今回行ってきたキャンプ場は、景色がメチャクチャ良い所でした。
寒がりの奥さんも参加という事で、電源サイトやコテージ泊が出来る場所を探していて、たまたま見つけたのが「RetreatCamp まほろば」でした。
河口湖の高台に位置し、こじんまりとしたキャンプ場ですが、そこから望む景色はまさに絶景なんです。
富士山と河口湖を見ながら、マッタリと過ごすのにピッタリのキャンプ場。
しかし既に、キャンプサイト以外は予約が一杯です。
奥さんの要望から外れていたので諦めていたのですが、一応パオテントとトレーラーハウスのキャンセル待ちを申し込みました。
この時期は、パオテントもトレーラーハウスも料金が安くなって、ハイシーズンの時より泊まりやすくやっています。(我が家の家計的にオフシーズンしか泊まれません)
ダメ元で申し込んだキャンセル待ちをしてから1週間、なんと奇跡的にキャンセルが。。。!
という訳で、今回は、河口湖の高台にある「RetreatCamp まほろば」に行ってきました。
初めてのキャンプ場、そして初めてのパオ泊に浮かれながらも、しっかり見てきたので「RetreatCamp まほろば」の紹介とレビューをします。
「RetreatCamp まほろば」の紹介とレビュー
「RetreatCamp まほろば」へのアクセス
河口湖の高台にある「RetreatCamp まほろば」は、公式ページの写真を見る限り、こじんまりとしたキャンプ場でした。
中央道河口湖インターで降りてから、右折して河口湖大橋を渡っても行くことができますし、左折しても行けます。
我が家は、ナビ通りに左折して行きました。
しかし「RetreatCamp まほろば」は、今年リニューアルしたばかりのキャンプ場なので、ナビに出てきません。
以前は「河口湖山宮キャンプ場」だったので、そちらの名前ならあるかも知れません。
キャンプ場へと続く道は、途中細くなりますが、それが隠れ家的な期待を持たせてくれます(笑)
「RetreatCamp まほろば」は、道路を挟む形でキャンプ場が広がっています。
その為、入り口のような物はなく、突然受付棟が姿を表します。
道路はそのまま進むと、母の白滝という観光スポットに辿り着きます。
この道路は、滝を見に行く人も利用するので、日が暮れる前までは少し車通りがあります。
「RetreatCamp まほろば」施設紹介
受付
「RetreatCamp まほろば」は、4種類のテントサイトと、スモールハウス、トレーラーハウス、パオの宿泊施設があります。
全体的にこじんまりとしていますが、オートサイトやテントサイトでは、1区間がかなり広く設定されているので、広々と使う事ができます。
代表取締役の方とお話しさせていただいたのですが、宿泊施設は今後もう少し増える予定のようです。
「RetreatCamp まほろば」に着いたら、まず受付を済ませます。
受付棟は、道路に面した1番手前の可愛らしい建物です。
14時チェックインなので、その前に着いてしまうと誰もいないかも知れません。
僕も早めに着いてしまいましたが、お掃除している方はいましたが、チェックインすることはできませんでした。
受付は大きな屋根の小屋で、受付用の小窓が付いています。
正面は木目調の壁で、サイドや屋根は水色をしていて、とてもオシャレな感じがします。
建物の横や中を見ると、ちょっと煩雑に物が置かれているので、目をそらしておきましょう(笑)
カウンターには、やさいジャムや着火剤、チャッカマンなどが販売されています。
手ぶらでキャンプしたい方はここで揃えても良いかも知れませんね。
ちなみに焚き火用の薪は1束千円だったので、僕は他で買って行きました。
バーベキュー用の薪は800円となっていますね。
受付の並びに、炭捨て用のバケツとゴミ箱が設置されています。
ゴミは燃える物と、ビンや缶の燃えない物に分別します。
こじんまりとしたキャンプ場なので、ゴミ箱も炭捨てもバケツと、決して大きな物ではありません。
14時になり受付を済ませたのですが、このキャンプ場では注意事項の書かれたファイルや紙などはなく、口頭で色々と説明があります。
僕は今回パオ泊でしたが、鍵を受け取り、受付の方が一緒にパオまで行ってゴミの捨て方や注意事項など丁寧に教えてくださいました。
Mt.FUJI オートサイト
受付の並び、道路を少し上がるとMt.FUJI AUTO SITEがあります。
ここは名前の通り、富士山がとてもキレイに見えるサイトです。
車の乗り入れができるサイトなので、荷物が多いファミリーキャンプにオススメです。
かなり広めの敷地に、3区画だけになっているので、広々と使う事が出来そうです。
地面は草が生えているところもありますが、基本的には土になっています。
