台風や雨の影響が大きく、なかなかキャンプに行く事ができていませんでした。
やっと11月の連休前の快晴が続く平日に、秋キャンプに行ってきました。
当初は1人で行く予定でしたが、遠足のお疲れ休みだった娘も行きたいと言うので、父娘2人キャンプとなりました。
気温が下がってきたこの時期、気を付けなければいけないのは、娘の体調です。
と、キツく奥さんにクギを刺さされました。
となると、暖房器具は必須ですよね。
いつも通り、トヨトミの石油ストーブ「KR47A」をテント内で使えばポカポカになると思いますが、やはりその危険性も考える必要があります。
テントやシェルター内でストーブを使うのは自己責任で、とは言いますが、何かあったからでは遅いです。
そこで、昨年用意した中華製の一酸化炭素チェッカーを持っていこうと思ったのですが、よくよく思い出してみると、試しに車の排気ガスに当てても警報音が鳴らなかった事があったんです。
という不安が、僕の心の中でありました。
なので今回は、安心の日本製DODの一酸化炭素チェッカー2を持って行く事にしました。
秋キャンプや冬キャンプの必需品、DODの一酸化炭素チェッカー2をレビューします。
そして、日中や就寝時の僕の対策についても、僕の考えを書いていきます。
目次
DOD 一酸化炭素チェッカー2
一酸化炭素中毒対策
秋キャンプや冬キャンプでは、ストーブを使う事が増えますよね。
それが、ガスであれ灯油であれ、一酸化炭素には気を付けなければいけません。
寒い時期に、初めてキャンプをする時には、それが一番気になりませんか?
一酸化炭素中毒で亡くなった方のニュースを見ると、不安になってしまいます。
そこで、色々とブログを調べてみると、人によって言ってる事が違ったりします。
一酸化炭素は空気より軽いから、天井のベンチレーターを開けておけば大丈夫という方がいたり、テントの下側のスカートを開けておけば大丈夫、元々テントは隙間だらけだから、何もしなくても大丈夫。。。一体どれが正解なんでしょう。
厚生労働省の職場のあんぜんガイドというサイトには、
一酸化炭素は不完全燃焼状態で炭素化合物が燃焼する際に発生し、無色・無臭で、その存在が感知しにくい気体ですが、空気とほぼ同じ重さ(比重(空気を1としたときの重さ):0.967)で、強い毒性を有してます。 引用:厚生労働省
と、記載があります。
その為、天井のベンチレーターを開けたり、テントの下側に隙間を作っても、一酸化炭素を逃す事はできないと思います。
ただ、酸素不足による不完全燃焼を起こさせない為に、空気を取り入れると言う事に関してなら、正しいですよね。
ただ、それだけで本当に大丈夫?って、素人の僕は考えてしまいます。
増してや、テントは思っているよりも密閉されてないから大丈夫と言っている人をどこまで信じて良いのかも分かりません。
ただ、間違った情報を鵜呑みにしてしまったら、万が一、一酸化炭素中毒の症状が出始めて、それから対応したら手遅れになってしまう事も考えられます。
その為、やり過ぎと言うぐらい対策しておいても良いんじゃないかなと思うんです。
天井のベンチレーターを開けたら、暖かい空気が逃げてしまう、スカートをめくっておいたら風が吹き込んでくる。。。良いじゃないですか、それで命が助かるなら。
とは言っても、寒すぎてしまうのも、ストーブがあっても凍えてしまいますよね。
過度な対策も悪くはないですが、程々に考えておけば大丈夫なんではないでしょうか。
僕の対応策
そんな事を考える僕は、ベンチレーターはなるべく開けておく事にしています。
逆にスカートは下ろしておきます。
しかし、スカートとスカートの間の隙間から少し空気が入り込むようにしておきます。
そして、1時間に1回は、入り口を開けて換気をします。
その時に、暖かい空気が逃げてしまわないように、長時間開放はしません。
後は、トイレに立った時に、これまた入り口を少しパタパタとして換気を促します。
テントは隙間があり密閉されているから大丈夫だと言われても、やはり不安感があります。
寝た後に、そのまま目が覚めないなんて事があったら悲しいですもんね。
なので、起きている日中は上記の対策をし、就寝時にはストーブを消しておきます。
更に、最終砦として一酸化炭素警報器をストーブを点火してから、朝起きるまでセットしておきます。
これなら安心して秋冬キャンプが楽しめると思いませんか?
