キャンプの中で、テントって1番と言って良いほど重要ですよね。
自分の好みのデザインやスペックをチェックして、お財布と相談して上で、やっと購入する事ができます。
しかも、1度買ってしまうと、なかなか次へ買い替えがしにくいですよね。
僕はつい最近、新しいテントを購入したのですが、タイミング的な事もあり、いくつかの人気テントを候補に入れる事ができませんでした。
今回紹介しようと思っている、テンマクデザインのサーカス650も、発売されることは知っていましたが、販売時期がまだ先だった事もあり除外した1つです。
しかし発売前になって、改めてスペックなどを見てみると、やっぱり注目されるだけあって魅力的なテントなんです。
発売が6月下旬に迫った、テンマクデザインのサーカス650を同じトンネル型のコールマンのトンネル2ルームハウス/LDXなどと比較しながら紹介します。
目次
テンマクデザインのサーカス650
コールマン トンネル2ルームハウスLDXとサイズを比較
テンマクデザインのサーカス650は、新素材のVC(バリューコットン)を使用したオールシーズン対応のトンネル型テントです。
近年流行りのトンネル型のテントですが、デザインなどちょっと見慣れない感じですよね。
サイズ的には、約6,500×3,250×2,130(h)mmと、標準的な感じです。
同じトンネル型のテントでいうと、DODのカマボコテント2が6,400×3,000×1,950mm、コールマンのトンネル2ルームハウス/LDXが約6,600×3,300×2,000(h)mmなので、そこまで差はないようです。
ちなみに見た目が何となく近いogawaのロッジシェルターだと、4,600×3,500×2,100(h)mmなので、長さが2mぐらい違ってきます。
僕の持っているスノーピークのトルテュライトだと5,800×3,600×2,050(h)mmなので、サーカス650よりも少し短くなっています。
サイズ比較表
商品名 | サイズ |
サーカス650 | 約6,500×3,250×2,130(h)mm |
カマボコテント2 | 約6,400×3,000×1,950(h)mm |
トンネル2ルームハウス | 約6,600×3,300×2,000(h)mm |
ロッジシェルター | 約4,600×3,500×2,100(h)mm |
トルテュライト | 約5,800×3,600×2,050(h)mm |
重量を比較
出典:テンマクデザイン
テンマクデザインのサーカス650の重量は凄く重くて、総重量が約37.22kgあります。
同じトンネル型のコールマンのトンネル2ルームハウスLDXが約16kgなので、比較すると倍以上の差があります。
DODのカマボコテント2も、トンネル2ルームハウスLDXとほぼ同じ約16.1kgなので、サーカス650と比較すると大分差があります。
どれも付属品を含めた重量になっていて、サーカス650でいうと、テント本体とインナーテント、インナーライナー、それとスチール製ペグが34本、張り綱、それぞれの収納ケースを含めた重量になっています。
そしてその重量には、テント本体の素材も影響していそうです。
重量比較表
商品名 | 重量 |
サーカス650 | 約37.22kg |
カマボコテント2 | 約16.1kg |
トンネル2ルームハウス | 約16kg |
素材
出典:テンマクデザイン
テンマクデザインのサーカス650は、新素材のVC(バリューコットン)を使用しています。
テントによく使われているTC素材は、コットン60%、ポリエステル40%の混紡素材です。
新素材のVC(バリューコットン)は、コットン35% ポリエステル65%の割合になっているようです。
コットンの割合が増えるので、当然重量が増してしまいますよね。
しかしその分、遮光性も良くなり、結露もしにくくなるようです。
コールマンのトンネル2ルームハウス/LDXは、フライシートに75Dポリエステルタフタを使用しているので、当然サーカス650よりも軽量になっているんです。
同じ事がDODのカマボコテント2でも言えて、素材が150Dポリエステルなので、サーカス650と比較しても大分軽くなっています。
素材比較表
商品名 | 素材 |
サーカス650 | VC(コットン35%・ポリエステル65%) |
カマボコテント2 | 150Dポリエステル |
トンネル2ルームハウス | 75Dポリエステルタフタ |
メッシュ
出典:テンマクデザイン
サーカス650を見ると、メッシュになっている部分が大きくて多いですよね。