道路に面しているので、多少車通りはありますが、交通量は少ないので気にならないと思います。
この日は、宿泊施設以外キャンプをしている人がいなかったので、母の白滝を見に行った観光客の方が駐車場と間違えて車を停めていました。
テントが張ってあれば気がついたかも知れませんが、空いている時にはもしかして関係ない人が隣で富士山を見ているなんて事もあるかも知れません。
このように、車を停めてでも富士山と河口湖の風景を見たくなってしまう場所なんです。
紅葉の季節は、更に絶景となっています。
テントサイト
Mt.FUJI AUTO SITEから一段下には、テントサイトがあります。
Mt.FUJI AUTO SITEから階段で行けますが、車を使う人は、1番下の駐車場に停めて荷物を運ぶようになります。
ここは、1段低くなっているので、富士山は見ることができますが、河口湖は少し見づらくなっています。
しかし、木に囲まれているので前後はプライベート感はありそうです。
ただ隣のサイトとは、目隠しはないので完全なプライベート空間という訳ではありません。
ここも、広い場所に3サイトだけなので広々と使えそうです。
紅葉の時期は、楽しめそうなサイトだと思います。
キッチンスペース
受付の道路向かいには、共用のキッチンスペースがあります。
屋根付きの炊事場で、4つのシンクと荷物置き場があります。
ハンドメイド感があり、それがまた可愛い感じで素敵です。
パオやトレーラーハウスには、キッチンが付いているので、テント泊やスモールハウスに泊まる方が使う場所になります。
このキッチンスペースの水道は、お湯が出るので水が冷たい季節には助かります。
そして食器用石けん、スポンジ、たわしが常備されているので、家から持って行く必要はありません。
夜になると、天井部に吊るされたライトが点灯し、幻想的な雰囲気になります。
遠目から見ると、オシャレなカフェのように見えますが、決してそこで一服しないでくださいね。
パオテントでは現在お水しか出ません。
もしお湯を使いたい場合には、このキッチンスペースに来る必要があります。
今後パオテントもお湯が出るようにするようです。
シャワー
シャワーは2室あり、24時間使う事ができます。
現在、トレーラーハウスにはバスルームがありますが、その他の施設には付いていません。
「RetreatCamp まほろば」を利用するほとんどの方が使用することになると思います。
シャワーは、木製の扉を開けると脱衣所になっています。
広めの脱衣所には、綿棒、コットン、糸ようじの他、ドライヤー、デンタルリンス、ネイルオイルなどが備え付けられています。
シャワーは、近未来的なカプセルのよう雰囲気です。
曇りガラス扉をスライドさせて使います。
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープは常設されています。
ちなみにパオテントのオープンには、シャワーの設置が間に合わなかったようで、今後設置するとの事でした。
トイレ
共用トイレは、1棟のみあります。
女性用が2室、男性用が1室ですが、入り口は同じになっています。
トイレから出た瞬間に目が合ったら気まづいですが、仕方ありません。
パオテントとトレーラーハウスには、トイレが設置されているので、よほどの場合ではない限り使用しないと思います。
トイレは洋式で、キレイに保たれています。
清潔なので使いやすいとは思いますが、数をもう1つづつ増やしていただけたら助かりますね。
スモールハウス
Mt.FUJI AUTO SITEを少し上がった所に、スモールハウスがあります。
スモールハウスは、定員3名で専用のウッドデッキが備え付けられています。
目の前に駐車スペースがあるので、プライベート感を味わう事ができます。
部屋は6畳ぐらいの大きさで、木製のテーブルが置かれています。
テーブルを退かして、布団を敷くようになると思います。
ヒーターやレインボーストーブが設置されているので、寒い時でも暖かく過ごす事ができます。
ウッドデッキからは富士山を見る事ができます。
奥のイスからは、多少木々が邪魔して見にくいかもしれません。
トレーラーハウス
トレーラーハウスは、キッチンやバス・トイレなどの設備の他、ウッドデッキから絶景が見れると、至れり尽くせりの宿泊施設になっています。
もともとは古いトレーラーハウスが5つあったようですが、使えそうな1つをリノベーションしたそうです。
階段を登り、大きなガラス戸から中に入ると、大きな木製テーブルが置かれたリビングスペースがあります。
窓がたくさん付いているので、太陽を取り込み明るく使う事ができます。