こればかりは、仕方ありません。
もしかしたから、慎重な性格も影響しているのかも知れません。
でも、何もしなくても大丈夫だと、無責任な事も言えません。
ベテランキャンパーさんの中には、あまり神経質にならなくても良いというような方もいるかもしれませんが、僕としては自分も他の人にもおすすめできません。
しかし、就寝時はストーブを消すと、朝方寒くて目が覚めることもあります。
なので、それの対策も別途必要になるのが難点です。
一酸化炭素警報器
出典:Amazon
秋冬キャンプを暖かく楽しく過ごす為、最後の砦として一酸化炭素警報器を準備しておく事をおすすめします。
しかし、一酸化炭素警報器をセットしたら、何もしなくても良いと言うことではありません。
全幅の信頼をおくのではなく、気休め程度で考えておいた方が良いかもしれません。
それでも、全く機能しなければ、意味ないですよね。
ちゃんとした一酸化炭素警報器は、結構値段が高いです。
Amazonで探すと、中華製の警報器が比較的安価に買う事ができます。
僕もそれを購入したのですが、いざという時に機能するかどうか不安でした。
何しろ、説明書が日本語で書かれていないんです。
取り扱い方法がよくわからないんです。
それでも何となくセットしたのですが、ちゃんと使えるか、車の排気ガスに当てて試してみたら。。。何も音が鳴りませんでした。
不安が残りつつ、その年の冬キャンプを過ごしたのですが、今年は違います。
昨年、売り切れで購入出来なかった、DODの一酸化炭素チェッカー2を今年は購入しました。
DODの一酸化炭素チェッカー2とは
出典:DOD
DODの一酸化炭素チェッカー2は、高感度の日本製センサーが埋め込まれた警報器です。
ボディは小型で、対衝撃性にも優れ湿気の多い環境でも安定して動作するんです。
組立自体は中国でされているようですが、警報器の心臓ともいえるセンサーは日本製なので安心できます。
センサーは、電気化学式という方法を採用した物です。
これは、湿度が高い環境でも安定した検知が可能なようです。
そして工業用検知器に使われる事の多い三電極(三極セル)という動作方式を取り入れているという事なので、特に動作安定性が高いようなんです。
センサーの事はよく分かりませんが、工業用検知器と聞くと、ちょっと安心感がありますよね。
サイズが小さいと言うのも、DODの一酸化炭素チェッカー2の魅力です。
手のひらにすっぽり収まるサイズ(約W46×H72×D15mm)で、重量は(約)50gです。
キャンプに持っていくのに、邪魔にならない大きさなのが良いと思います。
DODの一酸化炭素チェッカー2をレビュー
届いた一酸化炭素チェッカー2は、飾り気のない箱に入っていました。
いつもなら、安っぽいと文句が出ちゃうんですが、今回に限っては、ちゃんとした工業用検知器という感じがして好印象でした(笑)
箱を開けると、化粧箱に収められている物のように、本体形を型取ったスポンジの上に置かれていました。
箱の中身は、本体と説明書です。
本体にはボールチェーンが付いていて、そこには動作方法やアラームがどう鳴るかなどが書かれているプラカードが通されています。
ボールチェーンがあれば、テント内で吊り下げたりする事ができるようになるので、設置する幅が広がります。
更に、説明書きがあるプラカードも、ワザワザ説明書を取り出さなくても、簡単な事なら確認できるので助かります。
本体
本体は黒とシルバーの縁取りがされた、警報器にしてはおしゃれな雰囲気がするデザインになっています。
本体の正面と背面は光沢感がある黒で、縁は艶消しのシルバーなので、ちょっと高級感があるように感じます。
本体正面には、液晶ディスプレイと電源ボタンとLEDランプがあります。
背面側には、センサー部と電池を入れる部分があります。
ボタン類も必要最小限になっていて、とてもシンプルで良い感じです。
試してみる
以前購入した一酸化炭素警報器は、全く反応しませんでした。
警報が鳴るどころか、数値にも変化が無かったんです。
使い方が間違っていたのかもしれませんが、説明書が読めないので確認のしようがありませんでした。
今回のDODの一酸化炭素チェッカー2は、説明書が日本語なのでその点は良いです。
