小さい頃、男の子なら戦隊モノにハマっていたと思います。
戦隊モノの最後では、各色のヒーローが乗っている乗り物が合体して巨大なロボットになり敵をやっつけるんです。
それがメチャクチャ爽快感があり、さらにはカッコいい!
なんて、おもちゃの超合金のロボットが欲しくて駄々をこねていましたが、その望みが叶うことはありませんでした。
大人になった今も、合体するものが何故かカッコよく見えます。
例えば趣味にしているキャンプでは数年前になりますが、スノーピークのリビングシェルとアメニティードームが合体(接続)した姿にすごく心を惹かれたのを覚えています。
最近では、ノルディスクのMidgardを中心にVimur5.6を左右に合体(接続)しているデザインに心奪われました。
どれも、現実的には金銭的な問題や、収納など物理的な問題、または奥さんのお気持ちの問題などがあり、購入することはできませんでした。
しかし、同じように合体(接続)できるテントがDODから登場しました。
それはツクツクベースという万能シェルター。
同社のエイテントやヒレタープと合体(接続)することができるんです。
なんて淡い期待をよせつつ、今回はDODのツクツクベースを紹介したいと思います。
目次
DODのツクツクベースをテントやタープと接続することで更におしゃれになる!
DODのツクツクベースはエイテントやヒレタープと接続できる
出典:DOD
今回紹介するDODのツクツクベースは、上記の通りエイテントやヒレタープと接続することがきます。
接続と言っても大層なものではなく、紹介ページを読んでみると結構簡易的な感じで、サイドポールを接続したいテントのグロメットを引っかけるものでした。
ノルディスクのミッドガルドとヴィムル5.6のようにジッパーで連結するようなガッチリ「合体!」って感じではないんです。
簡易的であろうがなかろうが、接続されてはいるんです。
まさしく合体して、大型のシェルターのように使うことができちゃうんです。
ツクツクベースを中心に、右はタープ左はテントというように連結することで、見た目にも使い勝手的にも魅力になります。
DODのツクツクベースに限らず連結されて大きくなったテントやシェルターって、その広い床面積や部屋数が多くあるに惹かれちゃいますよね。
家に例えたら、ワンルームのアパートか3LDKのマンションの違いぐらい、差があると思います。
そのどっちを選ぶか聞かれたら、もちろん部屋数があるマンションの方を選びたくなってしまいますよね。
それが、連結されたテントやシェルターの魅力と同じような感じなんです。
出典:ノルディスク
ツクツクベースの左右にテントやタープを接続した様子が、僕にはノルディスクのミッドガルドとヴィムル5.6を連結した姿に似ているように見えてしまいます。
それが良いか悪いかは別として、やっぱりどちらもオシャレな感じがします。
大型の別荘のような、グランプング施設というのか、なんだか高級感を感じてしまうんです。
ヒレタープと接続
出典:DOD
タントやタープと接続できるツクツクベースですが、無理してその2つと繋げる必要はありません。
例えそれが、タープとだけ接続したとしても、シェルターとタープとで、広い空間を作ることができます。
ツクツクベースはDODのヒレタープと接続することができるのですが、その使い方だとツクツクベースを寝室にして、ヒレタープをリビングスペースとして使うことができます。
これは、一般的にテントとオープンタープを接続するような感じですよね。
寝室とリビングを兼ね備えることができるので、これならとても使いやすく快適なキャンプを過ごせると思います。
ちなみにこのヒレタープとの接続は、ヒレツクスタイルと呼ぶようです。
出典:DOD
ヒレタープではなく、エイテントだけと接続しても、それもそれで広い空間を確保することができちゃいます。
ヒレタープとの接続した時とは逆に、今度はツクツクベースをリビングスペースにして、エイテントを寝室として使えば、大きなリビングスペースが魅力的なサイトが出来上がります。
ちょうどエイテントの三角形の屋根の形と、ツクツクベースの接続面のひさしが連結し、もとから計算されていたかのようにピッタリとマッチします。
ツクツクベースとエイテントの行き来がスムーズにできるようなら、それはとても快適だと思います。
また、余裕があれば、ツクツクベースの反対側にも、もう1つエイテントを接続することもできちゃうらしいんです。
友達が集まったときなどさらに寝室が増えることで、大人数でのキャンプも可能になります。
それも、想像してみたら面白いかも知れませんよね。
他の一般的なタープとも接続可能
出典:DOD ※いつかのタープと接続した様子
接続できるのはDODのエイテントとヒレタープと記載がありましたが、タープに限っては他の一般的なオープンタープでも接続できるようです。
DODの製品の中では、チーズタープM以外なら接続できると記載があります。
そして引っ張る生地の長さが420cmを超えるタープテントは、テンションが高くなってしまうので接続できないとあります。
それらを考えると、サイズが大きすぎない(420cm以内)オープンタープなら、接続できるかも知れません。
ツクツクベース単体でも広々スペース
出典:DOD
