キャンプに行って毎回食べてしまうのが、スーパーで売っているアンガスビーフなどの、安くて大きなステーキです。
初めは、豪快に大きなステーキを焼くのが、楽しくてネタにもなるという理由でした。
しかし思ってた以上に、柔らかくて美味しかってので、それ以降も毎回のように買っていく事にしています。
この大きなステーキは、下手なファミレスのステーキの倍くらいの厚みがあり大きさも2枚分以上あると思います。
それでいて、ファミレスのように噛みごたえがあって顎が疲れてしまうような肉ではなくて、高級なお肉のように柔らかいんです。
しかし、ステーキ肉の唯一のネックが、キャンプでは切り分け辛いんです。
ファミレスや飲食店では、個々に鉄板がありナイフやフォークで切って食べる事ができます。
キャンプ場では、1枚の大きなステーキを切り分けて、みんなで食べるので、焼き終わったらまな板の上で切る必要があります。
下手したら、まな板として使う為に持っていった牛乳パックで切り分けたりします。
確かに見た目はかなり悪いと思うんです。
さらに酷いのが、いつも持っていく包丁が切れないということ。
なかなか切れないので、まな板や牛乳パックの上に肉汁が溢れでてしまうんです。
それが鉄板の上なら、凄く美味しそうに見えますよね。
でも、牛乳パックの上では、そんな風に見えないんです。
だから、常日頃から、切れ味が良い包丁やナイフが欲しいと思っています。
しかし、ナイフや包丁って何を買って良いのか迷いますよね。
ナイフならオピネルが有名ですが、ファミリーキャンプに敢えて普段使わないようなナイフはどうなのかなって思ったりしました。
スノーピークなどのキャンプブランドから販売されているものの方が、ファミリーキャンプ向けっぽい気がしたんです。
なんて考えていたら、欲しいと思ってからいつの間にか3年以上経過していました。
そんな時、ユニフレームの2019年の新商品で、見た目も家庭で使うようなナイフが発売されていました。
これなら、そんなにワイルド感も少ないし、ステーキも切りやすいかなと思いました。
その上、値段が良品的で安いんです。
そんな風に思ったら、商品を見てからすぐに買ってしまっていました。
今回は、ユニフレームの2019年の新商品「ギザ刃フィレナイフ」の紹介とレビューです。
目次
ユニフレーム ギザ刃フィレナイフ
出典:楽天
ユニフレームの2019年の新商品「ギザ刃フィレナイフ」は、刃物の名産地の岐阜県関市で製造されたナイフです。
関市の刃物の歴史は古く、鎌倉時代に刀鍛冶が彼の地に誕生してからずっと続いています。
よく切れて曲がらないと、関市の刃物は全国的に評判が良いんです。
ユニフレームのギザ刃フィレナイフは、名前にギザ刃と付いている通り、刃先にギザギザの刃が付いています。
この部分で、肉の繊維もしっかりと切断できるんです。
普通のキャンプナイフとは違って、お肉や魚を切るのに特化していそうですよね。
フィレナイフは、一般的に細身で刃が薄くできています。
そして刃部分は、しなやかでしなりがあるのが特徴です。
魚を捌いたり、生肉を切り分けやすく出来ているようです。
そして名前に付く「フィレ」。
僕はキャンプで、そんなに良いお肉を食べません。
なので、「フィレ」というネーミングが少し恥ずかしい気がしちゃいます。
実際に切るのは、スーパーの安いステーキなのにって(笑)
ユニフレーム ギザ刃フィレナイフをレビュー
値段の安さにも惹かれて購入した、ギザ刃フィレナイフ。
パッケージは、思っていた通り、簡易的な感じのものでした。
サイズは、全長約225mm刃の長さが120mmと、テーブルでお肉を切るのにちょうど良いサイズです。
包丁とかをイメージしていると、実物を見ると小さく感じでしまいそうなくらいコンパクトサイズです。
でも、お肉を切るのに適しているフィレナイフなら、キャンプに持っていくのにピッタリだと思いませんか?
