年末に冬キャンプした時に、いつも通りに焚き火をしたんです。
外気温が低いから、焚き火の炎で暖まれば良いなと思っていました。
しかしこの日は、テントのフレームが折れてしまうほどの強風でした。
横から吹き抜ける強い風のせいで、薪に着火するのに時間がかかってしまったし、せっかく火が着いても強風に煽られ、炎は上に向かわずに横に倒れたようになってしまうんです。
一緒に行った友達からは「全然暖かくないよ~」なんて声も聞こえてきました。
焚き火で暖を取ろうと思っていましたが、焚き火が焚き火本来の実力を発揮できてないんです。
その上、風によって薪の燃焼が早く、すぐに燃え尽きてしまったんです。
楽しみにしていた焚き火が、あっけなく終わってしまった虚しさは、有名な観光地に行ったのに大したことなかった時に似ています。
それなら、待ち合わせ場所行ったのにすっぽかされた時の気持ちに似ています。
とにかく、焚き火がちゃんと出来ないと、かなり物足りないキャンプになってしまうんです。
そんな強風時に焚き火をする時には、深さがある焚火台を使ったり、風除けにリフレクターを設置したりと対策案があると思います。
しかしDODのレンコンテントを使えば、テントの中で焚き火が出来ちゃうから、風除けにもなるし身体全体が温まるんです。
目次
DOD レンコンテント
レンコン窓
出典:DOD
DODのレンコンテントは、テント上部に360度配置されている窓を大きく開けられるワンポールテントです。
360度配置されていると言っても、ぐるっと一周すべて窓になっているという事ではなく、ワンポールで建てられたテントの8面あるウォールにそれぞれ窓が付いている感じです。
その窓を開けて焚き火をすれば、煙を排出することができます。
窓はテントの高さの約半分くらいから上部に配置されていて、下半分はウォールになっています。
座って焚き火をすれば、温かい空気が逃げずに背中を暖めてくれるんです。
冬キャンプで、屋外で焚き火をした時って、身体の正面しか温かくなりませんよね。
背中の方は冷たい空気にさらされるので寒いんです。
その為、焚き火の前でクルクル回ってしまいます。
まるでお肉を焼くように、表裏を返す動きをしなければなりません。
でもレンコンテントなら、背中にウォールごあるので、温かい空気が逃げにくく暖まりながら焚き火をする事ができます。
焚き火の近くにリフレクターを設置するのも良いと思いますが、レンコンテントなら焚き火を360度覆うリフレクターのように使えるのが良いですよね。
これなら、どこ方向から風が吹いても大丈夫なので、薪が早く燃えてしまうのも防ぐことができますよね。
レンコン窓の調整
出典:DOD
レンコン窓は、ダブルファスナー構造になっています。
その為、開閉時には気温などに合わせて開ける大きさを調節する事ができます。
もちろん、レンコンテント内で焚き火をする時には、全開にする必要がありますが、就寝時や焚き火をしていない時には、全開にしてしまうと寒いですもんね。
日中換気をする時や、就寝時にフルクローズする時に、ダブルファスナー構造はとても便利に使えます。
冬キャンプにはスカート付き
出典:DOD
冬キャンプで使うテントには欠かせない、スカートがちゃんと付いています。
テントの下部分にスカートが付いていると、外からの冷たい空気の侵入を防ぐ事ができます。
レンコンテントは、フロアがないテントなので、どうしても地面とテントの間に隙間が出来てしまいます。
暖かい季節なら、問題ありませんが、日中に肌寒く感じるような季節には、スカートがないと就寝時に大変な思いをする事になってしまうかも知れません。
ダブルドア
出典:DOD
レンコンテントには、前後に2ヶ所ずつ大きく開く事のできるドアを配置しています。
このドアがあることにより、出入りも楽にする事ができるし、何より開放感を味わう事ができます。
暑い時でも、風通しが良くなるので快適に過ごせそうですよね。
寒い時にはドアを閉めて置けば大丈夫ですが、焚き火をする時には3ヶ所以上開けておくのが良いようです。
レンコンテントの素材
出典:DOD
テントの中で焚き火をする事ができるという事は、もちろんポリエステルやナイロン素材は使っていません。