DODのツクツクベースが、エイテントやヒレタープと接続することで、大きな魅力を発揮するのはわかりました。
しかし、ツクツクベース単体で使った場合はどうでしょうか。
ツクツクベースを買って、そのエイテントもヒレタープも買っちゃうなんて贅沢なことは、一般人ではすごく難しいですよね。
もちろん我が家では、そんな計画を立てても絶対にお許しは出るはずがありません。
それなら、ツクツクベース単体で使えるのか、気になりますよね。
自分がツクツクベースを持っていれば、エイテントを持っている友人やヒレタープを持っている友人が集まって、合体することができますもんね。
または、今年はツクツクベース、来年はヒレタープと徐々に買い足す計画を立てれば、もしかしたら奥さんにバレないかも知れません。
とりあえず、ツクツクベース単体では、広めのワンルームテントとして使うことができるようです。
出典:DOD
ツクツクベースのサイズは、フロアサイズで400×400cm。
使用可能人数は表記されていませんが、結構広めだと思います。
例えば、初心者におすすめのコールマンのタフワイドドームⅣ/300といテントがありますよね。
タフワイドドームⅣ/300だとインナーが300X300cmで、大人5〜6人がゆったり寝ることができる広さとなっています。
それよりも幅と奥行が100cmずつ広いツクツクベースでは、もっと多くの人数でも寝ることができると思います。
これなら、ツクツクベースを単体で使っても、スペース的には全く問題ないと思います。
出典:DOD
また、室内空間が広いことから、カンガルースタイルで使っても余裕があります。
カンガルースタイルは、コンパクトなテントをインナーテントとして使うスタイルなんですが、これだとツクツクベースの中に寝室という区切られた空間を作ることができます。
寝室は狭いほうが安心するという方もいるかも知れないので、広いスペースは嬉しいですよね。
さらに高さもツクツクベースでは一番高い場所で300cmとなっています。
4面ある出入り口はポールで202cmの高さになっているので、隅側でも窮屈さは感じず、逆に開放感があると思います。
コールマンのタフワイドドームⅣ/300では高さが185cmなので、フロア面積も高さもツクツクベースの方がかなり余裕があって広々と使えます。
4面ドアパネル
出典:DOD
ツクツクベースが他のテントやタープと接続するとき、または単体で使った時でも出入り口や開放できるドアとして使うことができるのが、4面全てにあるドアパネルです。
4面がすべて同じドアパネルで、それぞれ出入り口として使うこともできるし、すべてをメッシュにしてスクリーンタープのように使ってもいいし、すべてを開放してオープンタープのような使い方もできるようです。
とは言っても、実際に使う時には、全てを開放したりメッシュにしたりはしないと思います。
室内に荷物を並べてドアを塞いでしまうこともあるかも知れないし、プライバシーの保護的に閉めておきたい時もあると思います。
僕的には4面それぞれ202cmのポールで高さがあるのが、とても使いやすいと思います。
背の高い男性でも、全くかがむことなくスムーズに出入りできるのが、ストレスを感じることがないというのが、すごく魅力に感じます。
もちろん高さがあることで生まれる開放感や通気性も同じように魅力的だと思います。
ツクツクベースの素材
出典:DOD
DODのツクツクベースの素材はポリコットンです。。。
と言いたいところなんですが、ポリコットンを使用しているのは屋根部分だけになります。
DODで人気の高いワンルームのタケノコテントも屋根はポリコットン、壁部分はポリエステルという作りでした。
それと同じく、ツクツクベースも屋根はポリコットンで壁部分は150Dポリエステルとなっています。
ポリコットン素材の屋根は、遮光性が高く室内にしっかりとした日陰を作ってくれます。
そして透湿性が高く、室内環境を快適に保ってくれるんです。
また結露もでき難くなるので、朝方ポタポタと水滴が落ちてくるうようなことも防げると思います。
さらに僕的にはこれが重要で、火の粉に強いということ。
火の粉に強ければ、焚き火をしている時に爆ぜて飛んでくる火の粉がちょっと付着してもすぐに穴が空いてしまうことも防げます。
焚き火中の安心感が、全く違ってくるんです。
ただツクツクベースは壁面がポリエステル素材なので、完全に安心しきっちゃうのは危険があります。
逆に壁面がポリエステルということは、全体がポリコットンのだった場合よりも軽量になっていると思います。
ツクツクベース全体では約22.5kgもあるので、もし壁面がポリエステル素材でなかったら、もっと重たくて持ち運びが大変になっていたはずです。
ちなみにテントはUPF50+のUVカット加工がされています。
中に置いたキャンプ道具や、中にいる人に対して日焼け防止になるので、日焼けしたくない人はテント内に籠もっているのが良いかも知れません(笑)
取り外せるフロア生地
出典:DOD
いくつかの写真を見てみると、ツクツクベースにはフロアがあります。
フロアがあると、テントとして使うことができますよね。
上記にカンガルースタイルで使っている写真がありましたが、フロアがあるとちょっと違和感があるように感じませんでしたか?
