僕が子供の頃、テレビで観たアニメに「忍者ハットリくん」がありました。
子供が観るアニメなので、ほのぼのとしたストーリーが多かったような気がします。
その時の忍者に対するイメージは、恐ろしい物ではなくどちらかと言うと親しみがありました。
それから、忍空やナルト、その他マンガ内で度々登場するニンジャは、僕ら日本人にとって身近に感じる存在です。
現実には、あんな魔法のような忍術なんて存在しないと分かっていても、完全に否定する気もなく、どこかしら憧れの気持ちがありませんか?
忍者のテーマパークで、忍者ショーを子供と観た時に一緒になって驚きの声をあげ感動したのも、やっぱりそんな心があったからだと思うんです。
忍者と共に育って大人になった日本人にとって、忍者は一種の憧れもあるのかも知れません。
こんな事出来たらいいな、あんな風に変幻自在に色々出来たらいいななんて、子供の頃考えた方もいるハズです。
実はキャンプで、そんな夢を叶えてくれるタープがあるんです。
それは、パーゴワークスのニンジャタープ。
変幻自在に色々なアレンジができるタープは、憧れの気持ちを実現できるかも知れません。
今回は、パーゴワークスのニンジャタープを始め、その他の気になるおすすめアイテムを紹介したいと思います。
目次
PAAGOWORKS(パーゴワークス)のキャンプギア
パーゴワークスとは
出典:PAAGOWORKS
日本のアウトドアブランドのパーゴワークスは、2011年の震災後に人々がアウトドアから遠ざかっている時に「Pack and Go!(荷物を詰め込んで出かけよう)」との気持ちでスタートしたブランドです。
日本でデザインを開発し、アジアにある有名アウトドアブランドの生産を長年している信頼できる工場で生産しているようです。
製品がどこで生産されているかなど公表しているので、コスト面や一流の技術など、消費者側から確認することができて安心できますよね。
プロトタイプの作成からフィールドテストはスタッフがしっかりと行っているようです。
この事も、購入する側からしたら、安心できる要素の1つだと思います。
2011年にスタートしたパーゴワークスは、2020年になり「アウトドア自由主義」をブランドスローガンに掲げています。
もっとアウトドアを楽しもう!という思いが込められているようです。
パーゴワークスのキャンプギアを見ると、まさにその精神を実感出来るかも知れません。
NINJATARP(ニンジャタープ)
出典:楽天
パーゴワークスのキャンプギアは、ニンジャシリーズとして販売されています。
その代表的なギアに、NINJATARP(ニンジャタープ)があります。
このニンジャタープが凄いんです。
ニンジャタープの何が凄いかと言うと、様々な設営バリエーションでタープを張ることができる事です。
ニンジャタープには、前後2辺のテンションスリープと21ヶ所のジョイントポイントが設けられています。
それにより、張りやすさと多彩な設営バリエーション何実現できるようになっているんです。
出典:楽天
実際に、どのようなアレンジができるかは、細かく紹介できませんが、設営バリエーションのイラストがあったので見てみると、そこには30ものバリエーションがありました。
よく他のブランドのタープでも、アレンジが豊富だと書く事がありますが、実際にはどんな感じかわからない事があります。
ニンジャタープのこのイラストがあると、実際に設営した時をイメージしやすいですよね。
出典:PAAGOWORKS
ニンジャと名前に付く理由は、それだけじゃないんです。
このニンジャタープのシルエットが、実は手裏剣の形をしているんです。
他では見た事のない、デザインですよね。
でもこのデザインが、張りやすさや多彩な設営バリエーションを実現できる要素にもなっているようです。
サイズ等
出典:PAAGOWORKS
ニンジャタープのサイズは、2800×2800mm。
サイズを見ると、決して大きなタープではありません。