そして、この警報器がちゃんと動作するのか、チェックの仕方も記載されています。
自動車の排ガス、タバコの煙、火を熾した炭などで、チェックができるようです。
しかしながら、警報器のアラームが作動するのは5分以上基準値を超える必要があるようです。
5分以上のチェックは今すぐにできないので、取り敢えず、数値が変化するかどうかだけでも確認したいと思います。
部屋でできたのは、換気扇の下でマッチをする事。
長めのマッチを用意して、センサー下で火をつけてみました。
すると、数秒後にみるみる数が上がりました。
最高値は600以上。
火を消すと、数値は徐々に下がっていきます。
5分以上そのままにできないのですが、数値はしっかりと計測されました。
これなら安心して使えそうです。
ちなみに、電源ボタンを長押しで電源ボタンのオンオフ。
綺麗な空気の場所で電源を入れて3分後に再度起動音がなって使えるようになります。
出典:DOD
キャンプで使ってみた
秋キャンプに、娘と2人で行ってきました。
今回は、サバティカルのスカイパイロットTCという大型のシェルターにトヨトミの「KR47A」というストーブを使いました。
電源は、テントの外の空気が綺麗な場所で入れ、3分間置いておきます。
3分間は、液晶画面には「CAL」という文字が表示されます。
その後、起動音が鳴って使えるようになります。
この時、液晶画面は「0」を示しています。
これだけで準備は完了です。
後は、テント内にセットするだけで良いんです。
一酸化炭素は空気と重さが同じくらいという事なので、一酸化炭素チェッカー2は座った時に顔の高さに近い場所にセットします。
ランタンハンガーが有れば良かったのですが、今回は忘れてきてしまった為、取り敢えずカメラの3脚にぶら下げておきました(笑)
テーブルに置いておいてもいいかなと思いましたが、少し低かったためです。
この状態で、ストーブを消した就寝時も、念の為朝までセットしたままにしておきました。
結果、アラームは鳴りませんでした。
レビューとしては、アラームが鳴った方が良かったのかも知れませんが、やっぱりそれだと危険ですよね。
ちゃんと換気をしたテントでは、鳴らない事の方が安全だと言う事です。
まあまあ、それは良いじゃないですか(笑)
数値は変化するので、ちゃんと動作はするはずです。
アラームは鳴らない方が良いに決まってます。
DOD 一酸化炭素チェッカー2 スペック
サイズ | (約)W46×H72×D15mm |
重量 | (約)50g |
材質 | プラスチック、アルミニウム |
電源 | CR2032×2個 |
その他特徴 | 動作温度 : -5℃~50℃ 動作湿度 : 15~90%RH 測定範囲 : 0~999ppm 長期安定性: 5%以内/年 再現性 : ±2% 原産国 :中国(センサーは日本製) |
この動画で、アラームがどんな感じか確認することができます。
まとめ
秋キャンプや冬キャンプで、テント内にストーブを持ち込もうと思っている方は多いと思います。
そんな時、様々なサイトで自己責任でって言葉をよく見かけます。
自分で責任を持つから、大丈夫大丈夫と軽い気持ちだと、何かあってからでは、既に遅いかもしれないですよね。
だから、対策はしっかりとしておく方が良いと思うんです。
その為に、一酸化炭素警報器の導入を考えておいた方が良いと思います。
DODの一酸化炭素チェッカー2なら、センサーが日本製なので安心できます。
それに、説明もちゃんと日本語なので、よく分からないまま使うという事もありません。
ただネックなのが、内蔵のセンサーの寿命が5年という事。
経年により検知機能が低下するようですが、安い買い物ではないので、そこが残念です。
しかし、安全対策と安心の為に、やっぱりDODの一酸化炭素チェッカー2がおすすめです。
※今回のレビューは、テントやシェルター内のストーブの使用を推奨する物ではなく、しっかりと対策しようと言うつもりで書きました。
何かありましたら責任は一切負い兼ねます。
火器の使用は、自己責任でお願いします。
僕の使っているトヨトミのストーブはこれ!
トヨトミのストーブンビ新たなシリーズが!
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