刃(ブレード)
刃は細身で120mmの長さがあります。
刃先は、ギザギザギザになっていて、根元の方にはユニフレームのロゴが入っています。
反対側には、ロゴは入ってませんでした。
刃の先端約4cmぐらいまでは、ギザギザの刃が付いています。
これで、お肉の繊維などを切ることができそうです。
柄(ハンドル)
柄の部分は、積層強化木を使用しています。
個体差があるかも知れませんが、僕に届いたフィレナイフは、使い込んだような色合いのものでした。
ケース
このギザ刃フィレナイフには、ケースが付属しているという事も、キャンプへ持っていくのに適していると思います。
ケースは、刃部分の全てを覆ってしまうものではなく、収納した刃の一部が見えるようになっています。
収納時に、差し込んだ刃が少し斜めになっていると入りづらくなってしまいます。
真っ直ぐに差し込むと、ピタッとキッチリとハマる感じです。
ケースの入口部分が、少し出っ張りがあるので、ナイフを取り出す時も、スムーズにできます。
このケースに収納しておけば、ウッカリと刃を触ってしまうという危険な事は無いハズです。
トマトの切れ味
完熟トマトは、切れ味悪い包丁で切ると、グチュグチュになってしまいますよね。
そんなトマトを切ってみましたが、刃はスッと入りました。
力を入れなくても切れるので、どこも潰れる事なく、キレイにスライスする事ができました。
アボカドの切れ味
アボカドは、皮がちょっと固めです。
熟れたアボカドだと、皮を剥くだけで、中の身が潰れてしまう事もあります。
手で皮を剥く事も出来ますが、ここはフィレナイフの登場です。
果物ナイフのような大きさなので、扱いやすかったです。
こちらも、難なくキレイにスライスする事が出来ました。
ホットサンドを2分割
キャンプの朝と言ったら、ホットサンドが美味しくて良いですよね。
だけど子供には、ホットサンド1つって量が多すぎてしまいます。
そんな時は、半分に切って分け合いをする事もありますよね。
でも、切れ味の悪い包丁やナイフだと、力が入ってしまうので、中身が飛び出してきてしまう事もあります。
ユニフレームのギザ刃フィレナイフなら、そんな事ありませんでした。
焼けて硬くなったパンの表面にギザ刃で切れ目を入れて行けば、潰れる事なくキレイに切る事が出来ました。
これなら、見た目も美味しそうに写真に写りますよね。
本来の目的のステーキを切ってみる
やっぱり僕は、キャンプに行ったら大きなステーキを切ってみたいんです。
しかし、今回は家で試し切りをしてみたいと思います。
中身が生肉を切っても良いですが、キャンプ場では焼いてから切る事が多いので、今回も同じようにしてみます。
理想としては、ステーキの表面に刃をスッと滑らせるだけで、お肉が切れちゃうような切れ味が良いのですが、それは求め過ぎなのかも知れません。
それでも、あまり力を入れなくてもスッと切る事が出来ました。
刃(ブレード)が短いので、大きいお肉は一回手前に引くだけで切り分けるというのも難しいかも知れません。
前後に数回引けば、すんなり切り分けができます。
表面を滑らせるだけで切れちゃうような、メチャクチャ切れ味が良いというものでは無いですが、なかなか良い感じです。
今度からは、このギザ刃フィレナイフは、メインのナイフ(包丁)としてキャンプ場に必ず持って行きます。
厚切りベーコンを切ってみた
キャンプに行ったら、ベーコンも食べたくなりますよね。
厚みのあるベーゴンは、一回引いただけでは切る事ができませんでした。
少し力を入れて、何度か前後に引いたら切れました。
もしかしたら中の方が凍っていたかも知れないし、刃は細身だっということもあるかも知れませんが、スパスパ切れるという感じではなかったです。
それでも、スライスする事は出来ました。
ユニフレーム ギザ刃フィレナイフ スペック
サイズ(全長) | 約225mm |
サイズ(ブレード) | 120mm |
重量 | 約50g |
材質:ブレード | ステンレス刃物鋼 |
材質:ハンドル | 積層強化木 |
生産国 | 日本 |
専用シース付き |
まとめ
今回は、ユニフレームの新商品ギザ刃フィレナイフをレビューしました。
キャンプに包丁やナイフを持って行くなら、このギザ刃フィレナイフは中々良い感じだと思います。
ユニフレームは、このナイフ以外にも包丁やナイフを取り扱っています。
中でも、このギザ刃フィレナイフはコンパクトなタイプだと思います。
それでいて、切れ味も良いし、果物を切る時など、手にピッタリと収まる大きさなので、使い勝手も良いんです。
何より、ケースが付属しているのが良いですよね。
僕は以前、牛乳パックをまな板代わりに使っていました。
キャンプに持って行く包丁は、その牛乳パックに包んで、輪ゴムで外れないようにして持ち運んでいたんです。
それなら、収納ボックスにポンって入れて置いても危なくありません。
しかし、見た目がよくありませんでした。
ユニフレームのギザ刃フィレナイフなら、収納ボックスにポンって入れてあっても、危なくないし見た目も良いです。
切れ味はなかなか良いし、コンパクトで安いユニフレームのギザ刃フィレナイフはおすすめです。
キャンプ場で野菜などを大量に切る方は、もう少し大きめのナイフや包丁が良いかも知れません。
キャンプに持っていく包丁についてもっと知りたい方はこちらもどうぞ。
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