みなさんはキャンプの時にグローブって使っていますか?
僕は、耐熱性のがあると記載があったグローブを1つ持って行ってます。
それがあれば焚き火や熱くなった調理器具を持つなど、大抵の作業をこなす事ができます。
軍手なら、薪を割ったりハンマーを使ったりする時に便利ですよね。
しかし、耐熱性が必要な作業にはあまり向きません。
熱くなったダッチオーブンなんて持ったら、すぐに火傷しちゃうと思います。
軍手ではなく、ちゃんとした革製の物なら、多少耐熱性はあります。
その方が、見た目もよくてカッコイイですよね。
しかし、どんなグローブを買ったら良いか迷ってしまいませんか?
僕が初めて買ったグローブは、特に下調べせずに、アウトドアショップで見かけた安い物です。
手首の上までしっかりと覆うロングタイプの、いかにも耐熱性が高そうなグローブです。
そもそもグローブを使うのは、熱くなった調理器具や焚き火の時というイメージがあったので、その耐熱性がありそうなデザインのグローブなら、なんでもよかったんです。
しかし、そのグローブも経年と共に汚れなどが目立ち始めました。
新たにグローブを購入しようか考えた時、実は色々な種類がある事に気がつきました。
色々と調べている中で、ブランド的にも値段的にも良さそうなグローブが2つありました。
それはGRIP SWANY(グリップスワニー)のCAMP GLOVES(キャンプグローブ)とTAKIBI GLOVES(焚火グローブ)です。
グリップスワニーと言えば、グローブや焚き火に強いパンツなどのアパレルでも有名ですよね。
グリップスワニーには、値段が高いグローブはたくさんありますが、CAMP GLOVES(キャンプグローブ)やTAKIBI GLOVES(焚火グローブ)など、5,000円以内で購入できるグローブもあります。
僕的には、この値段はとても嬉しいです。
しかしこの2つ、どっちを買って良いか迷いませんか?
今回は、GRIP SWANY(グリップスワニー)のCAMP GLOVES(キャンプグローブ)とTAKIBI GLOVES(焚火グローブ)をサイズや使い方などで比較しながらレビューしたいと思います。
目次
GRIPSWANY(グリップスワニー)のCAMP GLOVES(キャンプグローブ)とTAKIBI GLOVES(焚火グローブ)比較レビュー
CAMP GLOVES(キャンプグローブ)G-70
出典:楽天
GRIP SWANY(グリップスワニー)のオンラインストアのランキングを見てみると、CAMP GLOVES(キャンプグローブ)が2位、TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)が5位にあり、どちらも人気があるグローブだと分かります(2020.4.21現在)
値段は、CAMP GLOVES(キャンプグローブ)が税抜きで3,500円、TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)が4,000円と、どちらも5,000円と以内にあります。
見た目のデザインは、キャンプグローブは手にピタッとフィットするような、軍手に近い形です。
長さは手首までで、全体的にタイトな感じがします。
手にピッタリと装着する為か、キャンプグローブにはサイズがキッズサイズとSからXLまで合わせて5種類あります。
素材には、1.3 mm厚の牛革100%を使用しています。
サイズ選び
出典:楽天※クリックで拡大します
CAMP GLOVES(キャンプグローブ)には、サイズがSからXLまであります。
キッズサイズも選べるので、自分の手の大きさに合うグローブを選ぶ事ができます。
ちなみに、TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)はフリーサイズで26cmだけになっているので、選ぶ必要はありません。
自分の手の大きさに合うキャンプグローブを選ぶのですが、自分の手の大きさなんて計測した事ってあまりないですよね。
僕的には、力仕事をこれまであまりしてこなかったので、ゴツくは無くどちらかというと線が細いのですが、大きさは普通の成人男性の平均ぐらいかなと思っています。
この曖昧なまま、だいだいで購入してしまうと失敗してしまう恐れがあります。
なので、グリップスワニーの商品ページに手のサイズの測り方が載っているので、その通りに計測してみます。
サイズは、右手の人差し指の下の生命線と小指の付け根と手首の間の手首から3分の1の所をぐるっと一周した長さを測った「周囲」と、中指の先と親指側の手首までの長さを測った「手長」の2つで決めるようです。
大人用で1番小さいSサイズは周囲23cm、手長18cmです。
