先日、千葉の森のまきばオートキャンプ場に冬キャンプに行ってきました。
ここ最近、キャンプではノルディスクのユドゥンを使っていましが、今回は広く使えるスノーピークのトルテュライトを引っ張りだしました。
久々に引っ張り出したテントでしたが、キャンプ場で広げて確認したみたら、生地に劣化はなく十分使えそうな状態です。
ちょっと不安に思っていましたが、予備のテントは用意していなかったのでひと安心。
少し風が吹いていましたが、強風だと感じるような風速ではなかったので、そのままテントの設営にかかったんです。
テントのスリーブにフレームを通し、テントを立ち上げ、更に残りのポールを組もうと思った時に。。。
突然の強風が吹き、テントが持ち上がってしまいました。
と、大人3人で何とか抑え、風が止むのを待ちました。
もうその時は地獄ですよね。
風に飛ばされないように1ヶ所ペグを打ってテントを固定しているつもりでしたが、強風の前では役に立ちません。
こんなに重たいおじさん達が、力一杯抑えるのがやっとでした。
そして風が止んで気がつけば、テントの形が変わってしまっていたんです。
そう、テントのポールが折れていたんです。
楽しみにしていたキャンプ。
その瞬間に絶望に変わったんです。
目次
スノーピークのトルテュライトのポール
出典:スノーピーク
数年前に頑張って買ったスノーピークのトルテュライト、広々としたリビングを備えていて快適に過ごせるテントでした。
しかし、ファミキャンなら良いのですが、子供2人もしくは僕1人でキャンプに行った時に、設営が大変なんです。
天井部分でポールをクロスするようなタイプのテントではないし、ポール使って幕を立ち上げるワンポールとも違います。
Aフレームやセンターフレーム、リッジポールなど複雑に組み合わせるテントなので、使い始めの頃は順番を覚えるのも大変でした。
特に夏のキャンプでは、あれもやってこれもやってとしていると、設営が終わる頃には汗だくになってしまいます。
そんなこんなで、だんだんと出番が減り、ここ数年は倉庫の片隅に眠ったままでした。
今回の冬キャンプでは、友人と一緒にヌクヌクしようと思い、トルテュライトを使うことにしました。
数年ぶりに袋からから取り出すので、生地が劣化していないかと不安もありましが、いざ広げてみるとそんな事ありませんでした。
フレームも見たところ、特に劣化している様子は全くありませんでした。
今回のキャンプで、折れてしまったフレームも、久々に引っ張り出して劣化していたという事は考え難いと思います。
折れてしまったフレーム
出典:スノーピーク
今回折れてしまったのは、トルテュライトの天井部分の左右にあるAフレームの一部です。
風が止んでからすぐに見た時は、真っ直ぐなフレームが180度折れ曲がっていました。
これを元どおりに真っ直ぐに戻せば、今なんとか繋がっている部分も完全に切り離されてしまうというのは見てわかりました。
しかし、キャンプ場に着いたばかり。
これからキャンプを始めるという時に、テントを設営しない訳にはいきません。
とりあえず、180度折れたAフレームを元の形に近くなる様に真っ直ぐにしようとした時。
そんな音がなったかどうかは分かりませんが、思っていた通りに2つに割れてしまいました。
こんなになってしまったけど、僕にはリペアキットのようなものも、予備のポールなどもありません。
このまま設営出来なければ、車中泊するか最悪帰宅する事になってしまいます。
幸いな事に、折れたAフレームの中にはショックコードが入っていました。
その1本のコードがある事で、バラバラにならずに済んだんです。
何とか残りのフレームを組み、テントを設営する事が出来たのですが、やはり形が少しイビツになってしまいました。
耐風性にも影響が出そうなので、いつも以上に張り綱をペグダウンし地面に固定しました。
その後は、強い風が吹いても、何とか1泊を過ごすことができました。
長くなりましたが、今回のキャンプで起きた出来事は、キャンプが出来るかどうかに関わる重大な事でした。
テントポール(フレーム)の修理
出典:WILD-1
キャンプの帰り道に、テントを買ったWILD-1に寄って帰りました。
WILD-1は、関東を中心に展開しているアウトドアショップで、店舗にもよりますがスノーピークストアが併設されています。
最も西にある店舗が京都なので、それよりも西に住んでいる方には馴染みがないかもしれませんが、スノーピークの修理も受け付けてくれるんです。
でも、初めての経験。
