秋冬キャンプは、日が暮れてからが凄く寒い!
だから、防寒対策しておかなきゃ大変なことになっちゃいます。
その為に、アウターを買ったり、暖かいシュラフを用意したりする必要がありますよね。
長年キャンプをやっている人なら、徐々に色々な物を揃える事ができますが、キャンプ歴が短かったり、初めて秋冬キャンプをしようと考えている方には、それらを揃えるのって、金銭的にもハードルが高いですよね。
そんな時に、おすすめしたいのが、着る事ができる寝袋(シュラフ)です。
着る寝袋というジャンルって、意外に知られてないかも知れませんが、検索してみるとロゴスなどの有名ブランドから中華製の物まで、結構な数が出てきます。
しかし、それって人型の寝袋で、宇宙飛行士が着る宇宙服のように大きくて、モコモコとした物が多いんです。
ネタ的にそれも良いかと思いますが、どうせならオシャレに着たいですよね。
起きている時には、寝袋(シュラフ)としてではなく、ジャケットなどのアウターとして。
就寝時は、暖かなシュラフとして使えるような2Wayだったら、ちょっと良くないですか?
そんな事を可能にしている、着る寝袋(シュラフ)の中で、今回は2つのブランドを取り上げたいと思います。
1つはDOD、もう1つのブランドはgrn outdoorです。
DODは「ジャケシュラ2」という2Wayの寝袋、grn outdoorは「OFF to ON JACET」というギアを新しく販売しています。
今回は、そんな2つの着る寝袋(シュラフ)を紹介します。
目次
DOD ジャケシュラ2
出典:DOD
DODの新商品の「ジャケシュラ2」は、ジャケットとしても寝袋(シュラフ)としても使えるキャンプ用のギアです。
ジャケット部と脚部がセパレートしているタイプで、普段着る時には人型の寝袋のように恥ずかしくありません。
就寝時に、脚部をファスナーで繋げる事で、寝袋(シュラフ)として使う事ができます。
ジャケット部は、ゆったりとしたシルエットなので、普段着ているダウンジャケットなどのアウターの上から着る事ができるんです。
素材
出典:DOD
「ジャケシュラ2」の表面素材は、コットン100%の生地を使用しています。
キャンプでコットン生地と言えば、火の粉に強いというメリットがすぐに頭に浮かびますよね。
就寝前に、焚き火に当たりながらマッタリとした時間を過ごす時、この「ジャケシュラ2」を着ていれば、焚火の火の粉から守ってくれます。
ポリエステルやナイロン生地だと、火の粉が付いたらすぐに穴が空いてしまいますよね。
せっかくの楽しいひと時が、火の粉1つで台無しになってしまいます。
そんな事を防ぐ事ができるコットン生地を、できればアウターなどに取り入れておきたいですよね。
「ジャケシュラ2」は、ポリエステルやナイロン生地のアウターの上から着る事が出来るので、普段使いのアウターも守りつつ、保温性も高くなるというメリットがあります。
出典:DOD
そして保温性を高める中綿には、ホローファイバーという素材を使用しています。
ホローファイバーは、糸の中に空間がある中空構造糸なので、暖かい空気を閉じ込めておく事ができるんです。
さらに軽量で湿気にも強いというメリットもあります。
出典:DOD
しかし、暖かく使う事はできますが、推奨使用温度は5度以上となっています。
寒い季節には、ちょっと頼りないかも知れません。
そんな時には、アウターを中に着て防寒対策をし、就寝時には、他のシュラフの中に「ジャケシュラ2」を着たまま入るという対策が必要になると思います。
焚火に強いダウンジャケット単体なら、ナンガがおすすめ!