他のテントなら、黒色のメッシュを使っていると思いますが、サーカス650ではグレー色の強化メッシュを採用しています。
僕自身は比較した事がないのですが、公式では黒色のメッシュよりもグレー色のメッシュの方が、中が見えにくいようです。
これなら日中にテント内で過ごしても、プライバシーが守れるので良いですよね。
コールマンのトンネル2ルームハウスLDXのメッシュが何色かは説明にないので分かりませんが、写真を見る限り黒色かなと思います。
しかし、僕の持っているスノーピークのトルテュライトのメッシュは黒色ですが、中が透けて困ると思った事がないので、あまり気にしなくても良いかも知れません。
ポールの比較
テンマクデザインのサーカス650で使用されているポールは、アルミとスチールのハイブリット素材です。
強度と耐久性がある丈夫なポールなので、安心して使えます。
コールマンのトンネル2ルームハウスLDXのポール素材は、アルミ合金となっています。
アルミは、軽い素材なのですが、とても柔らかいという欠点があります。
それを補うために、銅、マンガン、ケイ素、マグネシウム、亜鉛、ニッケルなどと合金するようです。
トンネル2ルームハウスLDXで使用されているポールがどんな素材との合金かはわかりませんが、軽くて丈夫になっているはずです。
ポール比較表
商品名 | ポール素材 |
サーカス650 | ジュラルミン・アルミ・スチール |
カマボコテント2 | アルミ合金 |
トンネル2ルームハウス | アルミ合金 |
設営
トンネル型のテントの設営では、ポールをスリーブに通して設営していくのが一般的だと思います。
サーカス650でも、メインポールが4本使用されます。
それぞれ13本に別れているものを繋いで組み立てて、フライシートのスリーブに通していくと思います。
このようなトンネル型のテントは、1人でも設営自体は出来ると思いますが、2人なら素早く設置出来るハズです。
1度、カマボコテント2の設営を手伝った事があるのですが、形を良く見せる為のちょっとした微調整が何気に大変だなと思った事があります。
大きなテントなので、出来れば奥さんや友達と一緒に設営出来ればいいと思います。
インナーテント
出典:テンマクデザイン
サーカス650には、インナーテントが付属で付いています。
インナーテントのサイズは、約3,000/2,800×2,500×1,850/1,800(高)mmと書かれています。
幅が3,000/2,800と2つ書かれているので、何の事かと思ってしまいますが、多分天井側とフロア側のサイズだと思います。
なので一般的に書かれているサイズに当てはめると3,000×2,500×1,850(h)mmになります。
これをコールマンのトンネル2ルームハウスLDXの約3,000×2,350×1,850(h)mmと比較すると、ほとんど違いがないようです。
サーカス650の説明には何人用という目安になる記載がありませんが、トンネル2ルームハウスLDXは4〜5人用のようです。
そう考えると、サーカス650のインナーテントも4〜5人で使うのが良さそうです。
しかし、サーカス650は、別売りのインナーテントを追加して使う事ができます。
付属のインナーテントを吊るしてある反対側の入口に、1つ別売りのインナーテントを吊り下げる事ができます。
前後にインナーテントがあれば、定員は8〜10人になるので、大人数でのキャンプも楽しめます。
インナーテントサイズ比較表
商品名 | サイズ |
サーカス650 | 約3,000/2,800×2,500×1,850/1,800(h)mm |
カマボコテント2 | 約2,800×2,200×1,900(h)mm |
トンネル2ルームハウス | 約3,000×2,350×1,850(h)mm |
インナーライナー
出典:テンマクデザイン
サーカス650にな、インナーライナーが1つ付属で付いています。
インナーライナーは、天井部分に取り付けることにより、水滴が落ちてくるのを防ぐ事ができます。
テントの前部分の天井に取り付ける事により、リビングスペーが快適に使えるようになります。
しかも、別売りで追加のインナーライナーを購入する事ができます。
前部分は、付属のインナーライナーを取り付け、付属のインナーテントを取り外して別売りのインナーライナーをその天井部分に取り付ければ、より広いリビングスペースになります。
テンマクデザイン サーカス650 スペック
サイズ | (約)6,500×3,250×2,130mm |