そのまま折れたフレームを持って店舗に入るのは恥ずかしい気がしました。
とりあえず、キャンプ売り場の店員さんに聞いてみること、「もちろん大丈夫です。持って来て下さい」というような快いお返事を頂きました。
さっそく車に戻って、折れたフレームを抱え込むようにして持って行くと、スノーピークの店員さんが対応してくれました。
折れたフレームの場所、その他にも異常がないか確認してくれます。
その後、店舗に在庫がないかファイルやパソコンを使って調べてくれました。
今回のテントのトルテュライトは、廃盤になっているものです。
残念ながら店舗には、在庫がありませんでしたが、PL法により販売会社は7〜8年在庫を保有していなければならないようです。
在庫が店舗にあれば、その場で修理をしてくれたかもしれません。
しかし今回は、取り寄せになってしまいました。
ですが、思ったよりも早く修理が完了するようです。
12月15日の夜に持ち込んだのですが、12月28日には完了の電話がかかって来ました。
とは言ってあったものの、2週間以内に修理が終わったのは嬉しいですよね。
料金も思っていたよりもかなり安く、今回は税込で1,028円でした。
WILD-1にスノーピークストアが併設されていれば、工賃を取らずに部品代だけで済むようです。
ポールの折れた部分や本数にもよりますが、1ヶ所だけだった場合は、大体1,000円前後のようです。
勝手に4〜5千円かかると思っていたので、これも嬉しい誤算でした。
もしこれが、コールマンならメーカーに発送してから見積もりを出すようです。
もしかしたら、工賃が加算されるかも知らないので、値段は少し高くなるかもしれません。
対策
出典:Amazon
キャンプ場でポール(フレーム)が折れてしまう事は、誰も予想できないと思います。
でも、誰にでも起こり得る出来事ですよね。
もし、ポール(フレーム)が折れてしまってテントが設営出来ないとなると、キャンプ自体中止にする必要が出てくるかも知れません。
WILD-1の店員さんにお聞きしたのですが、やっぱりリペア用にテープなどを準備しておいた方が良いようです。
径が細いポール(フレーム)は、リペア用の短いポールのようなリペアキットが使えます。
折れた部分に上からポールを被せるような感じです。
出典:Amazon
しかし、今回折れたフレームは径が太くて、これらのリペアキットを使う事が出来ません。
その為、径が太い物には、テープを巻いて応急処置するのが良いようです。
それはガムテープでも何でもよくて、とりあえず折れないようにグルグル巻きにする為です。
ちょっと調べてみましまが、3Mの多用途補修テープなども良さそうです。
このような応急処置でも補修できるテープを、1つ携帯しておく事をオススメします。
そして、折れてしまったポール(フレーム)ですが、捨ててしまう方が多いようです。
これも、折れていない部分を短く切っておけば、それより細い径のポールが折れた時の補修用に使えます。
もし他に使えそうなら、直ぐに捨てずに取っておいても良さそうですね。
透明タイプもあるので、応急措置でも気にせずに使えるかもしれません。
まとめ
キャンプの時には、トラブルが付き物です。
まさかポールが折れるなんて。。。そんな事があるなんて想像もしませんよね。
でも、何があるかわかりません。
家がある付近では風が強くなくても、キャンプ場に着いたら強風が吹き荒れているなんて事も多々あります。
いつ突風が吹いて、テントのポール(フレーム)が折れてしまうなんて誰も予想できません。
そんな時の為に、リペアキットを準備しておきましょう。
リペアキットがないなら、補修用にテープでも構いません。
何も対策がないと、僕のように途方に暮れてしまうかもしれません。
応急処置でキャンプが楽しめたら、それに越したことはないですよね。
そしてもしスノーピークのフレームが折れてしまったのなら、思いの外安く修理することができます。(WILD-1以外のアウトドアショップは要確認)
スノーピーク製品は高いイメージがありましたが、これはかなり嬉しくありませんか?
アフターサービスがしっかりしているのは、利用者として嬉しいです。
キャンプの時はもしもの為、補修用のパーツやテープを携帯を忘れずに!
森のまきばオートキャンプ場で冬キャンプした時の様子はこちら。
またもや強風に煽られちゃいました。。。
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