キャンプの必須アイテム、帽子。
夏は日差しを遮り、冬は頭部を暖めてくれるキャンパーの強い味方、必須アイテムと言えるでしょう。
正直、夏のキャップは、汗かきにはキツイところもあると思います。
ただ、それを我慢してでも、隠したいところがでてきてしまう年齢になると、キャップや帽子は必需品。
キャンプで被る帽子には様々なデザイン(種類)がありますが、今回はそんなアウトドア用ハットの中から「多機能ハット」と呼ばれる帽子をピックアップし、多機能ハットとは何かや、選び方とおすすめ商品を紹介したいと思います。
目次
多機能ハットとは
キャンプで被るアウトドア用の帽子の中でも、多機能ハットと呼ばれる帽子はその名の通り、機能性が多い帽子のことを言います。
撥水性などの機能性に優れていたり、摩擦に強く耐久性が高かったりなど登山やキャンプ向きの帽子なんです。
そしてハット、というからにはデザインはハットタイプの帽子のことを指すんです。
キャンプで着用する多機能なアウトドア用の帽子には、キャップやニット帽など様々なデザインがありますが「多機能ハット」と呼ばれるものは帽子の全体、頭を一周する形で広めのつばがついているデザインなのです。
今回は、似合うに合わないを別として、多機能ハットの良さを紹介したいと思います。
多機能ハットは何故キャンプにおすすめ?
多機能ハットが何故キャンプにおすすめかと言うと、まず360度全方向につばが付いていることが挙げられます。
つばが360度にあるだけで、キャップやニット帽より日差しを遮りやすくなるだけでなく、さらに撥水加工が施されていれば急な雨や雪、霧にも対応して視界の雨よけになります。
フィット感がいいこともおすすめポイントで、個人個人の頭のサイズに合わせてアジャスターや紐で細かく被り心地のフィット感を調整できたり、アウトドアで使用しやすいように風に飛ばされない工夫も施されているため、ファッション用のハットよりもキャンプにはキャンプ・アウトドア用に特化した多機能ハットの方がおすすめなのです。
多機能ハットの選び方
①素材で選ぶ
出典:楽天
キャンプで使う多機能ハットで使われる素材として、代表的なものはポリエステルやナイロンです。
これら化学繊維は速乾性や摩擦に強く強度も十分だし、折りたたんで持ち歩いていても軽量で型崩れや変形しにくいという特徴があります。
スポーツ用品やアウトドア用品によく使用されるゴアテックスなどもおすすめ素材で、汗に強く透湿性が高いので、夏のキャンプやウォータースポーツでも使用できます。
夏場は通気性を良くするために、メッシュ素材が使われているものもおすすめ。
冬場は暖かいフリースやアクリル、天然素材のウールもおすすめです。
②機能性で選ぶ
出典:楽天
雨や雪に備えて防水性が高いもの、夏場の汗をかく時期はハットの内側にメッシュ素材が使用されていたり、ベンチレーション機能があったり、吸水・速乾性に優れたポリエステル製の汗どめがついているものも良いですよ。
頭皮からの汗もすぐに乾かしてくれるので、被っている最中の不快感が下がります。
体質は人それぞれなので、一般的な汗の量なら良さそうです。
全体につばがついているのはハットなので当然として、ハットのつばのサイズ(幅)が大きめだとさらに日差しが遮りやすくなります。
多少ハードな環境で使うので、摩擦や熱に強い耐久性の高いものが良いでしょう。
冬場にかぶる時には、防寒性が重要になります。
頭皮の血行不良を防いでくれるように、冷たい空気を遮ってくれるものが良いですね。
夜間に着用した時、視認性を高めるリフレクター機能があるものもおすすめです。
③フィット感で選ぶ
出典:楽天
アウトドア用の多機能ハットは、フィット感が良さも重要視されています。
キャンプ中に突然天気が変わって暴風雨や突風に見舞われてしまった時でも、ハットが吹き飛ばされてしまわないように程よく頭にフィットして、ストラップが付いているものがおすすめです。
ストラップがなくても、後付けできるアイテムもあるようです。
ハットを被っていて、キツさや緩さを感じるものより、自分で調整できると便利だし長時間被っていられますよね。
アジャスターや紐で調整できるものなら、心地よく脱げにくい絶妙なサイズに調整することができます。
多機能ハットは熱中症対策にもなる
帽子は熱中症対策にも有効なのは、もう知れたことですよね。
日差しの当たるところと当たらないところでは、帽子の有無でマイナス5℃もの違いが出るとのデータもあるそうなんです。
なので夏のキャンプでは是非帽子を、つばの広い多機能ハットを被りましょう!
