キャンプでローストビーフを作るのって、最早定番なのでしょうか?
何人かの友人から、キャンプでローストビーフを作った話をちょくちょく聞く事があります。
大きな牛肉の塊を豪快にローストし、その後に薄く切ったお肉は、赤味がキレイで柔らかくて美味しい。
見た目にも、キャンプで映える料理の1つですよね。
なんて、友人へ返事した事があります。。。
「ごめんない!」あれって、知ったかぶりだったんです。
実は、まだ1度もキャンプ場でローストビーフを作った事がないんです。
ダッチオーブンを使って作るとか、そんな話は聞いた事があります。
しかし、いつも簡単なステーキや焼肉をしてしまっていたんです。
ですが今回、ローストビーフ作りに挑戦したいと思います。
そこで使うのが、WEBER(ウェーバー)のガス式バーベキューコンロQ1250です。
ウェーバーのバーベキューコンロは、フタが付いているので、ローストビーフ作りにピッタリです。
キャンプ場でウェーバーのバーベキューコンロQ1250を使ってローストビーフ作りに挑戦してきたので、その様子をレビューしたいと思います。
目次
WEBER(ウェーバー)のバーベキューコンロQ1250をレビュー
ウェーバーのバーベキューコンロQ1250
WEBER(ウェーバー)は、アメリカでは有名なバーベキューコンロのブランドです。
アメリカのバーベキューと言ったら、庭先で大きな蓋付きのバーベキューコンロで、大きなお肉を豪快に焼いてるのを想像しませんか?
ウェーバーのバーベキューコンロも、同じように大きなバーベキューコンロがあります。
しかし今回使うのは、コンパクトサイズのコンロです。
熱源にガスを使用するタイプのものです。
何回かウェーバーのバーベキューコンロをレビューしましたが、その時はコンセント式だったり、炭を使う物でした。
今回は、ガス缶を使用します。
雰囲気的には、コールマンのロードトリップグリルのような感じです。
赤色の蓋が付き、サイドにテーブルを広げ、しかもガス缶を使うのは、なんとなく似ています。
サイズ
コールマンのロードトリップグリルとデザインが似ていますが、大きさがちょっと違います。
コールマンのロードトリップLXE-J2では、サイズが約1180×460×1125(h)mmですが、ウェーバーのQ1250のサイズは1039×521×625(h)mmとなっています。
高さが圧倒的に差がありますよね。
これは、ロードトリップグリルには長い脚が付いているのですが、Q1250には付いていないからです。
Q1250の脚部は短く、卓上に置くのに適しています。
ロードトリップグリルのように、立って使いたい場合は、別途オプションで売っている脚を買う必要があります。
そして、この表記されているサイズですが、本体のサイドに付いているトレーを広げたものになっています。
幅が1039mmとなっていますが、トレーを除いた本体の幅は約450mmでした。
コールマンの方は収納時のサイズで幅が約980mmとなっているので、ハンドル等を除いたグリルの幅はそれより小さいと思います。
ロードトリップグリルLXE-Jを以前持っていたのですが、その時の記憶を辿ると、Q1250より約1.5倍ぐらい大きかったような気がします。
ウェーバーのQ1250の方が、ロードトリップグリルLXE-J2よりも全体的にコンパクトです。
とは言っても、コールマンのロードトリップグリルは、色々な種類があります。
今回サイズを比較したのは、以前僕が持っていたLXE-Jを元にしています。
バーナー
Q1250は、ガス缶を使うバーベキューコンロです。
Q1250専用の純正LPガスを1つ接続して使います。
バーナー部分は、チューブ状になっているものが全体に火が行き渡るようにぐるっと一周設置されています。
ガスへの点火は、スイッチ1つで簡単に点火できる電子式点火装置を採用しています。
開封
コンパクトなバーベキューコンロとは言え、届いたダンボール箱はかなり大きめでした。
箱の中は、本体、蓋、鉄板、ハンドル、温度計、ホース、ドリップパンと説明書が入っていました。
鉄板は、かなり重くて、ダンボールの1番下に入っています。
この鉄板が、かなりの重量をしめていそうです。
