炭用トングの話なんですが、聞いてください。
先日キャンプの時に、使いっぱなしでその辺に置いておいたんです。
そうしたら、夜の暗闇でトングが見えなくて踏んでしまいました・・・。
それから、どうもかみ合わせが悪くなり、とても使いづらくなってしまったんです。
これと同じような経験をしている方も、多いかと思いますが・・・どうでしょう。
ということで、かみ合わせが悪くなった炭用トングを買い替えを念頭に入れながら調べてみました。
今回は、キャンプやバーベキューで使う炭用トングとは何か、さらに選び方と薪バサミとの違いを紹介しつつおすすめしたい3つの炭用トングを選んでみました。
目次
キャンプには炭用トングが必要?
炭用トングとは
キャンプでの焚き火は、キャンプ中最大の楽しみの1つでもありますが、火を扱うことは危険が伴います。
そこで、焚き火を安全に楽しむために欠かせないアイテムが「炭用トング」です。
炭用トングは、その名の通り、炭を扱うためのトングですが、手で直接触れることができない熱い物を持つという点で、焚き火の薪にも使うことができます。
また本来の使い方として、バーベキューの炭を掴むことができるので、炭を取り扱う時には必需品となるんです。
逆に、薪ばさみを炭用トングとして使うのも問題ありません。個人的には、名称の違いだけで、使用用途は同じもののうように思えます。
ただ薪ばさみは、先端部分や柄が細いものが多いので、太い薪や炭を挟みにくいように感じました。
ホームセンターやキャンプ用品店、Amazonなどで手軽に購入することができますが、素材や形状によって価格が異なるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
例えば、焚き火の薪を掴みたい時、高く上がった炎はかなり熱くなります。短いトングでは、熱が手に届いて熱く感じます。
またバーベキューの炭を掴むのに、長すぎるトングでは、掴みにくいですよね。
自分にあったシチュエーションで、使いやすい長さのトングを見つけるところから始めてみても良いかも知れません。
しかし一点注意点があります。炭用トングは、焚き火だけでなく、バーベキューの炭を掴む時になどでも使うことができますが、それはあくまで炭を掴むため。
食材のお肉や野菜を掴むのに兼用してしまうと、食材に炭がついてしまうので、食材用のトングとは分けて考えましょう。
炭用トングと薪ばさみの違い
※火ばさみ
ここで迷っていしまうのが、炭用トングと薪ばさみの違いについて。
薪ばさみだけではなく火ばさみ、炭ばさみなど、様々な言い方があり、何がなんだか分からなくなってしまいますよね。
炭用トングと薪ばさみの違いって、やっぱり作りの違いで分けていると思われます。
炭用トングなど、トングと呼ばれるものは、1本の金属がV字やU字に折り曲がっていて、ピンセットのように使います。
その折り曲がっているところが支点となり、バネの力で軽く開いた状態になっています。
一方火ばさみは、まさにハサミと同じような構造をしていて、2本の金属が支点を中心の軸として重なり合うような作りになっていて、グリップを握ると先端が挟み込むように動きます。
また、キャンプで使われる薪ばさみを見てみると、どれも棒のように細く、先端部分が僅かに広がっているような形状をしています。
そこには、ギザギザがあるものは少ないように感じています。
個人的に使った感想は、太い薪や炭は挟みにくいし、片手で挟めない。手が疲れるなど、ちょっと微妙な評価です。
デザインは薪ばさみの方がおしゃれに見えますが、使いやすさは炭用トングの勝ちだと勝手に判断しちゃっています。
とは言え、火ばさみ、薪ばさみには、様々な種類があるので、一概には言えません。
・構造が違う
・使いやすさが違う
・デザイン性が違う
炭用トングの選び方
炭用トングを選ぶ時には、そのデザイン性だけでではなく、いくつか選ぶポイントがあります。
まずはトングの形状です。基本的な作りは同じようなものが多いのですが、先端部分の形状が商品によってことなります。柄の部分と同じ太さのもの。先端が広がっていて炭を満ちやすくなっているもの。
さらには先端のギザギザの多さや尖り具合などを考慮しましょう。炭を掴む時には、もちろんギザギザがはっきりしっかりしたものの方が滑りにくくてつかみやすくなります。
また、手にしっかりとフィットする形状かどうが、力が入れやすいかどうかでも、使いやすさが変わってくるので、注目しておきたいポイントです。
デザインが良くても、使いにくかったら、出番は減ってきてしまいます。
後は、トングのサイズにも注目してください。