多機能ハットには、UV加工が施されているものがあるので紫外線対策にも有効です。
最近人気の製品には、うなじまですっぽり隠せるフラップ付きのものもあります。
他にも水に濡れると冷える素材を使用したものもあり、通気性やUVカット効果だけではなく、涼しさを感じさせてくれる製品もあるんです。
また、夏場の多機能ハット選びには、色も重要なポイントです。
紫外線対策には黒や黒っぽい色がおすすめですが、黒は熱を吸収しやすい色でもあるし、蜂などの虫がよって来やすい色でもあるんです。
熱の対策には白または白っぽい色の方が、光を反射する分熱を感じにくくなるでしょう。
多機能ハットのおすすめアイテム5選
ノースフェイス(THE NORTH FACE)ホライズンハット
出典:楽天
ノースフェイスのホライズンハットは、雨や霧に強い撥水仕様のサンシールドハットとして、人気の高い多機能ハットです。
素材はNORTHTECH Cloth Eco(ナイロン100%)、メッシュ部はポリエステル100%を使用。
このナイロン生地は高いUVケア機能を持っていて(UPF15-30、紫外線カット率85%以上)、頭囲に配置したベンチレーションメッシュパネルが着用中の通気性を確保してくれるので気持ちよく被り続けることができるようになっています。
薄く軽くできているので、不要な時の持ち運びも楽にできそうです。
顎のストラップは取り外しも可能です。
つばの長さは前後が7cm、左右が7.5cmと違っていて、視界を遮りにくく日差しは多くカットできるよう工夫が凝らされているようです。
ノースフェイス(THE NORTH FACE)ホライズンハット スペック
- Sサイズ:(54〜56cm)
- Mサイズ:(56〜58cm)
- Lサイズ:(58〜60cm)
- XLサイズ:(60〜62cm)
- つばの長さ・前後:7cm
- つばの長さ・左右:7.5cm
- 素材・本体:NORTHTEC CLOTH ECO(ナイロン100%)
- 素材・メッシュ部:ポリエステル100%
- 素材・つば裏:ポリエステル100%
Coleman(コールマン)アドベンチャーハット
出典:楽天
コールマンのアドベンチャーハットは、ハリのあるコットンツイル生地を採用しています。
洗い加工を施してあり、程よいこなれ感がある風合いでコーディーネートもしやすいデザインに仕上がっています。
着脱可能なサイズ調整用のストラップが付属しています。
サイズは頭周りが58cm、つばの幅が7cm、帽子の深さは9cmです。
コールマン アドベンチャーハット スペック
- サイズ:頭周りが58cm
- サイズ・つばの幅:7cm
- サイズ・帽深さ:9cm
- 素材:コットンツイル生地
NEW ERA Adventure Light Tech AIR COOL DOTS
出典:楽天
アーティストやスポーツ選手、芸能人など、おしゃれな有名人に人気のキャップといえば「ニューエラ」ですが、ニューエラにもアウトドア仕様のハットがるので紹介します。
ニューエラのハットは、軽量で蒸れを適度に開放しつつ、通気孔からの浸水は防ぐ特殊機能が特徴の生地「COOL DOTS」を採用しています。
この素材は伸縮性と通気性に優れるものなので、キャンプや野外イベントなどで長時間着用していても快適かつドライな着用感をキープし続けてくれるんです。
首までガードする日除けを配備してあるのも、キャンプで日中に被る帽子としては心強いポイント。
また、夜間の視認性を高めるリフレクター仕様のロゴプリントは、真っ暗になるキャンプ場でも嬉しい機能ですよね。
スウェットバンドには、抗菌効果のあるMICROERAを採用しています。
あご紐は着脱可能となっています。
NEW ERA Adventure Light Tech AIR COOL DOTS スペック
- サイズ・S/M:約57cm
- サイズ・M/L:約59cm
- サイズ・L/XL:約61cm
- 手洗い可能
- 素材:ポリエステル
karrimor(カリマー)ventilation classic ST
出典:楽天
カリマーのentilation classic STは、被っている最中に不快感がないように、通気性を確保するベンチレーション機能を搭載しています。