サイズ
出典:DOD
DODの「ジャケシュラ2」には、S・M・Lの3サイズが用意されています。
ただサイズが違うというのではなく、デザインも違っています。
Sサイズでは、プルオーバーのジャケットのように着る事ができます。
Mサイズは、ちょっと長めのコートのようなデザイン。
Lサイズは、ベンチコートのように膝下ぐらいまで丈が長いデザインになっています。
しかし、Sサイズは150cmまで、Mサイズは175cmまで、Lサイズは200cmと、サイズ毎に推奨身長が設定されているので、単にデザインだけで選ぶ事はできません。
パッと見たデザインは凄くシンプルです。
凄くオシャレという感じではありませんが、着る寝袋(シュラフ)の中では、かなり良い感じだと思います。
ゆったりとしたデザインですが、モコモコした感じではないので、周囲の人には着る寝袋だと気づかれないかも知れません。
そのくらい、洗練されているジャケシュラ2は、意外におすすめです。
DOD ジャケシュラ2 スペック
推奨身長 | S〜150、M〜175、L〜200cm |
材質:生地 | コットン |
材質:中綿 | ポリエステル |
推奨使用温度 | 5℃~ |
現在購入は、京王アートマンでの店頭販売のみになっています。
grn outdoor OFF to ON JACKET
出典:grn outdoor
grn outdoorからも、着る寝袋(シュラフ)が新しく販売されています。
grn outdoorの「OFF to ON JACKET」の特徴は、DODの「ジャケシュラ2」とは違ってダウンを使用している事です。
フカフカのお布団の様な着心地から、名前も「OFF to ON」となっているんでしょうね。
就寝時は、お布団のような寝心地のダウンシュラフ、起きている時にはダウンジャケットのように使える2Wayの着る寝袋(シュラフ)です。
素材
出典:grn outdoor
「OFF to ON JACKET」の表面素材は、防風性と撥水性が非常に高いリップストップナイロンを使用しています。
天候に左右される体感温度を、防風性や撥水性で高めています。
しかし、「ジャケシュラ2」のように火の粉には強くなく、すぐに穴が空いてしまうというデメリットもあります。
でも、よくよく考えてみると、冬キャンプなど寒い屋外で、長時間焚火をする事ってあまりありませんよね。
そう考えたら、コットン生地に拘らなくても良さそうです。
中綿には、800フィルパワーのダウンが封入されています。
フカフカで暖かいダウンが入っていますが、その反面、シルエットもモコモコした感じになっていると思います。
寝袋(シュラフ)
出典:grn outdoor
DODの「ジャケシュラ2」は、上下がセパレートしファスナーで取り付けるようになっていました。
grn outdoorの「OFF to ON JACKET」は、脚部が背中に収納されていて、ジッパーを開ける事により下半身部分の寝袋(シュラフ)が出てきます。
その為、脚部が収納されている時の後ろ姿は、モコモコ感が強いかも知れません。
しかし、いつでも脚部を取り出せるというメリットがあります。
出典:grn outdoor
そしてフードの中にアイマスクがあると言うのも、特徴的です。
フードを被ってアイマスクを着けることにより、快眠へ誘ってくれるかも知れませんね(笑)
デザイン
出典:grn outdoor
grn outdoorの「OFF to ON JACKET」は、DODの「ジャケシュラ2」とは違って、シンプルな見た目ではありません。
前から見ると、ポケットやジッパーがいくつも付いているんです。
出典:grn outdoor
腰周りのポケットはもちろん、胸や腹部にもポケットが備えつけられています。
スマートフォンよティッシュなどを入れておけるのが良いですよね。
サイズはMとLがあり、カラーはオリーブ・キャメル・ブラックの3色展開です。
「OFF to ON JACKET」は、「ジャケシュラ2」よりはファッショナブルですが、ちょっとモコモコ感が強くみえます。
その分、保温性が高い事を期待しますが、推奨使用温度が記載されてないので、その点は不安が残ります。
そして値段も、ダウンが使われてるのでちょっと高くなっているので、簡単には手が出せません。
デザイン的には、着る寝袋の中でもトップクラスなので、金銭的に余裕がある方にはおすすめです。
grn outdoor OFF to ON JACKET スペック
サイズ | 後身頃+寝袋 | 身幅 | 肩幅 | 裾幅 | 袖丈 |
M | 81+97cm | 65cm | 53cm | 68cm | 60cm |
L | 83+99cm | 68cm | 55m | 71cm | 61cm |
素材・本体 | ポリエステル | ||||
素材・中綿 | ダウンフェザー |
まとめ
着る寝袋と聞くと、ちょっと前までカッコ悪くて、お笑いのネタのようなイメージがありました。
だって、人型の寝袋(シュラフ)は、便利に使えると思いますが、どこか見た目がコミカルでしたよね。
しかし、それも今は昔の話。
新しく投入された着る寝袋(シュラフ)は、デザインが高く、そして機能もちゃんとしていました。
それぞれ、火の粉に強かったり、保温性が高かってりと、違った特徴がありますが、基本となるコンセプトは同じだと思います。
ジャケットと寝袋(シュラフ)の2Wayは、とても便利に使えそうですよね。
DODの「ジャケシュラ2」と、grn outdoorの「OFF to ON JACKET」の2つでは、どちらが良いと思いましたか?
僕的にはどっちもおすすめ!
でも値段が安い方が良いかな(笑)
DODのジャケシュラ2の前モデルはこんな感じでした。