フロアが付いているテントやインナーテントを使っていると、室内が芝や草、髪の毛や虫の死骸などのゴミが溜まってきてしまいます。
毎回テントを広げる度に「ああ、掃除機持ってくれば良かったな」とか「100均でホウキを買ってくればよかった」と、掃除道具を持ってこなかった事に後悔しちゃうんです。
テントの設営時には、ゴミを取り除いて綺麗にしておけば気持ちよく使えるのは分かっていますが、「まっ良いか!」という気持ちが勝ってしまい、そのままインフレーターマットを敷いてしまいます。
撤収の時も、色々と片付けで疲れてしまって、結局また今度にしようとそのままテントを畳んでしまうんです。
結果、僕のテントは細かいゴミだらけ。
確かに、ハサミムシのハサミの部分だけ落ちていた時には、自分でも唖然としちゃいました。
テント内を掃除をしようと思った時、小さなホウキと塵取りを使うマニュアル的なものか、それともスティック掃除機やダイソンのハンディ掃除機等など電動で便利なものか良いか迷いました。
それらの中から考えると、ホウキだと手動なのでやっぱり手間がかかりそうだし、スティック掃除機だと思いの外大きくて使いづらいかなと思うと、やっぱりサイズ的にはハンディ掃除機ぐらいが便利で使いやすいのかな思うんです。
そんなことで今までは、ハンディ掃除機が良いのかなと漠然と思っていただけでした。
しかし今回は、最近使っていなかったノルディスクのユドゥン5.5を手放す事を決めたので、その前にテント内を掃除する道具を決めなければなりませんでした。
そこで見た目にも機能的にも良さそうなBrigiiの多機能小型掃除機(ミニハンディクリーナー)を使ってみる事にしました。
初めに言っちゃうと、この小型掃除機は見た目がスタイリッシュなのでテント内に置いていても、景観を損なう事はありませんでした。
そして予想以上にパワフルで細かいゴミや埃を吸い取ってくれたんです。
何より携帯性に優れているのが、キャンプで使うのにピッタリだと思いました。
今回は、僕がキャンプで使ってきたBrigiiの多機能小型掃除機(ミニハンディクリーナー)Y120proをレビューしたいと思います。
目次
Brigiiの多機能小型掃除機(ミニハンディクリーナー)Y120proをレビュー
Brigiiとは?
出典:Amazon
Brigiiと言われても、どこの国のブランドなのかピンとくる人は少ないと思います。
僕もどこの国のブランドか知りませんでした。
調べてみると、Brigiiは中国の深センに本社を置くブランドのようです。
深センと言えば、先日紹介した懐中電灯もそうでしたが、家電や電子機器などの分野で最近凄く勢いがありますよね。
深センは香港に隣接した経済特区で、DJIやHUAWEIなんかも本社を置いていて、最先端技術を扱う会社が多いようです。
日本が停滞しているのか、良いも悪いも中国製の物が増えていますよね。
その中でBrigiiは販売を主体としているだけでなくて、研究開発と生産もしています。
ブランドの経営理念は「皆様にもっときれいな住まい環境と気軽な掃除体験を持っていく」として、掃除用の製品を誠意を込めて手掛けています。
日本では現在、Amazonでの販売を主にしているようです。
Amazonだとちょっとレビューなど不安なところもあるので、「サクラチェッカー」というサイトで安全かどうか調べてみました。
すると、ショップの電話番号が記載されていなくて、そこの部分の評価は良くないですが、レビューに関しては安全とでました。
今回使用した小型掃除機Y120proは、レビュー件数が現在263件あり評価も良いのですが、これならそこそこ信用しても良さそうです。
Brigii 多機能小型掃除機(ミニハンディクリーナー)Y120proとは
出典:Amazon
BrigiiのY120proは、1台3役の多機能小型掃除機です。
3役とは、ミニクリーナーの機能はもちろんの事、エアダスター、電動ポンプの機能の3つ。
ミニクリーナーは、小型掃除機なのでこの機能がないと成り立ちませんよね(笑)
エアダスターは、隙間などに入り込んでしまっているゴミやホコリを、掃除機から出る空気で吹き飛ばすもの。
電動ポンプは、圧縮袋から空気を吸い出す真空ポンプとしての機能です。
出典:Amazon (Y120)