多くの場合は、フロアがないシェルターにコンパクトなテントをインストールしてカンガルースタイルとして使うと思います。
フロアがないから地面がむき出しになっている感じです。
このツクツクベースは、フロアを取り外すことができるんです。
しかも、半分だけとか全部とかだけではなく、靴置き場だけ土間にしたりすることもできちゃうんです。
好みの広さにフロアシートを調整できるので、シェルターのような使い方もできるし、テントとしても使えるし、または前室を備えたテントのようにも使えるんです。
これってメチャクチャ便利ですよね。
季節や参加人数、またはシチュエーションが違ってスタイルを変更したいときなど、それぞれに対応することができるなんて、とても使いやすいと思います。
ツクツクべースのサイズ
出典:DOD
ツクツクベースのインナーサイズは400×400cmと上記で書いています。
しかし外寸では、約W520×D520×H300cmと更に大きくなるんです。
それは、4面あるドアパネルの上の部分のひさしである屋根部分が大きくなっているからなんです。
それがあることで、単体で使った時もひさしが便利に使えるし、エイテントと接続した時もピッタリくっつくようになっていると思います。
出典:DOD
また、これだけ大きいテントだと、区画サイトに入るのか入らないのかと、キャンプ場選びの時に考えてしまいますよね。
ツクツクベースは、6×6mのスペースがあれば設営可能なようなので、8×8mの区画サイトに収まり、なおかつ車を置くスペースもあるようなんです。
8×8mまたは10×10mの区画サイトは、そんなに数多くないかも知れませんが、それでも区画サイトのキャンプ場でも使えるというのが、ちょっと安心できますよね。
DOD ツクツクベース スペック
サイズ(外寸)(約) | (約)W520×D520×H300cm |
インナーサイズ | (約)W400×D400cm ※フロアサイズ |
収納サイズ | (約)W80×D35×H35cm |
重量 | (約)22.5kg |
材質・屋根 | ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%、UVカット加工) |
材質・壁 | 150Dポリエステル(PUコーティング、UVカット加工) |
材質・フロア | 300Dポリエステル(PUコーティング) |
材質・ポール | スチール |
最低耐水圧 | テント屋根部分:350mm テント壁部分:3000mm フロア:5000mm |
UVカット | UPF50+ |
まとめ
DODのツクツクベースが、テントやタープと合体することにより、メチャクチャおしゃれな感じになります。
それはもう、超合金の戦隊ロボのよう。
戦隊モノのロボットとは違いますが、グランピング施設で見るようなテントだったり、リゾート地にある別荘のように見えませんか?
接続して大きくなったテントは、ゴージャスで魅力的。
DODのツクツクベースは、ちょっとノルディスクミッドガルドにデザインが似ているような気はしますが、そんなことは気にしません。
だって比較的安く済むはずです。。。
ノルディスクではミッドガルドに他2つのテントを連結すると40万円かかるところですが、DODならエイテントとヒレタープと合わせて。。。16万円弱。。。
ツクツクベースが単体で93,500円(税込)と、思っていた以上に高額でした。
ノルディスクと比較したら安いですが、流石に簡単には手が出せませんよね。
予想外に値段は高かったのですが、使い勝手が良いということは変わりありません。
しかもテントやタープと接続することで、よりパワーアップできるのが、また良いところなんです。
金額を気にしなければ、ツクツクベースはメチャクチャ魅力的だと思います。
ノルディスクのミッドガルドとヴィムル5.6の詳細もチェックしておきましょう。
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アイキャッチ画像 出典:DOD