ドリップパンは、脂受けです。
お肉の脂を溜める使い捨てのトレーです。
付属しているのは1つなので、長く使う場合は別途購入が必要です。
説明書は、日本語表記の物も付属しています。
分かりにくいこともありますが、大体は理解できると思います。
組み立て
本体と蓋が、別々になって梱包されているので、まず蓋を取り付けなければなりません。
取り付けると言っても、フタと本体の接続するところにピンを刺しクリップで留めるだけです。
クリップで取り付けるだけなので、汚れてしまった時には簡単に取り外して洗うことができます。
ハンドルはプラスチック製で、ネジで蓋の裏側からドライバーを使って取り付けます。
特に難しいものではなく、誰にでもできる簡単なものです。
その後、蓋に温度計を取り付けるのですが、これも簡単にできます。
説明書にある組み立ては、日本語の説明がなく図柄だけのものです。
しかし、その絵だけで理解できる簡単なものでした。
ガスへの点火は、電子点火装置でします。
その装置は電池を使用します。
電池は単4電池が付属しています。
これを、スイッチ内部に設置します。
電子点火装置のスイッチを捻るように回すと、取り外す事ができるので、そこに電池を差し込みます。
これは、説明書の組み立てのところに記載されていなくて、後ろのページの定期メンテナンスに記載されています。
脂受けになるドリップパンは、本体の下側にスライドして差し込むだけです。
ドリップパンは使い捨てで、初めては1枚しか付いてきません。
固まった脂を削ぎ落としたりして、何回か使い回せるようですが、使用頻度が高くない場合は、別途購入しておいた方が良さそうです。
基本的な組み立てはこれで完成です。
点火してみる
念のため、ガス缶を取り付けて、点火してみたいと思います。
本体から出ている燃料ホースにガス缶を取り付けて、本体のサポートバスケットに入れると説明書に記載がありました。
説明書の通り、ガス缶をホースのレギュレーターに接続してから、サポートバスケットに入れようとしたら、ホースが固すぎるのか短か過ぎるのかわかりませんが、なかなか入れる事ができませんでした。
無理矢理入れるとしたら、かなりの力が必要です。
その為、1度レギュレーターからガス缶を取り外し、サポートバスケットに入れてから、燃料ホースに接続するという方法を取りました。
サポートバスケットにガス缶が入っているので、ガス缶を回しながらレギュレーターに取り付けるのが大変でした。
しかし、このやり方でないと、結構大変そうです。
ガス缶を取り付けたら、レギュレーターの挑戦ツマミを開きガスを供給します。
その後、バーナーの制御ツマミを点火マークまで回して、電子点火装置のスイッチを押します。
するとチッチッチッと音がなり、点火する事ができます。
実際に手順通り進めたら、問題なく簡単に点火することができました。
ウェーバーQ1250を使ってローストビーフ作りに挑戦
今回、スーパーで購入してきたのは、ローストビーフ用のお肉、そしてローストビーフのソースだけです。
下味につける塩胡椒は自宅から持参しました。
本来なら、レシピで読んだスライスニンニクをお肉に刺すというのをやってみたかったのですが、何故かスーパーで買い忘れてしまいました。
なので今回は、塩胡椒だけの、かなり簡単な物になってしまいました。
何て、どこかに書いてあった名言を言ってみたりして。
作り方が簡単に思えるローストビーフは、温度の管理によって味が変わってきてしまうようなんです。
この前から、ウェーバーのバーベキューコンロを使ってお肉を焼いてても、その度に思っていたよりも焼き過ぎてしまっている僕にとって、かなりハードルが高いような気もします。
設置
まずは、ウェーバーのバーベキューコンロQ1250を設置します。
前回、ゴーエニーウェアーのレビュー時、ダンボールのまま持ってきたら、実は組み立てが必要だったという事がありました。
しかし今回は、ちゃんと家で組み立て済です。
蓋も温度計も取り付けてきました。
その為、持ち運ぶのは思いの外簡単にできました。
ただ、やっぱり鉄板の重量がある為、少し重たいのが難点です。
ガス缶は、家で取り付けましたが、移動時に何かあったら困るので取り外しています。