Amazonには、今回レビューするY120proとほぼ同価格(クーポンの割引額がちょっと違う)のY120があります。
Y120だと、1台2役で真空ポンプとしての機能は付いていません。
Y120proには、真空ポンプ用のノズルが付属している事の他に、吸引力がY120よりもありバッテリー容量も大きくなっているという特徴があります。
Y120proの吸引力が4Kpaなのに対し、Y120では2Kpaと少し弱くなっています。
バッテリー容量は、Y120proで2500mAh×2で使用時間は15分、Y120では2000mAh×2となっていて使用時間は15〜20分となっています。
ただY120proは吸引力がある反面、本体サイズは少し大きめになっています。
Y120proは、6.6×6.6×21.5cmで重量が約453g、Y120は6.2×6.2×18.5cmで重量が約356gなので、大差はありませんが微妙に違いがあります。
この両機種は、値段的にはほぼ同じなので、機能的に見ればY120proを選んだ方が良さそうです。
同梱物
掃除機を買うと、多機能な掃除機はノズルや部品が多く、組み立てるのに戸惑ってしまう事があります。
Brigiiの多機能小型掃除機は、ノズルが3種類付属してあるのですが、意外にスッキリした感じで収納されていました。
全体的に全てコンパクトな為なのかも知れませんが、部品を全て箱から取り出しても戸惑う事はないと思います。
同梱されているのは、小型掃除機本体と3種類のノズル、そして充電用のUSB-Cのケーブル、後は持ち運び用のナイロン製の袋です。
本体は円柱形で、ブルーのラインが入っているだけのシンプルなデザイン。
凄くスッキリとしていていい感じです。
両端には、ノズルを差し込む穴が空いています。
片方は吸引用の穴、もう片方はエアダスター用となっていて、一見どちらか判断しにくいように思えます。
しかし、電源スイッチのある方にシールが貼ってあり、エアダスターと記載されているのでで分かりやすいです。
電源スイッチは、小さめの物理スイッチで、長押しする事で起動するようになっています。
シールには「初めて使用する際はフル充電して下さい」と書かれているので、まずは付属のUSB-Cケーブルを繋いで充電しておきましょう。
USB-Cの端子も電源スイッチ側にあり、蓋などはなくシンプルに端子がある感じです。
充電時間は約4時間で、充電中は電源スイッチのLEDランプがレッド、充電が完了したらグリーンになります。
付属しているノズルは3つです。
1つはブラシ付きの伸縮ノズル。
ブラシ付きの伸縮ノズルは、ブラシ部分を動かせるようになっていてノズルの長さ自体は変わりません。
ブラシを先端の位置まで移動してブラシで掻き出しながら使ったり、ブラシを収納してブラシ無しの状態で使ったりと1つのノズルで使い分けができるようになっています。
ホースのように自在に動かせるノズルは、隙間、隅っこなどの狭いスペースに使ったりすると思います。
圧縮袋用のノズルは、先端が丸形になっているノズルです。
圧縮袋が我が家には無いので、どの様に使うかわかりませんが、きっと圧縮袋の形状に合っているんだと思います。
フィルター
本体のブルーのラインの場所を捻るようにすると、約5mmほど動かせ分離できるようになります。
分離すると、中にはフィルターが入っているのが分かります。
このフィルターはHEPAフィルターといい、ホコリや花粉など細かなゴミをキャッチ出来るようになっています。
フィルターは取り外して水洗いし、繰り返して使えます。
フィルターを取り外した所にゴミが溜まっているので、ゴミ捨ても簡単にする事ができちゃいます。
キャンプでテント内を掃除してみた
Brigiiの小型掃除機を使う目的は、テントの室内の芝や草などのゴミを掃除する事でした。
今まで何度も繰り返し使っていたテントの室内は、芝や草はもちろんの事、髪の毛や虫の死骸まであったんです。
その都度、掃除すれば良かったのですが、なかなかやる気が起きず、気が付けば室内にゴミだらけ。
そんなテントの室内を掃除するのに、BrigiiのY120proはピッタリだと思いました。
家でちょっと使った感じは吸引力は高く、軽量なので携帯性や持ち上げ続けても苦痛を感じませんでした。
