃になっていますね。
夏の高所登山から、 冬の低所登山まで幅広く使えるような温度設定です。
その3種類の中でせっかくだから生地はオーロラテックス®を使用した物を選びたいです。
そうすると、AURORA 450DX/1000gか、AURORA light 450DX/865gの2種類に絞られます。
ここまでくれば、どちらでもいいとは思いますが値段は総重量の軽いAURORA lightの方が5千円位高くなっています。
もし、冬のキャンプをするようなら。。。例えば富士山のふもとにある有名なキャンプ場『ふもとっぱら』だと、真冬は氷点下まで下がるのでこの3種類だとちょっとキツイかもしれません。
そこまで見越すなら、快適使用温度がもう少し低くまで設定されているモデルの方が良いかも。。。
収納サイズ
NANGAのシュラフは収納サイズもコンパクトになります。
ダウンの量などでサイズは違ってくるとは思いますが、例えば上で紹介したおすすめの3種類ではこうなります。
UDD BAG 450DXなら直径14×30cm。
AURORA 450DXなら直径17×29cm。
AURORA light 450DXなら直径14×30cmです。
畳んだ時の空気の入り方により多少変わってくるとは思いますが、かなりコンパクトに収納できそうです。
ナンガの新商品のシュラフもおすすめ!詳細はこちら。
表示名の見方
ここでちょっと、表示名の見方を説明します(間違ってたらすいません)
おすすめした3種類は表示名が○○○450DXとなっていますが、そのDXはヨーロッパ産のホワイトダックダウンを国内で洗浄したダウンという意味です。
DXのダウンはフィルパワーが760FPで、コストパフォーマンスに優れたものです。
450はダウンの量が450gという事になります。
ヨーロッパ産のホワイトダックダウンを国内で洗浄したダウンのみを450g使用しているって事ですね。
450DX/の後の数字は総重量です。
そしてUDD BAGのUDDは、DXの羽毛に超撥水加工を施した高ダウンという事です。
AURORAは生地にオーロラテックス®を使用しているということですね。
他にもおすすめに選んでいませんが、DXではなくてSPDXという物もあります。
それは、最高級のダウンと位置付けられたもので、ポーランド産のホワイトグースを国内洗浄したダウンです。
最高級なのでDXより値段が高く設定されていますね。
フィルパワーは860FPという高さです。
フィルパワー指数
ここで「ん?さっきから言っているフィルパワーってなに?」
って思われるかもしれませんが、簡単に言うとダウンの強度または圧力に対する反発力を数値に表したもので、数値が高い物ほど良いダウンという事になります。
なのでDXの760FPよりもSPDXの860FPの方が良いダウンという事になります。
さらにおすすめ
NANGAのシュラフが欲しくなってしまった、あなた。
でも、値段がネックなんですよね。(僕には高い)
そんなあなた(僕)におすすめな商品がありました。
NANGA(ナンガ) 寝袋 アウトレット訳ありダウンシュラフ
これ、『アウトレット訳あり』って書いてあってちょっと気が引けますが品質には全く問題はないようです。
生地だけは余りものを使用したという事ですが、中にはオーロラテックスの物もあります。
大体が20デニールナイロンで、シレ撥水加工が施されているものが多いです。
ダウンのフィルパワーも650FPなので少し数値が下がりますね。
でも、「そんなの全く気にしないよ!」っていうなら、とてもお買い得な値段になっています。
ただ、1回完売したあとは、同じ生地での提供はできないようなので、人数分同じ素材で揃えるならまとめて購入した方が良いですね。
ナンガが作っているダウンジャケットもおすすめです。
まとめ
NANGAのシュラフって調べてみると、とても品質が良くて人気があるのも分かりますね。
あらゆるニーズに答え商品を提供しつづける姿勢は素晴らしく思えます。
思わず欲しくなちゃいますよね。(本当はすごく欲しくてたまらないんですけど。。。)
でも僕にとっては高い買い物なのでもう少し調べてみたいと思います。
日本にはまだまだ寝袋を作っているブランドがあります。
Isuka(イスカ)やmontbell(モンベル)などもそうですよね。
どこのシュラフが一番良いのかな?
(・・・多分調べたらどこの商品もいいんだろうな)
ナンガ別注オリジナルシュラフも欲しくなっちゃう!
イスカの寝袋について書いてます。
ナンガの小さいシュラフにスマホを入れちゃおう!