炭用トングの長さは、炭を掴んで移動する際の安定感や操作性に大きく影響するので、長すぎると扱いにくい、短すぎても熱を感じすぎてしまうなどが考えられるので、自分の使い方に合わせて適切な長さを選びましょう。
個人的には、焚き火の薪を取り扱うことも考えたら少し長めで、40cm前後がおすすめです。焚き火の薪を移動させる時って、思っている以上に熱いんですよね。
かといって、長すぎても不格好だし・・・ということで。
最後に、予算も選ぶ時の重要なポイントになります。
価格帯は、数百円から数千円まで幅広くあり、、サイズによっても異なります。
安価なものはデザイン性が良くなかったり、踏んでしまったら、すぐにかみ合わせが悪くなってしまうなど耐久性が低い場合があることも考えられます。
キャンプで長期間使用することを想定しているのなら、デザイン性も考慮して、少し高価なものを選ぶことをおすすめします。
・トングの形状と先端の滑り止め
・手にフィットして使いやすいか
・長さは自分の用途にあっているか
・値段はちょうどいいか
・デザインは気に入っているか
炭用トングのおすすめ
CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ レスト大型炭バサミ
出典:楽天
多分安くて人気があると思います。
トングにそんなにお金がかけられるかっ!って人に、おすすめです。
キャプテンスタッグが販売している『レスト大型炭バサミ』。
45cmの長さがあり、火元から遠くで作業が出来るため、手元が熱くならなくて良いですね。
先端部は、ギザギザになっていて炭や薪が滑って落ちることもなさそうです。
取っ手は滑りにくいように、ビニールでコーティングされ収納時に便利なストッパーが付いているので、ハサミを閉じて片付けることが出来ます。
さすがキャプテンスタッグさん、格安でうれしいですね。
ただ合せ買い対象商品なので、他の物を買ったついでに購入しましょう。
UNIFLAME ユニフレーム 焚き火トング
出典:楽天
ユニフレームから販売されている焚火トングは長さが50cmとかなり長いので、焚き火や炭いじりが手軽にできそうです。
そして、ファイアグリルにギリギリ収まるようです。
これはファイヤグリルを使っている人にはポイント高いですね。
収納時に便利なストッパーも付いています。
形はBBQ用のトングと似た形をしていますね。
材質もステンレスで、耐久性もありそうです。
ただ少し高めの値段設定ですね。。。
この ユニフレームのトングを買うなら「ウェ~ブ 炭スコップ」も揃えて欲しくなっちゃいます。
出典:楽天
炭の処理するときにあれば便利なスコップ。
これも丈夫なステンレス製で、絶妙な角度がすくいやすさの秘密みたいです。
合わせてチェックしておきたいですね。
テンマクデザイン キングトング KING Tongs
出典:楽天
テンマクデザインから発売されている「KING Tongs」はGOOD DESIGN 2015 受賞した。今までにない究極のデザインのトングです。
シーカヤック界のレジェンド、沖縄カヤックセンター仲村氏が自作して長年使用していたトングを元にデザインした物です。
20年以上焚火だけでツアー中の食事を作るプロがたどり着いたトングの究極の形のようです。
デザインだけでなく機能性はどうかというと特徴的な先端は、太い薪から楊枝の様な細い枝まで容易につかむことができます。
バネの部分は、特殊な構造により、へたりにくく耐久性にも優れてます。
簡易的なダッチオーブンなどのリフターとしても利用できます。
出典:楽天
ただ気になったのが、少し長さが短いかなという事です。
長さが39.5cmなので、熱さをどのくらい感じるかが気になります。
僕的には、変わったデザインなので少し使ってみたいですね。
まとめ
普段は別段こだわるわけではない地味な炭用のトングですが、実はこれがないとバーベキューも焚火も、困っちゃう。。。縁の下の力持ち的な存在です。
100均やホームセンターで、安易に買うことができますが、少しこだわってみてユニフレームやテンマクデザインのトングを使えば、火にこだわりを持つカッコイイ男に映るはず。。。
えっ!そんなことはない?
。。。まあ 高いトングを買えば、今までの様にあまり粗末に使わなくなるはず。
その辺に転がしておくなんてことも、減るはずです。
出来る男は道具を大事に使うもの。
高くて粗末にできないっていう、不純な動機でも道具を大事に使うって良いことだと思います。
トングを買う時があれば、選択肢に入れて考えてみてはいかがですか?