キャンプ場に着いてから、ガス缶を取り付けました。
一度開封した時のように、レギュレーターにガス缶を取り付けてからサポートバスケットに入れるのは大変です。
できない事はないのですが、かなり力が必要になってしまうので、燃料ホースに亀裂が入らないか心配になってしまいます。
なので、ここでも先にサポートバスケットにガス缶を入れてから、レギュレーターに取り付けました。
後は、蓋を開けて、サイドテーブルを反転して開くだけ。
持ち運ぶ前に、ドリップパンは取り付けてあるので、キャンプ場に着いてからは他に準備する事はありません。
予熱
ローストビーフは、最初表面を高温で焼くようです。
Q1250の蓋を閉めて予熱しても、その後蓋を開けてお肉を焼いたら、予熱の意味があるか分からなかったのですが、取り敢えず説明書にあるように予熱をします。
レギュレーターの栓をあけ、バーナーの制御ツマミを点火マークまで回します。
この時点でガスが出ているようなので、電子点火装置のスイッチを押すと、すぐに点火します。
太陽の下の明るい場所だと、火が点いているか確認し辛いですが、何とか炎を確認して蓋を閉めておきます。
予熱時間は大体20分のようです。
本体内部の温度が300℃ぐらいが目安だと、インスタで後から教えてもらいました。
しかし、この時点で何も知らなかった僕は、予熱時間が10分で温度が200℃の時、蓋を開けてしまいました。
その時点でお肉の表面を焼いたのですが、結果的にちゃんと鉄板が温まっていたので、しっかりと焼き目を入れる事ができました。
ローストビーフを焼く
お肉の表面を焼いた後、Q1250の蓋を閉めてじっくりと焼いて行こうと思います。
ネットで調べたら、その時のバーベキューコンロ内の温度は180℃ぐらいでいいようです。
もっと低く140℃でも160℃でも良いみたいなんです。
バーベキューコンロ内の温度よりも、お肉の内部の温度が重要みたいなんです。
しかし、あまりにも高温で焼いてしまうと、周りだけ焦げてしまいそうです。
温度が低過ぎても時間がかかってしまいそうなので、ネットにあったように160〜180℃ぐらいで焼くことにしました。
Q1250で焼いていると、時間が経過する毎にバーベキューコンロ内の温度が上昇します。
200℃ぐらいなら、すぐに温まってしまいます。
180℃を過ぎたら、お肉を見るフリをして、バーベキューコンロ内の熱い空気を外に逃し、温度を調節しました。
今回の肉の焼き加減の目標はレア。
出来上がったローストビーフを切った時、中が美味しそうな赤い色になっているのが理想です。
前回お肉を焼いた時には、余熱で火が通ってしまったので、少し早めに止めようと思います。
とりあえず、こまめに温度チェックします。
コンロ内の温度は約160℃です。
蓋を閉めて約2分、ステーキなら裏返すタイミングです。
蓋を開けて、お肉の温度を測ってみました。
使うのは、ウェーバーのすぐ測れる温度計。
お肉の中心部の温度は約20℃。
隅の方は約24℃。
まだまだ早過ぎました。
更にもう2分、中心部の温度は約25℃、隅の方は約30℃です。
これでも、まだまだでした。
次は4分経過してから温度を測ってみました。
中心部の温度は約38℃、隅の方は59℃になっています。
周囲は焼けているようですが、中心部がまだのようです。
お肉の中心部の温度は50℃が理想なのですが、少し足りません。
もう少し焼いてみたいと思います。
それからまた2分が経過しました。
今度は、中心部で32℃。。。
何故か肉の温度が下がってしまいました。
温度計がおかしいのか、測り方がおかしいのかわかりません(笑)
隅の方の温度は、49℃近くまで上がっています。
なかなか温度が上がってきません。
しかし、以前のように焼いて火が通り過ぎては困ります。
中心部はレアがいいので、一旦取り上げて、余熱で火を通してみたいと思いす。
もし切ってみて焼き加減が足りなかったら、もう1度焼くつもりです。
切ってみる
ローストビーフをQ1250から取り上げて、余熱はたっぷり8分ぐらい取りました。
少し熱が冷めて、肉汁が落ち着くようにしたつもりです。
少し早いかなと思って取り出したのですが、切ってみると中はちょうど良い感じになっていました。