素材は、撥水性に優れた綿のような素材感が特徴のTaslan Nylonを採用しています。
耐久性にも優れ、UPF50+のUV加工を施してあるので、紫外線対策としてもおすすめです。
後頭部に配置されたドローコードで、フィット感を自分好みに調整できるようになっています。
MサイズとLサイズの2サイズ展開で販売されています。
つばの広さも大きめながら視界を遮りすぎずちょうどいいとの口コミをみかけました。
karrimor ventilation classic ST スペック
- Mサイズ:58cm
- Lサイズ:60cm
- 素材・表:Taslan Nylon(Nylon 100%)
- 素材・裏:Polyester Mesh(Polyester 100%)
LOGOS(ロゴス)キャンプサファリハット
出典:楽天
ロゴスのキャンプサファリハットは、表面が軽量なナイロン100%製で、裏地はポリエステル製のメッシュになっているので、オールシーズン対応可能になっています。
さらに夏には帽子の内側にムレが発生しないように、後頭部にベンチレーション機能を搭載しています。
手入れは、自宅での洗濯が可能です。
再帰反射素材を使用したあご紐は、着脱可能になっています。
ロゴス キャンプサファリハット スペック
- サイズ・内径:約58cm
- サイズ・帽子の高さ:約9cm
- サイズ・つばの幅:約7cm
- 素材・本体:ナイロン100%
- 素材・裏地メッシュ:ポリエステル
まとめ
帽子にはたくさんの形やデザインがあって、用途や目的、はたまた自分の好みやセンスによって選ぶことができます。
そして似合うかどうかも、大切なポイントです。
ではキャンプで被る帽子に、あなたならどんな帽子を被っていきますか?
もし、これといって決まったものがないのなら、ぜひキャンプに適したアウトドア用の多機能ハットを検討してみてください。
例えば水に強い素材を使っていて、耐水性や防水性が高いものならどうでしょうか。
変わりやすいキャンプ場の空が突然悪天候に見舞われてしまった時、多機能ハットを被っていれば頭が濡れることがないので、多少の雨や雪でも視界が乱れず慌てずに済みます。
冬にかぶる時は、素材的に暖かいものや風を通さない素材の方が頭の血行不良や髪の乾燥を防いでくれます。
焚火をするのなら、頭や髪の保護のためにも、火の粉に強い燃えにくい素材の帽子を被ると良いでしょう。
夏に被る帽子に多機能ハットを採用すれば、そのぐるりと頭の周りを囲むつばが日陰を作り、強い光から視界を守ってくれたりもします。
そもそも帽子の有無で、日差しの当たるところと当たらないところで、5℃もの温度差が出るらしいです。
そりゃ、熱中症対策で帽子の有無を言われたりするわけです。
毎年病院に運び込まれたり、死亡者も出てニュースでも騒がて、帽子を被りましょうとアナウンサーが注意喚起してますよね。
熱中症対策としても帽子をかぶるという行為は、非常に有効な手段となります。
是非、積極的に取り入れたいものです。
真夏にキャンプをする時は、水辺や急な雨対策に防水性や耐水性を重要視したいところではあるのですが、通気性や透湿性、速乾性などにも注目したいポイントです。
通気性の良いメッシュ素材や、ゴアテックスなどの素材を使用した多機能ハットもおすすめです。
水に濡らすとひんやりする素材も良さそうです。
また、夏キャンプで被る多機能ハットには、UVカット機能や首の保護のためのフラップ付きのものが便利です。
キャンプでは暑さ・寒さ対策、雨や雪の対策の他にも風の対策も必要です。
急な突風で帽子が吹っ飛んでしまう事を防ぐ為に、ストラップ付きのハットだと、物理的に帽子が飛んでいかなくなるので安心です。
帽子のフィット感も重要なポイントで、個人差のある頭のサイズ(外周)に合わせて自分でサイズ調整できると長時間被っていても不快感が少なくなります。
さらに、風で飛ばされる心配も軽減します。
キャンプブームを受けて、数多くの多機能ハットが販売されています。
是非、熱中症対策や、おしゃれなファッションとして、あなたのキャンプにも取り入れてみてください。
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