リビングスペースの片隅には、キッチンスペースがあり、お湯が出るシンクと冷蔵庫、お鍋や食器類が常備されています。
キッチンスペースを含めた大きなリビングスペースには、暖房やレインボーストーブが置かれているので、快適に過ごす事ができます。
リビングスペースの奥には、ベッドルームがあります。
ベッドルームは、少し狭いような気もします。
定員6名だと、布団が敷ききれないように思えます。
バスルームは、ユニットバスのようにトイレとバスタブが一緒になっています。
もちろんシャワーカーテンで仕切ることができるので安心です。
トイレもお風呂も真っ白で清潔感がありました。
(富士山に雲がかかってしまっても河口湖を見下ろすことが出来ます)
ウッドデッキからは、富士山と河口湖が一望できる絶景も用意されています。
そこに腰掛け、景色を見ながらコーヒーを飲むなんて最高だと思います。
そしてウッドデッキには大きな屋根が付いているので雨が降っても安心です。
全体的にとてもキレイで清潔感があり、外観やインテリアもオシャレになっています。
しかし、定員6名となっていますが、ウッドデッキにあるテーブルには椅子が4つ、ベッドルームの広さから考えたら、4人ぐらいかちょうどいいかもしれません。
オートサイト
トレーラーハウスの奥には、オートサイトがあります。
ここも3張だけなので、広々と使う事ができます。
このサイトからは、階段を使い共用のトイレやシャワー、キッチンスペースにアクセスすることができます。
今後ここにトレーラーハウスを設置する予定のようで、ガス管が出ていたりトレーラーハウスの土台が置かれています。
テント泊できるのは、今のうちだけかも知れません。
もちろん、ここからも絶景をら見る事ができます。
オート森林サイト
オートサイトの一段上、パオのから1段下には、オート森林サイトがあります。
ここは2張だけになっていて、しかも奥まった場所にあるので、プライベート感満載です。
地面は土ですが、ウッドチップが敷き詰められています。
前方の木で、富士山が見えにくくなってしまう場所もあるようですが、他のサイトより高さがあるので、更に景色がよく見えるはずです。
パオテント
「RetreatCamp まほろば」の1番奥まった高い場所にパオテントがあります。
パオテントには、屋根付きのテラスと専用トイレとキッチンもあるので、この場所だけで全て賄うことが出来ちゃいます。
もちろんここからの景色は絶景で、晴れていればテラスから常に富士山を見る事ができます。
見下ろす河口湖もキレイで、特に河口湖大橋を渡る車のライトが幻想的でした。
テラスには屋根が付いていて、裸電球のライトが吊り下げられています。
これが夜に点灯すると、とてもオシャレな感じになります。
テラスに置かれたテーブルは、ハンドメイド感があり、オシャレとは言い切れませんが、大きくて使いやすくなっていました。
(真ん中の板が外れるようになっています)
置かれた6つの緑色のローチェアは、ニトリの木製ローチェアでした。
その為、腰痛持ちの僕には低すぎてちょっと辛かったです。
そして座面の帆布がすぐに伸びてしまうので、座り心地はちょっと微妙でした。
テラスにあるキッチンスペースは、シンクがむき出しで一見安っぽく見えますが、木でできた壁やトングを掛けている木製のフックなどが、オシャレな感じを出しているので、全体的にはいい感じになっていると思います。
パオテントの隣には、専用のトイレがあります。
ここは、奥にあるトイレは完成しているのですが、外壁がまだ作りかけになっています。
入口からトイレまでの間も今は、何か道具が置かれていますが、今後はここにシャワールームができるようです。
トイレはとてもきれいに保たれています。
そして、つくり自体も可愛らしいので、不快な思いはしないと思います。
パオテントの中に入ると、ソファベッドの布団セットが4組と、敷き布団のセットが2組、計6人分の布団セットが置かれています。
中央に大きなテーブルが置かれいて、寝る時には、これを退かして布団を敷くようになります。
パオテント内に敷かれたラグマットは、フワフワでとても肌触りが良かったです。
ただ寝転んでいるだけで気持ちがよく、子供たちははしゃいでいました。
パオテント内には、食器が6人分とお鍋やフライパン、ヤカンやガスコンロ、そして冷蔵庫などがあり、食材さえ持ってくれば、後は何も必要ない感じでした。
暖房器具も、エアコンとヒーターがあったので、常に温かく過ごせます。
寒い時期でも何不自由なく、快適に過ごす事が出来ます。
パオテントの周囲は、色々な道具が置かれたままになっていたり、廃棄物も置かれていたりします。
まだ作りかけのようで、片付いていないのも仕方ありません。