しかし心配なのは、芝や草などの固形のゴミを吸えるのか、そしてバッテリーの持続時間です。
家でちょっとしたホコリを吸うのとは違い、テント内には固形で大き目なゴミがあります。
それを吸い取れるのか、そして約15分というバッテリーの持続時間内で掃除し切れるかです。
今回掃除したのは、ノルディスクのユドゥン5.5で、室内は210×260cmぐらいの広さです。
他ブランドのツールームテントのインナーテントと大きさ的には近いものがあると思います。
その中に散らばっているゴミを、やはりブラシ付きのノズルを使って吸い取りたいと思います。
電源スイッチを入れて早速掃除を始めましたが、音はちょっと大き目です。
広いキャンプ場でも、夜間は使わない方が良さそうな感じです。
結論から言うと、テント内に散らばっていた、芝や草はちゃんと吸い取ってくれました。
少し長めの芝でも吸い込まれているようです。
虫の死骸も、小さな石も吸い込まれていきます。
そして便利だと思ったのが、天井も掃除できる事です。
これまで僕は、フロアにゴミがある状態でテントを畳んでいたので、天井にもゴミがくっ付いていました。
BrigiiのY120proなら、逆さまにして持っても腕は疲れません。
天井にくっついた草なども、ブラシで剥がし吸い取ることができました。
こんな感じで、フロアと天井、そして小物入れになるポケット内も掃除する事が出来ました。
その間バッテリーも切れる事なかったので、15分以内で掃除が終わった事になります。
掃除が終わった後ノズルを取り外してみたら、長い草が吸い込まれ切れずに、本体の入口からはみ出ていました。
ゴミを溜めるタンクは、本体部分の約7cmぐらいを使用していて中にフィルターが設置されています。
そこに入りきらないゴミは、やっぱり吸い込み切れないですよね。
ノズルの方も覗いてみたら、長めの糸などが引っかかっていました。
あらかじめ大きなゴミは手で拾っておくと良さそうです。
ゴミのタンクを開けてみると、フィルターの溝には草が入り込んでいました。
これは水洗いする事もできるし、ゴミ袋の上ではたいて落とす事もできます。
ゴミのタンク内には、吸い込んだ他のゴミが蓄積しています。
入口にはキャップ付いていて、ゴミが逆流しないようになっているようですが、先程のように大きなゴミは引っかかってしまうので、注意が必要かもです。
キャンプ場なので、水道で水洗いしても良いし、そのまま持ち帰ってゴミを捨てても良いと思います。
収納袋に入れてコンパクトに持ち運び、お手軽に使えるBrigiiの多機能小型掃除機Y120proは、かなり僕の中で好印象でした。
テントの中もすっかりキレイになったので、持ってきた甲斐がありました。
次の日の撤収前に、もう1度掃除機を使ったら2〜3分で電源が切れました。
この広さのテントだと、フロア全体を1回掃除する分のバッテリー容量だと思っておくのが良さそうです。
Brigii 多機能小型掃除機Y120pro スペック
サイズ | 6.6×6.6×21.5cm |
重量 | 約453g |
吸引力 | 4Kpa |
連続稼働 | 約15分 |
バッテリー | 2500 mAh×2 |
パワー | 80W |
充電時間 | 約4時間 |
まとめ
Brigiiの多機能小型掃除機(ミニハンディークリーナー)Y120proは、テントの室内の掃除におすすめです。
まず吸引力が想像していた以上に強く、ちゃんとゴミを吸ってくれたのが良かったです。
そしてコンパクトサイズで軽量なので、持ち運びも便利だし、使い勝手もとても良かったです。
ただ音がちょっと大きいのが気になりましたが、キャンプ場でも昼間なら問題なく使えるんじゃないかなと思います。
キャンプで使うテントだけでなく、色々な収納ケースなどの中の掃除、車の荷台やダッシュボードの掃除にも使えると思います。
もちろん普段は家庭で、手の届き難い場所などの掃除にも大活躍すると思います。
BrigiiのY120proは、キャンプにも使えるミニハンディークリーナーでした。
フロアがあるテントやインナーテントをお使いの方にはおすすめです。
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