「おっ!降ってきたな」
雨粒がおでこに落ちてきた感触に気が付き、空を見上げると、いつの間にか太陽は隠れて薄暗い雲が空を覆っている・・・。
空を見上げた顔にはさらに何粒かの雨が当たる・・・。
『荷物が濡れないように、避難させよう・・・』
なんて思っているうちに、雨は急激に勢いを増し荷物はびしょびしょ。
もう手遅れなのに、急いで雨の中走り廻り濡れた荷物をタープの下に避難させる・・・自分自身もずぶ濡れになりながら・・・。
そしてやっと、荷物全部を避難させ終えて一息ついた時には雨も小雨になり、次第に止んでゆく・・・なんて、なぜかよくある光景。
しかも、コントのように雨が止んじゃうということが起こり得るんです。
最近の雨は、急激に勢いが増すゲリラ豪雨。
ゲリラ豪雨とは言わずにも、梅雨時や台風など予定していたキャンプの日に狙ってきたかのように雨が降る。
キャンプ場に行けばいつ雨が降るかもわかりません。山にあるキャンプ場なら、天気アプリとは違う天候の時もあります。
そんな時にレインコートがあれば準備万端なのですが、下も穿いて上もしっかり着てなんて面倒くさい。
しかも、夏場はずっと着ていると蒸れちゃって暑いんです。
台風などの大雨は別として、ちょっとした雨や突然の雨の対策にはポンチョが一番。
そんなことで今回は、キャンプにポインがおすすめと題して、ポンチョのメリット・デメリットを説明しつつおすすめのポンチョも合わせて紹介します。
キャンプでの雨対策にはポンチョ
ポンチョはコンパクトに畳めて、携帯性に優れています。
雨が降ってなくても準備しておけば、何かあった時に助かります。
キャンプ中に突然の雨に見舞われた場合、ポンチョを携帯しておけば非常に便利なアイテムとなります。
また、傘などの雨具の中でも、ポンチョは比較的広い範囲を覆うことができるのも特徴です。
上半身を覆うので、首元から雨水が入り込むのを防ぐことができるし、肩が濡れてしまうこともありません。
また、ポンチョは手軽に装着できるので、急な雨にとっさに対応するのにも適しているんです。
さらに、脱ぎ着も簡単なので、雨が止んだらすぐに脱いで収納することができます。
加えて、ポンチョは雨をしのぐだけでなく、寒さや風からも身を守ることができます。
雨を弾く生地の性質から、風をも防いでくれます。
それでいてポンチョはおしゃれな物も多いです。着るのも楽しくなっちゃうかも知れません。
会社や学校に折りたたみ傘を持って行くかのように、アウトドアやキャンプなど屋外活動に出かける時にはポンチョを持って出かけましょう。
ポンチョのメリット
ポンチョは頭からかぶるだけだから、時間がかからずすぐに雨が避けられます。
レインコートのようにズボンを履いたりしないので面倒なく簡単です。
しかも、下が大きく空いているから蒸れにくいですよね。(頭の部分はフードをかぶったらさすがに蒸れます)
それに、リュックを背負っていても着ることが出来るし、手荷物を持ったまま濡らすことなく運べます。
・脱ぎ着が簡単
・上半身から足にかけて雨の侵入を伏せぐ
・蒸れにくい
・コンパクトに収納できる
・おしゃれな柄が多い
ポンチョのデメリット
ポンチョは見た目のまんま足元に弱いです。ズボンのように穿くタイプではないので、激しい雨なら足元はびしょびしょになってしまいます。
また、強風を伴う雨だと、ポンチョがはためいて落ち着きません。
弱点を補うためには長靴か、雨に濡れてもへこたれない強い心のどちらかを用意しましょう。
また、台風など予測できるものなら、キャンプ自体を中止した方が良いです。
・足元に弱い
・風を伴う強い雨に弱い
アウトドアブランドのポンチョを選ぶメリット
アウトドアブランドのポンチョを選ぶメリットは、高い機能性や耐久性を備えたアイテムであることが挙げられます。
最近では、一般ブランドのポンチョも高性能になっていますが、キャンプで使うのならアウトドアブランドが何故か安心感が高いと思いませんか?