そう、焚き火には火の粉が飛んできても穴が空きにくい、ポリエステルとコットンの混紡素材のポリコットンを使用しています。
DODのレンコンテントでは、厚みのあるポリコットン素材を使用しているので、安心ですよね。
サイズ
出典:DOD
レンコンテントのサイズは、390×390×260(h)cmとなっています。
テント内で焚き火をするのなら大人3人、寝るだけなら大人5人収容する事ができる大きさです。
とは言いつつ、コットを並べた写真を見ると、結構キツキツで足の踏み場がないので、普段使いには大人3人がちょうど良さそうです。
ちなみに、ワンポールテントで人気のあるテンマクデサインのサーカスTCのサイズは420×420×280(h)cmなので、それよりも一回り小さい感じになっています。
しかし重量が約12kgと、サーカスTCの約11kgより重たくなっているのは生地に厚みがある為か、レンコン窓の数によるものなのかは分かりません。
大人気のサーカスTCについて詳しく知りたい方はこちら。
テント内で焚き火をする時
出典:DOD
DODのレンコンテント内で焚き火をする時には、レンコン窓を全開にして、スカートをまくり上げ、前後のドアを3ヶ所以上開ける必要があります。
それは、一酸化炭素中毒を防ぐ為です。
そして、テント内で焚き火ができるからと言って、薪をくべ過ぎて炎を大きくしては、テントが燃えてしまう可能性もあります。
ポリコットンは、あくまで火の粉が飛んできても穴が空きにくいというだけで、穴が空く場合もあります。
そして防炎素材ではないので、炎が直接当たれば燃えてしまいます。
テントの生地やロープなどに引火しないように気をつける必要があります。
気になる事
レンコンテントだけではありませんが、テントの中やタープの下で焚き火をする時ってススで汚れてしまうと思います。
レンコンテント内で焚き火をした時に、どれだけ汚れるかはわかりませんが、手入れ方法が気になります。
夜焚き火をして、そのまま寝るとしたら、焚き火台をテントの外に出しますよね。
それからコットを並べて寝る事になると思うんですが、ススで汚れたテント内に結露が発生したら。。。と過剰に心配してしまいました。
でも今までタープの下で焚き火をしても汚れが気になった事はないので、心配し過ぎかもしれません。
これは、使った人の感想を聞いてみたいですよね。
DOD レンコンテント スペック
サイズ | (約)W390×D390×H260cm |
収納サイズ | (約)W68×D23×H23cm |
重量 | (約)12kg |
収容可能人数 | 大人3人 ※就寝だけであれば大人5人 |
最低耐水圧 | 350mm |
材質 | ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%)、スチール |
付属品 | ペグ、キャリーバッグ |
まとめ
強風時に焚き火をする時に、リフレクターがあれば助かりますよね。
「それならテントをリフレクター代わりにしちゃえば良いじゃん」と言う発想から生まれたかどうかは分かりませんが、DODのレンコンテントはテント内で焚き火が出来ちゃうんです。
焚き火を囲むようにリフレクター代わりのウォールがあり、しかも暖かい空気が逃げにくくなっています。
大きく開けられた窓から換気する事も出来るし、夜はそのままテントとして使えます。
前回のキャンプで、強風の中焚き火をして、少しガッカリしてしまったので、何か対応策を考えたいと思っていました。
このレンコンテントなら、その問題を解決してくれそうです。
あとは、それにかかる費用の問題だけです。
レンコンテントは、1月中旬発売予定となっていて、値段はまだ分かりません。
安ければ買ってみたいと思うので、期待してしまいます。
やっぱり問題解決には時間がかかりそうです。。。
DODのおかずシリーズのキノコテントも良い感じ!
焚き火には、こんなシュラフがおすすめ!
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アイキャッチ画像 出典:DOD
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