今まであまりよく考えていませんでしたが、キャンプ道具が壊れてしまった時、どうしたらいいかと迷いませんか?
大きなテントやタープなら、販売店やメーカーで修理してもらえます。
ランタンやバーナーなども、素人が手を出したら危険なので、ちゃんと見てもらいたいですよね。
しかし、キャンプ中に使用する際に、特に支障をきたす事もない大きな故障や破損では無かった場合には、修理を依頼していいのか、そのまま使うのか悩んでしまいます。
今回、キャンプに行った時に、テーブルを広げようとしたら、天板を支える木ダボが折れているのに気が付きました。
そのテーブルはハイランダーのウッドロールトップテーブルで、天板の両隅に空いている穴に、脚部分にある木ダボをハメ込んで組み立てるというものです。
今回組み立てようとしたら、天板の穴に木ダボがハマったままでした。
もちろん、木ダボは脚部に固定されているものなので、天板にハマっているという事は、木ダボが折れてしまっているんです。
前回のキャンプで収納した時に、どうやら折れてしまって、それに気が付かずにそのままだったんだと思います。
大きなテーブルの、ほんの1部の小さな部品が破損してしまっていたんです。
テーブルは購入してから1年以上経過したいます。
保証は効かないと思うし、何より、こんな小さな部品の為に、修理を依頼していいものか悩みました。
悩んだ結果、取り敢えず自分で修理をしてみる事にしました。
ちょっとした事なので、大袈裟にする事ではありませんが、今回は、壊れたハイランダーのウッドロールトップテーブルを、ちょいと直したお話です。
目次
ハイランダーのウッドロールトップテーブルの破損
ハイランダーのウッドロールトップテーブルの脚部の左右には、天板を広げて支える為の木ダボが2ヶ所づつ打ち込んであります。
天板にも、左右に2ヶ所づつ穴が空いていて、そこに木ダボを差し込んで使うようになっています。
天板は、片側2ヶ所の木ダボに差し込んでから、引っ張りながらもう片側の2ヶ所の木ダボに差し込むようにします。
片側2ヶ所ある木ダボの内1つが折れてしまっていましたが、何とか他の木ダボで天板を支えてくれて、キャンプ当日は使う事が出来ました。
でも、使っている人には分かると思いますが、天板を広げる時って結構な力が必要ですよね。
天板を左右に引っ張る感じなので、戻る力が働いています。
それを片側2つある木ダボの内、1つが折れてしまっていながら、残りの1本で支えるのって負担が大きいと思います。
そのまま使い続けるのは、危険というか、より破損させてしまいそうです。
でも、修理に出す手間を考えたら、このぐらいだったら自分で直せそうな気がしませんか?
という訳で、手間と時間を惜しんで、結局自分で直してみる事にしました。
ウッドロールトップテーブルの修理手順を考える
修理と言っても、やる事は1つで、折れた木ダボを新しい木ダボに替えるしかありません。
木ダボを接着剤で直しても、多分直ぐに折れてしまうハズです。
まずは、元々の木ダボと同じサイズの木ダボを用意して、ウッドロールトップテーブルの脚部に残っている折れたもう半分を取り出します。
そして、新しい木ダボを打ち込むという、簡単な流れは、誰でも重いついちゃいますよね。
ただ、脚部に残っている折れた木ダボは、木工用ボンドで接着されているハズです。
それを引っ張りだすのは無理そうです。
なので、折れた木ダボの上からドリルで穴を開ける事になりそうです。
気をつけるのは、ドリルで穴を開ける際に、斜めにならないようにする必要があります。
木ダボと天板の穴の位置は、結構シビアなので、少しでも斜めに木ダボが刺さってしまうと、上手くハマらないと思います。
こんな簡単な流れを考えながら、まずは木ダボを用意したいと思います。
木ダボの用意
ホームセンター
木ダボの太さは直径10mmですが、長さは折れてしまっているので、実際はどのくらいかが分かりません。
折れた木ダボのサイズを測って、おおよその長さを予測してみます。
折れた木ダボの長さは、短い所で約20mm、長い所で25mmでした。
折れていない木ダボの、脚部から出ている部分の長さは約20mmです。
半分の長さが脚部に埋まっていると考えると、木ダボの長さは40mm。
そんな予測を立てて、10×40mmの木ダボを探しに、近くのホームセンターへ行ってきました。
直ぐに見つかるだろうと思っていましたが、広いホームセンターで木ダボの置いてある場所を探すだけでも手間取りました。
見つけたと思ったら、太さが10mmの木ダボがありません。
店員さんに聞いてみると、6mmと8mmの木ダボしか取り扱っていないとの事。
結局、ホームセンターで買うのは諦めて、ネットで買う事にしました。
ネットショッピング
さすがネットには、10×40mmの木ダボを取り扱っているショップがたくさんありました。
しかし、欲しい木ダボは1本だけです。
ネットでは、50個セットや100個セットばかりあるようでした。
何とか見つけたのが、20個セットのもの。
それでも、有り余るほどの量ですが、仕方ありません。
木ダボの長さは予測ですが、取りあえず注文してみて、届いた木ダボと見比べてみる事にします。
木ダボを見比べる
どう見比べても、折れてしまっているので、やっぱり長さは40mmで合っているのかは分かりませんでした。
太さは10mmで大丈夫のようです。
でももし長さが30mmなら、ちょっと頼りないような気もしますよね。