公式では、ソロでもグループでもと書かれていますが、サイズ的には1人か2人ぐらいが良いと思います。
本体の重量は、約395g。
素材は、30Dナイロンでシリコンコーティングされた素材を使用しています。
軽量で持ち運びしやすいので、荷物を減らしたいソロキャンプに使いたいですよね。
ニンジャタープ スペック
サイズ | 2800x2800mm (収納サイズ270x90x90mm) |
単体重量 | 約395g |
総重量 | 約500g |
主素材 | 30Dナイロン シリコンコーティング |
付属品 | ガイライン6本、スタッフバッグ |
NINJANEST(ニンジャネスト)
出典:楽天
ニンジャタープと組み合わせて使えば、ミニマル装備のキャンプが楽しめるニンジャネストも良い感じです。
ニンジャタープの下にニンジャネストを組み合わせた様子は、まるでA型テントのようです。
三角屋根のそのデザインは、ちょっとオシャレで良いかも知れません。
出典:楽天
ニンジャネスト自体のサイズは、1800×1800×1000mmあり、1〜2人々なら広々と使う事ができそうです。
出典:楽天
しかも、元々組み合わせるのがニンジャタープなので、片側を跳ね上げたりとアレンジも可能です。(別途跳ね上げ用のポールが必要)
あまりない事ですが、2張りを連結すれば、ベースキャンプっぽい広いスペースになります。
それはもう忍者屋敷のデザインとは違ってきてしまいますが、仲間同士集まってみるのも面白そうですよね。
NINJANEST(ニンジャネスト)スペック
サイズ | 1800x1900x1000mm |
収納サイズ | 270x110x110mm |
単体重量 | 約600g |
総重量 | 約630g |
主素材 | 30Dナイロン シリコンコーティング |
付属品 | スタッフバッグ |
NINJATENT(ニンジャテント)
出典:PAAGOWORKS
NINJATENT(ニンジャテント)は、「軽くて丈夫で広くて快適」を目指して設計開発されたテントです。
定員は2人で、サイズは120×220×105cmとなっています。
このサイズだと、1人で寝る分には十分な広さがありそうです。
幅120cmなので、1人なら荷物を置くスペースもあります。
しかし2人用とされていますが、120cmの幅を考えると、2人で寝るのにはちょっとキツいように思えます。
出典:PAAGOWORKS
テントの入り口部分は、大きく開かれていて、前室で過ごす事を前提に設計されています。
出入りする時も、入り口部分に頭が当たりにくいように高さも保たれています。
出典:PAAGOWORKS
そしてテント内には、大型のポケット何6つ、天井にはギアループが6ヶ所も付いているので、1人で使うなら、まさに広くて快適な空間になっていると思います。
背面ベンチレーション
出典:PAAGOWORKS
背面のベンチレーションは、どこかに穴を空けて設けられている物ではありません。
フライシートをそのまま巻き上げるようになっているんです。
ニンジャテントの背面ベンチレーションは、テント内から操作する事ができるんです。
ちょっと忍者屋敷っぽい感じがしませんか?
そしてインナーテントの前後には、メッシュパネルが装備されているので、籠った空気も簡単に排出する事ができるようになっています。
ニンジャっぽい?
出典:PAAGOWORKS
ニンジャテントの収納ケースは、まさに巻物。
ポールを中心にクルクルと巻いて収納する事ができます。
広げた時は、設営方法が図解で記されています。
ちょっと少年心をくすぐられますよね。
出典:PAAGOWORKS
そしてフライシートを跳ねあげた前室の排水機構も、ユニークなんです。
雨が降った時にフライシートに溜まった水が、フライシート中央部分にあるロープを伝って、下にある受け皿に溜まっていくようなんです。
受け皿は、自分でクッカーなどを用意しておく必要がありますが、これも何となく忍者屋敷のカラクリっぽくありませんか?