それも見守る思いで、施設を使用すれば、愛着が湧いてくると思います。
ハンドメイド感があるパオテントを含め、「RetreatCamp まほろば」の全ての施設は、その成長を感じながら楽しむのも一興です。
母の白滝
「RetreatCamp まほろば」から、車で5分くらい山道を登って行くと、小さな小屋と駐車場が出てきます。
途中道も砂利道になり不安になりますが、駐車場付近はアスファルトで舗装されています。
そこから見る富士山と河口湖の景色は、「RetreatCamp まほろば」で見る景色より高い位置にあるため、より美しい景色になっています。
「RetreatCamp まほろば」に宿泊したなら、ここからの景色も1度見てみて下さい。
そこから徒歩で5分くらい下ると、母の白滝に着きます。
小さい滝ですが、由緒ある場所のようで小さな鳥居と神社がありました。
森に囲まれた滝でマイナスイオンを浴びながら、のんびりとリラックスするのもおすすめです。
夜の「RetreatCamp まほろば」
日が暮れてライトの明かりが灯った「RetreatCamp まほろば」は、共用設備のライトや、パオテントやトレーラーハウスのライト山の所々で光り、とてもオシャレな雰囲気になります。
トイレやシャワーに行く時は、明かりを目印に進めば良いと思いますが、足元を照らすライトは必要です。
階段は急な上に、真っ暗だと見えづらいので小さな子供1人で行かせるのはやめた方が良いと思います。
トレーラーハウスやパオテントは、ランタンは必要ないと思います。
しかし雰囲気を作るために、敢えて持って行くのも良いかも知れません。
我が家は、夜にバーベキューをする時に、お肉の焼き具合を見るために、近くにランタンを置きました(笑)
ランタンで照らす前は少し焦げてしまいましたが、明るく照らせば焼き加減を確認できるので良いと思います。
食後のマシュマロも、もちろんランタンで焼き加減を確認します。
チェックアウト
チェックアウトは、10時になっています。
パオテントなどの宿泊施設に泊まれば、荷物が少ないから余裕だと思っていましたが、結果的にはギリギリになってしまいました。
9時ぐらいに受付の人が来るようで、9時より前にチェックアウトする場合は、カギを横にあるポストに返却すれば大丈夫なようです。
我が家は、朝寒かったので焚き火をしました。
その為火が消えるまで時間がかかってしまい、ギリギリまで待ちました。
朝食は、ホットサンドで軽く済ませました。
パオテントでは、全て「RetreatCamp まほろば」の備え付けの設備で何とか出来てしまいそうですが、いつも使っているキャンプ道具を持って行くと、役立つこともありました。
RetreatCamp まほろば概要
住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖町河口山宮2553 |
サイト数 | 11 |
パオ数 | 1 |
トレーラーコテージ | 1(2018.11現在) |
スモールハウス | 1 |
サイト | 土(柔らかい) |
AC電源 | なし |
チェックイン | 14時(アーリーチェックイン+1,000円/1h) |
チャックアウト | 10時(レイトチェックアウト+1,000円/1h) |
料金目安:テントサイト | 2,000円~(シーズンにより価格は変動します) |
料金目安:パオテント | 15,000円~(シーズンにより価格は変動します) |
「RetreatCamp まほろば」の紹介動画
「RetreatCamp まほろば」の紹介動画を作ってみました。
これを見たら、もっと詳しくわかります!
よろしければチャンネル登録お願いします。まとめ
山梨県の河口湖の高台にある「RetreatCamp まほろば」に行ってきました。
今回は、キャンプ場の紹介とレビューになりましたが、僕の中ではかなり高い評価になっています。
隠れ家的に使いたいと思うキャンプ場ですが、週末には混んでいたようなので、そのようにはできないかも知れません。
そしてハイシーズンには、値段が少し高いので、毎回のように来ることもできそうにありません。(テントサイトは比較的安め)
しかし、富士山と河口湖を一望できる絶景を、キャンプ中にずっと見ていられるというのは、この上ない贅沢だと思います。
富士山周辺には、絶景ポイントのキャンプ場がいくつもありますが、「RetreatCamp まほろば」もそれに負けない絶景です。
新たなキャンプ場をお探しなら、「RetreatCamp まほろば」をチェックしてみてはいかがでしょうか?
河口湖近辺のキャンプ場なら、ここもおすすめです。
その他、絶景のキャンプ場の情報はこちら。