実際の長さは分かりませんが、40mmで大丈夫だと信じて修理を始める事にします。
半分の20mmを脚部に埋めれば、耐久性も高くなりそうですよね。
ドリルで穴を開ける
半分に折れた木ダボがウッドロールトップテーブルの脚部に埋まっているのですが、ボンドで接着されていて取り出す事が出来ません。
ここに新しい木ダボを埋め込むには、穴を開ける必要があります。
しかし、我が家にあったドリルは、直径3mmのかなり細い物しかありませんでした。
直径10mmのドリルがあれば、簡単に出来たかもしれませんが、3mmでは様子を見ながら開けていくしかありません。
まずは、真ん中に穴を開けていきます。
深さは、深すぎず浅すぎずを感覚で調整します。
真っ直ぐにドリルを入れただけでは、細い穴だけになってしまいます。
1度取り出して、中心からズラしてドリルを使うと、今度は上手くいきません。
折れている部分に凹凸がある為か、横にズレちゃったりしちゃうんです。
その為、もう1度中心にドリルを差し込んでから、今度は円を描くようにドリルを動かしながら穴を広げていきます。
しかしこの方法だと、入り口部分は広くなりますが、中に行くにつれ細くなってしまいます。
そうなったら、奥の細くなっている部分にドリルの先端を当てて、奥の穴も広げていきます。
マイナスドライバーで掻き出す
少し穴が広がったら、マイナスドライバーを木ダボと脚部の間に入れて、残った木ダボを壊しながら掻き出すようにしました。
ですが、接着剤が固く残っているので、上手く出来ませんでした。
やはりドリルで穴を広げていくしかないようです。
さらにドリルで穴を広げる
ドリルで穴を広げて行くと、やはり接着剤が固く残っているので、その部分に手こずりました。
黒く残っている接着剤部分まで穴を広げないと、新しい木ダボが入りません。
何度も何度もドリルで穴を広げて行くと、やっと木ダボの先端部だけ入るようになりました。
後は、入り口部分を広げ過ぎないように、細まった中をドリルで広げて行きます。
今度は、ドリルで円を描くように使うのではなく、垂直に当てるようにしながらやりました。
丁度入り口部分に木ダボが入ったので、これ以上入り口が広がると、木ダボが斜めに刺さってしまう恐れがあります。
※穴が脚部の中心からズレていますが元々木ダボがあった場所です
慎重に穴の奥を広げて行きますが、やはり素人なので、少し歪になってしまいました。
取り敢えず、ある程度穴が広がったので、新しい木ダボを入れてみます。
ちょっと力を入れながら差し込むと、元々入っている折れていない木ダボより5mm程度長いくらいまで差し込めました。
後は、ハンマーで叩けば同じ長さまで埋め込む事が出来そうなので、1度木ダボを取り出します。
脚部に開けた穴に、木工用ボンドを塗布し、木ダボを埋め込んでいきます。
ボンドの量は、多すぎず少なすぎず適量で。
先程と同じ深さまで差したら、後はハンマーで軽く叩いていきます。
ここで使うハンマーは、DIY用ではなく、もちろんキャンプ用の村の鍛冶屋のアルティメットハンマーです(笑)
木ダボの先端が黒くなってしまいましたが、折れていない木ダボと同じ深さまで埋め込む事が出来ました。
ほぼ、長さは同じですよね。
天板をハメてみる
木ダボが斜めに刺さっていたら、天板の穴とズレてしまうことになります。
ほとんど適当に穴を開けてしまったので、その点が少し不安でもあります。
しかし、天板広げて木ダボを穴に差し込んでみたら、ピッタリと入りました。
木ダボの長さは同じくらいにしてあるので、もちろん折れていなかった木ダボとほぼ同じ感じになっています。
簡単な作業ですが、適当にやってしまったにしては、結果は良かったと思います。
ロウを塗って完成
天板の穴に木ダボを差し込んで、組み立てが完成するハイランダーのウッドロールトップテーブルですが、天板を広げながらの作業なので、縮む力が常にかかっています。
その為、穴にスムーズに入らない事がありました。
それを解消する為に、木ダボにロウを塗っておくことにしました。
ロウを塗っておけば、滑りが良くなるので、多少は使いやすくなるかも知れません。
ちょっとした期待を込めて、今回の修理は完了です。
まとめ
修理と言ったら大袈裟かも知れませんが、ちょっと自分で直してみました。
今回は簡単そうなので、自分でも出来ましたが、もしドリルを持っていなかったら、どうしたのかなと思います。
ちょっとした部分の破損でも、やっぱり修理に出した方が確実ですよね。
破損したのが、ハイランダーのウッドロールトップテーブルの木ダボの1つでした。
雑に扱った記憶もないので、なぜ折れていたかは不明ですが、もしかしたら、また折れてしまうかも知れません。
大きな破損だったら、修理に出すのに躊躇する事は無いと思いますが、小さな部分だと悩んでしまいますよね。
普段からなるべく壊れないように、丁寧に扱うのが、手間がかからなくて良いですよね。
それでも壊れてしまったら、仕方ありません。
自分で直せば愛着が湧くし、メーカーに依頼すれば安心感が増します。
増えてきたキャンプ道具の取り扱いも、気をつけながらやっていきたいと思った日でした。
今回修理したのは、ハイランダーのウッドロールトップテーブルの幅90cmです。僕が買ったハイランダーのウッドロールトップテーブルのレビューはこちら!
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