そこから1cm刻みで大きくなり1番大きいXLは周囲が26cm、手長が21cmとなっています。
僕も計測してみましたが、周囲の測り方が難しかったです。
1人で計測するのは、なかなか大変だと思うので、計測時は誰かに手伝ってもらいましょう。
奥さんに手伝ってもらいながら周囲を測ってみたら、僕の右手の周囲は約24.5cmでした。
これだと表ではLサイズに近いと思います。
手長は約20cmでした。
これも表だとLサイズに当てはまります。
しかし注意書きがあり、「手長が18cmの場合はM(19cm)をおすすめします」と記載されています。
どうやら、ワンサイズ上がおすすめのようです。
なので僕は、実寸はLサイズですが、ワンサイズ上のXLを選びました。
そうなると、キャンプグローブも焚火グローブも両方とも周囲26cmになるので、サイズ的には同じになりました。
CAMP GLOVES(キャンプグローブ)のデティール
CAMP GLOVES(キャンプグローブ)は、手のサイズにピッタリとフィットするような作りなので、基本的にタイトな感じです。
素材は牛革100%となっていて、中綿はありません。
その為、厚さもなくペッタンコです。
手の甲には、グリップスワニーのロゴが焼印されていてカッコイイと思います。
左右を並べてみると、ちょっと革の質感が違うように見えました。
右手側の方が少しシワっぽく張りが無いような感じがします。
上の写真で見ると、指や手首の絞りが、右手の方がシワがしっかりと入っているのが分かりますよね。
手のひら側は、指の付け根、手のひらの上3分の1ぐらいが補強されています。
質感が違う牛革が縫われています。
これがあるので、耐熱性も良くなっているかと思います。
指先は、表側と裏側のちょうど縫い合わせ部分になっています。
少し縫製があまいような気もしますが、しばらく使ってみてどうなるかですよね。
内側を覗いてみると、柔らかな肌触りの質感になっていました。
表側はツルっとしていますが、裏側はしっとりと優しい感じです。
CAMP GLOVES(キャンプグローブ)を手にはめる
CAMP GLOVES(キャンプグローブ)を手にはめてみました。
自分の手のサイズに合わせてあるので、指先を入れる時は少し抵抗を感じます。
それでもワンサイズ上を選んだので、指先や周囲は余裕何あります。
指先は、約5mmぐらい余裕がある感じでした。
これは人それぞれの手の形や指の長さによっても変わると思いますが、僕の場合は小指と親指は、中指以上に余裕がありました。
指の太さも余裕がありますが、元々の作りがタイトなデザインなので、指先は動かしやすくなっています。
手をグーの形に握ってみると、普段するように握る事ができます。
初回は、革が馴染んでないので少し硬いと思ったのですが、2回3回と繰り返し握ると、何の抵抗もなく出来るようになりました。
指先が動くので、試しに細いゴム紐を取れるか試してみました。
結果、ゴム紐を持てたのですが、自分の指で挟んでいる感じではなく、グローブの先に上手く挟めたという感じでした。
それでも、こんなに細いものを持てたのは驚きです。
TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)G-80
出典:楽天
TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)は、いかにも耐熱性が高いグローブという感じがするデザインです。
手首の上までスッポリと覆うロングタイプなので、火の粉などが飛んできても安心して使えそうな感じがします。
僕が今まで使ってきたグローブは、まさにこのグローブと同じようなデザインのものです。
熱が直に手に伝わらないようにする為か、少し大きめの装着感になりそうです。
サイズはワンサイズで周囲26cmとなっています。
素材は、表面に牛革100%、裏側と中綿にコットンとポリエステルを使用しています。
キャンプグローブには中綿がありませんが、焚き火グローブには耐熱性を高める為に中綿がセットされているようです。
TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)のデティール
TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)は、手首のの上まで覆う大きさで、いかにも耐熱性に優れてると分かるデザインをしています。
表面の素材は牛革100%ですが、キャンプグローブの内側のような毛羽立っているような質感です。
焚火グローブには、中綿があるので、厚みは少しあるように見えます。
手の甲には、性能表示なのか何やら焼印されていて、これが凄くカッコよく見えました。