インナーテント | (約)3,000/2,800×2,500×1,850/1,800(高)mm |
インナーライナー | A:(約)2,110/1,910×1,910mm B:(約)2,110×1,830mm |
総重量 | (約)37.22kg |
素材・フライシート | コットン混紡生地(VC)コットン60% ポリエステル40% |
素材・フライシート(スクリーンメッシュ) | ポリエステル75D |
素材・メインポール | ジュラルミン・アルミ・スチール |
素材・インナーテント(ウォール) | コットン混紡生地(VC)コットン60% ポリエステル40% |
素材・インナーテント(フロア) | ポリエステルRS150D(PUコーティング/撥水加工) |
素材・インナーテント(スクリーンメッシュ) | ポリエステル75D |
素材・インナーライナー | コットン混紡生地(TC)ポリエステル65% コットン35% |
BIG ROOM
出典:テンマクデザイン
詳しくスペックが分かったテンマクデザインのサーカス650とは全く違ったデザインのテントが7月中旬に発売予定です。
BIG ROOMというドーム型のシェルターで、ノースフェイスのジオドームやスノーピークのドッグドームの前室がないバージョンのようなデザインをしています。
このBIG ROOMの特徴は、フレームワーク(骨組み)です。
このフレームワークは、海外のエベレスト遠征隊が実際に使用したもののようで、製造はヘリノックスなどのDACが手がけています。
このフレームワークを使用したテントの販売を、国内ではテンマクデザインだけが許可されているようです。
過酷な環境でも耐えることのできる軽量で丈夫なフレームを使用したBIG ROOMは、ファミリーキャンプと言うよりは登山をする人に向いていそうです。
とは言いつつ、目立つのでファミリーキャンプでも使っても良いと思います。
サイズ
出典:テンマクデザイン
BIG ROOMのサイズは、約5,000×5,000×2,300(h)mmとなっているので、かなり広く使う事ができそうです。
何人用との記載はありませんが、大人数でのキャンプでも大丈夫そうです。
重量は少し重たくて、約26,05kgとなっています。
重量だけをみたら、背中に背負って登山するのは大変そうです。
やっぱりオートキャンプで使いたいですよね。
素材には、ポリエステルオックス210Dが使用されています。
グランドシートも付いているテントなので、テント内では快適に過ごせそうです。
ただちょっと値段が高いのが気になるところです。
テンマクデザイン BIG ROOM スペック
サイズ | (約)5,000×5,000×2,300(高)mm |
収納サイズ | (約)820×440×400(h)mm |
重量 | (約)26,05kg |
素材・フライシート | ポリエステルオックス210D(PUコーティング/テフロン加工/UVプロテクション加工/撥水加工) |
素材・スクリーンメッシュ | ポリエステル |
素材・グランドシート | ポリエステルオックス210D(撥水加工) |
素材・メインポール | アルミ合金製連結ポール(φ18,5mm×7,512mm) |
素材・サイドポール | アルミ合金製連結ポール(φ15mm×6,030mm) |
素材・連結ポール | アルミ合金製連結ポール(φ13mm×2,590mm) |
耐水圧 | 1,500mm |
まとめ
テンマクデザインから発売される2つのテントを紹介しました。
やはり1番の注目は、トンネル型のテント「サーカス650」ではないでしょうか?
トンネル型のテントでも、カマボコテント2やトンネル2ルームハウスLDXとは、見た目が全く違いますよね。
これからの時期、目新しいデザインのテントなら、キャンプ場で注目を集めるハズです。
BIG ROOMも、キャンプ場で目立ちそうですが、少し値段が高いというのが、気安く手を出しづらいと思います。
そんな事も考慮したら、キャンプ場でお目にかかる事自体、珍しい事になりそうです。
エベレストに耐えたフレームワークは、平地でのキャンプにはオーバースペックですが、1度体験してみたいと思いました。
比較しながら見ましたが、テンマクデザインのサーカス650は人気がでそうですよね。
今年の夏は、テンマクデザインの新しいテントから目が離せません。
2019年は、テンマクデザインのテントに注目!
他にもある、新しいテントやシェルター。
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