赤過ぎず、レアからミディアムレアっぽく美味しそうな色をしていました。
温度計では中心部が50℃になる事はありませんでした。
何度も温度計を刺した事や、温度計の周りに付いた脂が固まっていた事もあるかも知れません。
しかし、長めに置いた余熱の時間で、火が通ったようです。
今回はQ1250内を160℃にして焼きましたが、もう少し低くして時間を長めにして焼いても良かったかも知れません。
しかし、結果オーライ。
美味しく焼く事ができました。
Q1250のバーナーの調整ツマミを回し、火を止めます。
使用後
バーベキューコンロって使用後は脂汚れが酷くなりますよね。
もちろんウェーバーのQ1250も、お肉の脂で汚れます。
しかし、お肉から滴る大量の脂は、ドリップパンに落ちて溜まります。
しばらく時間が経てば、脂は固まっているんです。
それを剥がして捨てても良いし、使い捨てのドリップパン毎捨てても良いんです。
後は、鉄板の脂汚れです。
これは後から落としやすくする為、もう1度点火し、炭化させておきます。
蓋の内側も汚れますが、蓋はクリップを取れば取り外せるので、洗いやすいんです。
ただ、焼き網をそのままにしてサイドテーブルをしまうと、サイドテーブルに脂汚れが付いてしまうと思います。
※焼き網とサイドテーブル
折りたたんだサイドテーブルと焼き網の間には微かに隙間があるように見えますが、振動によって触れてしまうハズです。
使用後に持ち運ぶ時には、焼き網を洗うか取り外した方が良さそうです。
焼き網とサイドテーブルの間に紙などを挟んでも良いかも知れません。
とは言え、全体的に簡単に後片付けできるのは好印象でした。
ちなみにサイドテーブルは、温度計を置いたり出来るので、使用中はとても便利に使うことができました。
WEBER(ウェーバー)バーベキューコンロQ1250 スペック
蓋開いた状態およびテーブル出した状態 | 103.9×52.1×62.5(h)cm |
蓋閉じた状態およびテーブル出した状態 | 103.9×42×39.4(h)cm |
使用人数 (目安) | 4~6人 |
材質・蓋 | 鋳造アルミニウム製の蓋。楕円形の蓋で熱循環が効率よくなる。 |
材質・焼き網 | ホーロー加工鋳鉄製。重厚感と蓄熱性に優れている。 |
材質・バーナー | ステンレススチール製 |
Q1250を使ってローストビーフを作った動画
今回のウェーバーのガス式バーベキューグリルを使ってローストビーフを作ってきた様子を動画にしました。
是非見てください。
チャンネル登録よろしくお願いします!
まとめ
WEBER(ウェーバー)のバーベキューコンロ「Q1250」を使ってローストビーフ作りに挑戦してきました。
Q1250は、燃料にガスを使うバーベキューコンロなので、使う場所を選びません。
コンセント式だと電源がある場所に限られてしまうし、炭だと煙が出るので、これも場所を選びます。
ガスなら、肉何焼ける時の煙りしか出ないので、庭先などでも使いやすいと思います。
そして、移動も比較的楽にする事ができました。
ちょっと重量はありますが、コンパクトなのでそこまで嵩張りません。
車に積む時は、その形状からどのように積むか悩んでしまいました。
コールマンのロードトリップグリルを積んだ時よりは、場所は取らなかったので、その点は良かったです。
蓋を閉めてオーブンのように調理ができるので、今回ローストビーフに挑戦しました。
確かに温度管理は大変かも知れません。
しかし、蓋に温度計何付いているので、コンロ内の温度を確認しながら焼く事ができました。
あまり温度が上がり過ぎてしまうと、表面が焦げてしまったりするので、それを確認できるのは助かりました。
今回はローストビーフだけでしたが、他の料理をするとき、サイドテーブルがあるととても便利だと思います。
テーブルが近くにない時も、サイドテーブルに置く事でとても便利に使えます。
ウェーバーのQ1250のレビューでしたが、普段使い慣れたバーベキューコンロとは違う、蓋つきのバーベキューコンロも良かったです。
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