手のひら側は、キャンプグローブよりも補強されている部分が大きく、親指と人差し指の間とそこから運命線に沿って手首の内側まで、二重に革が縫製されています。
内側を覗いてみると、キャンプグローブとは違い白い素材になっています。
これは、コットンとポリエステルの混紡材を使用しているからです。
TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)を手にはめる
TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)は、フリーサイズ(26cm)とは言え、CAMP GLOVES(キャンプグローブ)とは全く違う感じがします。
手の挿入口からいって、かなり大きく開くので、すんなりと手を出し入れする事ができます。
手を入れて、指先までほとんど抵抗なく入ります。
中指を1番奥まで入れてみると縫い合わせている生地に当たります。
焚火グローブは、その縫い合わせが大きく、約3mmぐらい空洞ではなく縫い合わせている生地が指先にきます。
そして中指以外の指は、約1cmの空洞と約3mmの縫い合わせた生地が指先にあります。
小指に至っては、約1.5cm空洞ができてしまっています。
全体的にに自由が効かず、特に指先は動かし難くなっています。
手をグーの形にしてみると、思いっきり握っても、なんとなく歪なのが分かります。
指の生地それぞれが干渉しあって、ちゃんと握れていません。
これだと、細かな作業は出来なそうですよね。
キャンプグローブの時のように、細いゴム紐を持てるか試してみました。
焚火グローブでは、生地が厚い為か、細いゴム紐を指先で挟む事ができませんでした。
グローブの指先に、どうしても隙間ができてしまい、そこに細いゴム紐が入り込むので持ち上げらません。
もちろんグローブの中の指では全く挟める気がせず、野球のグローブなどした時のように自由が効かなくてもどかしく感じちゃいました。
2つのサイズの比較
グリップスワニーのCAMP GLOVES(キャンプグローブ)とTAKIBI GLOVES(焚火グローブ)、それぞれ手にしてみると、大きさの違いが分かりました。
しかし、実際どのくらい違うか分かりませんよね。
2つのグローブを並べて置いてみると、同じ周囲26cmだというのに全く大きさが違うのが分かります。
子供用と大人用のグローブを並べているかのように見えちゃいます。
手のひら側のでも、大きさの差は同じです。
指先の太さは、上から見るとそこまで大きく違いがあるようには見えませんよね。
しかし、この2つは厚さが全く違うんです。
キャンプグローブはペッタンコ。
焚火グローブは、キャンプグローブの1.5倍から2倍ぐらいの厚さがあるようにみえます。
この厚みの分、指先が動かし難いんだと思います。
設営作業で比較
CAMP GLOVES(キャンプグローブ)
グリップスワニーのCAMP GLOVES(キャンプグローブ)は、細かな作業をする時に向いています。
例えば、テントの設営時にいいですよね。
素手で設営をする事もできますが、僕は以前にテントが強風に煽られ飛ばされてしまった時に、ロープを必死に掴んだんです。
そうしたら、ロープの摩擦で指の肉が見える怪我や火傷をしてしまいました。
それ以来、素手では少し怖いという気持ちがあるんです。
素手ではなく軍手でも良いと思いますが、ちゃんとしたグローブの方がカッコいいですよね。
キャンプグローブなら、テントの設営時肉ペグケースからペグを出す事もそのままで簡単にできます。
ペグケースのジッパープルもグローブをしたまま掴めます。
もちろん、ハンマーでペグを打つ事も、スムーズにする事ができます。
グローブをしていれば、例え打ち損なって手にハンマーが当たっても、大きな怪我は防げると思います。
もちろん、ペグダウンだけでなく、ロープを引っ張ったり、自在金具で調整したりする事も、問題なくできます。
地面に置いてあるペグも、キャンプグローブなら簡単に拾うことが出来ました。
キャンプグローブをしながらの設営作業は、思いの外スムーズにできそうです。
TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)
ただ、これらの作業はキャンプグローブでなくてもTAKIBI GLOVES(焚火グローブ)でも出来るものがあります。
グローブを付けたまま、ペグケースのジッパープルを持ってフタを開けるのは、細かな作業が苦手な焚火グローブではやり難いです。
なので、焚火グローブでそれをやるなら、グローブを取ってしまい素手でやった方が早いです。
ペグダウンする時は、作業何細かくないので、焚火グローブでもやる事ができます。
ペグを持つ、ハンマーを持つ事は、キャンプグローブに比べると多少やり難さもありますが、大丈夫です。