それは、アウトドアブランドは、キャンプなどのアウトドアでの使用に特化した製品を開発しているため、ポンチョもその1つだからです。
雨や風に強く、防水性や透湿性、速乾性などの機能性を高めた素材や加工が採用されています。
また、アウトドアブランドのポンチョは、多くの場合、フードや袖口の調整機能、ポケットなどの便利な機能が備わっているものが多く、キャンプでの使用に適しています。
絶対アウトドアブランドでなくてはいけないという事ではありませんが、高い機能性や品質面での信頼性もあるし、デザインも意外に良いなどの多くのメリットもあります。
キャンプでの雨対策に、アウトドアブランドのポンチョを選択することをおすすめします。
アウトドアブランドのポンチョのおすすめ
コールマン ファンスタンドポンチョ
出典:楽天
ポリエチレンよりも柔らかく弾力があって、軽量で無公害のEVA素材のポンチョです。
サイズはフリーで身幅126cm 着丈102cm。
メッシュの袋が付いています。
出典:楽天
メッシュなので、濡れたまま仕舞っても水が切れるので、簡単に片付けられて良いかもしれません。
ただし、家でちゃんと乾かさないと、カビが発生してしまうでしょう。
カラーは、赤色と青色の2色で展開されています。
決しておしゃれではないのですが、無難な感じが良さそうです。
モンベル(mont-bell) トレッキング レインポンチョ
出典:楽天
モンベルのトレッキングレインポンチョは、高い防水性を備えていて、軽量でしなやかな素材を使用しています。
大きなリュックを背負ったままでも着用できるのが特徴。
身長に合わせ丈を調整できるホックが付いているので幅広い身長に対応できます。
出典:楽天
裾の長さを調節できるスナップボタンも付いていて、下り坂でも裾を引きずりにくく出来て便利そうですね。
男女兼用で色はフレッシュグリーン、グレー、スカイブルー、 ホワイトがあります。
(コロンビア) Columbia ウォマックII ポンチョ
出典:楽天
コロンビアのウォマックⅡポンチョは、素材にロンビアが独自に開発した防水透湿機能オムニテックを使用しています。
このオムニテック2.5層の防水透湿素材が外部からの水の浸入を防ぎ、 ムレを最小限に抑える透湿性を発揮します。
フードはドローコードが付いているため、開口面積を調整し風でフードが脱げるのを防ぎます。
両脇のスナップボタンが付いているので、袖口を作ることも出来るので、キャンプなどアウトドアで動き回る時には便利に使えそうです。
収納用のスタッフバッグが付属してます。
THE NORTH FACE(ノースフェイス) ハイベントトレイルケープ男性用
出典:楽天
ノースフェイスのハイベントテクノロジーの「ハイベント®」を採用したポンチョ。
ハイベントテクノロジーは優れたPUコーティングによる耐水性と透湿性を持つナイロン素材です。
蒸し暑い時期でも、衣服内のムレを効率的に放出。
また裏地には細かな凹凸のあって肌離れがよく、ドライ感をキープし不快感を軽減してくれます。
スタッフサックが付属しているので、携帯するのにも便利ですね。
色はビンテージインディゴ、ユーティリティブラウン、ブラックの3色です。
レディースのポンチョ
AIGLE(エーグル)透湿防水ジブルポンチョ
出典:楽天
AIGLE(エーグル)のレディースのポンチョ。
2.5レイヤーの透湿防水性ナイロンリップストップ素材を採用したレインポンチョです。
直線的なドレープ感で、マニッシュなシルエットがおしゃれですよね。
収納袋は付属していませんが、右のウエストポケットに全体が収納できるようになっています。
まとめ
今回紹介したポンチョは、弱い雨、突然の雨などの対策として準備しておいた方が良いと思います。
一緒に行くメンバーに雨男、雨女がいればなおさらです(笑)
事前に大雨が降る情報や、台風情報があるなら、ポンチョよりレインスーツを用意しましょう。
キャンプなど気持ちが開放的になって、『雨なんて気にしない』なんてはしゃいでいると体調を壊しかねません。
雨にはなるべく濡れないように、そして濡れたらしっかり乾かすなど体調管理をしてキャンプやアウトドアを楽しみましょう。
キャンプには、やっぱりポンチョですよね。最新のポンチョをこちらでチェックしましょう。
キャンプブランド以外のレインポンチョも、おしゃれで機能的なものがあります。
おすすめレインポンチョはこちらで確認しましょう。
靴が濡れてしまわないように、雨キャンプにはシューズレインカバーを!