このニンジャテントだったら、ソロキャンプも楽しく快適に過ごせそうですよね。
出典:PAAGOWORKS
しかもポールはDAC社製のフェザーライトを使用しているので、持ち運びしやすく耐久性も高そうです。
ニンジャテントは、パーゴワークスのWEBSTOREのみで販売されています。
現在は在庫切れになっているので、欲しい方は入荷通知を受け取るようにしておくと良いと思います。
公式動画
NINJATENT(ニンジャテント)スペック
サイズ | 120x220x105cm |
最小重量 | 1160g(フライシート、インナーテント、ポール2本) |
最大重量 | 1600g |
定員 | 2名 |
シーズン | 3シーズン |
素材 | 30Dナイロン シリコンコーティング |
カラー | ダークグレー |
付属品 | インナーテント、レインフライ、スタッフバッグ、ペグ7本、ガイライン2本、ポール2本、専用グラウンドシート、リペアキット(トレッキングポールは付属しません。) |
NINJAFIRESTAND(ニンジャファイヤースタンド)忍ばす焚き火台
出典:楽天
先日、メッシュ網の焚き火台を紹介した記事を書きましたが、このニンジャファイヤースタンドを入れていませんでした。
その記事内で、ブッシュクラフトのウルトラライトファイヤースタンドがフルサイズの焚き火台として世界最軽量と紹介しました。
フルサイズとは、薪を置くスペースが1500㎡以上の焚き火台です。
ニンジャファイヤースタンドは360×360mmなので、フルサイズには届いていませんが、重量は280gとブッシュクラフトの352gよりも軽量なんです。
出典:楽天
付属の巻物ケースからパーツを取り出し、サッと組み立てられる、シンプルで軽量な焚き火です。
火吹き棒がセットで付いているのも、何となくニンジャを意識してしまいますよね。
出典:楽天
そして、フレームがそのままゴトクとして使えるのが他の焚き火台と比べて優れているんと思うんです。
先日紹介したメッシュ網の焚き火台では、フレームをゴトクとして使うというものはありませんでした。
なおかつ、ゴトクを有している焚き火台はなかったと思います。
それを考えると、ニンジャファイヤースタンドはより使い勝手がよく魅力的な存在になるハズです。
公式動画
NINJAFIRESTAND(ニンジャファイヤースタンド)スペック
サイズ | 360x360x300mm |
重量 | 280g |
主素材 | ステンレス |
付属品 | 収納ケース、火吹棒 |
SHURIKEN(手裏剣)自由すぎる自在
出典:楽天
手裏剣と言っても、もちろん忍者の武器ではありません。
しかし手裏剣って、幼い頃は随分と惹かれました。
忍者屋敷やお城などの史跡に行くと、手裏剣のおもちゃのお土産が必ずあり、両親にねだっていた記憶があります。
手裏剣のおもちゃには、ゴム製と金属製の物があり、なかなか金属製の物は買ってもらえなかったです。
そんな金属製の手裏剣が大人になった今、キャンプギアとして手に入るんです。
出典:楽天
パーゴワークスの手裏剣は、自由過ぎる自在金具。
これがあれば、自在としてだけではなく、ロープの結束やS字フックとして、アイデア次第で色々な用途に使う事ができちゃうんです。
投げて遊ぶ事は絶対にダメですが、キャンプのツールとして活躍しそうです。
まさに、忍者のように影で支える存在になりそうです。
SHURIKEN(手裏剣)スペック
サイズ | 36.5x36.5x2mm |
重量 | 4g |
素材 | アルミニウム |
ロープ径 | 2〜4mm |
まとめ
パーゴワークスのニンジャシリーズの中で、おすすめをいくつか紹介しました。
ソロキャンプに行くなら、やっぱり装備は軽量で持ち運びしやすい方が良いですよね。
それでいて快適に楽しく過ごせたなら、万々歳です。
パーゴワークスのテントやタープは、それを可能にしてくれる機能性があると思います。
ちょだとしたギミックやデザインなど、惹かれるアイデアが詰まっています。
中でも特にニンジャタープや手裏剣のように、変幻自在にアレンジや使い方を変えられるのは良いと思います。
ベテランキャンパーさんなら、それなりに使いこなせるハズですし、あまり慣れてない方でも自由にあれこれやったら何とかなりそうですよね。
それはまさに「アウトドア自由主義」。
パーゴワークスのブランドスローガン通りです。
ソロキャンプを始めようと考えている方も、それ以外の方もパーゴワークスの楽しいギアをチェックしてみてください。
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アイキャッチ画像 出典:楽天