焚火グローブなら、打ち損じても厚さがあるので怪我することは無さそうですよね。
ロープを引っ張ったり、自在を調整するのには、向いていないように思えました。
細い張り綱を握る事が難しく、自在金具の細かな作業もやり難くかったです。
地面に置いてあるペグを掴むのも、難しかったです。
ゴム紐で掴めなかった時は仕方ないと思いましたが、ペグはもう少し簡単に拾えたら良かったです。
設営ではなく、焚き火で使う薪などを扱う時、素手ではトゲが刺さってしまったり、怪我もしやすいと思います。
これは、薪が太いので、どちらのグローブでも扱えると思います。
火のない場所で薪を取り扱う時は、素手ではなく何かしらグローブをした方が良いと思います。
テントの設営作業では、焚火グローブでも出来ないことはありませんが、キャンプグローブの方が向いていると感じました。
耐熱性が必要な作業で比較
CAMP GLOVES(キャンプグローブ)
耐熱性を比較するのって難しいですよね。
色々考えたのですが、外出自粛注意なので焚き火が出来ない事もあり、ベランダでダッチオーブンを持ってみることにしました。
熱したダッチオーブンは、もちろん素手では持つ事は出来ないですよね。
これをグローブをして持ってみます。
そして、熱く感じるまでの時間で、耐熱性を比較してみたいと思います。
あくまで僕の主観なので、実際どう感じるかは違うかも知れません。
ベランダで、TSBBQのライトステンレスダッチオーブンを使って、チキンカレーを作ってみました。
スパイスやお肉も入れ煮込む途中で、持ってみます。
本体を持ち上げて、熱く感じ我慢出来そうなぐらいまでの時間を計測しました。
CAMP GLOVES(キャンプグローブ)では、やはり生地が薄い指の方から熱さを感じ始めました。
二重に縫製されている場所は、比較的熱さを感じません。
熱さを我慢できるぐらいまで持ってみたら、時間は約11秒でした。
やっぱり指先が耐えきれなくなりました。
TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)
TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)では、全体的に厚みがあって、熱がなかなか伝わってきません。
それでも、長く持っていると流石に熱を感じ始めました。
結果は、約26秒。
キャンプグローブの倍以上耐える事ができました。
人によって、耐えられる限界は違うと思いますが、ここまで差があれば、どちらが耐熱性が高いかハッキリしますよね。
この結果から、耐熱性は焚火グローブの方が優れていると判断できると思います。
GRIPSWANY(グリップスワニー)CAMP GLOVES(キャンプグローブ)スペック
商品名 | キャンプグローブ |
商品型番 | G-70 |
カラー | イエロー |
サイズ | キッズフリー(19cm),S(23cm),M(24cm),L(25cm),XL(26cm) |
素材 | 牛革100% |
GRIPSWANY(グリップスワニー)TAKIBI GLOVES(焚火グローブ)スペック
商品名 | 焚火グローブ |
商品型番 | G-80 |
カラー | オーカー |
サイズ | ワンサイズ26cm |
素材・表 | 牛革100% |
素材・裏側 | 綿60%、ポリエステル40% |
素材・中綿 | 綿50%、ポリエステル50% |
まとめ
GRIPSWANY(グリップスワニー)のCAMP GLOVES(キャンプグローブ)とTAKIBI GLOVES(焚火グローブ)を比較レビューしました。
どちらも5,000円以内で人気があるグローブです。
しかし、どちらを買っていいか迷っちゃいますよね。
名前だけでみると、キャンプグローブならキャンプ全てをカバーしているように思えるし、焚き火グローブならそれ専用に感じてしまいます。
あながち間違いではないのですが、それぞれ得意不得意があるようです。
細かな作業で主に使うならキャンプグローブ、焚き火や調理時に使うなら耐熱性が高い焚火グローブがおすすめです。
実際キャンプでは、どちらが1つでも問題ないと思います。
使いやすさや使い難さを感じるとはあると思いますが、全くダメだということはありません。
ですが、もしお財布に余裕があるようなら、シチュエーションに合わせたグローブ選びが良いと思います。
ここは思い切って2種類のグローブを使い分けてみませんか?
グリップスワニーのキャンプグローブと焚き火グローブはおすすめですよ。
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キャンプで穿くパンツならグリップスワニー。